メンタルセラピストとして覚醒しつつあるゲームの実況プレイはーじまーるよー。
前回は歌夜が燎原くんを異性として意識し始めたところで終わりましたね。堕ちたな(確信)
今回は部室で新作ゲームのイラストを描いているところから再開です。イラスト担当が複数居る場合は分担作業になるので、もちろん俺はおじさま以外を描く(卑劣様)
しかしこのヒロイン、なんか足りないんだよねえ……もっと重量系の武器を持たせるといいぞ! プレセア姉貴を見習うとかさあ!*1……*2
たまちゃんはおじさま好きでそっち系ばっかり描いてたせいで、おじさま以外の絵がゴツくなる呪いにかかっているため、〆切まで余裕がない今は燎原くんがヒロインを担当します。
──と、シナリオを書いているあやめ、プログラム担当の部長、早速1曲完成させた歌夜、ヒロイン兼背景と表情差分担当の燎原くんと比べて進みが遅いと感じているたまちゃんは、気晴らしにと外の空気を吸いに行きました。
ノルマは終わっているので、燎原くんも着いていきましょう。すると、中庭で改めて絵を描いているたまちゃんの元に、Chapter2ぶりのはーちゃんが現れました。突然のエンカウントに驚くたまちゃんに、はーちゃんは言います。
──本田珠輝、おじさまの絵のバリエーション、ワンパターンだよね。
やめろ──! どうしてわかってくれないんだ! 創作者にその言葉は禁句なんだよ!*3
同じ文脈使いがちの字書きや同じ角度で描きがちの絵描きに喧嘩を売るはーちゃんですが、なにも煽っているわけではなく、たまちゃんがややスランプ気味というかマンネリ気味になっているのが原因なんですよね。こういう指摘は燎原くんもするべきなんですが、この子ちょっと娘に甘いからさ……(たまちゃんは娘ではない)
そんなこんなでマジレスに返せないまま帰路。裕美音も交えて帰り道を歩いていると、おもむろに燎原くんちに泊まれないか聞いてきました。幼馴染補正で好感度が高い二人は、誘えば来るし誘わなくてもこうして向こうから聞いてきます。
私は良いけど家には親父殿が居るので電話しておきましょう。もしもしポリスメン?*4
──はい。とりあえず許可は取れました。えっオカン? ……(仕事切り上げてでも赤飯炊きに来るだろうから)駄目です。
まあ最終的に燎原くんが選ぶのはきらら界のアンリマユこと百武照なんですけどね。親切心で言うけど相手は選んだ方がいいよ。*5
とかなんとかいいつつ犬井宅へ着くぅ~。急に泊まりに来て着替えはあるのかとお思いでしょうが、二人の着替えは犬井宅に普通に置かれてるので問題ありません。
んだらば着替え終わった二人と一緒に、幼少期のたまちゃん制作のゲームで遊びましょう。なんならチンチロリンでも良いですよ。
──ぐわああああああ!!(たまちゃん作ゲームでぼろ負けして吹き飛ぶイメージ)
……はい、勝っても負けてもイベントは進むので続行します。燎原くんが作った夕食をパクパクですわ! して夜、流石に高校生にもなって一緒にお風呂に入るなんてことはしません。CG回収を期待したホモは窓際行って……RTAしろ。
たまちゃんが早めに仕上げるよう言われている絵を片付ける様子を見たり、音楽聞きながら親父殿の小説を読んで【サウンド】と【シナリオ】の熟練度上げをこなしつつ、夜も更けて来たので寝る準備をしましょう。
……なんで燎原くんの両サイドに布団を敷く必要なんかあるんですか(正論)
しれっと両側を占領した二人に捕まりながら寝ることになりました。(ステま)流行らせコラ、(ステま二次創作)流行らせコラ!
……でもまあ、燎原くんが父性溢れるせいで、ハーレムというよりは子供が親に甘えてる構図にしか見えないんですよね。そんなわけで翌日まで倍速しながら今回はここまで。
次回、温水プール。ではまた次回────生徒会書記!! 創作者即死魔法シンチョクドウデスカはやめろぉ!(本音)ナイスゥ!(建前)
──夜、二人に挟まれるようにして布団に入る俺は、警戒心の欠片もない少女らと、自室の天井を見上げながら会話を交わしていた。
「たま、結局のところ、お前は必要以上にプレッシャーを感じすぎているんじゃないか?」
「プレッシャー……」
「ああ。同人制作は素人の合作──言ってしまえば、失敗したりするのはなにも悪いことではないんだ。それに……」
体を横に向けて、隣で寝転がるたまに顔を向けてから、暗がりのぼんやりとした輪郭に腕を伸ばす。頬の辺りに手を置いて、指で撫でながら俺は一拍置いて続ける。
「たまの作ったゲームを遊んで、俺たちは楽しかったよ。大事なのは、人にこう思わせられるようなゲームを作れるか……だろう?」
「……あっ」
手のひらがたまの動きを感じ取る。そうしていると、俺の背中に寄り添うようにして体を預けてきた裕美音が、背後から続けて声をかけた。
「たまちゃん、先輩たちがすごい創作をするからって、たまちゃんまで無理する必要はないんだよ。今日はゆっくり眠って、また明日から……楽しくみんなで創作すれば良いじゃんっ」
「ゆみね……!」
「ってことで、寝る前にこのおじさまスロットで誰が先に1万点とれるか競わない?」
「────、二人とも早く寝ろ」
……枕元から取り出したモノでからかい混じりに遊ぼうとする裕美音を大人しくさせるのに苦労しながらも、俺は眠りに就いた。
──翌日、人の布団に潜り込んでいた二人を引き剥がしたりと四苦八苦しつつ学校に向かって暫く、放課後にたまと共にイラスト部に向かうと、いつぞやの生徒会書記の先輩が立っていた。
「──あら?」
「せ、生徒会長さん!?」
「厳密には書記だぞたま。……そういえば、イラスト部の部員でしたね」
廊下でばったりと出くわした先輩は、俺たちに容赦の無い質問を飛ばしてくる。
「──ところで、文化祭まであと三週間ほどですが進捗の方は大丈夫なんですか?」
「────。ええ、まあ。順調です」
「そうですか。しかし、ゲーム制作で限界を感じるようであれば、我らがイラスト部はいつでもお二人を歓迎していますよ」
それとなく、しかし大胆に俺たちを勧誘する先輩の顔からは、相変わらず執念深さを感じる。逃げるように立ち去るたまに着いて行きながら、俺はたまの捨て台詞にツッコミを入れるのだった。
「入りません! 私は絶対にイラスト部には負けませんからね! 会長さん背高くて美人でかっこいいけど、負けませんから──っ!!」
「たま、七割くらい褒めてるぞ」