「そろそろかな‥」
海漓はこの日、廊下である人物を待っていた
叶星達の御台場行きを秋日が決めた翌日の正午に海漓は教導官により呼び出されていた。間違いなく昨日の出来事を秋日から報告された事が理由になる。呼び出されたのは校長室。
校長と秋日、海漓の3名だ
「昨日の件は秋日さんより報告を受けています
神庭としても今さんと宮川さんの御台場派遣を正式に認可しました」
「そうですか。」
当事者はグランエプレ。海漓達は部外者。許可の是非に対し口を出す権利はない。ましてや教導官も認可したならば尚更の事。
「で、本題はここからです
実は朝一でヒヒイロカネ社よりご連絡を頂きまして」
その過程に至るまでの海漓の行為を咎めるかと思いきや話はそれで終わり。
本題と言うのは早朝に神庭に対しヒヒイロカネインターナショナルから連絡が入った事
「天野さんが指揮するレギオンで是非とも魔弾の射手を導入していただきたいと熱心に勧められまして‥」
「魔弾の射手の導入‥そりゃ私としては是非ともお願いしたいですけど‥」
魔弾の射手。それはヒヒイロカネインターナショナル社が独自に開発し、相模女子で行っている連携必殺技。遠距離攻撃にてヒュージを倒すのが最大の特徴であり、海漓にしてみればノインヴェルト戦術以上に使い慣れた技
そんな魔弾の射手を神庭でも使用出来る。相模女子出身の彼女としては大歓迎ではあるが、素直に喜べないのも事実
「何か不安が?やはり習得難易度が高いんですか?」
「いや、魔弾なんてノインヴェルトに比べたら楽っすよ‥単に覚えるだけなら2日で終わります」
「えっと‥連携技よね?」
「はい。まぁ、ちゃんとした指導者がついてくれるなら‥の話ですけどね」
何事も同じ。指導者が教える。それさえ出来るならば魔弾の射手は2日もあれば十分だ。リリィとして経験を積んだ者ならば尚更の事。
「受け入れてくれるなら当面の間は専門の指導員を派遣、駐在させるとも言っていましたよ?どうします?」
「(専門の指導員‥あの人達なら‥)」
指導する為の人員に心当たりはある。ヒヒイロカネはネストの事は知らなくとも今の東京、萩窪の現状は正しく把握している。把握しながら人材を派遣するという事は万が一の時にも対応する力を持った者が来ると言う事
「分かりました。その話、受けます。」
「あ、そうだ。貴方達のレギオンなのだけれど‥」
その後、今後の打ち合わせ等と秋日からのとあるお願いを聞き解散。
レギオンに魔弾の事を告げ、この日から訓練を行う事を告げたのだ。今はそのスタッフを待っている所。数時間前にヒヒイロカネの一団が到着し今は教導官に挨拶を行っているらしい
本来ならば生徒会長である秋日が案内をする予定だったのだが相手側から担当レギオンの隊長に案内してほしいとのリクエストがあった事を校長から聞かされた
「さて、案内役は分かっていたとは言え久しぶりだな」
「え、あっ、あぁ!?」
物思いにふけていると突然目の前で声がかけられハッと前を向くとそこには彼女にとって懐かしい人物がいた
「中々に稀有な経験をしているじゃないか天野。」
「隼阪教官!?貴方が指導を?」
目の前に現れたのはリリィでは無い。長い赤茶色の髪が特徴的な大人の女性。彼女が教官と呼ぶ人物。
「私も、な。教えるのはヒヒイロカネの連中だ」
「そうですか‥とりあえず案内しますね。」
「頼む。」
恩師と教え子と言う組み合わせ。自分達の訓練場まで共に歩む。
特に言葉を交わすまもなく訓練場に到着
「待ちました?」
「いや、全然」
既にメンバーは揃っておりその手には自身の機体を握っている
