騒がしかったのが静かになって
前を向く
前側のドアの外
廊下に寝袋に入ったなにかがいた
寝袋「ハイ
静かになるまで8秒かかりました
時間は有限
君たちは合理性に欠くね」
立ち上がって寝袋から出てくる人
もしかして、あれって先生…?
髪ボサボサで…髭生えてて…くたびれてるけど…
先生ってことは、プロヒーローなんだろうな…?
相澤「担任の
よろしくね」
担任だった!!?
先生は寝袋をゴソゴソあさって
何かを取りだした
待ってあの中に入ってんの?
今そこに先生入ってたよね!?
「早速だが
…え?
今それ、寝袋から出したよね???
先生が入ってた寝袋から出したよね????
嘘だよね!!!???
ーーーーーー
結局体操服をきてグラウンドに集められた私たち
耳郎「大丈夫?」
「あぁ…ぅん…」
まさかそんな、他人が入ってた寝袋から出された体操服を着ることになるなんて思ってなかったから
どんよりしてる私に耳郎さんが声をかけてくれた
「個性把握…テストォ!?」
少し離れた前の方から
そう声が聞こえた
女子「入学式は!?
ガイダンスは!?」
相澤「ヒーローになるなら
そんな悠長な行事出る時間ないよ」
あ、バッサリきりすてられてる…
相澤「雄英は"自由"な校風が売り文句
そしてそれは"先生側"もまた然り」
へぇ…変わった先生…
相澤「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈
中学の頃からやってるだろ?
"個性"禁止の体力テスト」
やってたねぇ…
昔からヒーロー志望だったから、
よく鍛えてたお陰で
女子1位はキープしてたなぁ
もう格が違うから男子と受けてくれみたいなことも言われたことあるけどね…
気まずくない?
断っちった。てへ
相澤「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる
合理的じゃない
まぁ、文部科学省の怠慢だよ」
相澤「
中学の時ソフトボール投げ何mだった」
あの子爆豪っていうのかぁ
爆豪「67m」
相澤「じゃあ"個性"を使ってやってみろ
円から出なきゃ何してもいい早よ」
爆豪くんにボールを渡す先生
相澤「思いっきりな」
爆豪「んじゃまぁ」
思いっきり振りかぶって投げる爆豪くん
爆豪「死ねえ!!!」
という声と共に投げる瞬間に爆発音がする
(し…死ね…?)
相澤「まず自分の「最大限」を知る
それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
先生が端末をこちらに向ける
そこには705.2mという値
「なんだこれ!!
すげー面白そう!」
「705mってマジかよ」
「"個性"思いっきり使えるんだ!!
さすがヒーロー科!!」
一気に盛り上がる空気
個性使ってできるのか、自分の実力がわかる
しかも中学の時の体力テストと同じシステムなら
他の人と比べられる。
つまり分かるのは
自分だけじゃない
周りのレベルも然り
相澤「……
面白そうか…」
先生の声が聞こえて少し静まる
相澤「ヒーローになる為の三年間
そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
今にも誰か消し去ってしまいそうな雰囲気…
相澤「よし
トータル成績最下位の者は
見込み無しと判断し
除籍処分としよう」
「「はあああ!?」」
みんな驚いて声を上げる
そりゃ私もびっくりしてるよ
相澤「生徒の如何は先生の"自由"
ようこそこれが
雄英高校ヒーロー科だ」