ガーデンに帰還後、自室に戻り着替えを済ませた後に生徒会室へと向かう
レギオンの控え室かと思ったが藤乃から生徒会室に来て欲しいとメッセージを受け取ったからだ
生徒会室に向かう為、廊下を歩いていると電話をしている遊糸を見かける
報告等も有ると考え、軽く会釈をしそばを通り過ぎようとしたが手の平を此方に向け制止するジェスチャーをすると一言、二言やりとりした後電話を切
る
「良いんですか?相手、生徒会でしょう?」
「良いの。ちょうど終わったから」
「とりあえず、さっき私が言った怪文書ってのがこれ」
「えー、と‥何ですこれ?」
そこで遊糸が1枚の紙を海漓に見せる
匿名で【ヒュージネストが現れた原因は神庭女子藝術高校1年塩崎鈴夢にある】と記された文書。本来は一部のリリィが持つ携帯端末宛に送られてきた内容で遊糸が渡したのは印刷したものだ
「それが今朝送られてきたの
私達や防衛隊を除いた上位レイヤーを中心に‥ね」
「はぁ。‥え?そんだけです?」
海漓達が外に出ている時の出来事。先の内容が記された文章が突如として送られリリィに動揺が走っていたのだ。無論、鈴夢にもそれは送られていたが海漓からすれば自身の知らぬ所で送付された文章が原因で殺されかけたのだ‥呆れと怒りが混ざった万能となってしまう
「そんだけ‥それでアンタを狙い撃ちは流石におかしいわ
私達も神庭に何かしたなんて事は無いし‥生徒会、風紀委員共にそんな案件は起きて無いって言ってたわ」
怪文書と切り捨てるレベルの低い内容でレアスキルが特定個人を狙うような暴走はおかしいし、何より生徒会もそのようなトラブルは一切ないと言う証言も取れた‥過去にトラブルを起こし、険悪な関係ならばそもそも増援に駆けつけないし海漓も神庭に入学していない
「そうですか‥」
「運が良いのか悪いのか、誰かさんが気を遣ったお陰で私達はノータッチ
この後は自分でどうにかしなさい」
「端からそのつもりです」
厳しい言い方ではあるが、これでいいのだ。今回の件で相模女子は何も被害を受けておらず、良くも悪くも傍観だ‥神庭の方針に口を出すことは無い
あくまでも当事者同士の話し合いだ
「話し合いになれば良いんですけどね‥私は抑えますけど」
「生徒会としてなら、なるんじゃない?
現場見てないけどそう言う立場なら無理ね」
果たして話し合い、事情聴取になるのか不安ではある。生徒会、トップレギオンとしての立場で接してくるならともかくあの時の秋日は生徒会長と言う立場で考えるならば不適切に近い
一方的な罵倒で終わる可能性も十分に考えられる
遊糸と分かれた後、歩みを進め生徒会室に着くと扉の前で一呼吸置き、中に入る
「待ってましたよ」
「皆お揃い‥ん?」
鈴夢以外のグランエプレの面々が生徒室に揃っていた‥のだが
「秋日さん‥どうしたんです?」
「‥休んでもらいました。起きてると面倒な事になるので」
「えぇ?」
休むにしても自室で休めば済む話を何故生徒会室のソファなのかと言いたくなる。自室に運べば良いのに放置しているのも疑問。同級生ならば部屋を知らないというわけでも無いはずなのに
「で、話を聞きたいんですよね?」
「えぇ。どうしてあんな事を?」
「いや、敵意と殺意マシマシでCHARM振り回してきたんですよ?そりゃヤリますって」
叶星が改めて理由を問うが海漓としては同じ事を言うしか無いのだ。嘘をついてはいない
「敵意と殺意って‥海漓ちゃんに対して?」
「えぇ。レアスキル発動の瞬間は見ていないので分かりませんけど‥遭遇した時点では明確に私を狙ってましたよ
」
どのような状況でレアスキルを発動するに至ったのか。彼女はその瞬間を目撃しては居ないだが遭遇した時には敵意を持ち接敵したのだ‥流石にたまたまとは言い切れない
「レアスキルの発動も叶星さんの指示は出ていなかったので鈴夢ちゃんの独断になりますね」
藤乃だけでない。グランエプレの皆も知る所だ。レアスキル発動を叶星は指示していない‥鈴夢の独断だ
発動後、様子がおかしい事に気がついた時には既に手遅れ、グンタイアリの群れを突破しレギオンの手を離れてしまったのだ
