モブウマ娘の憂鬱   作:(TADA)

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この作品はゴルシ成分を摂取した作者のネタが叩き込まれた作品です

以下注意事項
独自設定の嵐・主人公はモブウマ娘・大人しめのゴルシ・最強のシンボリルドルフ・みんなのお姉ちゃんスーパークリーク・『全ての元凶はトレーナー』

上記が大丈夫なかたはどうぞ


始まり

日本ウマ娘トレーニングセンター学園。通称・トレセン学園。ここは国民的スポーツであるトゥインクル・シリーズでの活躍を目指すウマ娘が集まる全寮制の中高一貫校である。

日本各地から未来の優駿を目指すウマ娘が集まるために在籍するウマ娘は千差万別。学園でも鎬を削っている。

しかし、レースに出走するにはある条件がある。

学内にあるチームに所属という条件である。

ウマ娘だけでなく、ウマ娘を鍛えるトレーナーもたくさんいるためにチームも大量にある。完全に過疎っていて崩壊手前のチームから応募者が大量にいて入部テストがあるものまでチームも多様だ。チームに所属するウマ娘の優秀さ=トレーナーの優秀さでもあるので、人気のあるチームには入るのが難しい。

 「どうしよう……」

そしてチームの所属を迷うウマ娘がここにも一人。

彼女の名前はモントブリリアント。地方の田舎出身だが、トレセン学園にスカウトされる形でトレセン学園にやってきた。そしてトレセン学園でトレーニングを積み、ついにチームに所属することになったのだ。

オグリキャップと似た境遇、そして高いポテンシャルがあるためにモントブリリアントのところにはたくさんのチームからスカウトが来ていた。

田舎者で都会を怖がり、トレーニングしかしてこなかったモントブリリアントにはチームに入るのは難易度が高い。具体的に言うと同じチームに所属するウマ娘とコミュニケーションがとれる気がしない。

なので小規模サークルにいこうかとも思ったが、小規模サークルは決まって問題がある。所属するウマ娘が特殊だったりトレーナーがおかしかったり色々だが、どちらにしてもモントブリリアントには難易度が高い。

 「少しよろしいかしら」

 「あ、はい」

声をかけられたモントブリリアントは絶句した。話しかけてきたのはトレセン学園でも有数の優駿であるメジロマックイーンであった。

 「あなたに話があって「すいません!! お金は持ってません!!」お待ちになってカツアゲじゃありませんのよ!?」

 「だってメジロマックイーンさんみたいな超優秀なウマ娘さんが私みたいな木っ端ウマ娘に用事あるわけないじゃないですか!! きっと『あら? この私が話しかけてあげたのだからお金を支払うのは当然でなくって?』ってことなんですよね!! すいません!! 大ファンだからお布施したいんですけど先日『メジロマックイーンさんの使用済み歯ブラシ』を購入してしまったからお金がないんです!!」

