OREHーKRAD 邪悪に支配された人々   作:楠崎 龍照

9 / 24
僕は面白い事が大好きな、正義の闇英雄 ソナッチ・キルヴァット。
朱雀の能力覚醒から数日が経過したんだけど、あれから面白いことが絶えることを知らずに起こる。
そして、今日は一段と面白いことばかり起こる日だ。
おかげで、僕のお腹は千切れそうだったよ。
最高だ!!! これだから闇英雄はやめられない!!


     by正義の闇英雄ソナッチ・キルヴァット



8話 僕の観察

 

 

 

「ぜやああああああ!!!」

 

 

-乱蠅・炎囲-

 

 

バズズーの周囲に生まれた炎を纏う蝿が朱雀目掛けて小型ミサイルのように放たれた。

 

「でああああああ!!!」

 

炎蝿の炎を吸収して、炎を纏った朱雀は両手から炎の弾を何発も射って、飛んでくる蝿を全て撃ち落とした。

 

「まだまだぁ!!!」

 

朱雀はバズズー目掛けて炎弾を何度も何度も射つが、黒い炎を模した翼を持つ黒馬。

バズズーの愛馬である「クロハヤテ」は馬らしからぬスピードと機動力を誇り、朱雀の炎弾を全て避けきった。

 

「おいそれ馬の動きじゃないやろおおおおおお!!!」

 

蝿のような動きに朱雀は大声をあげる。

それに関しては、僕、ソナッチも同意だ。

僕の音でも、あの馬に当てるのは一苦労だ。

その上、向こうは長身の槍に炎蝿。

余程の戦闘技術を持ってなければかすり傷1つつけることすら不可能だろう。

 

「まだまだですね!」

 

目にも止まらぬスピードで朱雀に接近し、槍で攻撃を始める。

 

「そうは……いくかいて!!!!!」

 

朱雀は炎の塊を真下に叩き落として大爆発を発生させた。

そのままバズズーを巻き込んでしまう作戦か。

しかし、クロハヤテのスピードは伊達ではなく、爆発する瞬間に、宙に跳躍し爆閃から逃れた。

 

「まじで何なんだよあの馬!!!?」

 

宙を蹴って接近する化け物に朱雀は流石に戦慄した。

さらに迎撃しようにも、炎の魔術が切れて使用不可になってしまう。

なかなか面白いタイミングだ。

朱雀は成す術がなくなり、そのまま槍に薙ぎ倒されてゲームオーバーとなった。

 

 

 

 

「おい、何なんやねん、あの赤い彗星!!?」

「アッハッハッハ!!!」

「笑うな!!」

 

僕は朱雀の言葉に笑い転げる。

面白いぞこれは!!

赤い彗星とはよく分からないが、龍輝の言い方が僕のツボを刺激した。

 

 

 

 

あの後、朱雀は七重の塔の一階にあるテラスで僕とフェネとフィーナで午後のアフタヌーンを楽しんでいた。

 

「あー、もう私の自然魔術難しいわぁ」

「でも、結構能力制御できてきてるじゃん」

「そうね、はじめの時よりずっと制御できてるよ!」

 

フィーナとフェネが朱雀を励ましていた。

ちなみにだが、昨日は朱雀とフェネ、レラ、マリが戦ったが、朱雀が全敗している。

敗因は魔力の制御ができずに暴発か、自滅でやられているっていう面白い敗北だ。

 

「で、あれはなんなんや?」

 

朱雀はチラッと爆閃やミサイル、レーザーが飛び交う空中を見た。

 

「あー、あれはルナとフルが模擬戦闘をしてるのよ」

 

フィーナがオレンジジュースを飲みながら呟く。

朱雀も「はへー」と言いながら、テーブルに置かれているお茶を飲んだ。

 

 

空中では新しいパワードスーツに身に包んだルナとフルが激闘を繰り広げていた。

 

「避けないでよ!! お家に穴が空いちゃうでしょー!!」

 

無鉄砲にビームライフルを乱射する。

ルナは無駄な動作をすることなく、華麗にいなしていき、ビーム出力がなくなった瞬間をついて、フルの懐に突っ込みフルの脇腹にエルボーを食らわせた。

 

「ぐぁ!?」

 

フルは胃液を吐いて、地面に叩きつけられた。

その衝撃で下唇を食いちぎってしまい、フルの口からツーっと血が垂れた。

 

「まだまだね」

 

ルナはフルを見下して冷徹な口調、そして不敵な笑みを浮かべながら、そう言った。

心ここにあらず、と言うべきか……。

 

「(某赤い彗星の再来だなあれは……となると、フルはその失敗作か……)」

 

朱雀は紅茶を飲みながらそう心の中で思う。

 