準備万端と行ったところだ
「あー、とりあえず今日から暫くの間君達に魔弾の射手の指導を担当させてもらう相模女子中等部の隼阪だ
そこで準備しているのが同じく指導を行うヒヒイロカネの私設レギオンの面々だ。」
後には数十名の大人が控えており、彼女達の挨拶と共に一礼
その正体はヒヒイロカネ社が独自に設立、運用している私設レギオン。扱いはガーデンの教導官ではなくヒヒイロカネ社の職員。役目は市民の避難誘導から相模女子での指導の補助まで様々。
全員が元リリィで構成されて入るが入った経緯は様々。卒業に入社配属された者から上の学校を卒業して入社した者まで多岐にわたる
「そこの天野を除いて皆が魔弾については初心者である事は十分に分かっている
こちらも丁寧に教えるが‥何か分からない事が有れば訓練中でも躊躇わず聞く事。私が嫌なら私設レギオンの面々で構わん。君達と近い年代の者も居るんだ」
分からないことが有ればすぐに聞く。当たり前の話なのだが、難しい事でもある。それが他校の教導官ならば尚更だ‥聞きにくければ聞きやすい人で良いから聞いて欲しいというのもその為
彼女達にとって困るのは分からないことを放置され誤ったやり方を身に着けられること
「名出しされるね‥」
「そりゃ私を3年間担当した人ですし」
「それは、それは」
そう、彼女は海漓達を3年間担当した教導官だ。海漓のリリィとしての土台を作り上げた文字通りの恩師である。
「では早速‥と行きたいが先ずは見本を見せなければな。丁度いい‥天野にも手伝ってもらおうか。機体は‥トリグラフを持ってきたな」
先ずは皆に手本を見せる。海漓も今回はトリグラフを使用。
私設レギオンの皆と共に準備
「魔弾の射手‥これの最大の特徴はギガント級、アルトラ級に遠距離攻撃を仕掛ける事
接近するノインヴェルトとの違いだな」
「(久しぶりにやるけど体は覚えてたな)」
当たり前の話だが海漓が最後に魔弾の射手を行ったのは相模女子に居た時まで神庭に入学した4月からは一切行っていない。半年以上も行っていなければ忘れている‥と思っていたが手順を含め無意識に体が動く。3年間で染み付いた技術は簡単には失われないと言う事だ
「後は簡単だ。レギオン全員で標的にレーザーを当てる」
彼女の声と同時に海漓含め全員で用意された的に対し同時にレーザーを照射する。今回は訓練なので模擬用のレーザーだ。一寸のズレも無く一箇所にレーザーを照射、当てる光景はノインヴェルト戦術とはまた違う意味で芸術的だ
「以上だ。簡単だろう?」
「「え!?」」
レギオンの皆は驚くが本当にこれで終わりなのだ。標的に対しレーザーを照射して倒す。それ以上でもそれ以下でもない
「あ、あのー」
だが質問は出る。余りにも単純すぎる為に胡散臭いと思う者も当然出る
「ん?どうした?」
「パスやマギインテンシティの利用は?」
ノインヴェルト戦術を行う際に必要なマギスフィアのパス。そしてマギインテンシティを利用し威力を上げる為にギガント級やアルトラ級に接近し、通常よりも早くにマギを貯める行為の必要性を問うが
「無いぞ?」
「本当に近づかなくて良いんですか?」
当然必要ない。つまり従来のリリィそしてレギオンとしての常識が必要ない
「射程距離までは移動するか敵を誘き出す必要はあるが‥ノインヴェルトのように無理して近付かなくて良いぞ」
「魔弾は対ギガント級やアルトラ級を倒すには威力が足りないというのが常識になっていますよね?」
「8人と9人なら後者の方が威力が高いのは当たり前じゃないか?
