流星のロックマン Arrange The Original 3   作:悲傷

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 実は今回の話、最初は学校で肝試しをする話でした。
 おんみょうじかいき君からの依頼で、学校の七つ目の不思議を探してほしいという内容にするつもりでした。そのくだりでムーン・ディザスターとクラウン・サンダーたちを出すという流れにする予定でした。
 しかし、ジャックがくだらないことに突き合わされて、ずっと悪態をついている話になってしまい、思った以上に張り詰めた空気を出す作品になってしまい、途中でボツにしました。
 ヤエバリゾートに舞台を変えてみたところ、ジャックが旅行を楽しむ描写が入って、明るい雰囲気を出せたため、作品公開になりました。
 ムーン・ディザスターたちのみならず、アイとかも出せるし、良い感じになったと思っています。



第44話.ジャミンガー。それはロクでもない奴

 スキー板の動きに合わせて、激しく揺れる金のツインドリルをジャックは追いかける。それが止まったので、彼女の横に並ぶ。たどり着いた場所はリフトの昇降口だった。助けを求めてきた2人がそこにいた。

 

「あ、委員長」

「ジャックくんも来てくれたんだね」

 

 ゴン太とアイが振り返った。怪我などはしていないらしい。

 

「無事だったみたいだな」

「何当たり前のことを言ってるのよ」

 

 ドリル女がため息交じりに批判してきた。どうも言い方が腹が立つ。

 

「ロックマン様が駆けつけてくださったのよ。皆守ってくれるに決まってるじゃない」

 

 まあ当然と言えば当然だろうか。キングが警戒している数少ない存在だ。子供2人くらい守れなくては、話にならない。

 

「で、状況は……なんかすげえ事になってるな」

 

 ゴン太とアイの向こう側には、背中をこちらに向けているロックマン。そしてその眼前には……10体近いジャミンガーがいた。

 

「おいお前ら。俺たちの計画の邪魔をするなら、容赦しねえぞ。それとも俺たちに金とか払ってくれるのか?」

「いや、賠償金求めたいのはこっちの方なんだけれど……勝手にうちのリフトを集会場にしないでよ。なんで皆、うちの施設を無断で使うのかな?」

 

 アイの嘆きは至極当然である。どうやらジャミンガーたちは、リフトの電脳を勝手に占拠していたらしい。それをゴン太とアイが何とか見つけて、逆切れされている。というのが今の状況らしい。

 

「ちなみにジャック。あの人たちはジャミンガー。ロックマン様みたいにウィザードと電波変換したわけじゃなくて、電波ウイルスと電波変換している人たちよ」

「おう、そうなのか」

 

 知ってる。キング財団も、多数のジャミンガーを戦力として雇用しているのだから。もっとも、今目の前にいる連中は、キング財団配下という感じではなさそうだ。

 

「計画って何をするつもりなの?」

 

 疑問を投げかけるロックマンの隣に、ウォーロックが出てきた。

 

「ケッ、ただ群れてるだけの雑魚の考えることだ。どうせロクなことじゃねえよ」

 

 ウォーロックにとってはただ感想を言っただけなのだろう。だが良い挑発だ。ジャミンガー軍団のリーダー格は、簡単に乗ってくれた。

 

「ハッ、聞いて驚け! 俺たちの計画は金になる物だ。それは……響ミソラを襲撃して、そいつの貯金を全部巻き上げることだよ!」

「なんだって!」

 

 これはロックマンのみならず、ドリル女とゴン太も同じように叫んでいた。

 

「ど、どうしてミソラちゃんを狙うのよ!」

 

 そう、一番の疑問はそこだ。もっと金のありそうなところなんて、幾らでもある。だが、こういうのは必ずと言っていいほど、金以上の理由があるのだ。

 

「あの響ミソラってやつに、恨みでもあるんじゃねえのか?」

「そ、そんなことあるわけねえだろ! ミソラちゃんが、誰かに恨まれるなんて……」

 

