OREHーKRAD 邪悪に支配された人々   作:楠崎 龍照

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怪文章注意報

あと一狩り楽しいやめられないとまらない。
だけどゼニーが貯まらない。


4話 最悪兵器

 

 

 

 

「うおあああああああああ!!!!!!」

 

私は大声を上げてサイコガンダムに突撃をしながら持っているビーム兵器で攻撃をした。

サイコガンダムはそれを避けることなく、手のひらで防いだ。

反撃と言わんばかりに、サイコガンダムは腹部拡散ビームを放つ。

 

「このやろ……!!」

「あーこれあかんやつ……」

 

ファンギルは足で宙を蹴って滞空しながら、拡散するビームの照射をうまく避す。

ファンギルを除いた他の闇英雄たちは、一斉にカラパシが展開するバリアの後ろに隠れて避難する。

そして、ファンギルはサイコガンダムの拡散ビームが止んだ隙をついて、腹部を思いっきりぶん殴った。

サイコガンダムはくの字に折れ曲がり吹き飛ばされる。

チャンス、そう思ったファンギルは宙を蹴って前進、サイコガンダムに突撃をする。

しかし、サイコガンダムはまっていましたとばかりに即座に体制を建て直し、巨大な手でファンギルを捕まえようとする。

 

「なっ!?」

 

それに気づいたファンギルは回避行動に移ろうとするが間に合わず、サイコガンダムに捕まってしまった。

 

「やばっ!!!!」

「調子に乗るからだよフン(糞)ギルくん?」

 

そう言いながら、大きく大空を飛翔するのはソナッチだ。

ソナッチはニヤニヤとファンギルの醜態を嘲笑うかのような顔で持っている巨大なホルンをサイコガンダム目掛けて吹いた。

 

「破っ壊音っ波ー!」

 

その音波を浴びたサイコガンダムの腕が徐々に亀裂が入り始める。

 

「後は、私におまかせください」

 

黒い炎を模した翼を持つ黒馬に股がるバズズーは、自身の持つ黒と赤の禍々しい矛を亀裂が入ってる右腕目掛けて投げた。

矛は亀裂が入った装甲を簡単に突き刺さり、それと同時に紫色の装甲が鉄の軋む音を発てて剥がれ落ちる。

装甲が剥がれた中身は機械だらけの身が、あらわとなる。

 

「ファンギル君を離していただきたい」

 

 

-十二蠅・炎舞-

 

 

バズズーの周りに炎を纏った蠅が、耳障りな羽音を発てて現れる。

バズズーはサイコガンダムに向けて指を指す。

 

「行け」

 

そういうと、蠅は花火を打ち上げた時の甲高い音を鳴らして、ミサイルの如く装甲が剥がれた中身と腕の関節部分に発射された。

着弾時の爆発と衝撃にファンギルを捕らえていた腕は爆発し、関節部分は外れた。

 

「うるああああああああ!!!!」

 

腕が爆発したことにより、握る力が緩んだ隙をついたファンギルは狼のような咆哮を上げて、サイコガンダムの手を蹴り壊した。

そして、ファンギルとソナッチ、バズズーは一旦、その場から離れる。

 

「すまねえなぁクソナッチ!!!」

「アッハッハッハ!! 油断大敵だよフンギル君!!」

 

仲良いなコイツら……。

私はそう心のなかで思いながら、サイコガンダムに距離を置きつつ、ビームを撃つ。

しかし、ビームは変わらずサイコガンダムに当たるも全く効いていなかった。

このビーム兵器の出力が弱いのか、サイコガンダムの装甲が固いのか……。

まぁ後者だろう。

 

「おい、またあの攻撃が来るぞ!!」

 

ファンギルの声に私はハッとサイコガンダムの方を見る。

サイコガンダムの腹部と片腕から燐光が見えた。

一斉射撃を行うつもりらしい。

 

「不味いぞ!!」

 

ビークスの声に戦闘をしていた闇英雄たちは一斉にカラパシが展開するバリアに避難した。

発射されたビームは街を完全に崩壊させた。

シェルターも溶けてなくなっていた。

私はその光景は見なかった。

ビームの照射が終わった後には、もはや街と呼べるものなど残っていなかったことは言うまでもないだろう。

 

