ここはとある図書館
この場所には、神話や物語、生物の生態や科学技術の源、さらには人間の歴史などが記されたありとあらゆる本が保管されている、館内はとても広大で、見渡す限り本棚の壁が広がっており、梯子を使わなければ本を取る事すら敵わない場所がある程だ。
「おや?ここに人が来るなんて珍しいね」
ふと声がした方へ振り向くと、一人の青年が立っていた。
「ようこそ、ここは全ての本が読める図書館だ、館外への持ち出す事は厳禁だが、館内の中なら自由に読んでもらっても構わないよ」
「ん?僕かい?僕はここの管理を任されているものだ、そうだな・・・仮に
するとXは何かを思い出したかのような顔をすると、近くの本棚から一冊の本を取り出した。
赤茶色の本の表紙には二本の剣のようなものが交差しているエンブレムが記されていた。
「良かったら、話を聞いて貰ってもいいかな?読み聞かせのコーナーもあるんだが、ここに人が来るなんて滅多にないからね、確か前に来たのは千年以上も前だったかな?」
「ん?あぁすまないこっちの話だ、と言う訳でどうだろう?練習ついでに付き合ってくれないかい?」
Xはそう言うと、手にしていた本を読みだした。
【はるか昔のある所に、この世の全ての叡智が詰まったとされる一冊の本と、それを守護する者達がいた
守護者達は聖剣と共に本を守ることで世界の平和を守っていた
ところが、その本の力を手にしようと企む者が現れ、守護者達との戦争が始まった
何年も続いた戦いの末、守護者達は敵を退けたが、皆はもう力が殆ど残っていなかった
このままではいけないと悟った守護者達は聖剣の力を使い、本の力をバラバラにし、それを封印した
そして、力を使い果たした守護者達も、聖剣と共に姿を消した
守護者達がその後どうなったのかは、誰も知る由もなかった
守護者達は願った、いつの日か敵を倒し、本を元の姿へと戻し、世界に平和をもたらしてくれる戦士が現れることを
そして、その戦士達が、世界を正しき結末へと導いてくれることを・・・】
「ふぅ、どうだったかな?僕のお気に入りの話なんだ」
「え?作り話にしてはやけにリアルに感じたって?ハハッ、それはそうさ・・・」
すると突然、目の前が歪み、意識が薄れゆく感覚に襲われた。
そんな中でも、Xが最後に口にした言葉ははっきりと聞き取れた。
いかがでしたでしょうか?うまく書けているか不安ですが、頑張って続けていきますのでよろしくお願いします。