Assault Lily〜御使いの妹   作:ラッファ

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第4話

入学式の行われた日の放課後

入学式からレギオンの任命式を迎え、クラスメイトとの顔合わせという一日を終え、グランエプレの一年生は訓練場に集まっていた

翌日から本格的が訓練があるため今は自主練というよりも使用CHARMのお披露目と言う意味の強い集まりだ

他の一年生リリィもお披露目をするためかかなりの人数が集まっている

 

「グランギニョル製を使ってるひめかが言うのも何だけど皆個性的なチャームよね

ってか海漓と紅巴は何処のメーカー?

あまり見ないデザインしてるけど」

 

「ちなみに僕も定盛と同じくグランギニョル製だよ♪ここの部分とかユニコーンの角っぽくていいよね」

 

姫歌と灯莉は自身のCHARMを持ちながらそう語る

二人の使うCHARMはデュランダルとマルテ共に世界有数のCHARMメーカーとして有名なグランギニョル社製の物だ

デザインを重視しつつも高性能高価格なCHARMを制作することで知られるメーカーであり、使用するリリィも自身のCHARMに誇りを持っていることでも知られる

 

そしてその姫歌を持ってして個性的と言われた二人はというと

 

「私はヒヒイロカネインターナショナル社製の第3世代CHARMトリグラフ。アステリオンを制作してる所って言えばわかるかな?」

 

「私はアウニャメンディ・システマス社製のシュガールです。新進気鋭のCHARMメーカーですね。」

 

そのように答える

海漓が使うCHARMは親機と子機の2つに別れており本来ならばとあるレアスキルを覚醒していなければ不可能なCHARMの二刀流も可能となっていう作りだ。

要求されるスキラー数値も50後半となっているが2機それぞれの操作や合体時の操作などやる事が多いためスキラー数値とは裏腹に使用者の技量が求められる機体だ。

 

そして紅巴の使うCHARMは彼女の性格に反して死神の鎌を想像させる見かけをしているがその見かけによらず、使用者の命を守る機能も多数搭載されていると言う話も聞くため、攻撃面は当然として防御面も保障されていると言えよう

 

ちなみにこの二人の使用するCHARMメーカーはそれぞれガーデンを経営しているのだが経営しているガーデンが色々な意味で話題になっているのだがこの場では割愛する

 

「詳しいフォーメーションとかは明日以降になりそうだし今日はCHARMのお披露目だけにして皆、寮に戻る?それとも軽く自主練していく??」

 

姫歌が他の三人に確認を取る

彼女が一年生のリーダーという訳ではないが本人の性格なども相まって自然とそのような流れになっている

 

「そうですね…私は慣らしておこうかと」

 

「同じく。あ、そうだ。紅巴ちゃん。軽く打ち合いする?近接武器同士なわけだし。東京だとよくやるんでしょ?」

 

「えぇっ!?いや、まぁリリィ同士でそういう訓練をするガーデンは確かにありますけど、入学早々は流石に…」

 

本来なら射撃訓練程度で済ませるであろうと予想していたのだが、海漓が物騒な事を言い出したあたりから流れがおかしくなる。

勿論彼女も悪気や悪意があるのではなく、鎌倉から東京に来る際にリリィ同士でその手の訓練を取り入れているガーデンがあると言う事前情報があったので、ここでもやるのかという意味の提案だ。

驚くのは本人の性格や言動から真っ先に否定すると思われた紅巴が否定ではなく戸惑いであり今日が入学式でなければ乗っていたような反応だから余計に驚きだ。

そしてこうなると収集がつかなくなりかねないのは予想ができるであろう。

 

「あっ、ぼく、とっきーとあーちゃんがCHARM使ってるとこ見たいなー、ズバーンってやるんでしょ?」

 

「なんで入学早々にレギオンメンバー同士で戦うのよ!?却下よ却下」

 

収集がつかなくなる前に姫歌が却下し強制的に寮に戻る事になる

各々が寮の部屋に戻り海漓もまた寮に戻ると部屋内にはすでにルームメイトであろう一人の少女が椅子に座り本を読んでいた

 

「あっ、よろしく。美術科1年の天野海漓よ。」

 

「どうも、造園科1年の二松薫(にしょう かおり)…名字が呼びくいだろうから薫でいい。

学科が違うとはいえクラスで少し話題になってたけど貴方の名字ってやっぱり、あの?」

 

「そ、あの天野天葉の妹」

 

「そう」

 

二人は軽く会釈をすると海漓は荷物を取り出し棚にしまう。

名字に関しての質問は彼女にとっては聞かれる事No1なのでいつも通り軽く応える

寡黙な少女なのか真相をしっても、かるく返事をするだけで再び本を読み始めたのは彼女にとっては意外な反応であった。

彼女が荷物を取り出し部屋で過ごす準備をしている時にもずっと本を読んでいる。

すると唐突に

 

「先ずはトップレギオン任命おめでと。」

 

「あら、ありがと。」

 

そうお礼を言うと唐突に海漓の方を向きながらそう告げる、そして突然

 

「色々話したいこと…あるけどそれは明日以降。所でお姉さんからなんか連絡あった?ファンって訳じゃないけど天葉様って家族にどんな連絡するのか気になる」

 

「いや、全然。最後に話したのアイツが中1の冬とかだったしそれ以降きっかり。ご存知の通り色々忙しいんだろうし、仕方ないんじゃない?妹を気にかけるほど暇じゃないんでしょ」

 

「あ、あの天野天葉様をアイツ呼ばわり…」

 

流石にこの発言に冷や汗を流す

この時も憎しみがあるような口調ではなく本当に友達と話す流れで発言をしている

サラッと言ってはいるが世界最高峰リリィに対しての発言と考えると非常に不味い

しかし、その発言をした張本人はまるで気にすることもなく告げる

 

「別に良いでしょ?ルームメイトの前でなら、地元でも裏でアイツ呼びしてたし。流石に普段はしてないから安心して?」

 

「ま、まぁ良いけど」

 

そんなやり取りをルームメイトとしつつその後は夕食等々を済ませ一日を終える

 

こうして天野海漓のガーデン生活の記念すべき一日目が終わるのだった。

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