仮面ライダーの世界の力をやろう…って言われてもどうしろと? 作:アークス
ちなみに、主人公の力はまだ安定していません。
ですので、今後描写がちょくちょく違う場合がありますが仕様となります。
俺はファイズフォンXを手にしながら、とりあえず最初に考えるべき事を考え始めた。
即ち、親への言い訳だ。
だってさ、ちびっこながら持たせて貰った携帯が気が付いたら全然違う物になってるんだぜ?
俺が親ならどこから手に入れたのか、元の携帯はどうしたのかとか色々気になるに決まってる。
心配もあるだろうし、セキュリティ的な観点でも気になるだろう。
まさかいつの間にか変わってましたとか、ライダーの力だ!とかは言えないだろう。
うぬぬ。
どうするべきか……。
------------------------------
しかし、俺の悩みを他所に夕飯時に両親から掛けられた言葉は、
「カッコイイじゃないか」
「新しくなって良かったわね」
だった。
Why?
どういう事だよパピー、マミー?
……しまった。
驚愕のあまり呼び慣れない呼び方をしてしまった。
とにかく両親はあまり気にしていないらしい。
あまりに疑問が強すぎて真正面から聞いてみた。
「いやさ、いきなり携帯が変わってて怒らないの?」
すると両親は微笑みながら言う
「お前が他の子とは少し違う事は前から知ってたからね。
お前が産まれた時、普通の子なら泣く場面で私達を真っ直ぐ見つめて、にっこり笑いかけてくれた瞬間から。」
俺はそんな事した記憶は無いが、まあ産まれた瞬間の事をはっきり覚えてるかと言われたら微妙なので、ここは納得しておくしかない。
とりあえず目の前のホンワカした両親は不思議ぐらいでなんとなく納得してくれたみたいだ。
なんとなく釈然とはしないが、無理に説明しなくて済んだだけ良しとするしかないだろう。
ここで説明を無理矢理した所でうまく説明も出来ないし、両親を悲しませるだけかもしれない。
ある程度丸く収まっただけ良しとしよう。
------------------------------
あとはこのファイズフォンXをどうするかだ。
いや、元々俺の携帯だし、普通に使えるみたいだから使うは使うんだが。
まず第一にファイズフォンが別にあるのにファイズフォンXが手元にあるという不思議。
第二にファイズフォンはファイズのギアでいいんだが、ファイズフォンXはファイズの大分後の作品「仮面ライダージオウ」に出てくる未来のギアだ。
まず仕様がジオウのベルト「ジクウドライバー」に対応した物になっている。
とはいえ、ジクウドライバーが無い以上は電話機能とブラスターモードの機能が使えるだけだとは思う。
そうなると本格的に変身に使ったファイズフォンと、俺の携帯が変化したファイズフォンXが同時にここにある意味がわからない。
なぜジオウ関連のギアが?
俺が考え込みながら公園へ向かうと、またブランコになのはが居るのが見えた。
よし。
また周りの子供達を扇動して祭りを……
おや?
なのはがこちらを見て笑顔で走ってくる。
なんぞ?
………あ、転んだ。
------------------------------
なのはside
私は公園でまた1人でいたの。
別にもう寂しくも……無いって言ったら嘘になるの。
でも前よりはかなり気持ちが楽になってる。
あの子が皆と私を引っ張って遊んでくれたから。
あの最初の衝撃の出会いから何度も遊んでくれたの。
だからお礼を言いたい。
でも、公園にいたら必ず会えるわけじゃないし、皆の勢いに圧倒されて毎回話し掛けられないまま解散になっちゃう。
だからなんとか話し掛けるために頑張るの。
そしてふと気付いたらあの子が公園の入口に立っていた。
嬉しくて急いで近づく。
あっ……
バタン
足がもつれて転んでしまった。
恥ずかしくて少し下を向いたまま立ち上がろうとしたら目の前に手が差し出されたの。
「大丈夫?」
あの子が手を差し出してくれた。
あまりに嬉しくて差し出されたその手を両手で握ると真っ直ぐ見つめてお礼を言ったの。
「いつも助けてくれてありがとう!」
彼はそんな私を驚いた様な目で見ていた。
なのはside out
---------------------------
ええと
なぜか転んだなのはに手を貸そうとしたら両手で手を握られてお礼を言われた。
ん?
えと、俺、目立ってないよな?
なぜお礼?
いや、転んで手を貸した事に対するお礼ならまだ分かる。
しかし、なのははいつもって言っていた。
いつも?
もしかして祭り騒ぎの黒幕ってバレてる?
俺、もしかしてやらかした?
本当はこの話の前に大きな謎を投下する予定だったのですが、先にこちらの方がまとまりがいい気がして謎は後回しになりました。
まあ、ファイズフォンXも十分に謎かも知れませんが。
ちなみに、ファイズフォンX以外に問題解決したみたいな雰囲気ですが、現実問題として解決すべき点が1つ残されています。
主人公的には重要でも物語的には重要ではないので軽くギャグと共に流す予定ですが。
他に問題見落としてたらどうしよう
次回までに見落とし無いかチェックしときます。