この胸を撃つ、追憶の雨は 作:ENDLICHERI
かなり飛ばしました、はい。これでこの作品も終わりっす。
ハッキリ言っていい?このスタイルの小説も飽きた・・・w
それからというもの、私と悠希さんは恋人らしく、そして他のことに支障をきたさない程度に過ごしてきました。夏には二人だけでプールに行ったり、秋には悠希さんの学校の文化祭に行ったりと、意外と充実した時間を過ごしました。
ですが、何事にも終わりがあるように、この生活にも終わりがありました・・・・・・。
「・・・・・・えっ?今、なんと・・・?」
「だから・・・・・・別れましょう。」
突然、彼から別れを告げられました。急なことで、頭の整理が出来なくて、聞き返してしまいました。
「な、んで・・・・・・どう、して・・・・・・!?」
「・・・・・・紗夜さん、最近忙しいでしょう?Roseliaとして、武道館でのライブやF.W.Fのライブが控えているのに、来れる時はいつも僕の下に来てくれる。疲れているのに・・・・・・。僕は、そんな君の枷になりたくないんです・・・・・・。」
「わ、私は──」
「さよなら・・・・・・。」
「ゆ、悠希さん・・・・・・!!」
私の声を聴かずに、彼は振り返らず立ち去っていきました。立ち去る背中は、美しくて愛おしく、そして悲しさと切なさが私の心に押し寄せてきました。「確かなものより、君が欲しい。」そこまで思えてしまうほど、私は彼に惹かれていたようです。
1月の雨は、6月の雨より冷たい。1月は雪の日もあれば雨の日もある、気まぐれな空となる時期。去年の雨の日、彼はこの雨に撃たれて悲しいことを忘れていた。確かに雨は、悲しいことを流してくれるけど、雨から始まった彼との日々にはどうやら逆効果のようでした・・・・・・。
「はぁ・・・。」
ため息一つこぼし、思い出してしまった彼との日々をこの雨が流し切ってくれることを祈りつつ、帰ることにしました。
「・・・・・・えっ?」
「傘ささないと、風邪引きますよ?」
「っ!?」
突然雨が止んだと思ったら、今度は聞きなれた声が聴こえてきました。その声は、ずっと逢いたかった声で、今忘れ去りたかった声でした。
「・・・・・・去年逢ったとある人のように、雨に撃たれて悲しかったことを流してたのに・・・。」
「それは参考にしちゃ駄目だと思いますよ?」
「あなたに言われても、説得力ありませんよ・・・?」
雨に撃たれてびしょ濡れになった今の私の顔なら、涙を流してもバレないでしょう。でも、きっと彼にはバレているのかもしれない・・・・・・。それだけ、私の中で感情がぐちゃぐちゃになっていました・・・・・・。
「お風呂、ありがとうございます・・・・・・。」
「いえ。・・・・・・あ、着替え気付いた?」
「はい・・・。それで、私の服は・・・?」
「今乾かしてるから。乾くまで
「では・・・・・・お言葉に甘えて・・・。」
あの後、私は悠希さんに連れられて、悠希さんの自宅に向かいました。彼はすぐに風呂を沸かしてくれて、着替えや温かい飲み物を用意してくれました。
「ココアでも大丈夫?」
「はい、何から何までありがとうございます・・・・・・。」
「驚いたよ、まさかあの公園で僕と同じことしてる人がいるなんてね~?」
「うぅ・・・!」///
「そんなに別れたことが辛かったの?」
「それは・・・・・・って、なんでニヤニヤしながら聞くんですか!?」///
「ふふふ・・・!ごめんごめん・・・!つい紗夜さんをからかうのが面白くて・・・・・・!」
「勘弁してください・・・・・・!」
彼と話していると、凄く気持ちが落ち着きますね。ココアも温かいですし・・・・・・。
「・・・・・・あれ?悠希さん、口調が・・・?」
「えっ?・・・・・・あぁ、敬語のこと?まぁ、色々あってね・・・。」
「っ・・・・・・。」
また、彼は何か辛いことがあったのでしょうか・・・・・・?
「敬語、疲れるんだよ・・・・・・。」
「・・・はい?」
「こういう口調の方が楽だという事が分かったのでね・・・・・・。」
「はぁ・・・・・・?」
なんて安直な理由なんでしょうか・・・・・・?
「・・・・・・ねぇ、紗夜さん。」
「はい?」
「・・・・・・少しは、落ち着いた?」
「っ!・・・・・・そう、ですね。『BanG Dream!ガールズバンドチャレンジ!』も終わりましたし、F.W.Fにも出場できましたので、今は練習とたまのライブぐらいですね。」
「そう・・・。」
「今は11月より余裕はありますよ・・・・・・。」
「へぇー・・・・・・。」
「・・・・・・まさか、『また付き合おう』とか言うんですか?」
「うっ!?」
「まさか、そういう理由で近付いたんですか?」
「・・・・・・一応、近付いたのにはちゃんとした理由があるんだよ。」
「どんな理由ですか?」
私は少しトーンを落として、彼を問い詰めてみました。すると彼は、少し前にあったであろう過去の話を話し始めました。
「実はさ、お父さんとちょっと話したんだ。喫茶店でコーヒー飲んだりカードファイトしたりしながらさ、紗夜さんとのことを聞かれたよ。そしたらさ、『もう少し向き合ってみたら?』って言われて・・・・・・。」
「それって・・・・・・?」
「・・・・・・紗夜さんが良ければだけど、もう一度付き合ってくれない?今度は遠慮しない。」
「っ!・・・・・・私で良ければ・・・!」
遠慮、していたんですね・・・・・・。私も、『彼と逢わなければ』と自分に無理していましたから・・・・・・お互い様ですね・・・・・・。
「ちなみに、カードってどんなのを・・・?」
「えっ、知らない?『カードファイトお姉ちゃん』って?」
「初耳です・・・・・・。」
今までありがとうございました。最後の『カードファイトお姉ちゃん』を知ってる人、いたらある意味重傷者ですw
そのうち、活動報告でちょっと大事なお知らせをしま~す。