新作ゲーム制作も中盤なChapter4ラストの実況プレイはーじまーるよー。
前回は池谷乃々も変態だと判明したところで終わりましたね。今回は部室から再開です。
場面は新入部員となった乃々が部室の掃除をしているところに、部長こと村上椎名がやって来たところから始まります。先に関あやめが来ていると思っていた部長は、新入りと二人きりの部室で気まずさを覚えていました。
たまちゃんと燎原くんが新参だった時も二人きりになるのは避けていた部長のコミュ障っぷりに涙しつつ、たまちゃんと共に部室へ急ぎましょう。いややっぱりゆっくり行くか、なぜなら部長は可哀想なくらいが一番可愛いので。
暇だからと部長のプログラミングの様子を見ている乃々は、適宜新作ゲームの制作に口を出そうとしていました。
こいつもしやミニゲーム的な奴じゃなくてしっかりしたゲーム作りたいんだな……?
と察した部長はスケジュール管理をしないといけないからと断りますが、乃々は当たって砕けろ! と強行突破。行けーっプログラマの娘ーっ! と押しきられそうになった辺りで燎原くんたちが部室に合流します。
場合によっては鶏マスクの嘴でどつきますが、まあゲーム制作部なら中規模なモノを作るのを目標にするのも当然と言いますか。
今回は乃々の言わんとしていることも理解できるので、装備しかかったマスクはアイテム欄に仕舞っておきましょう。命拾いしたな。
どうやら去年のSNS部が制作したゲームはしっかり遊べたのでこういうもんが作れるんじゃないのか、という考えもあったそう。
でもそれは百武照のスケジュール管理があってこそだったので……と部長。まあゲーム制作と言っても素人の合作みたいなものですからね。
じゃあスケジュール管理の仕方教えてくださいよー!(中川)とたまちゃんがソファに突っ伏した部長のふとももをつつきます。
ちなみにこのシーンは部長からの好感度が高いとオリ主くんちゃんがやるんですよね。
──と、部長はホワイトボードに例として自分の予定を書き込みます。
デバッグに余裕を持たせつつ即売会に間に合わせるには~と色々と書いていますが、どうせ99割予定通りには行かないのでその辺は適宜メンバーに叱咤激励しましょうと解説。*1……*2
するとタイミング
なんでもっと早く来ないのよと部長、時間守ってくださいと燎原くんたち三人。このピンクワニ! 恥を知れ恥を! とロモス兵。
……今なんか居ましたね。
今回は話を書かないから楽でいいぜと死亡フラグみたいなことを言ってるあやめは、たまちゃんにこの間の乃々のアフレコの時に台詞を考えてくれたことを指摘します。*3
そんなにBLの話を考案するのが嫌なのか、あやめは乃々にエロいセリフとか書いちゃうぞ! と脅しなのかわからん脅しをしますが、当の本人は承認欲求モンスターなので、その方がアクセス数伸びますよね! とのこと。つ、強い……
そこに今回のストーリー担当こと腐の神ユミーネ……もとい裕美音も参戦。
たまちゃんと燎原くんであやめもセリフを書いてくれることを話して退路を塞ぎましょう。やはり創作者にはこれが効く(外道)
それはそれとして裕美音もBLパートの話を考えてるのかと方向転換。心の準備が出来てないってもう二週間過ぎてんぞオラァン! と攻め攻めのたまちゃん、今日は珍しく強気ですね。
成長したな珠輝。幼い頃のお前はただ泣くことしか出来なかった。*4
裕美音は裕美音でイラスト部の方でゲームを原作にした漫画も描かないといけないので、その分も含めたスケジューリングをします。
とはいえ今が11月末だけど漫画は12月半ばからでもいいらしく、じゃあ3週間で話を考えるのか? とたまちゃんは思案しますが……どうしてわかってくれないんだ! ストーリーを考えるのは気力体力精神力を使うんだよ!(飛電)
ともあれ、なんだかんだとスケジュールは完成。あとはこの場に居ない歌夜だけなので、燎原くん・たまちゃん・乃々・裕美音とドラクエ的なフォーメーションでDTM研に向けて出発。
後ろであやめが部長にあの歌夜に良く〆切の相談なんか出来たな……とか話していましたが、歌夜に対しては進捗どうですかbotを制作してプログラムで自動応答させていたそうです。