君達は13人だと聞いているからコレには当てはまらないと思うんだが‥?」
世間や一部の有識者はノインヴェルトの方が威力が高い等と偉そうに言っているがそもそも人数が違う
8人でギガント級を倒すならマギ保有量の多い人間が普段より多くマギを込めなきゃ行けないと言うが人数違うのに何を偉そうに言っているんだ?と言うのが相模女子に通うリリィの総意
「9人以上での使用が可能なのですか?」
「レーザーを当てる人数を増やすだけだからな…レギオンの人数さえいれば問題はない」
相模女子はレギオン編成時にはポジションや学年をバランスよく編成する事を求められる為自然と偶数人になってしまう
極端な話、初めからギガント級の出現を含め危険度が高い地域へ出撃する際には10人以上で出撃している。そうすればマギの問題も簡単に解決出来る
「(この辺はやってみないと分からない…か)」
皆は戸惑っているが仕方の無い事と言うのが本音。連携技と言えばノインヴェルト戦術。そのように教え込まれ、それしか知らない面々である以上仕方の無いこと。彼女のように複数の連携技を行えるのはごく僅かなのだから。
実際に学び、試さないと分からない事だ
「OS面はどのように?」
「ヒヒイロカネ製を使っている者はそのままで構わん。既に入っている
…ユグドラシル製を使う者は対応する為の物を新たにダウンロードする」
連携技を行う際にはCHARMに搭載されている専用のOSを用いる必要があるが、そもそもヒヒイロカネ製の機体は開発時点で搭載されており新たに何かをする必要がない。
ユグドラシル社製も対応する物はある。
余談だがエレンスゲとの提携もありアウニャメンディシステマス社製も対応済み。
「ヒヒイロカネ製以外の機体を使う子はこっち来てねー。ヒヒイロカネの子は訓練始めるよー!!」
そうしている間に準備が終わり、訓練開始。ヒヒイロカネ製を使う者は一足先に訓練を始めるその他の者は必要な準備を行う…その他と言ってもユグドラシル製しかいないのだが
「さて、天野にも手伝ってもらおうか」
「はい。」
海漓も黙って見ているだけでは無い。今回は教導官や私設レギオンと一緒に教える側だ
ヒヒイロカネ製を使うのは薫、林乎、祥枝、穂のみ。
学年で見ても薫以外は2年生。他は全員ユグドラシル社の機体を使っている
「先ずは魔弾の射手を起動‥実際に動かした方が早いな」
彼女と海漓で近寄り手順を説明。
「あれっ?ロックかかってませんかこれ?」
彼女はルームメイトでもある薫の元に向かい早々に起動と行きたかったのだが何故か反応せず。正規の手順を踏んでいるのに反応が無いのだ
「あぁ…そうか‥解除の仕方だなやる‥アステリオンはっと…確か‥ほら、これだ」
そう言い紗凪は海漓にメモを見せる。そこにはロックの外し方と必要なパスワードが記されていた
「えっと‥トリガーを長押しして‥出て来た‥これだな」
メモ通りに機体を操作するとロックが解除され魔弾の射手の使用モードが起動する
「ホントだ‥」
「こっちも来ましたー!!」
薫だけでない。他の面々も無事にロックが外れた事が分かる
「でもどうしてロックが?私かけたこと無いのに‥?」
「相模女子以外のリリィが使用する時には事前にロックかけてるからね‥ノインヴェルトしか出来ないようにしてるんだ
後は相模女子で学んだ子も対象外かな」
穂の答えに私設レギオンの者が答える。当たり前だがノインヴェルト戦術しか行わないならば態々使えるようにする必要はない。ロックをかけ出荷、リリィの元に渡るようにしているだけ
相模女子に入学する者や海漓のように魔弾の射手を使える者ならそんな事はしない
「‥あれ?この拡散弾幕モードって何?」
「そっちも含めて教える」
起動後に表示された拡散弾幕の文字。先の説明では触れていなかった為、何らかのバグを疑ったかもしれないがそれは過ちだ