「何かしたつもり無かったんですけどね‥」
暴走し、襲われるまでは鈴夢に何か嫌がらせをしたり追い詰めるような事をした覚えは全くない。だが彼女の言い分を全て飲むならば海漓が鈴夢を追い詰めていたことになる
「何が無かった、よ。白々しい」
「どう言う意味さ?」
彼女の言葉に嘘偽りは無い。本当に何もしていないのだ、だが姫歌にはその発言が白々しく聞こえているのだ
「鈴夢の事をGEHENAに通報したの海漓や相模の人達なんじゃないの?」
「はぁ?」
いきなり何を言い出すのか。そもそも犯人としてその名を何故姫歌が言うのか、気になる事は多々ある
多国籍企業GEHENA、ヒュージ研究等を行う事を目的とする組織‥これだけ聞くと至極真っ当な組織なのだが‥黒い側面も多数抱えており‥過激派と呼ばれる派閥はそれはもうやりたい放題
人体実験を筆頭とした行為の数々。何故表に出ないのかと疑問に感じる程だ
ガーデンとしてこの組織に対して取るスタンスは3つ。親と呼ばれ積極的に協力する派閥、反と呼ばれ接触やデータの使用等に厳重な規制をかける派閥。そして行き過ぎた行為でなければ批判はしないし使えるものは使う方針を打ち立てる中立
親の中でも過激、穏健と分かれているがココでは割愛
ちなみに神庭と相模は中立。御台場や百合ヶ丘は反だ
「姫歌ちゃん、その話しは止めようって言ったでしょう?」
「だって海漓や相模の人達が来た後にあの文章が出たんですよ!?怪しすぎます!!」
そして、静止するのは叶星。しかし姫歌は止まらずあの時の鈴夢と同じ様な事を言う。GEHENA、そして海漓と相模女子が全ての元凶であるかのような言い方だ
「‥ゴメン、マジでどういう事?
ばら撒かれた文章はココに来る前に遊糸さんから見せてもらったけど‥なんで私や相模なのさ?」
「秋日様が言ってたの。文章を送った犯人はGEHENAで親交のある相模も怪しい。こんな事になるならあの時に強引にでも追い返せば良かったって」
自分が校外で警戒している最中、随分と好き勝手に言ってくれたようだ。おそらくは姫歌もそれを待ち受け、鈴夢も乗せられこれまでの思いが蓄積し爆発寸前になったが真相だろう。
恐らく叶星は止めた‥が止めるだけで特に何もしなかったのだろう。
「(そっちから出ちゃうか‥)」
知識のある自分達と違い姫歌達は何も知らない初心者。教え方、伝え方は慎重にならなければならず下手に教えれば今の姫歌のような事になってしまう‥故に叶星と高嶺はずっと伏せていたのだろう。中立を謳う神庭ならばその方針も分からなくは無い為、海漓もこれだけは2人の行動を理解していた
「‥海漓ちゃん、鈴夢ちゃんの事情は把握していますか?」
「まぁ、望んで得た力じゃないよなってのは薄々」
ここで藤乃は鈴夢の力とその背景を知っているかと問う。詳しい事は分からない‥が自ら望んで得た力では無いと言う予想は出来る
「あーちゃん、すずめっちの事知ってたの?」
「別に。あの性格で力欲しいって言うのは考えられないってだけ
で、秋日さんの言うことが事実ならそう言う事でしょう?」
仲が良いわけではないが彼女の性格からして自ら望んで力が欲しいと頼み込むとは思えない‥そして秋日はGEHENAを敵視するなら出る答えは一つしかない
彼女の持つ力はGEHENA‥それも過激派と呼ばれる派閥の者達によって無理やり与えられたと言う事
鈴夢のような力を持つものを総じて強化リリィと呼び、彼女のもつ傷を直す力はリジェネレーターと呼ばれる
「ちなみに秋日さんも強化されているんですよ?」
「え?」
鈴夢だけではなく、秋日もそう言う事のだろうか?ならばGEHENAの敵視や自身や相模女子の内通を疑うのも無理はない‥そう思っていたのだが
「まぁ、秋日さんは望んで
処置もスキラー数値の上昇程度ですが」
「はぁ!?恩恵受けて敵扱いとか説得力なさすぎですよ」
まさかの秋日は志願して力を得た側だった‥自らは恩恵を受けておきながら突然掌返しの方針転換は流石に説得力がない【いや、貴方その憎きGEHENAの恩恵受けてるじゃん】で終わってしまう
「で、知り合ったのいつです?