 ジャックの言葉に、ゴン太が怒鳴ってきた。ファンとしてはミソラに盲目でいたいのだろう。だが誰からも恨まれない人など、この世にいないのだ。ジャックはそれ良く知っている。

 

「君たち、何かミソラちゃんに酷いことでもされたの?」

 

 ロックマンだけは冷静だった。いや違う。あれは怒っている。静かに、だが表に出さない程度にだ。声に感情が載っていないのがその証拠だ。

 

「酷い? ああ、酷い目にあったんだよ! あいつのせいで、俺は会社をクビになったんだよ!」

 

 これは首を傾げる言葉だ。芸能人と、こいつが会社から解雇されたことに、繋がりなどあるのだろうか。

 

「解雇?」

「それは逆恨みじゃないかな?」

 

 ジャックの呟きに合わせるように、ロックマンが相変わらず感情を消した声で尋ねた。

 

「逆恨みなんかじゃねえ! ああ、畜生。思い出しただけで腹が立つ! あの時ミソラを手引きしたガキも一緒にボッコボコにしてやりてえよ!」

 

 手引き? ガキ? 何の話だろうか。だが次の瞬間、ジャックは驚くことになった。ロックマンが「ああー!」と声を上げたのだから。先ほどとは打って変わって、素っ頓狂な声だった。

 

「あなた、まさか! ミソラちゃんのマネージャーだった人!?」

 

 心当たりがあるらしい。とすると、手引きしたガキとは、星河スバルの事だろうか。

 

「そうだよ。俺は響ミソラの敏腕マネージャーをしていた、金田金太郎さまだ!」

 

「えっと……」とゴン太を見ると、珍しく気づいて、答えてくれた。

 

「金田金太郎って言うのは、ミソラちゃんのマネージャーをしていた人だ」

 

 うん、それはさっき聞いた。

 

「前に、コダマタウンでミソラちゃんのライブをする話が合ったんだけれど……ミソラちゃんに、その……個人的な事情があって、中止になったんだ。それで、数千万ゼニーの赤字が出たって話だぜ」

「そんなことがあったのか……」

 

 あのアイドルも自分勝手なものだ。っていうか、よく赤字なんて言葉を知っていたなと、驚きを超えて感心した。

 

「そうだよ! その後の引退ライブで、ある程度の損失は取り返せたよ。けどトータルでやっぱり赤字だった。加えて、ライブの中止で会社の信用は落ち、俺のマネージャーとしての信用もだだ下がり。ミソラという金のなる木を失った責任を取らされて、解雇だよ! ほんっとふざけんなよ!」

「いや、それはあなたが悪いんでしょ! ミソラちゃんは嫌がっていたのに、むりやり歌を歌わせて……あの時のミソラちゃんは、もう限界だったんだ!」

 

 ジャックにとっては初耳だらけだが、たぶんロックマンの言っていることが正しいのだろう。そういえば、響ミソラもハープ・ノートに電波変換できるという報告書を受け取っている。ロックマンが関わった騒動の時に、FM星人のハープに取りつかれたと考えれば、辻褄も合う。

 

「そうか……それはお前の逆恨みだな」

 

 ジャック自身でも驚くくらい、冷たい声が出た。

 

「なんだと!?」

「子供から搾取してるんだろ、ロクな大人じゃねえよ」

 

 そう、子供を商売道具にする連中は、決まって悪人なのだ。

 

「ジャック、あなた良いこと言うじゃない。ところで、後ろの方々は……?」

 

 ドリル女の目からも軽蔑の色が見えた。この質問も、一応聴いておいてやろうというところだろう。

 

「俺は響ミソラに仕事を奪われた!」

「あいつが人気出たせいで、私が売れなくなったのよ!」

「皆あいつの曲を買うから、歌で食えなくなったんだよ!」

「おかげで俺のバンドは解散だ!」

 

「うげぇ……」と思わず声に出た。ただの下劣な逆恨み集団ではないか。

 