魔弾の射手のもう一つの機能である
「さて、先ずは対ギガントやアルトラ戦だな」
説明が始まると同時に海漓も薫の隣に立ち手順を教える
「さて、じゃあ教えていこうか
さっきも見たと思うけどレーザーを当てるんだ」
「…うん」
今回も模擬戦用のマギを用いない通常のレーザーだ
「もう少し詳しく言うと全員で一箇所に向けて放つ事で相手をぶち抜く
…こんな感じ」
彼女の手を取り実際に当てる感覚を身に付けさせる。他の指導も同様に機体や体に触れながらイメージを与える。
そうして補助を受け放たれたレーザーは一箇所に集まる
「…これを皆で?」
「そっ。簡単でしょ?」
今回は訓練だから何も起きないが本番では収束させたレーザーにてヒュージを打ち抜き倒すのだ。ノインヴェルト戦術よりは難易度が低い。個人の技量とタイミングが鍵だ
「当てる…場所は?…」
「個体によって異なるけど…中心になるかな。こればかりは何とも」
現れる個体によって狙う場所に差がある為一概に言い切る事は出来ないが基本的には体の中心部を狙うことになる
腕や脚では意味が無く、当てる事を考えても難易度が高い
「じゃあ今度は補助抜き‥ん?」
補助抜き、薫一人でやって貰おうとした所で校内にヒュージ出現の放送が流れる。今回はそれなりに数が多く大勢のリリィに出撃を募る事が告げられる
「…む?ヒュージか。」
「私達はこのまま訓練続行なので関係ないです
生徒会長からもそのように言われています。」
訓練は一時中断となり皆が出撃するとばかり思っていた最中での発言。
そして紗凪を筆頭とした指導員達も出撃するとばかり思っていた中での対応だ。双方に混乱が走る
だがこれは彼女の独断では無い。先の秋日からのお願いなのだ『当面の間、出ないで欲しい』を守った形になる
「えぇ?本当に?」
「さ、流石に出なきゃ駄目なんじゃ?」
この発言には同期、上級生問わず非難の嵐となる。ある人物を除いて
「あの件で秋日に何か言われた?」
「言われたと言うか…まぁ、お願いですね
今、私らが出ると不味いですし」
あの場にいた祥枝だけは何処か納得した形。海漓が頭を下げろと言った理由にも関係している
「…どう言う事ですの?」
「…隊長、話しても?」
「どうぞ。コレに関してはそう遠くない内に発覚します」
隠すにしても無理がある。今回の件に関しては幾ら隠蔽するように自分達が動いたとしても、リリィの情報網はそんなのお構いなしとばかりに今回の出来事も美談として赤裸々に情報がばら撒かれる。遅かれ早かれ発覚するのだ
海漓ではなく祥枝から数日前の出来事を告げる。今のグランエプレに起きている事とその時のちょっとしたトラブルについて
「あの2人、姿見えないと思ったら御台場に援軍行った!?」
「正気?って思ったけどまぁ、仕方ないんじゃない?御台場上がりで船田予備隊だもん。神庭よりも御台場を愛してるって奴?」
穂や結弦だけでは無い、同学年は皆険しい表情。上級生も同じ
「お2人に頭下げろなんて度胸有りすぎでしょ‥鎌倉怖っ」
楊美だけでは無い。同期は皆その後の対応に驚かされる。御台場出身の2人に頭を下げろ等と言う人物は聞いたことが無かった
「それと私達が出ない事になんの関係が?」
「私ら出張ったら生徒会とグランエプレが吹っ飛びますよ?」
「‥どう言う‥事?」
「私みたいな性格ひん曲がった人間からしてみれば、トップレギオンの隊長が御台場を優先する事を生徒会が許可したって話になるじゃないですか」
怪我や病気で人数が欠けている訳では無い。極めて個人的な理由で人員が欠けているのだ。普通の人間ならばともかく海漓のような捻くれた人間からすれば自校よりも他校を優先、さらに悪く言うなら他所で活躍して自分達の名前を売る事を認可したと捉えかねない
「そんな中で私等が出てってグランエプレよりも戦果上げたらどうなります?