元々知り合いだったとか‥ですか?」
方や望んで恩恵を受け方や無理やり‥接点など基本的に無い
元々知り合いで何らかのきっかけで再会位しか理由が無い筈だ
「日の出町の惨劇の時に戦場で初めて出会ったと言っていました
そこで鈴夢ちゃんを見つけ、神庭に行くように進言したのが出会いだと」
「(日の出町‥ここでも出てくるか)」
日の出町の惨劇、かつてエレンスゲが起こした大事件、真相は分からないが指揮系統の混乱、増援の遅れなど様々な要因が重なり市民、リリィ双方に被害を出した出来事。事が置きたのは海漓が相模女子に入学する前の話なのだが入学後も相模女子内部では時折話題になっていた
「私達は鈴夢ちゃんからも直接聞かされました。
その際に秋日さんから中立派に行けば守って貰えるって聞かされたのが決め手になったそうです」
紅巴を筆頭にグランエプレの面々は件の文章を知らされた際、鈴夢の口から自身の境遇も聞かされていた。
姫歌を筆頭に1年生のGEHENA敵視が高まったのもそれが理由
「(え、えぇ?何か勘違いしてない?)」
恐らく鈴夢も違いしている‥が彼女に関しては知識を得る機会そのものが限られており当時の秋日同様責めるのは酷だ
「秋日さんは事件後暫くエレンスゲに居たのですがそこでGEHENAが鈴夢ちゃんを狙っているという情報を掴み‥後を追う形で神庭に来たのです」
「(多分情報を流したのは事件後に来た校長派閥の人かな?
ルドビコのお膝元‥隠しきれるわけが無いし)」
エレンスゲ内部の出来事に関しては憶測に過ぎない‥だが日の出町の惨劇の後に校長が交代したのは確かな事。当然校長以外の職員も良くも悪くも刷新され秋日に伝えたのは間違いなく新しくエレンスゲに来た者
以前にも触れたが荻窪のある杉並区は崩壊以前は親GEHENA、その中でも過激派と呼ばれていたルドビコ女学院のお膝元‥手段を選ばなければ鈴夢の行方など早い段階で掴めるだろう
「秋日さんは神庭であらゆる魔の手から鈴夢ちゃんを守っていく‥そんな決意を秘めているのだと思います」
「(守れてない。寧ろ秋日さん、狙ってみろって挑発してない?)」
そんな話を聞いた事で秋日も鈴夢を守る決意を抱き神庭に編入‥なのだろうが
海漓からしたら到底守れてはおらず寧ろ挑発に近い行動をしている
「(偽名は法があるから分からないけど髪型は‥弄ってるよね?流石に
顔だって手術しなくてもアクセサリーや簡単なお化粧一つで変われるし」
身を隠す以上は塩崎鈴夢と言う人物が神庭にいる事を伏せる必要が有る。最も簡単なのは容姿と名前を変える事‥なのだが名前の変更に関しては様々な手続きが必要であり生憎と10代の少女がどうこう出来る話ではない‥ガーデン側から働きかけようにもやり方を間違えれば大問題
容姿‥大掛かりな事などしなくても髪型を変える、髪を染めたりメッシュを入れたりする、メガネやアクセサリーで顔の印象を変えるなどやり方は多種に渡る
「(髪型は置いといて生徒会役員任命したりブリューナク渡したり‥ヘルヴォルとよ同盟認めたり‥なんで??)」
そような工作もなく、生徒会役員という表舞台に上げ、使用者が限られる高級機の贈呈、何より憎きエレンスゲ、そのトップレギオンであるヘルヴォルとの同盟を認可と再編に伴い合流‥どれもが鈴夢の身を危険に晒す行為だ。特に生徒会役員の任命とヘルヴォルとの同盟は海漓からすれば理解不能だ。隠すというよりも【やれるもんならやってみろ】の名門スタイルだ‥反GEHENAの強豪ならともかく中立派で規模も小さい神庭でそれをやって手を出されても半ば自業自得だ
「編入後も秋日さんはその為に努力を続け、昨年の御台場迎撃戦後に百合ヶ丘からの誘いもあったんですがそれを断り神庭で生徒会長に就く事を選んでいます」