それ大分酷くね……? といったところで今回はここまで。次回はChapter4のAfterを経てChapter5で会いましょう。
訳あってChapter5はくっそ短いですが、その理由は【STAGE 5-1】の時に、ではまた。
──廊下を歩いて数分、DTM研究部の扉まで歩み寄った辺りで、俺の後ろを歩くたまに引っ張られている池谷が、やや怖がった様子で呟く。
「だ、大丈夫なんですか?」
「話せば分かってくれる……と思う」
「根拠は!?」
たまの自信なさげな声に続けて俺は言う。
「歌夜は顔以外は優しいから問題ない」
「あの目はめちゃくちゃ怖いですけど……」
……わからんでもない。ともあれ扉を開けるが、DTM研の中には誰もいなかった。
「留守か……ん」
「どしたのりょーくん…………」
俺の後ろから部室を覗くたまは、俺が見ている斜め下に視線を向ける。
そこには、床に仰向けに寝転がって虚空を見ながらぶつぶつと呟いている歌夜が居た。
「────」
「なあああ──っ!!?」
「…………、うん? あ、やっほ」
咄嗟に歯を食い縛り、たまのように叫ばなかった自分を褒めたいところだ。俺たちに気づいた歌夜は起き上がると、朗らかに笑みを浮かべる。
改めて席に座った俺たちに茶を淹れた歌夜は、ごめんごめんと軽く謝った。
「都会の無機質な空をテーマに歌詞を書いてたらなんか自然とああなっちゃって」
「たま達の心臓が無機質になりますよ」
湯呑みを持ち、湯気の立つ緑茶を一口音も無く啜る。それから池谷が歌夜に、先日の無礼を詫びるようにして謝罪を述べた。
「あの……この間は本当にすみません……」
「? ……池谷ちゃんが謝る必要なくない?
『他人の評価のために曲を書かない』ってのは私の自己満足だし、評価や人気重視で作品を作りたいなら私からは何も言わんしさ」
「……あー、その……だな、歌夜」
「ん?」
池谷に向けていた視線が俺に向く。神妙な面持ちの俺を不思議そうに見る歌夜へと、誰かが言わないといけない提案を代表でする。
「次のゲームは大多数に遊んでもらえるゲームにしたい。だから、歌夜に作曲を頼みたい」
「────私に?」
す──っ……と目付きが鋭くなる。そんな歌夜に、俺に続いてたまが声をかけた。
「……その、評価を気にして何かを作るのはすごく大変だって、私も少し、わかりました。
近くの友達に遊んでもらえるだけでも、十分嬉しいし、凄いことだと思うんです」
「…………」
「けど──自分の努力で笑顔になる人が増えたら、素敵だなって、思うので……」
「ふぅ~ん?」
歌夜はたまに品定めをするかのように顔を近づけ、後退りするたまに代わってもう一度俺が前に出る。今度はじっと俺の目を見てくる彼女の心を動かす言葉を、親から遺伝した観察眼で見極めながら、慎重に選んで口を開く。
「歌夜、力を貸してくれないか。凄い作曲家である貴女の人気に乗っかるのではない俺たち皆で作ったゲームが、どうやったら多くの人に届くのか。それを教えてほしい」
あまりにも都合のいい打算的な言葉だとは思っている。結局のところ、ストレートにしたいこととしてほしいことを伝えるしかなかった。
そんな俺たちに、歌夜は呆れと感嘆を混ぜたような顔で微笑を作り──
「──んなもん知るかっつーの」
俺とたまの頭を両手でそれぞれ、纏めて掻き乱すように撫でてきた。
後ろでわあきゃあとやかましい裕美音と池谷は置いておいて、歌夜は続ける。
「私は書きたいものをその通りに書くだけ。人気が出るか、人目に付くか、印象に残るか、それはあんたらがゲームを本気で作れるかどうかに掛かってるんだけど──その覚悟はある?」
挑発するような表情で問いかける歌夜に、俺とたまが返す言葉は、当然として一つだけ。
「──勿論」
その言葉に、今度こそ、歌夜は満足そうな笑みを返してきた。
──SNS部の部室で自身のスケジュールを書き込む歌夜に、珍しいと言葉を漏らす関さん。
その横では、予定通りに曲を書くなら……と今までの行動のせいで恨みのこもった声が部長から放たれる。ああそうだ──と思い出したように俺へと口を開く歌夜は、あっけらかんと言った。
「──燎原くん、今度うちに来ない?」
「………………はい?」