 「待って!! 色々お待ちになって!! 突っ込みどころが多すぎますわ!!」

しばらく二人でワーワーしていたが、とりあえずモントブリリアントは落ち着いて話を聞くことにする。

メジロマックイーンも一度咳払いをすると言葉を続ける。

 「トレーナーもスカウト用紙を渡したと言っていましけど、改めて私が言いますわ。モントブリリアントさん、私の所属するチーム・シリウスにきませんか?」

メジロマックイーンの言葉にモントブリリアントは絶句してしまう。

モントブリリアントの表情をみながらメジロマックイーンは言葉を続ける。

 「貴女はとても優秀な方ですわ。チーム・シリウスに来れば将来は重賞は確実でしょう」

 「そんな……」

モントブリリアントの呟きにメジロマックイーンが微笑む。

 「うちのトレーナーだけでなく、私も貴女の走りを認めています」

 「私がシリウスにスカウトされていたなんて……!!」

 「待って、お待ちになって。確かにトレーナーはスカウト用紙を渡したと言っていたわよ?」

 「あ、スカウト用紙は友人の爆進娘が『あぁぁっと!! すいません水をこぼしちゃいましたぁ!!』っていって大半が読めなくなってしまいまして」

モントブリリアントの言葉に頭痛を抑えるように頭を押さえるメジロマックイーン。しかし、一度頭を振るとまた美しく微笑んだ。

 「それなら直接いいますわ。モントブリリアントさん、我がチーム・シリウスに来てくれませんか?」

メジロマックイーンの言葉と表情にモントブリリアントはその手を自然ととろうとする。

メジロマックイーンの手をとりモントブリリアントが主人公のサクセスストーリーが今、始まる……!!

 

 

 

 「確保ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

そんなストーリー誰も望んじゃいねぇから!!

そういわんばかりにモントブリリアントに布袋に押し込むウマ娘が一人。

 「ご、ゴールドシップさん!?」

 「悪いなマックイーン!! 『お前のものは俺のもの』のハンムラビ法典にのっとりこいつは頂いていくぜ!!」

 「ちょ!? 待ちなさい!!」

 「あばよぉ!! とっつあぁぁん!!」

メジロマックイーンの制止を無視し、モントブリリアントの入った布袋を担いで逃亡する『トレセン学園で関わりたくないウマ娘』不動のナンバー1・ゴールドシップ。

 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!! 唸れ私のコスモ!!!」

 「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

叫びながら走るゴールドシップ。布袋の中で悲鳴をあげるモントブリリアント。

 「お~っす!! 新人をスカウトしてきたぞぉ!!!」

そして意気揚々ととある部室(チームの部屋)に入るゴールドシップ。

そして布袋から出されたモントブリリアントがゴールとシップに文句を言おうと思ったが、目の前にいた存在に絶句した。

 「ああ、ゴールドシップの行動に驚かせたみたいだな。すまない」

そこにいたのは『皇帝』『走ったら負けない』『出走したら倍率が1倍になるウマ娘』ことシンボリルドルフであった。トレセン学園では生徒会長を務めている。モントブリリアントも当然のように知ってる。公式サイン入りプロマイドも買った。なんだったらそれは額に入れて飾っている。

 「し、シンボリルドルフ先輩……」

モントブリリアントの呟きにシンボリルドルフはにこりと笑う。

 「ようこそ、君の名前を教えてくれるかな?」

シンボリルドルフの言葉にモントブリリアントは口を開く。

 「あ、こいつはモブ娘な」

 「ちょっと待て」

ゴールドシップの言葉に思わず敬語もぶん投げてしまうモントブリリアント改めモブ娘。

 「いや、何も言わなくていい、あたしにはわかってる」

ゴールドシップの真剣な言葉にモブ娘も思わず黙ってしまう。

そしてゴールドシップは真剣な表情で口を開く。

 「おまえはこちら側のウマ娘だ」

 「あんたと一緒にするな」

 「いいじゃねぇか!! 私と一緒にグランドlineを目指そうぜ☆!!」

 「せめてトゥインクルシリーズって言えよ」

そこまで言ってモブ娘はシンボリルドルフの前だったことに気づく。慌ててモブ娘はシンボリルドルフは頭を下げる。

 「す!! すいません!! 皇帝の前で御無礼を!!」

 「気にしなくていい。ゴールドシップを相手にその態度……将来有望だな」

 「だろ!! このあたしの目利きだぜ!! 間違いなくこいつはM-1チャンピオンをとれるぜ!!」

 「だからレースに出ろよ」

モブ娘の突っ込みにゴールドシップはくるくる笑いながら受け流す。

だが、このゴールドシップも戦績で言えば半端じゃない。やる気がない時はゲートから出ない時もあるために負けがあるが、シンボリルドルフに数少ない黒星をつけたウマ娘がこのゴールドシップだ。『最終コーナーまで後ろにいたのに最後の直線になったらトップにいた』『コースをブロックするつもりで前を塞いだら弾かれた』『トーセンジョーダンがいたら自分は安全』と言われるほどの優駿だ。