「くっ……ふざけるなああああああああ!!!」

 

フルは怒りに身を任せて、肩に取り付けられたメガビーム砲から太いレーザーをぶっぱなした。

しかし、ルナはそれを華麗に回避して物凄いスピードでフルに接近。

フルがビームソードで対処しようとしたが、ルナの方が行動するのが早く、額に強烈なデコピンを食らわせた。

 

「ふにゃ!?」

「はい、私の勝ちね!」

 

ちょっと可愛いと思ってしまうほどの声をフルが上げて倒れこむ。

それに対してルナは笑顔で勝利を高らかに宣言したのだ。

 

「ルナの加速力やべえな……」

 

朱雀はコップを口につけたまま静かにそういった。

あの加速力はバズズーの駈るクロハヤテの3倍の速度はあると、僕は推測している。

スラスターの光が見えた瞬間にはそれは軌跡となって気がつけばフルの額にデコピンをかましていたのだ。

光の速さと言えば過大評価が過ぎるだろうが、あの速度は尋常ではない。

 

「おいパッと見た感じ……。バズズーのあの馬の3、4倍の速度やないか?」

「そうだね。僕もそれくらいの速度だと思うよ」

「しかし、遺伝子組み換えで強化されているとはいえ、あの速度をよく耐えれるなー」

「邪悪に支配されたのも影響あると思うわよ?」

「ん? どういうこと? ……あー、そういうことね」

 

フィーナの会話に朱雀は一瞬疑問を抱くが、直ぐに意味が理解できたそうで、コクコクと頷いた。

邪悪に支配された者は少なくとも、肉体が強化されて、支配前よりも強くなるのだ。

つまり、戦闘兵器特化として生まれる前から一般の人間よりも強化されたルナ姉妹は、邪悪の支配によって更にプラスで強化されたということだ。

故に、あのような加速力でも人体に影響がないということである。

 

「そうみたいね」

 

フェネは紅茶を飲み干して、他人事みたいに言った。

 

「あれか……元々強化されてた肉体に、更に支配によって強化されたとか……そら私全敗するわな……」

 

朱雀は深く椅子に座り込みながら、若干の呆れ口調で呟いた。

それもそうだね。

僕は心のなかでそう呟いて、置かれていた紅茶をグイッと飲んだ。

 

「あああああああああもう悔しい!!!!」

 

フルは地団駄しながら物凄い悔しがっていた。

それを後目にルナはどや顔で勝利の優越感に浸っており、非常に微笑ましい光景だった。

 

「まぁ、まずは制御やな……」

「ん?」

 

ボソッと呟く朱雀の言葉にフェネは反応する。

 

「いや、私の場合はこの能力の制御やなって、全くって程ではないけど、魔力維持制御が完全に出来てないからさ」

「なら、僕と一戦やるかい?」

 

僕は立ち上がって朱雀に喧嘩を売ってみる。

朱雀は「おう頼むわ」と言って席をたった。

 

「さっき戦ったばかりなのによくやるわね」

「ほんとね」

 

フィーナとフェネは持ってきたお菓子をボリボリ口に入れながら話をしていた。

 

 

僕は黒と赤のツートンカラーの異形な形をした笛【鸚鵡貝】を持って構える。

勝負が始まろうとした時だった。

 

「晩御飯できたから、早く食堂に集合しなされー」

 

カラパシ爺の声が聴こえた。

晩御飯の時間である。

僕と朱雀はお互いに見合ってコクりと頷き、大広間へと急行した。

 

今回の飯はなんとおでん。

しかも、とてつもない量。

 

「ヒョヒョ……作りすぎましてのぅ……」

「作りすぎじゃないかな……?」

 

レラは苦笑する。

そう、テーブルに5つの巨大な鍋の中に大量のおでんがぎっしりと敷き詰められていた。

正におでんのバーゲンセールだ。

面白いけど笑えないぞこれは……。

フル、ルナ、バズズー、朱雀は先程まで戦闘をしてたから空腹だから、目の色変えておでんを食べようとしていた。

まぁ、僕も丁度お腹が減っていたからありがたいけど……。

問題はお菓子を食べていたフィーナとフェネだね。

生気が抜けたように真っ青としたいる。

面白い光景だ!!!

