Assault Lily〜御使いの妹   作:ラッファ

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第11話

戦闘を行なった後、移動してからの救助作業

ハードな流れをこなしたため全員疲労困憊でガーデンへと帰還する

 

灯莉は姫歌にのしかかり眠ってしまっているし

紅巴と姫歌も椅子に座ったっきり動けない

海漓も椅子に座りようやく一息をつく

 

「あー、早くお風呂入りたい」

 

「流石にハードだったわ…」

 

一年生はそんな風につぶやいていると叶星が

 

「皆、疲れてる所申し訳ないんだけれど少し時間を貰ってミーティングをするわ」 

 

彼女が発言すると一年生はそれぞれ反省点や戦闘の振り返りを言う

まぁ彼女は反省会をすると一言も言ってはいないのだが、全員が反省点を言う辺り、それぞれ先程の戦闘に思う所があったのだろう

 

「ミーティングと言うのは今日の出撃の事でしょうか…?私、訓練通りに動く事が出来なかったです」

 

「それを言うならひめか達も同じよ

訓練と実戦がこんなに違うなんて…まぁ、海漓は訓練通りどころか咄嗟の対応までしてたけど

練習通りにやるのがこんなに難しいなんてね」

 

「反応してドーンだもんね

かなほ先輩とたかにゃん先輩の戦闘も凄かったし僕達もあんな風に戦えるようになりたいな〜」

 

「初手はマグレよマグレ

あの大型は先輩達に任せっきりだったし」

 

各々が反省点を言うが、叶星はミーティングをするとは言ったが反省会をするとは一言も言っていない

 

「あら、このミーティングは反省会なの?」

 

「違うわ。

それに一年生の皆は良くやってくれたわ」

 

高嶺がミーティグの目的を問うが叶星は否定する

まぁ反省会を行うなら反省会と事前に言うであろうし、今回ばかりは一年生の早とちりである

 

とはいえこれで良かった。と安心出来るメンバーは少ないであろう

その中の一人である姫歌は彼女達に

 

「そんな、私達を甘やかさないで下さい。

アイドルリリィであるひめかは当然として他の三人も甘やかしたくなるぐらい可愛さがあるのは否定しないですけど…!

でもそれじゃぁ私達の為にはなりません」

 

「姫歌ちゃんは可愛さの自信はあるんですね…私はとても…」

 

「自信のある事には堂々とする。

大切よね、とても」

 

「いつから定盛は自分が可愛いと錯覚していたんだろうね〜??」

 

姫歌的には駄目な所は駄目と言ってほしいようで叶星の対応には不満を見せる

とはいえ甘やかされる原因も本人の中では分かってるのではあろうが的がズレている気がしないでもない

そのせいなのか灯莉に関しては彼女を煽っていると捉えかねない返しをしている

まぁ、自信を無くすよりは堂々としていてほしいと思っているのではあるのだが

 

すると叶星が

 

「と、とにかく。今日のミーティグは反省会じゃないわ

サブリーダーを決めようと思ったの」

 

その発言に一年生は驚く

今の今までサブリーダーは高嶺だとばかり思っていたのだ

レギオン内での実力や立ち振る舞いを考えれば当然なのだが当の本人はというと

 

「ふふっ、いつから私がサブリーダーだと錯覚していたのかしら?」

 

と、こんな感じであり今まで空白であった事が判明する

すると灯莉と姫歌は

 

「それじゃぁ僕達の誰かがサブリーダーになれちゃうって事だ☆」

 

「そんな訳ないでしょう、馬鹿ねぇ」

 

そんな事を言う

この場で改めて高嶺に就任を依頼するのだと思っていたのだが、叶星は

 

「いいえ、灯莉ちゃんの言うとおりよ

サブリーダーは定盛姫歌さん、貴方に任せたいと思っているわ」

 

「へっ…?」

 

「わっ…!」

 

「(まぁ、妥当な所よね。…と言う事は姫歌ちゃん、もしかして…)」

 

「わわー、すっごーい♪

定盛、サブリーダーなんて大出世じゃん☆」

 

その提案に任された本人を含め驚きを見せるが海漓は違う

今までも一年生のフォーメーションは彼女が指示を出しており、一年生が多いこのレギオンのサブリーダーとしては彼女ほど妥当な人選はいないであろう

上級生と下級生に一人づつ権限を持たせておけば非常時の対応にも問題は無いし、先の救助活動のように他のレギオンと協力することが今後もあるのならば本人の性格も考えれば彼女程適している人物はいないであろう

 

そして、サブリーダーに任命するということはリリィとして見るならばもう一つ別な可能性もある事の判断なのかもしれないがこれは海漓の憶測の為、言うのは野暮と思いこの場では発言しない。

 

その後はサブリーダーとしての心得をかんたんに説明され記念の胴上げを行いこの日のミーティグは終わり各々は部屋へと戻っていく

 

 

 

 

その後夕食と入浴を済ませ部屋でゆっくりしようとしていたのだが、唐突にドアがノックされる

部屋には海漓が一人でいたため対応するとそこには姫歌が立っていた

 

「海漓、ちょっといい?」

 

「あー、話ってやつね。良いよ」

 

そうして部屋を出て暫く歩く

途中姫歌は

 

「そういえば同室の子は?」

 

「所属してるレギオンのミーティグと今日の反省会

出撃の後より夜の方がゆっくり出来るって言ってリーダーの人の部屋に集まってミーティグだって

そっちこそ、灯莉ちゃんは?」

 

「もう寝たわよ、流石に疲れたみたいね」

 

 

時刻は夜の9時を過ぎた辺りで就寝にはまだ早いとも思うが、今日の活動でかなり疲れていたのか、早めに寝たようである

 

普段なら昼間ミーティグを行なった所で話すのだが姫歌はあえて外にでる

敷地内ならば消灯時間までは寮の外に出ていても許されているので二人は近くにあるベンチに腰掛ける

 

二人にとっての夜はまだ終わりそうにはない

 




今更ながらのプロフィール

名前 天野海漓 (あまの かいり)
神庭女子藝術高校一年
グラン・エプレ

レアスキル ユーバーザイン
サブスキル ???

使用CHARM トリグラフ 
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