自校守る気が無いわ、結成間もない私らより動けないわで‥ボロボロですよ」
人数が揃わず、叶星の発言を聞く限り新しい陣形での訓練を十分に行っていないグランエプレと結成して日は浅いが陣形を決め、訓練を積み重ねている自分達
個の力では負けるかもしれないがレギオンとしては決して劣っていないと言うのが海漓の手応え。
「秋日さんとしては神庭を守る中心は自分達だってアピールしてかないと不味いので(駆けつけたとして、邪険に扱われても腹立つし)」
秋日はそうならない為に
そしてこの後、
「アピール‥ね。なら結構派手目にやるかな?秋日って結構熱血系だし」
「熱血は初めて聞きましたけど‥まぁ、派手にやるでしょうね。目立つ立ち回りって奴ですよ」
秋日が熱血かどうかは置いておいても間違いなく派手な立ち回り、その為の指揮を行う事は予想出来る。力を誇示しなければならないのだ。ド派手に戦い仲間を鼓舞、皆の注目を集めるようにするだろう。個の力を重視、スペックの高さを見せつける形だ。スペックのバラツキを補う為に連携を重視する海漓達とは真逆のやり方
「とにかく、こっちは訓練する時間、新しい技術を身に付ける時間を貰えた事に変わりないんで、しっかりやっていきましょう」
今回の件に関しては部外者。彼女達で上手く乗り切ってもらうしか無い。その間に与えられた時間で魔弾の射手という新たな力を身に付け、使いこなさなければならない事に変わりは無いのだ
「ですが、ここは出撃選択制と言う制度があります。出撃したい人がいるなら、言って下さい‥それでグランエプレから非難されたとしても私のせいにしていいですから」
本来ならば隊長の命令が全て。反論など認めない‥が神庭は違う。リリィの自主制を尊重するガーデンだ。何度も命令で縛っていては反発を招く可能性もある為、今回は情報を与えた上で彼女達に選ばせる事にしたのだ。無論出撃も単独で無い限りは彼女は許可をするつもりだ。
仮に反発が来ても指示を出した海漓のせいにして良いという逃げ道も与える
「今の話を聞いて出る程お人好しでは有りませんわ‥穴を埋めると言ったのならば埋めて貰いましょう」
「私も今回はパスで良いかな‥こう言う機会は無駄にしたくないし」
自分の言った事に責任を取れ、新しい力を得る機会を逃したくない。様々な理由はありつつも上級生は全員拒否を選択
「‥どうする?行く?」
「行った方が‥でもなぁ‥皆行かないんでしょ?」
「横槍入れて怒られたくないしやめとこう?」
「そんな訳でこの後もご指導。よろしくお願いします」
海漓の後に皆も続いて頭を下げる。
それを見た紗凪やヒヒイロカネの皆も頷く
「時間が限られてるからね‥ビシビシ行くよ!」
私設レギオンの一人の言葉と共に訓練再開。今度は全員での使用、及び魔弾の射手のもう一つの機能についても説明を行う。
「(変わらんな‥御台場の根本は‥)」
先の話を聞いた紗凪は表情に出さずとも内心では複雑な思い。
御台場と言うガーデンの特色。スパルタに注目しがちだが、それと同じ位地元愛と言うのが上げられる。勿論自分達の守備範囲や住む場所も大切だが、都内の制度を考慮するならば地元の範囲を御台場ではなく東京として捉えて貰う必要がある
それは彼女達が現役の頃から問題視された事で当時のイルマ、ルド女は再三に渡りリリィ、ガーデン双方の立場から御台場に改善するように要請し続けていた
ここ最近になり、メルクリウスと手を組み力をつけたとはいえ御台場愛は変わらない。2人の判断もそれが理由だと推測する。
「(無論言い分はある‥が、辺りを言い聞かせなかったのもあるのだろうな)」
他に理由がある事を彼女は知らない。だが結局の所、編入前に御台場から2人に対し『神庭に行くのだから神庭、萩窪を大切にしなさい』と言わなかったのも理由だと思っている
御台場を捨てる、ではなく今の自分達の居場所、仲間を大切にしろと言う事だ
「あのー、教官?」
「ん、あぁ、スマン。」
そんな様子を海漓は不審に思い声をかけるが何事もなかったかのように対応、指導を続けるのだ
ヒヒイロカネの私設レギオン
一企業の持つ組織
会社の部署だからめっちゃ人はいる筈
ちなみに神庭に来たのは19〜26代の人で占められてたり
ちなみに神庭に魔弾を勧めてきたのは私設レギオンじゃなくて営業部署の人。
余談
隼阪紗凪
30歳
元イルマ、イルミンシャイネス
S級フェイトラ
私生活がアレだったり
イルマ卒→大学進学(教員免許取得)→イルマ復帰で指導するも色々あって解雇→海漓小6時に相模に赴任、1年間相模を学んだ上で海漓世代を担当
他はチラホラ出す‥かも?