神と呼ばれた少年は平穏な日常を夢見るか 作:さとう
主人公、浦原輝夜は小学四年生である。
輝夜の身長変更しました。さすがに小さすぎる……。
「ただいま」
「おかえりなさい、輝夜さん」
家に帰ると、雨に出迎えられた。学校での話は、特別面白いこともなかったので割愛、だ。
「おはよう、輝夜」
「お父さん! もう夕方なんだけど」
「だって輝夜におはようって言われてないんスもん〜」
「……はいはい、おはよう」
「おはよう〜!」
「もう! ひげ痛いし苦しい!」
ぎゅうっと抱きしめられる。ランドセルも構わずまとめて抱きしめるものだから、ぐえ、と喉から潰れた声が出た。おまけに微妙に伸びた無精ひげのある頬で頬ずりされて、痛いったらない。
なんとか腕から逃げ、息を吐く。別に嫌いというわけではないが、愛情表現が過激すぎる。こう度々ぎゅうっとされたらいつか死んでしまうのではないだろうか。それでなくても、かわいい息子が苦しそうにしているのだから、加減というものを覚えてほしい。
家に入ると、居間の角になにやら包装された箱のようなものが見えた。隠しているつもりだろうが、最近背が高くなった僕から見ればバレバレだ。あの人たちは、未だに僕が120センチもないと思っているのか。もう僕の身長は126センチ以上もあるというのに。
お父さんは180を超えているようだから、似たようなことなのかもしれない。……それはそれでむかつくな。
このちらっと見える綺麗な箱は、僕への誕生日プレゼントだろう。何を隠そう、僕の10歳の誕生日は明後日に迫っているのだ。なるほど、今日朝から出かけていたのはこれか。
そうなると、これに気づかないふりをしていたほうがいいな。演技派輝夜の見せどころだ。見えてないように素通りして、自分の部屋にランドセルを置く。
今日のおやつは何を食べようかな。
浦原商店では、おやつは1日二つまで、売られている駄菓子から選べることになっている。昨日はスナック系を食べたから、チョコにしよう。
「おー、輝夜やんけ。背伸びたか?」
「真子さん! まあね、この前測ったら128.3センチだって」
「こないだは130センチ言うとらんかったか? 縮んどるやないの」
「縮んでない!去年は122センチだってちゃんと言ったでしょ」
せやったやせったと言いながら頭をガシガシ撫でてくるこの人は、平子真子さん。お父さんの友達らしく、たまに遊びに来ては僕にちょっかいを出してくる。
僕が怒っても『すまんすまん』と笑うから、真子さんは僕にとって、真面目に接してはいけない人の1人だ。よく撫でられるけどいつも痛いし。
真子さんは、駄菓子屋を物色してから奥に入っていった。お父さんに何か用事だろう。僕に聞かれると困る話をすることが多いから、僕はとっととお菓子を選んで自分の部屋に戻るとしよう。
テッサイさん以外の大人たちが出てきましたね。
平子さんをはじめとした仮面の方々は子供と触れ合う機会がないため、輝夜を見ると構い倒すことが多いです。これ食うか? 寒くないか? よしよしいいものをやろう。みたいな。元々自由人に見えて面倒見の良い人ばかりですから。
これで1000字! 大変ですね……。
次からはシリアスになると思います。なのでタグも追加してみました。大丈夫かな、どきどき、そわそわ。でもまだ一文字も書いていません。ちゃんとシリアスになるかなあ……。頑張ります。