「洒落になりませんね……」

 

その光景を見たバズズーは青ざめながらそう呟いた。

全員が固唾を飲んで頷く。

 

「なぁ、龍輝お前あのロボットについて知ってるんだろ?」

「あ、ああ」

「なんか、策はないのか?」

 

ファンギルは私に詰め寄りながらきく。

確かに、あのロボット……というかモビルスーツの情報をある程度知ってるのは、私だけだ。

とは言っても、サイコガンダムシステム001号機なんて製作された事と、異次元の扉を開いたぐらいしか知らない。

 

「うーん」

 

私は考えた。

しかし、そんな時間はない。

サイコガンダムは赤い光を包み込んで、瞬間移動に近いスピードで接近。

カラパシが展開するバリアを踏み潰そうとした。

 

「んぐ……!!!」

 

バリア全体に衝撃が掛かり、カラパシはうめき声あげる。

何度も踏みつけをする度、バリアに負荷が掛かり、カラパシが苦痛の表情で苦しみはじめた。

 

「こ、これ以上は……もちそうに……」

「おい、龍輝!! なんか方法は!?」

「あるには……ある。それができるかわからないけど……」

 

その方法、それはサイコガンダムの頭部にあるコックピットの中に入り、電源自体を止めること。

闇英雄になる前に、ネットにモビルスーツを操縦する詳細が記載されていたサイトを見たことがあるから、動かせることはできるかもしれない。

しかし、サイコガンダムは、とある素質を持つ人物でないと動かせない機体。

私にできるだろうか……。

あーでも、待てよ。

確か、アニメで、素質のない軍人がサイコガンダムを動かしてた覚えが……。

ワンチャンこれに賭けるしかない。

まじでこれ以外に、あのサイコガンダムを倒す手段が見つからん。

私は、その策を全員に伝えた。

 

「まじでこれしか分からん、どうこう言ってられんぞこれ!!」

 

却下されそうな気がしたので、私は誰かが口を開く前に、そういって蓋をする。

 

「それなら、私があの機械人形の頭まで連れていくよ」

 

そう言って立ち上がったのはフルだ。

フィーナにまだ傷が癒えてないから立っちゃだめ! と注意されるが、それを無視して私の方に近づいてくる。

そして、フルは私を掴みそのまま背中に装備されてある、武装を入るキャラバスに乗せた。

 

「時間がない。行くよ!!!」

「ちょっ……!!?」

 

俺が嘆こうとするが、バーニアをフルスロットルで吹かしてサイコガンダムの股に突っ込んだ。

凄まじい重力で一瞬、頭が真っ白になりかけ、とてつもないスピードで、俺は悲鳴をあげることすらもできなかった。

 

「お……おお、あおお……!!!」

 

その姿をみたルナ達や闇英雄達もフルと朱雀を援護すべくバリア内から飛び出してサイコガンダムに攻撃開始する。

 

「このおおおおお!!!!」

 

フルは接近しながら手持ちのビームライフルを連射しつつ股に連続で切り刻み、その傷口にビーム2、3発打ち込んだ。

爆発の衝撃でサイコガンダムは少し怯み仰け反る。

その隙を逃さなかったコイールは持っているスナイパーライフルで傷口に一発弾丸を撃ち込んだ。

フェネは背部にあるシールドに取り付けられたスラスターを吹かしてミサイルのように一直線に頭部に放った。

サイコガンダムの巨体では、交わすことが出来ずに頭部に直撃し、少しよろめいた。

 

「いまのうちに!!!」

 

フルは急上昇し、サイコガンダムに接近する。

しかし、サイコガンダムはよろめきながら全身にあるビーム砲からビームを照射する。

360°のビーム攻撃にフルは一旦離れる。

 

「でああああああああああ!!!」

 

 

-黒烏廻-

 

 

ビークスは巨大な鎌を振るって黒い竜巻を巻き起こし、フル達を空高く吹き飛ばしてビームから回避させた。

 

「このまま突っ切る!!!」

 