 

「ん? フィーナとフェネ食べねえのか?」

 

二人の異変に気づいたファンギルがおでんをモッチャモッチャと食べながら言う。

 

「い、いやぁ食べるけどね?」

「そう、食べるんだけど……」

「((お腹いっぱいで……))」

 

胃の中にまだお菓子が残っていて口に入らないのだろう。

二人はおでんを見た後、顔を見合って自分の愚かさに苦笑いをした。

それに対して……

 

「おおおやったー!! 私おでん大好きやねん」

 

好物が出てルンルンの朱雀は小皿におでんの具をたくさん放り込んで、ご飯と交互に食べていた。

そして、それを食べては喉に詰まらせ、食べては喉に詰まらせを繰り返す。

あまりの間抜けさと滑稽さが混じりあい、僕は口に含めた卵を吹き出した。

吹き出した卵は弾丸のように直線を描き、朱雀の顔面に命中した。

 

「ぐへー!?」

「アッハッハッハッハ!!!!」

 

気持ちいいレベルの朱雀の大転倒に僕は手を叩きながら笑い転げる。

幸い朱雀の小皿にはおでんの具は食べ終えていたので、具が辺りに散らばることはなかったが、汁が朱雀周辺にべちゃっといった。

 

「あっちいいいいいいいい!!!!」

 

汁が朱雀の肌にかかり、転げ回る様は滑稽で僕の笑いを更に加速させた。

他の闇英雄たちも笑いの渦に飲み込まれていた。

そして、朱雀はこういう。

 

「ソナッチ、おま……。後で覚えとけよ!」

 

笑い口調で僕に語りかけるが、あまりの面白さにその声も僕には届いていなかった。

 

「これを笑うなって言うのが無理っしょ!!! アーーハッハッハッハッハ!!!!」

「ソナッチ笑いすぎ!!」

 

そう言いながらも、フィーナも腹を抱えながら笑っていた。

このやり取りは約10分ほど続いた。

 

 

夜のディナーが終わった後、僕はそそくさと自室へと逃走を図ることにした。

そのまま僕はパジャマをもって、露天風呂に足を踏み入れる。

 

七重の塔のお風呂は巨大で混浴だ。

まぁ、はじめは抵抗あるけど、入っているうちに打ち解けてしまう。

朱雀もはじめは混浴風呂に入ることを少し抵抗していた。

だけどいまは何事もなく風呂に入っている。

 

そして、僕が腹が捻れるぐらい面白いことがあった。

それは、初めてルナ姉妹が風呂に入ったとき、彼女たちは男性闇英雄たちの下半身についている物をマジマジと見て、こう言ったのだ。

 

「ファンギルのこれって他のと小さいけどどうしてなの??」

 

と爆撃弾を投下したことだ。

更に追い討ちをかけるかのようにフルが……。

 

「龍輝より小さいけど、個体によって違うの? ファンギルのは龍輝に比べてなんかパッとしないね」

 

と言ったのだ。

あのときのファンギルの顔といったらもう……。

僕のお腹は捻れに捻れて笑い死ぬところだった。

 

さて、お風呂に到着!

さぁ、今日も長風呂で疲れを剥がしますか!!

 

僕は服を脱いで、そのまま全速力で露天風呂にダイブ。

水飛沫が辺りに散らばる。

端から見ればただの迷惑極まりないが、別に家なので問題なし!

アッハッハッハッハ!!!!

お風呂最っっっ高!!!

 

「オメーホントに風呂好きだよな」

 

僕がのほほんと至福に浸りきっていると、ファンギルが呆れ気味に話しかけてきた。

 

「お風呂は天国さ……。疲れた体を癒してくれる……」

「そ、そうか。まぁ天国なのはわかる」 

「でしょ?」

「……」

「……」

 

そこで会話が途切れた。

少し時間がたったとき、藪から棒にあの事を言ってみる。

 

「ルナたちに言われたことどう思う?」

 

そう言っただけなのだが、その言葉を理解したファンギルは血相変えて水面をパチンと叩いた。

 

「テメー、幸せに包まれてるのに、くだらねーこと言うんじゃねえよ!!!」

「アッハッハッハッハ!!!!」

「ぶっ殺すぞ!!!」

「お前ら、何を騒いどるよ?」

 

朱雀も入ってきた。

 

「いやーね。あのルナ姉妹のことをね」

 

朱雀にそれを言うと、苦笑いしながら「あー、あれね? まぁ別にええんやない? 言うて私もそんな大きかないし」と言うが、ファンギルにとっては何の慰めにならないのは言うまでもない。

 

「テメーらぶっ殺すぞおおおおおお!!!!」

 

痺れを切らしたファンギルはブチギレて僕らに襲い掛かってきた。

 

「あーあーファンギルくんを怒らせちゃった♪」

「いやまて、どう考えてもおまえのせいやろこれ」

 

そのあと、フィーナに僕らは小一時間素っ裸で説教を食らってしまった。

 

「はぁ、全くとんでもない目にあったよ……」

 

長風呂を終えた僕は、ため息をついて二階に上がろうとした。

しかし、テラスからワイワイと声が聞こえてくるので、気になった僕はテラスへと向かった。

 

