田舎中学生はスケベな事しか考えないのか……なゲームの実況プレイはーじまーるよー。
前回はコミマで乃々が主役のゲームの体験版を売りさばいたところで終わりましたね。今回は後日の部室に訪れたところから再開です。
ゲーム内の時間も三学期へと進み、寒くなってきましたが、部室の中暖かいナリ……。
眼鏡を掛けていたら温度差で曇りそうな部屋にたまちゃんと一緒に入ると、中で雑誌を読んでいた乃々が燎原くんとたまちゃんに突如として『SNS部で一番エロいのって誰だと思いますか?』とか聞いてきました。
まあ……燎原くんでしょ(即答)
たまちゃんもその質問をされると、一拍置いて燎原くんを見てきます。つまり、遠回しに燎原くんをエロい目で見てるって事ですよね?*1
雑誌に隠して保健体育の教科書を読んでいたスケベ中学生こと乃々は、前回のコミマの失敗を活かしてエロを学ぼうと思っているらしいですね。君ちょっと勤勉さの方向性間違えてないか。
とは言ったものの、今作はゾンビサバイバルの方や桜ヶ丘のまちかどの方とは違い全年齢版なので、残念ながらヒロインをぱくぱくですわ! することは出来ません。
しかし歌夜に聞いたら茶化してきそう、部長はウブっぽくて罪悪感湧きそう、あやめは黒歴史掘り返しそうと役に立ちません。
そんなとき、部室にみんなの女神ユミーネ様が入ってきました。本当のスケベは……裕美音でしたとさ。ちゃんちゃん。
その後は裕美音が次の休みに外出するという話を聞いて、当日まで倍速。
これから何をするかって? ……そうだね、裕美音を尾行して色々と学ぶんだね。これも乃々の成長のため、卑怯とは言うまいな(弦ちゃん)
──なにやら裕美音は中学時代の友達と秋葉原で同人誌巡りをするつもりな様子。
慣れないヒールを履いて変装に苦労してるたまちゃんを支えて歩いていると、合流してきた乃々がパーティに加わりました。
ですが、その格好は何故かメイド服。
尾行だから目立たない格好で来いって……私言わなかったっけ?(誤射姫)
……まあアキバってそういう客引き結構居るし、あながち間違いでは無いのか。*2
そんなわけで隠れていると、画面の奥で裕美音が腐女子仲間と移動を始めたので着いて行きましょう。ちなみに燎原くん、たまちゃん、裕美音は別々の中学に通っていたため、その頃の交遊関係は詳しくないらしいです。
たまちゃん共々伊達眼鏡をかけ、ハンチング帽で印象を変えたガバガバ変装の燎原くんは、メイドにスカウトされている乃々を引っ張って行きます。こらこらこら~!
油断も隙もない承認欲求モンスターと、ヒールを履いてるせいで転けそうになるたまちゃんを両手に抱える燎原くんの苦労人っぷりを見つつ、裕美音たちを追ってアニメ……メニメイトに侵入。テーマパークに来たみたいだぜ。
漫画と雑誌のメッカであるメニ……いやアニメイトだろ。アニメイトの中を歩いていると、ごく稀にスキルの熟練度ボーナスのパーク本が見つかるのですが……今回は運がなかったようです。
──それはそれとしてR-18コーナーに突撃しようとしている田舎少年を捕獲しておきましょう。こら~~!(やばいRTA走者のSUSURU)
最悪出禁になりかねない悪行をかますところだった乃々を小脇に抱えてたまちゃんと並んでいると、視界の奥でこちらをチラチラ見てる裕美音が。妄想逞しい彼女の事だから我々でBLシチュを考えているのでしょうね。
ナチュラルにたまちゃんを男体化するのはやめろぉ(本音)ナイスゥ(建前)
……と、普通の漫画を買っていた裕美音たちが同人誌ショップに向かったのでそちらにいざ鎌倉。燎原くんは女の子向け同人誌コーナーだって構わず入っちまう男なんだぜ。
男の人同士でも
エッチな知識を学べばリスナーにもウケるんじゃないかとか考えてるらしいのですが、君の場合炎上するからやめた方がいいよ(予言)
とかなんとか言っていると、裕美音との付き合いが長くとも、知らないことが沢山あるんだなあとしんみりしているたまちゃんが、そんな裕美音本人とばったり遭遇。
あっさりと正体がバレてしまったところで今回はここまで。クソっ、燎原くんに女装でもさせていればこんなことには……!*3
──あっさりと裕美音にたまの変装がバレたことで、芋づる式に俺の正体もバレてしまう。
「あ~! やっぱりたまちゃん! そっちはりょうくん! 変装が雑!」
「この格好か鶏かで悩んだんだが……」
「いやいや後者だと警察呼ばれるからね……? というか眼鏡にハンチング帽に……なにその、大正時代の記者みたいな格好は」
「親父の次の作品の時代背景がちょうどその辺りでな、参考にさせてもらった。どうだ?」
「うん、まあ、カッコいいけど」
「どしたの裕美音~……お?」
そう言って微笑を浮かべる裕美音。騒ぎを聞き付けたのかやってきた友人が俺とたまを見ると、懐かしむように表情を和らげた。
「って、もしかして本田さんと犬井くん?」
「裕美音のお友達さんが、なんで私たちを?」
「……お前は、確か……」
「ほら、小学校の頃、何度か同じクラスになってたじゃん。思い出してみてよ」
そう言った友人氏の顔を見て、どこか妙な既視感を覚える。小学校の頃……たまと裕美音と同じ頃の知り合い……というと──
「──ああ、木本か」
「──! そうだ! こだまちゃん!」
「のぞみね。間違え方が斜め上なのよ」
友人氏──もとい木本のぞみ。彼女とは確かに、小さい頃何度か話をした事がある。
どうやら中学二年まで星ノ辻に居て、裕美音を腐の道に引き込んだ張本人なのだとか。
「いやあ、たまちゃんには刺激が強いかなって思ったから誘わなかったの。のぞみっちえげつないの好きだからさ~」
「酷い言い草だなあ。まー、私も星ノ辻で部の先輩がハマってたのに影響したんだけど」
「ああ、文芸部の先輩だっけ?」
「そーそー」
「……文芸部…………?」
部の先輩、文芸部、腐女子……脳裏に、不意に関さんの顔が過ったのは、きっと気のせいだろう。そうに違いない。思い違いだろう。
「そんで、本田さんたちも漫画買いに?」
「ううん。この子──乃々ちゃんが色々と勉強したいらしくて」
「え~そんな理由で尾けてたの? 別に同人誌漁ってただけ……なのに……!!!?」
「裕美音?」
突然固まった裕美音は、俺とたまを交互に見ると、何故か土下座をしながら謝ってきた。
「──さっきの売り場で変装した二人を見ながらBL妄想したときに、たまちゃんを受けで妄想してしまったあああああ!! りょうくんの攻めは……あり得ないのに!!」
「池谷ちゃん、何も学ばない方がいいよ」
「なんで俺は遠回しにディスられているんだ」
そういえば勝手にモデルにされてたBL作品の俺は必ずと言っていいほどに受け側だったな……という嫌な思い出を想起しながら、えげつないモノを見る顔の池谷とたまを連れてその場を後にするのだった。木本には今度、なにか奢ってやろう。