ドスンと倒れたサイコガンダムに向かってバーニアを吹かして急接近する。

自分に接近したサイコガンダムは、直ぐに立ち上がろうとする素振りを見せる。

私はフルに頼んでキャラバスから降りて、サイコガンダムの頭部目掛けて落下。

サイコガンダムは赤い光を纏って逃げようとするが……。

 

「逃がさない!!!」

 

 

-アブソリュート・アイス-

 

 

フィーナは冷気を放ってサイコガンダムを凍結させて動きを封じようとした。

一瞬だけだがサイコガンダムの動きが停止する。

 

「のらあああああああああ!!!!」

 

私はサイコガンダムの頭部へと着地、急いでコックピットのハッチを開けようとした。

確か、モビルスーツのコックピットって外側からも開けれたはず、ましてやサイコガンダムや、こんな未知数なモビルスーツに何かあった時とかのために外側からもハッチを開けれるようになってるはず。

 

「よし開いた!!」

 

ハッチの下にスイッチがあり、そこを押すとパカリと開いた。

そして、私は頭部のコックピットに入ろうとする。

 

「誰も乗ってないか……」

 

サイコガンダムのコックピットはもぬけの殻だった。

まぁ別に驚きはしなかった。

異次元の扉を開けるほどの力を持っているんだ、オートで動いていても何も驚かない。

私は直ぐにリニアシートに座ろうとしたが、全身につけてあるパワードスーツが大きくリニアシートに座ることができなかった。

私は舌打ちをして装着しているパワードスーツを脱いで、外に放り出した。

直ぐ様ハッチを閉じてサイコガンダムの操作をする。

因みにコックピット内は全天周囲モニターとリニアシートの先駆けのような感じだ。

ガンダム試作三号機ステイメンのコックピットとよく似ている。

正直本物のモビルスーツに搭乗できるのはかなり興奮したが、状況的にそんなことをしている場合ではない。

 

「えーとどれや……確かあのサイトには……」

 

私はサイトで見た情報を気合いで思い出す。

その間に、サイコガンダムは暴れるように宙に飛び上がった。

 

「ぐぅううう……!!! カァハァァァ……!!!!」

 

物凄いGが掛かりは私は歯を食い縛った。

更にハッチが開き、サイコガンダムは私はコックピットから振り落とそうとしてくる。

 

「生き物かよコイツァアアア……!!!」

 

必死に操縦桿を握りしめて私は抵抗する。

しがみつきながら、コックピットのモニターを確認する。

 

「……!!これ……ッやぁぁぁぁ!!!」

 

私はモニターに映るオートからマニュアルにする場所があったので、それを押してサイコガンダムの主導権を奪い取った。

奪い取ったは良いものの、サイコガンダムの操縦は他のやつとは違うので、私には操縦することは難しく、そのまま地へと落下し始める。

 

「ノーマルスーツ着てないからヤバいいいいいいい!!!!!」

 

私はコックピット内部が無重力になる中で、片手で操縦桿を握り締めて、サイコガンダムの全機能を停止させた。

興味本位でモビルスーツの操縦方法を調べて、とあるサイトを閲覧して本当によかったと思った。

 

「うう……ぅぅうう……うぉおおおおりゃあああああ!!!」

 

そして、私はハッチを開き、操縦桿を離して、勢いよくコックピットから脱出。

 

「龍輝ーー!!!!」

 

宙を舞うなか、フルが私を拾ってくれた。

 

「やったね!!!」

「ああ、ありがとう!!!」

 

私はフルや他の闇英雄たちに笑顔でグッドサインをした。

そして、全機能が停止したサイコガンダムは物凄い轟音と衝撃波を出して倒れた。

 

「お、終わった?」

「みたいだね」

「ふぁぁぁぁ死ぬかと思ったああああ」

「ほんとだよ」

「でも、無事でよかった……」

「だな……」

 

沈静化を確認した私たちは安堵し、座り込んだ。

周りをみるも、建物すべてが倒壊していた。

建物の至るところから、黒煙が天に向かってモクモクと上がり、不気味なまでの静寂。

大都市としての機能を完全に失っていた。

この都市で生き残っているのは、我々だけである。

 