「というわけで、響ミソラの貯金は俺たちが得るはずだった金だ。それに、あいつに稼がせていたのはこの俺、金田様のおかげだしな。返してもらいに行くだけだよ」

「させるわけないだろ!」

 

 ロックマンが身構えた。ああ、これは応援する。このジャミンガー軍団は痛い目に遭うべきだ。

 

「おいおい、幾らお前が世界を救ったロックマン様でも、この人数相手は厳しいんじゃねえか?」

 

 ジャミンガー軍団が身構えると、同時に電波ウイルスを召喚した。彼らの能力に引っ張られて、現実世界でも実体化しているらしい。一人当たり、2~3体の召喚。敵の数は合計で40体弱に膨れ上がった。ロックマンが負けるとは思わないが、流石にてこずりそうだ。

 

「こ、こうなったら俺も……」

「おう、行くかゴン太!」

「あ、危ないよ!」

 

 ゴン太の威勢に合わせてオックスが出てきたが、アイが慌てて止めた。確かにゴン太とオックスも、自分たちの意思で電波変換ができるかもしれない。だが素人だ。味方としてはカウントできないだろう。

 

『おい、ジャック……』

 

 ハンターVGからコーヴァスの声がした。

 

「なんだよこんな時に、取り込み中だぞ?」

『なんだじゃねえよ。ここはよ、ロックマンを倒すチャンスじゃねえか?』

「え?」

 

 言われて見たらそうだ。せっかく、ロックマンにとって不利な状況が出来上がっているのだ。利用しない手はない。そうしたら、この面倒な事からも、ドリル女たちとも、おさらばできるのだ。迷う理由がない。

 だが……。

 

「頑張って、ロックマン様!」

 

 ドリル女の声で、思考が止まった。のんきに応援をしている。こいつの目の前で、ロックマンが倒れたら、どんな顔をするのだろうか。さっきリフトで見たような物とは、比べ物にならないような顔をするのだろうか。

 口の中で、形容し辛い嫌な味が広がった。

 

「今はやめておく」

『あ? なんでだよ』

「それは……」

 

 言い訳を考えようとしたときだった。ちょうどいい理由が、上から降ってきた。

 

「YOYOYO! これは見過ごせないYO!」

 

 ムーン・ディザスターだった。自称月最強様が、クラウン・サンダーとキャンサー・バブルと共に、ウェーブロードから降りてきた。

 

「ミソラっちの敵は、俺っちたちの敵だチョキ!」

「ミソラちゃんファンクラブDの会長として、貴様らを成敗してくれる!」

 

 援軍が3体も来たのだ。ジャックは幸いとばかりにコーヴァスに耳打ちした。

 

「こうなると思ったんだ」

『なるほど、これは俺の考えが甘かったな。悪い』

「構わねえよ、別に」

 

 そう、これで良いのだ。

 

「あの、ムーン・ディザスターさん」

「YO! どうしたよシスター!」

「私の名前が、アメロッパ語で月だからって、兄妹扱いしないで結構です。いえ、その……あなたがこっちに味方してくれるのが、意外だったから……」

 

 確かに、ムーン・ディザスターは先ほどロックマンと会ったばかりだ。義理人情で動く人柄にも見えない。

 

「そんなの、こいつらが気に食わねえからに決まってんだろうがYO!」

 

 ムーン・ディザスターは一歩前に出ると、金田たちを指さした。

 

「お前らが、正々堂々と響ミソラに勝負を挑むってんなら、俺は何も言わねえYO! けど、お前らがしようしていることは、ただの八つ当たり、みっともない、カッコ悪いYO!」

「な、なんだと!」

 

 事実を指摘されて、金田はまたもや逆切れしてるらしい。

 

「勝負して、他人から物奪う。結構だYO! 勝負して、自分の居場所を手に入れる。それかっこいいYO!」

「いや、少し違うのではないか……?」

「侵略者だったオイラたちが言うのも、どうかと思うけれど、プク……」

 

 クラウンとキャンサーが控えめに突っ込みを入れていた。

 

