最近の世の中は、二次元でも女の子に対して優遇されている。
その最も足る例は所為『鉄壁スカート』という奴だ。
漫画でもアニメでも、どんなに激しい動きをしても決してめくれないスカート。
どんなに短いミニでも、なぜかめくれない。
昔は結構パンチラとかしてたものなのだ。
それで当時の青少年はチラリと見えるパンツに興奮した。
まあ、それも時代の流れか。
だけども。
俺はとある能力の持ち主だ。
それは漫画本の中に入り込む能力だ。
その能力の使い勝手はいいとは言いづらい。
例えば激しいバトル漫画に入り込んだからといって、格闘が得意なキャラに変身するわけではない。
やられキャラだったり、バトルを観戦したりするモブだったり。
その漫画で有利な属性に変身することは出来ないのだ。
だから痛い思いをしたりもするが、現実で死ぬわけではない。
言葉通りおいしい思いが出来るのはグルメ漫画だ。
写真とかでしか見たことがない高級料理もグルメ漫画だったら食べられるのだ。
モブでも定食屋で背景で食事をしているだろう?
たとえモブでもちゃんと美味しいものを食べることが出来るのだ。
ちなみに現実世界に戻るときは漫画の世界の中で眠りにつくか、意識を失った時だ。
たとえ漫画の世界の中で死んでもその瞬間に現実に戻ってくるだけだ。
さて、前置きはこれぐらいにしておこう。
俺はこの能力を使い、とあることをする。
そう、スカートめくりだ。
まあ頭が悪いことを言ってる自覚はある。
だが、漫画の中ですら『鉄壁スカート』が恒例になった今、その鉄壁スカートをめくりあげ、絶対に描かれることがない下着を覗く。
それこそが男のロマンというやつだ。
この能力を使うために様々な漫画を購入してきた。
アダルト漫画は最初から見えてるから論外だ。
ターゲットにしたのは少女漫画だ。
少女漫画に書かれている女の子はたいてい可愛いが、女の子に配慮して絶対に下着は見えない構成になってる。
だからこそ、めくりがいがあるというものだ。
というわけで早速俺は一冊目を手に取る。
中身は女子高生がとある男子高校生に恋をするという、王道な恋愛漫画だ。
そんな恋愛漫画にパンチラ、ましてやスカートめくりなどという下ネタはご法度だ。
つまり、エッチなことをされるのにまったく免疫がない純粋な女子高生というわけだ。
だからこそ、スカートのめくりがいもあるし、どんな反応をするのかも興味があるというものだ。
というわけで俺は早速能力を発揮し、その漫画の世界にもぐりこんでいった。
気づいたとき、家の中ではなく青空の下に立っていた。
俺の格好は、その漫画の主人公が通っている学校の男子の格好だ。
どうやら今回は同じ学校の生徒という設定らしい。
顔はどうなってるんだろうか。
主人公が恋する男子生徒か、それともただのモブか。
学校の中へと入っていき、鏡を見て顔を確認するとするか。
鏡を確認したところ、恋する男子生徒ではなかったみたいだ。
ようするにモブだ。
昔はモブが悪戯でヒロインにスカートめくりするということもあったが、今ではそんなのは滅多に見ることはなくなった。
なら、俺がその勇気あるモブになってやろうじゃないか。
俺は男子トイレから出て、ターゲットを探す。
いた、あの子だ。
廊下で女子生徒と一緒に話している。
この少女漫画の主人公の『金森 愛子』だ。
肩までかかる綺麗な黒髪にくりりとしたかわいらしいお目目。
そしてそれなりの胸と美少女にふさわしい見た目をしている。
性格も悪くなく、誰もが男子生徒に恋するこの子を応援したくなるぐらいだ。
少女漫画の主人公はたいてい見た目が良い。
だからこそそのパンツも見る楽しみがあるというものだ。
そんな彼女のスカートは別に膝丈が短いわけではないが、ロングスカートというほどではない。
つまり、捲ろうと思えばそれほど力はいらない。
さて、現実ではないのだから今この瞬間に思いっきりめくってもいい。