「みんなありがとね、龍輝やみんなが居なかったら、確実に私達はあの機械人形に殺されていたと思う」

 

フルは言う。

その言葉にルナたちは頷き、感謝の言葉を述べた。やはり、どんなものでも感謝をされると嬉しい気分になる。

皆で笑いあっていると、グポンと音が鳴り、二機のサイコガンダムが再び立ち上がったのだ。

 

「嘘だろ……?」

 

マリが力なくそう呟く。

俺たちも目を丸くして見上げることのみだった。

 

「嘘やろ? 機能はすべて停止させたはず……」

 

私はそう口に出した。

機械と機械が軋む音が巨人の咆哮のように聴こえ、一層不気味さを増す。

よくよく考えてみれば、コイツがサイコミュを搭載しているサイコガンダムであることを忘れていた……。

 

「どうやら、完全にぶっ壊すしかないようだ!!」

 

ビークスは鬼の形相で鎌を構える。

その姿は死神のそれである。

 

「やるしかないわね!!」

「ヒョヒョ全く、年寄りをいたわってほしいものだ……」

 

コイールとカラパシは不敵な笑みを浮かべて戦闘態勢に入る。

他の者達も武器を構えて二回戦に入ろうとした時だった。

サイコガンダムが奇妙な音を発し出したのだ。

得たいの知れない、そして表現するのが難しい音だ。

高いソプラノのサイレンと言えばいいだろうか……。

そのような音を発して、サイコガンダムから赤と紫のオーラを放ち、見るからに「ヤバイ」ものだった。

 

「な、なんだよあれ……」

「分からない。それより、この不愉快な音は……!?」

「笑えないな……これは……」

 

明らかにヤバい状況にファンギルとフィーナ、ソナッチは冷や汗をかいた。

 

何かとてつもないことをしてくるのではと警戒をしていたが、サイコガンダムは私たちに攻撃をすることなく、虚空に1つの扉を産み出した。

その扉が出現したのを見たサイコガンダム001は鉄と鉄が軋む咆哮をあげて、その扉を開き姿を消した。

姿を消す際に、サイコガンダムは私の方を睨み付けているように感じた。

 

「……」

 

荒廃した街にポツンと佇む闇英雄とルナ姉妹。

風の通りすぎる音が全員耳に囁く。

 

「なんだったんだ?」

 

ファンギルがポツリと呟くが、誰も答えを出すものはいなかった。

朱雀はハッとしたように何かに気づいたが、確証がなかったので、なにも言わずにふせた。

 

「まぁ、助かったから良しとしよう」

 

ソナッチの言葉に皆「そうだな」と言った。

 

「そういえば、みんな、これからどうするの?」

 

フィーナはルナたちに訊ねた。

皆は各々の顔を見合って、口を開く。

 

「分かんないけど、皆で力をあわせて生きるわ!」

「そうだね。色々なところを周ろうと思ってる」

「ああ、行ってみたい場所とか山ほどあるしな!」

「どうなるか、分からないけどそれでも世界を見てみたいな」

「うん」

 

 

ボロボロのルナ達は満面な笑顔でそういった。

「そか、それならさ」と私は彼女たちにあることを提案してみる。

 

「「「「「闇英雄??」」」」」

「ああ、行く宛がなければ、来てみない? あそこには住める場所もあるし、もしかしたら、みんな歓迎してくれるかも知れない! それに世界を見ることだって……」

「そうだな! そうしろよ!」

「闇英雄って変な響きだけど、とても楽しいよ」

 

ファンギルやフィーナもそういって、ルナ達を誘い始める。

保護者枠に近いコイール、ビークス、バズズー、カラパシは暖かいめで若者を見守っていた。

 

「私は行きたい!」

 

真っ先に返事をしたのがフルだった。

みんなも、フルの意見に同意する。

 

「話は纏まりましたか? それじゃあ、帰りましょう」

 

ニコニコとした表情をしながらバズズーは、念じて扉を開いた。

ルナたちはそれに驚きはつつもワクワクした物持ちで、我々闇英雄についていった。

 

 

 

 

 

続く




読み難い文章で誠に申し訳ありません。
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