この胸を撃つ、追憶の雨は 作:ENDLICHERI
1ヶ月飛ばしました!ミスではありません!
今井さんのせい(おかげ)で、彼の名前等を知れてから、特に発展はなく、今まで通り過ごしました。私と悠希さんの中は、です。
私はその間に少し気になったことがあったので、今井さんたち・・・・・・ではなく、学校の同学年で一緒にバンドをしている白鷺さんと松原さんに少し相談してみました。内容は、「ある人物の顔を見たり会ったりすると胸が暖かくなり、その人物と離れる時や辛そうにしている時は胸が苦しくなる」というものです。
「うーん・・・・・・千聖ちゃん、何か分かる?」
「そうね・・・・・・私も聞いたことしかないけど、それでもいい?」
「はい、少しでもこの疑問が解ければいいなと思っているので。」
「そう・・・・・・。紗夜ちゃん、それはおそらく、『恋』をしていると思うわ。」
「こい・・・・・・?」
「こい?・・・・・・恋・・・・・・恋ですか!?」
どうやら白鷺さん曰く、恋愛ドラマでそういう例えがあったというのです。
私が・・・・・・誰に?誰を?誰を好きになったって?えっと・・・・・・私がそういう風になるのは、悠希さん、ですね。・・・・・・えっ?私が!?悠希さんを!?いやいやいやいや!?無いですよ!!無い無い!!あるわけないですって!!私にはRoseliaがあるんですから!!
「今日は・・・・・・あっ。」///
なんで私は図書館に足を運んで、悠希さんを探してしまっているんでしょうか!?恥ずかしい・・・!
でも、彼がいてもいい時間に来たのに彼はいない。ふと窓の外を見ると、よく見る光景が広がっていました。彼が
私はすぐに図書館の外に出て、急いで彼の下へ向かいました。今日は雨が降っているのに、傘も何も持たずに・・・・・・。
「はぁ・・・、悠希く~ん?何か言ったらどうだ~い?文句あるなら言えよ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・チッ。文句あるなら言えってんだよ!!」
「・・・・・・言うだけ無駄だよ、君たちに何言ったって。」
「はっ?」
「言ったって君たちの行動が変わるわけないんだ。だから、喋るだけカロリーの無駄遣いだよ。」
「テメェ・・・!」
「止めなさい!!」
「──はぁ?」
「・・・・・・おぉ?可愛いじゃん。」
私は抵抗しない彼に腹が立ってしまい、つい声を出してしまった。それが危険な引き金を引いたとも知らずに・・・・・・。
「こいつ、最近悠希と一緒にいるヤツじゃん。」
「なぁ嬢ちゃん、オレたちと遊ばね?」
「っ・・・!?」
「へっへっへ──って、
私は怯えた、変な目で私の方を見てくる三人に。私は少し後退りしたら、リーダー格の男の腕が誰かに掴まれた。その掴まれた腕が力強く掴まれて痛がりだした。
「痛てぇって・・・・・・って、悠希!?」
「君たちは、誰に手を出そうとしてるの?」
「だ、誰って・・・・・・!?」
「ゆ、悠希、さん・・・・・・?」
彼が出した声は、今までと違いました。いつもは優しくて覇気もない感じだったのですが、この時の声は、『怒り』というより『殺意』がこもった声で、私までも彼に恐怖を感じました。その『殺意』の対象となってる彼らはもっと恐怖を感じているでしょうけど・・・・・・?
「正直怒りたくなかったんだ、この後疲れるから。そして、僕がどうなろうとも問題なかったんだけど、他人に・・・・・・しかも、僕が
「くっ、離せよ・・・・・・!」
「ちなみにさ、この腕
「どう・・・・・・って、痛てて・・・!?」
「ねぇ知ってる?僕、利き手じゃない方の手で掴んでるんだけど?僕はそっちの手は握力弱い方なんだよ?」
・・・・・・なんでしょう?悠希さんが掴んでいる腕から、骨にヒビが入ってくる音が聴こえてくる気がするんですけど・・・・・・!?
「ゆ、悠希──」
「そうだ、じゃんけんしようよ。」
「はぁ!?」
「じゃーんけーんポーン!!」
「ぐはっ!?」
「お、おい・・・・・・!?」
「なんだよ、こいつ・・・・・・!?」
「ねぇ?」
「ひっ!?」
「これから・・・・・・紗夜さんに手を出したら・・・・・・
三人は声を出さずに逃げ出してしまいました。私だって、声が出せずにいましたが・・・・・・。
「・・・・・・はぁ、疲れた・・・。」
「ゆ、悠希さん・・・・・・ありがとう、ございます・・・・・・。」
「えっ?あぁ・・・・・・うん、これからはこういう事に首突っ込むのは止めてよ・・・・・・。」
「す、すみません・・・・・・。あぁ、それと!」
「はい?」
「気になってるって・・・・・・私のこと、ですか・・・?」
「えっ、そこ?」
「気になってるって・・・・・・『恋』って意味ですか・・・・・・?」///
「こい?魚の方の?」
「い、いえ・・・・・・その・・・・・・恋愛って意味の・・・・・・。」///
って、何を聞いているんですか私は!?『殺意』を沸かせていた人の言葉が気になって、その真意を聞いてしまうなんて・・・・・・!?
「・・・・・・あぁ~!まぁ、その・・・・・・こんな陰キャに飽きずに接してくれるから・・・・・・まぁ、ねぇ・・・・・・。」///
「そ、そうですか・・・・・・。」///
「・・・・・・もう帰りますね。」
「あ、ちょっと待ってください・・・・・・!」
「いや、大じょ・・・・・・ヤバッ。」フラァ
「えっ?きゃっ!?」
突然彼がふらつかせて私に覆いかぶさるように倒れてきました。
「ちょっ、悠希さん・・・・・・!?」///
「疲れすぎて、全然力が入らないんです・・・・・・。」
「・・・・・・はい?えっ?疲れることありました?」
「久しぶりに怒ったから・・・・・・。」
(それだけで!?)
「すみません、すぐ
「え、えぇ・・・・・・。」
お礼をさせてください。そう言おうと思ったのですが・・・・・・すごく言いづらかったので、この日は言わないことにしました。私は彼の身体を起こして、帰らせました。雨が降っていても彼は意固地になって傘もささずに帰っていきましたが・・・・・・。あの癖、どうにかならないかな・・・・・・?
悠希くんの『怒ったら疲れる』設定、アレは作者から来てるの。だってさ~、疲れるじゃ~ん。前に職場で後輩指導をしている時も怒ったことないの。上司たちは怒るけど、アタシだけ怒らないってのがウチの職場ではよくあるのw
ところでさ・・・・・・『ホリミヤ』、いいよね?