この胸を撃つ、追憶の雨は 作:ENDLICHERI
ヒーハー。・・・・・・すんません。血迷っていました。
はい、第2話です。どぞ!・・・・・・短いな~w
あの雨の日から、私は彼に会うことができないでいました。彼とはあの公園でしか会っていないので、どんな場所に行くのかも分からず、後悔と疑問、傘のことは諦めようと思い始めてきました。
そんな今日は図書館でテスト勉強をしています。基本は家でしているのですが、少し気分を変えたいと思い、図書館でテスト勉強をすることにしました。
「・・・・・・。」
「あれ?紗夜さん?」
「はい・・・?宇田川さん、白金さんも。」
「こんにちは・・・・・・。」
「紗夜さんは勉強ですか?」
「えぇ、テストも近いので。宇田川さんたちもですか?」
「はい!りんりんに教わりながらやるんです!」
「そうですか。白金さん、何か困ったことがありましたら言ってくださいね。」
「は、はい・・・・・・。」
「えっ?紗夜さんはあこたちと一緒にやらないんですか?」
「今日は宇田川さんと白金さん、二人で来たんですよね?『お二人と一緒に勉強する』と言うほど野暮なことはしません。」
「それは・・・・・・そうですけど・・・・・・でも!あこは──」
「あこちゃん・・・・・・。」
「り、りんりん?」
「氷川さんがそう言うんだから・・・・・・何かあったら来よう・・・・・・ね?」
「・・・・・・うん、分かった。紗夜さん、また後で。」
「えぇ。」
今言ったことは本当の気持ちです。宇田川さんが私を避けていないことは重々承知していますが、宇田川さんと白金さんは私たちと会う前からの付き合い。NFOというゲームをたまに一緒にしますが、二人の中にずかずかと入る気はしません。それにきっと、しばらくすると白金さんでも厳しい問題が来たら私の方に来るのも予想できていますので。
それからしばらく経つと、案の定、宇田川さんが困った雰囲気を
「紗夜さ~ん!」
「宇田川さん、図書館ではお静かに。」
「あ、ごめんなさい・・・。」
「それで、何か分からない所でもあるんですか?」
「はい・・・・・・この問題なんですけど・・・・・・?」
「氷川さん、ごめんなさい・・・・・・わたし、この教科は苦手で・・・・・・。」
「気にしないでください。この問題は──」
それから、白金さんが苦手だという教科を宇田川さんに教えていると、知らぬ間に二人の荷物が私が座っている席に移動して、結局三人で勉強する形になっていました。
「・・・・・・白金さん、ここの問題なのですが・・・・・・?」
「え?・・・・・・あ、これは・・・・・・。」
「紗夜さん、この問題ってどう答えればいいんですか?」
「この問題は──っ!?」
「ん?紗夜さん?」
「どうか、しましたか・・・・・・?」
「いえ、その・・・・・・すみません、少し席を外します。」
「はい・・・・・・?」
私の視界にふと入ってしまった。先月悲しそうな顔をして雨に打たれていた男性を・・・・・・。
「あの・・・・・・?」
「・・・・・・。」
私は何も考えずに彼に声をかけてしまった。でも、あの雨の日と同じように、無視されてしまいました。耳を見ると、イヤホンを着けていたので、私の声はイヤホンによってかき消されたのだろう。そして私は、彼の肩を軽く叩いた。
「あの・・・・・・?」
「はい?・・・・・・あ、この前の。」
「こんにちは。こんなところで会えるなんて思いませんでしたよ。」
「そうですね。・・・・・・あ!傘ですよね?今、図書館の入口の傘立てに置いてあるんですよ。すぐ持ってきま・・・・・・っ。」
「どうかされましたか?」
「・・・・・・すみません、少し離れててください。」
私は彼に距離を置かれてしまった。この図書館で何か近くにいたら困ることがあるのでしょうか・・・・・・?
「っ・・・・・・。」
「よぉ~、
「・・・・・・ここ図書館なので、外で話しませんか?」
「んだと・・・!?悠希のくせに──」
「まぁまぁ、悠希くんの言うことも一理ある。・・・・・・いいぜ、ついてきな。」
三人のガラの悪そうな男の人たちと共に、『悠希』と呼ばれていた彼は外に出ていきました。私はこっそりと彼らのあとをついていくことにしました。
建物の陰から覗いてみると、そこでは三人組の男の人たちが彼を殴ったり蹴ったりしていました。私はその光景を見て、ピクリとも
「はぁ・・・、はぁ・・・、まぁいい。また来てやるよ。」
「へっ!」
「チッ!」
「っ
三人組の男たちが去っていった後、ようやく身体が言うことを聞くようになったので、彼の下に行きました。
「だ、大丈夫ですか・・・・・・?」
「はい・・・・・・もしかして、さっきの見てました?」
「っ!?すみません・・・・・・。」
「いや謝られても、僕はなんて返せばいいんですか?」
「それよりも!」
「それよりって・・・・・・。」
「なんであんな事になってしまったんですか!?」
「いじめグループの標的になった、って言えば納得しますか?」
「納得しません!学校とかに言ったんですか!?」
「言うのも疲れるだけですし、もしも教師たちがそれで対応しようとしてもシラを切るに決まってます。」
「っ!?ですが・・・・・・何をしているんですか?」
「あったあった。・・・・・・良かった、無傷だ。」
「イヤホンと音楽プレーヤー?」
「あの人たちに壊されたらたまりませんからね。あ!傘、手渡しで渡せなくてすみません。では、これで。」
「あの!?・・・・・・どういう神経してるんですか・・・?」
口の端を切ったせいか、出血をしたままイヤホンと音楽プレーヤーを持って立ち去った彼。私は、何故か彼のことがずっと気になって、頭から離れることはありませんでした・・・・・・。
『出逢ったのはJanuary 恋したFebruary』♪
↑これ、内容の参考になったKinKi Kidsさんの『Another Christmas』のサビの一行目です。前回が1月、今回は2月。恋してないね~。・・・・・・2月が今回だけで終わってしまうのか!?w
では、また今度!おつカレーライス!