「(いや、馬鹿だろ。誘い有るなら鈴夢ちゃんの事も話して2人で百合ヶ丘いけよ。なにやってんだマジで)」
恐らく藤乃もこれらの行為が問題だと思っていない。しかし海漓からすれば馬鹿一択
百合ヶ丘と言う鈴夢のような事情を持つ者を積極的に受け入れているガーデンから誘いがあったならば事情を話し鈴夢共々百合ヶ丘の制服に袖を通すべきなのだ‥編入先の百合ヶ丘で疑似姉妹契約を結ぶ事だって出来る
秋日は何がしたいのかさっぱり分からない‥鈴夢を守るにしてもどこか中途半端に見えてしまう
「‥鈴夢ちゃんと秋日さんの過去が理由で私や相模疑ったってのは分かりました
まぁだから何?って話ですけど」
今の話が事実なら自分を襲った理由も、疑う理由も間違っては居ない。
だが彼女からすればそれがどうした?と言わんばかりの反応だ。今の話を聞いても怒りは沸かない‥無論思う所は有るが
「私達が倒すべき敵はヒュージ、目下最大の脅威はネストである事に変わりないですし」
「何、それ?今の話を聞いて何も思わないの?」
GEHENAがどうあれ、2人の過去に何があったとしても海漓が、防衛隊が、リリィが倒すべき敵、対処すべき脅威に変わりはない
「何も思わないし、どうでも良い。私そこまで仲良くないし
暴走のせいで死にかけたのは腹立つけど‥」
鈴夢と特段仲が良いわけではない‥今の話を聞いたからといって寄り添って何かしようと思う程親しくもない。
思い込みで殺しに来たことに腹は立つが、気を取られすぎるのも良くはない
「鈴夢は苦しんでるのよ‥!!
それを‥!!」
「じゃあ定盛ちゃん達はヒュージとの戦いやめて鈴夢ちゃんを苦しめたGEHENAと戦うの?」
結局の所ネストを叩き潰し現れるヒュージを返り討ちにし続ければ良い‥そんな簡単な事すら気付かず食ってかかってくるということは‥ヒュージ以外を敵と定めようとする考えを抱き始めている可能性
姫歌達はそうなのかと海漓は問う
「私は‥私の敵は目下最大脅威であるネスト、そしてこの後も現れ続けるであろうヒュージだと思ってるけど?」
姫歌だけではない。グランエプレに対し自分の立ち位置を明白にする‥自身の敵はヒュージで、倒すべきもまたヒュージである‥現時点ではそうなのだ
「だ、だから何よ」
「別に?神庭はリリィの自主性を尊重した出撃選択制。‥何とどう戦うのかを決めるのはリリィそれぞれなんでしょ?」
しかし海漓の価値観であり、他人に押し付ける事は出来ない。敵は何なのか、何のために戦うのかはリリィ自身が決めなければならない。それが神庭だ
「海漓ちゃんは今の話を聞いて、本当に何も感じないの?」
「‥ネストを叩き潰して勝てば良いってのは思いましたけど」
仲の良し悪しは置いておくとして、現れたヒュージネストを潰し勝てば良い
鈴夢の過去に関わらずヒュージネストを放置するわけには行かない
「あくまでも勝つことに拘るのね」
「仮に鈴夢ちゃんを助ける事に意識を向けたとして負けて陥落したら意味ないじゃないですよ」
「私は鈴夢ちゃんが何をしてあげたら救われるのか正直分かりません
ネストが発端、連戦がストレスって言うなら鈴夢ちゃん無視したとしても倒さなきゃ駄目じゃないですか」
鈴夢が苦しんでいるとして何をすればそれが無くなるのか、海漓には見当がつかない。ネストの出現がストレスになったのだとしたらどの道撃破するのだ。どうでもいいと割り切りネスト討伐に全力を注げば良い‥荻窪は、神庭は彼女1人の物ではない。市民が、リリィが、大勢の人々が暮らす場所なのだ
鈴夢を救う事に力を注ぎネスト討伐が疎かになってしまうなどあってはならないのだ‥少なくとも海漓はそう考えている