つまりどっちも生きたレジェンド。その事実にモブ娘は言葉がでなくなる。

絶句しているモブ娘を見てシンボリルドルフはニコリと微笑む。

 「なに、とりあえずこれに名前を書いてくれ」

 「あ、はい」

言われるがままに出された用紙に名前を書こうとするモブ娘。

入部届であった。

 「絶対にのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 「あぁん!!」

モブ娘が入部届を引き裂くと悲しそうな悲鳴をあげるシンボリルドルフ。

そしてモブ娘はずびしとシンボリルドルフを指さす

 「なに流れで入部させようとしているんですか!!」

 「別にいいじゃないか。まだ決まっていないのだろう?」

 「いえ!! そうですけど!! このやり口は……!!」

完全に詐欺のそれである。

モブ娘が逃げようと思って腰を浮かせる。

 「ゴールドシップ」

 「おーらい、リーダー」

 「バカな……!! 逃げ道を塞いだだと……!?」

シンボリルドルフの指パッチンにゴールドシップが入り口を足で塞ぐ。

 「なに、これに署名してくれるまで君はこの部屋から出られないと思いたまえ」

 「完全に犯罪者の手口……!!」

シンボリルドルフの言葉に嘆くモブ娘。

確かにシンボリルドルフやゴールドシップが所属するチーム・アースはトレセン学園でもトップチームだ。

だが、チーム・アースには別名がある。

別名、チーム・外道。

トレーナーの性格からつけられたその別名は悪名を持ってトレセン学園に広がっている。能力は問題ない。むしろ優秀すぎて『こいつ本当に人間か?』と思われるトレーナーだが、性格が完全に破綻しており他人の弱みを握るのは当然として、場合によっては政財界にまで黒いパイプを持つ人格破綻者である。

そのために『能力は高いけど関わりたくないトレーナー』のぶっちぎりの一位がチーム・アースのトレーナーであった。

そう考えているとモブ娘が座っていたところにお茶が置かれる。それを出してきたウマ娘を見てモブ娘はまた絶句した。

そこにいたのはスーパークリーク。レースで勝ちまくるのは当然としてその性格から『トレセン学園のお姉ちゃん』と呼ばれるウマ娘である。

 「ふふ、とりあえずこれでも飲んで落ち着いてねぇ」

 「あ、はい」

スーパークリークの言葉に勧められるままにお茶を飲むモブ娘。

そしてモブ娘の意識はそこで途切れた。

 

 

 

 「うむ、見事だな、クリーク」

 「ふふ、ありがとぉ。さぁ、はやいところ入部届を書いちゃいましょう」

 「よっしゃ!! 新人加入ぅ!! 歓迎会にドカポンやろうぜ!!」




モブ娘
王道オリ主路線かと思えばゴルシのせいでギャグ小説の主人公にされた哀れな生贄

ゴールドシップ
ウマ娘界のハジケリスト。モブ娘をギャグ小説の主人公にした張本人

シンボリルドルフ
こ~てい。強すぎてレースから出禁になったウマ娘。

スーパークリーク
トレセン学園のお姉ちゃん。お姉ちゃん? いやクリークはウマ娘でありあばばばばばばばばば
スーパークリークはお姉ちゃん!!

トレーナー
トレセン学園の外道。政財界にも強い『黒い』パイプを持つ男。全ての元凶

メジロマックイーン
この後ゴルシの襲撃をまた受けた




作者の他作品をお読みの方はいつもありがとうございます。はじめてのかたは初めまして。

この作品は競馬知識はオグリキャップとナリタブライアンとハルウララくらししかない作者がウマ娘にどっぷりはまって書いた作品です。
ちなみに作者をウマ娘にはめたきっかけはゴルシ。ウマ娘のゴルシで好きになり、実際のゴルシを調べてゴルシがさらに好きになった作者です

続くかは未定です。みなさんの反応次第って感じですねぇ。
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