「けれど、お前らのはただの略奪、勝負じゃないYO! そういう卑怯者、俺は嫌いなんだYO! これが、俺がロックマンに味方する理由だYO!」

 

 どうやら、彼なりの美学があっての行動らしい。

 

「ありがとう、頼もしいよ」

「任せなYO! ブラザー!」

 

 ロックマンのお礼に、ムーン・ディザスターがサムズアップをして見せた。

 

「そうか……俺たちの計画を邪魔するってんだな……」

 

 金田が身構えた。そして、とんでもないことを口にした。

 

「お前ら、ガキどもを人質にとれ! それが俺たちの金のある未来だ!」

 

「しまった!」と、ドリル女たちの悲鳴に紛れて声が出た。そうだ、悪党の手口なんて自分が一番よく知っている。なのに、そこまで頭が回っていなかった。

 

「逃げるぞ!」

「え、キャア!」

 

 ドリル女の手を掴んで、ジャックはスキーで滑り出した。

 

「アイちゃん!」

「うん、こっち!」

 

 ジャックたちの方が先に滑り出したというのに、アイは瞬きする間もなくジャックたちを追い抜いて、前を滑り始めた。付いて来てと手で合図を送ってくる。最後尾にゴン太が続く。

 後ろからは銃声や剣、雷撃や水などがごちゃ混ぜになった音が聞こえてきた。ロックマンたちが戦い始めたらしい。

 

「少しでも遠くに逃げるぞ!」

「わ、分かったから、手を放しなさいよ。滑りづらいじゃない!」

「あ、悪い!」

 

 ずっとドリル女の手を握ったままだった。慌てて離す。

 

「良いわよ、もう。あ、それとも、私の手を握っていたかったのかしら?」

「バッ! そんな事、あるわけねえだろ!」

「でも残念。私の手を握っていいのは、ロックマン様だけなんですから」

「お前、状況分かってんのか!?」

「大丈夫よ、ロックマン様がいるんですから」

 

 このドリル女、頭が沸いているのか。今、自分たちはジャミンガーたちに狙われている身だ。電波人間よりも弱いとはいえ、奴らも電波体。生身の人間が勝てる相手ではない。ウィザードならば対抗できるだろうが、この場で戦えるのはオックス一人。複数の敵に追い付かれれば、流石に辛い。

 

「おい、急げ滑田!」

「分かってる! けれど、ルートは選ばないと!」

 

 アイ一人ならもうかなり遠くまで逃げているはずだ。だがジャックたちを置いていくわけにもいかず、素人でも滑りやすいルートを選んでいるらしい。プロの目と判断が、ジャックたちを逃がす唯一の手段なのだ。

 だがこの程度の事、電波体の前では焼け石に水だったらしい。突然だった。アイの目の前に、一体のジャミンガーが飛び降りて来たのは。

 

「キャア!」

 

 あっという間にアイが捕まった。

 

「あ、アイちゃん!」

「この野郎、アイちゃんを放せ!」

 

 後ろにいたゴン太が、加速して前に飛び出した。滑った勢いに任せてとびかかる。生身のまま、電波体へだ。「バカ!」とジャックが叫ぶと同時に、ジャミンガーは腕を振った。アイが空中に投げ出され、ゴン太と衝突した。2人は雪の上に投げ出され、動かなくなった。気を失ってしまったらしい。

「ゴン太、アイちゃん!」と叫ぶルナ。人の心配をしている場合かと思うジャックの予想通り、ジャミンガーは次の行動に出た。滑っているジャックとドリル女へ、手を向けた。

 

「バトルカード、スノーボール!」

 

 大きな雪玉が召喚された。「あっ、ぶね!」とジャックは身をひるがえす。だが無理な姿勢を取り過ぎた。セミオートで動いてくれるスキー板も、制御装置が対応しきれず、バランスを崩して横転した。

 すぐさま立ち上がったジャックが見たのは、ジャミンガーに首を絞められているドリル女の姿だった。

 

「ヒャハハハ、これで俺が一番手柄! 金田のおっさんに頼んで、報酬を上げてもらうぜ!」

 