「‥確かに仲の良くない子の事情を話されても混乱しちゃいますよね
学科も別、レギオンも別ですし」
「藤乃さん?」
「私はあくまでも知っておいて欲しくて教えただけ。聞いた上でその判断をするならばそれを尊重します」
「い、いいんですか!?」
「はい。仮に言わないで『何も知らない癖に』なんて理由で私達と対立する火種になっても困るので教えただけですから
当初の目的である事情を聴くも最初に果たしました。上がってきた情報とも一致しますし‥過激ですがまぁ適切だったと言う事で今回は収めましょう」
そもそも藤乃は海漓から事情を聞ければそれで良かったのだ。事前にガーデン側からも把握している範囲内での情報は渡され、本来ならばそのまま秋日に手渡すだけだったが秋日は明らかに苛ついており話どころが事情聴取にすらならない為、
話を聞いたとしてもそれだけでは1年生は皆納得しない。姫歌が言わなければ他の者が口に出したであろう
「秋日様、納得します?滅茶苦茶怒ってたじゃないですか」
「先に手を出したのは鈴夢ちゃんでしょう?
一方的に攻撃した形跡もCHARMのデータから出ています」
悠夏も生徒会であり、秋日が怒っていたのは分かっている‥藤乃が代理となり騒動を収めた所で納得するのかと言いたいが
鈴夢に対しペナルティ無しでは海漓は納得しないと言う思いもある
「ただ今回の件で分かったように鈴夢ちゃんへの暴力行為は控えて下さい
今回はこれで収めますが今後も同じ、もしくはそれ以上の行為続くなら海漓ちゃんへの対応も考えなければなりませんので」
鈴夢への危害が自分達の地雷になるためやめて欲しいと言う方針は伝える。ただ今回のみ、今後も過激な行為を行うならば海漓に対し重い処罰を含めた対応もするという警告も出す‥秋日の顔も立てなければならないからだ
「ガーデン側からは共闘禁止
後は双方の接触も原則禁止の指示が出されてますが‥生徒会としては念の為海漓ちゃんには秋日さんへも接触禁止です
今後何か有れば私に言って下さい」
「分かりました‥まぁ私も接触は避けなきゃいけないなーって思ってたんで
指示出してくれて有り難いです。」
非常時と言えど2度目がないように再発防止策を決めなければならない
相模女子は抜きにしても当面の間、戦場、私生活問わず海漓と鈴夢は引き離し様子を見る必要があるとガーデンは判断
秋日への接触はガーデンの案に含まれていないが藤乃独自の判断で加える
鈴夢を傷つけた人間に対し秋日がまともな対応を出来るわけが無いと考えたのだ‥邪な考えがあったからではない
海漓からしても何も言われずとも距離や対応を考えていた中での指示なので有り難い
「防衛隊への説明もあるでしょう
もう戻っていいですよ」
「分かりました」
かなり重い処分かもしれないが、落ち着く時間が必要であると判断した形
共闘だって神庭のカリキュラムを尊重した上で独自の陣形を組んだ防衛隊と、御台場式の陣形を組んでいるグランエプレでは共闘も難しい
海漓はと言うと生徒会室を退出後、防衛隊の面々を集めるのであった
「(アレだけ話してるのに起きないとか‥どうなってるんだろ?)」
道中、思い浮かべるのは自分達が話している最中でも一切起きなかった秋日
肩で息をしており、苦しそうな表情も無い為生命の危機に瀕してはいないが、普通なら話し声に釣られて起きるはず
にも関わらず起きる気配が無いということは眠りが深いタイプなのかと思ったのはココだけの話
今月中に後編上げる(予定)
作中で明言されてない為公式では代わる可能性有るけど
日の出町は恐らく秋日世代が中1と想定
鈴夢ちゃん小6になっちゃうけどここでやらないと中2以降にイベントがてんこ盛りで時系列が(ry
※リリィの敵はヒュージです