だが、今彼女は俺の目の前を歩いている。
後ろからめくれば抵抗されずにパンツを丸見えにさせることが出来る。
だが、それでは面白くない。
どうせなら正面から堂々とめくりたいものだ。
そうすれば金森さんのパンツとリアクション、同時に楽しめるというものだ。
そんなことを考えている間に彼女は友達と一緒に教室へと入っていってしまった。
まあ、しょうがない。
チャンスはいくらでもあるというものだ。
俺は金森さんとは別のクラスの生徒という設定であるみたいだ。
だから授業は適当に受けていた。
昔やったところだから新しいことを知る楽しみすらない。
今頭の中を占めていたのは、金森さんの下着とリアクションのことだけだった。
休み時間になる。
即座に教室から飛び出し、金森さんが教室から出てこないかチェックする。
すると金森さんは1人で教室から出ていく。
トイレにでも行くのだろうか。
なんにせよ、チャンスだ。
とりあえずまずは彼女に話しかけることから始めよう。
話しかけられて無視するような悪い性格の子じゃないし。
「あのー、金森さん?」
背後から話しかけると、金森さんはくるりと振り返る。
「ん?」
彼女は俺の顔を見た後、きょとんとした顔をする。
いろいろな設定で漫画の世界に入り込めるとはいえ、俺はこの漫画の世界に存在しない、いわば特別なキャラクターだ。
だから彼女の認識としては俺は顔すら知らない他人なのだろう。
「えっと、何か用かな?」
だが、彼女は見知らぬ俺が相手でもちゃんと話を聞こうとしてくれる。
やっぱりいい子だ。
そんないい子のスカートを今から容赦なくめくるのだ。
少しの罪悪感と背徳感が俺の心をよぎる。
「えっと、実はね」
「ん?」
俺が何かを頼もうとしてると思ったのか、聞き返す。
「金森さんのパンツ見せて」
そう言いながら俺は彼女のスカートの下に両手を入れ、思いっきり万歳した。
完全に油断しきっていたのだろう。
金森さんに抵抗されることもなく彼女のスカートが思いっきり捲りあがった。
さて、彼女のパンツは。
おお、赤いリボンがついたピンクのパンツ!
しかもレース付き!
可愛い彼女にはぴったりのパンツだ。
「ふぇ!?」
可愛い悲鳴と同時に彼女が手でスカートを抑える。
そしてみるみる顔を真っ赤にしていき、涙目になる。
いいねぇ、このリアクション。
純粋なかわいい子がセクハラされて羞恥心に染まる。
これこそ俺が見たかったシチュエーションだ。
そしてさらに悪戯しようと思い、彼女から急いで離れる。
「え、エッチ!」
そして彼女は俺に反撃しようと近寄ってくる。
俺はそんな彼女から少しずつ距離を離す。
そしてある程度彼女が近づいてきてからその場で立ち止まり、再び彼女のスカートを捲る。
俺に反撃しようということだけを考えていたからか、俺のスカートめくりを止められることなく彼女のピンクパンツが再び露になる。
うん、やっぱり何度見てもパンツはいいなぁ。
「きゃあああっ!」
そして慌ててスカートを抑え立ち止まった。
「金森さん、パンツ見せてくれてありがとう!」
俺はいい物を見せてくれた彼女に感謝し、手を降り彼女の元から逃げるように去っていった。
「うぅ~!」
彼女は顔を真っ赤にしてスカートを抑えたまま去っていく俺を睨んでいた。
可愛い子は怒ってる様子もどこか可愛いなぁ。
そして俺は校舎から出て、校庭のベンチで眠るべく目を閉じた。
目を開けたとき、俺はアパートの自分の部屋に戻ってきていた。
いやー、いい物見れた。
あんないい思いが出来るのなら、この能力は最高だな。
俺は漫画をベッドの横に置いて、ティッシュを数枚とる。
金森さんのパンツと、スカートをめくられた時のあのかわいらしいリアクションを思い出し自慰行為を始めた。
リアルではないけども、限りなくリアルに近い感覚で可愛い女の子のスカートをめくれたのだ。
今までに感じたことがない気持ち良い感覚でその日の自慰行為を終えることが出来たのだった。