 このジャミンガー、頭や手足に傷がついているところを見ると、乱戦の中から上手く逃げてきたらしい。何をやっているのだ、ロックマンは。

 

「さてと、後はお前だけだな目つきの悪いガキ。お友達が皆捕まって、ピンチだろ?」

 

 ピンチだと。これは笑ってしまう。足手まといたちがいなくなったのだ。ドリル女も首を絞められて、意識が朦朧としているだろう。さっさと電波変換して逃げればいい。後で上手く逃げ切ったと、幾らでも言い訳できる。

 

『ジャック、ずらかろうぜ』

 

 ああ、相棒の言う通りだ。

 

『もう嫌なんだろ。俺もこんな面倒な事はごめんだぜ』

 

 そうだ、うんざりだこんな茶番。そして見るがいい。面倒事に巻き込んでくるドリル女の哀れな姿を。

 

『お前は別に、あいつらとお友達でも何でもないってのによ。助ける理由なんざねえしな。さっさと帰っちまおうぜ』

 

 その言葉に笑みが浮かんだ。そうだ、迷う理由など微塵もないのだ。ただ一言口にするだけで、このくだらない時間から解放されるのだ。

 

「そうしようぜ」

 

 意を決すると、ジャックはハンターVGを前方に掲げた。

 その時だった。ドリル女と目が合ったのは。

 

「ジャック……」

 

 か細い声。胸に何か痛い物が刺さった。だが助けを求められても関係ない。自分の身が第一なのだから。だから、早く気を失ってくれ。

 

「逃げて……」

「……え?」

 

 ドリル女の金色に黒が混ざった瞳。そこに一滴の光が見えた。

 

「あなただけでも……逃げな、さ……」

 

 その瞳から光が薄れ、降りてきた瞼によって、閉じられた。

 

「ロック、マン……様……」

 

 同時に、ツッと零れた。一滴の涙が。

 

「……あ……」

 

 ドクリと、熱い物が頭にこみ上げた。無造作に彼女の体が雪の上に投げ出される。「さあて、逃げんなよ」という雑音。ぐったりとして動かない少女の体。高鳴る心臓の音。気づけば、その言葉を口にしていた。

 

「電波変換!」

 

 足が宙を離れる。驚くような声が聞こえた気がした。身をひるがえす。悲鳴。切り裂く感触。そして断末魔。ジャミンガーが人間に戻ったのを冷静に確認して、ジャックは電波変換を解いた。

 

「ハァ、ハァ……」

 

 あたりを見る。黒い炎が雪の上で燻っていた。それも何か所も。攻撃の余波で舞い散ったものだ。幸いにも、ドリル女には飛び火していないようだ。ゴン太とアイにもだ。

 目の前の男は……気を失っているだけらしい。

 

『おい、ジャック。火を消せ』

「……え?」

『え? じゃねえよ! ロックマンたちに見つかったら、勘ぐられるだろうが!』

「あ、ああ!」

 

 慌てて近くの雪を被せて、消火に当たる。残り火のような物だったので、すぐに音を立てて消えていった。続けて別の黒炎を消しに行く。

 

『ジャック、お前どうしちまったんだよ。逃げ出す絶好のチャンスだっただろうか』

「いや、そんなこと言われても……」

 

 ああ、コーヴァスの言うことはもっともだ。

 

「何してんだよ、俺……」




〇金田金太郎
 以前、ミソラちゃんのマネージャーをしていた人です。
 お母さんを亡くしたばかりで、ふさぎ込んでいたミソラちゃんを無理矢理歌わせようとしました。おかげでミソラちゃんの精神はボロボロに……。
 仕事のためとはいえ、子供を商品として扱うなんて、人間は酷いことをしますね。
 にしても、ミソラちゃんもハープ・ノートちゃんも可愛いな。この前お会いした、琴のような電波体も美人でしたけれど、やっぱりミソラちゃんファンクラブDは最高です!

by.ベイサイドシティのデンパくん
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