 

「まぁ、私の世界はそんな感じやな」

「お前の世界と俺の世界ってあんまり大差無さそうだな」

 

朱雀とファンギルが会話をしている。

そしてルナ5姉妹が興味津々に話を聴いていた。

 

「どうしたんだい?」

 

気になった僕はテラスにいた人たちに話しかけた。

すると、ファンギルは「おー、ソナッチ丁度いいところに!」と手招きする。

 

「???」

「フル達が別の世界のことを聞きたいらしいっぽいんだ!!」

「へー」

 

随分と面白そうな話題をしてると思った僕は空いている椅子に座って話に混ざることにした。

 

「ファンギルの住んどった世界と私の住んどった世界が大差無さそうなのがビックリやわ」

 

朱雀は驚いた口調で紅茶を飲んだ。

僕は「へー」と相づちを打つ。

 

「龍輝の世界はこの前に行ったけど、すごい楽しかったよ! また今度ファンギルの世界も行ってみたいな!」

 

ルナが目をキラキラさせて言う。

レラも興味津々にコクコクと頷いていた。

 

「いいぜ! だけど、どこの扉なのか分からねえから、時間が空いてるときに探してみるよ!!」

「ありがとね!」

 

笑顔でファンギルはそういった。

朱雀も「私も興味あるわ。また見つけたら連れてってくれ」と言った。

ファンギルは「もちろんだ!」と頷く。

 

「あ、そういえば、俺の世界にすごい人がいるの聞いたことあるな」

 

ふと思い出したようにファンギルが口に出す。

 

「確か、神様と対話をするってやべえ人だ」

「神様と?」

 

朱雀が目を細めてファンギルを見る。

半信半疑の様子だった。

 

「それ僕も知ってるよ。名前は忘れたけどね」

「なんて名前だっけ?」

 

ファンギルは眉間に皺を寄せて思い出そうとする。

 

「因みに僕は名前は完全に忘れたから振らないでね?」

「わぁってるよ! 確か記者みたいな名前なんだ。で、海外の女子の名前なんだけど……なんだっけな……」

 

ファンギルは唸りながら思いだそうする中、朱雀は真面目な表情で言った。

 

「神様と対話できるって、どんな感じなんやろな……?」

「さぁ、知らね」

「僕たちは噂で知っただけだからね」

「あくまで噂だからな。確か……時間を操る神、空間を操る神、反物質を操る神と対話できるとかなんとか……」

 

それを聞いた朱雀は紅茶を吹き出す。

 

「じ、時間と空間、反物質って、この世の理とか概念とかそんな部類やんけ」

 

朱雀の言葉に僕とファンギルは頷く。

ルナ達は何も喋らずに、僕たちの話を無我夢中で聴いていた。

 

「まぁ、本当にいるかわからねーよ。俺たちだって噂で聞いただけだ。誰かが振り撒いたガセネタかも知れねーしな」

「もし、出会えたらスゴいかもね」

「せやなー。もしそいつが闇英雄になればとんでもなく面白そうになりそうやな。ん?」

 

突然、何かを思い出したかのように考えだす。

 

「時間、空間、反物質、神……。あれ?」

「どうした?」

 

ファンギルが朱雀の方を見ながら言う。

 

「あ、いや。私のいた世界のゲームでディアルガ、パルキア、ギラティナってモンスターがおってな」

「うん」

「それが、時間を司る神、空間を司る神、反物質を司る神やねん。まさかなって」

「そんな偶然あるのか?」

「面白いじゃん!」

「まぁ、さすがに違うか」

 

そう言って朱雀はアハハと笑う。

ルナ達は世界の広さに感銘を受けて、目をキラキラを光輝かせていた。

その後、話が弾んだ結果、夜の3時になってしまい、コイールに「うるさい寝れないでしょ!? 早く寝なさい!! 何時だと思っているの!?」と怒られてしまった。

僕たちは蜘蛛の子を散らすように、そそくさと自室へと戻った。

 

自室に戻ったのは、いいけどまだ眠気が全然ないので、僕は色々なジャンルの音楽を聴きながら、自分の武器の手入れをしている。

さて、明日は何をしようか……。

僕はそんなことを考えながら、武器を磨いた。

 

 

 

 

続く




私は輪廻の闇英雄 朱雀龍輝です。
今日は、私が家事炊事を行う番だったので、私は昼飯の食材を買うために私の住んでいた世界へと買い物に出掛けました。
しかし、その時の私は知る由もありませんでした。
とある女の子の誘惑に負けた私は、とんでもない事件に巻き込まれるなんて……。

        by輪廻の闇英雄 朱雀龍輝
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。