「ふぁぁ……」
女の子としては少し大きなあくびが部屋に響く。
すっきりとした目覚めというわけじゃないし、もうちょっとだけ二度寝しようかな……
私がそんなことを思っているが、ふとベッドの上に何かが乗ってるような重さを感じる。
もしや……心霊現象?
私は漫画の世界の中に入れるという、他の人からしてみたらオカルトと呼ばれてもおかしくない力を持っている。
ゆえに、心霊現象が絶対にないとは言い切れないと思っている。
恐るおそるベッドの上を見てみると。
「…………」
私の布団の上で、三毛猫が体を丸めて眠っていた。
「……ミャケったら」
呆れ半分、安堵少しと言った感じで私は再び枕に頭を預ける。
私の部屋には猫が入ってこれるサイズの扉が本来の部屋の扉とは別に備え付けられている。
この家は父親が家を建てる際、猫を飼うことを前提とした設計を頼んだらしい。
母も私も猫を飼うことは反対せず、父の夢の1つである猫がいる温かい家庭を作るという夢は叶った。
「……くぁ」
ミャケはあくびのようなしぐさを見せ、すっくと立つ。
おっと、私の少しの動きを感じて目を覚ましてしまったか。
「おはよ、ミャケ」
そんな飼い猫の背中を優しくなでてあげると甘えたかのようにゴロゴロとのどを鳴らしたが、すぐにベッドから降り猫用の扉から私の部屋から出ていく。
おそらく、朝ごはんが用意されてるであろう場所へと移動したのだろう。
「……さて、私も起きるとするか」
そんな猫とのやり取りのうちになんとなく目が覚めてしまい、どうしようかと思う。
今日は学校は休み、そして時計はまだ朝6時。
母親が朝ごはんを作り終わるにはまだ時間がかかるだろう。
……朝早いけど、行ってこようかな。
私はベッドから起き上がり漫画を棚から取り出す。
そして漫画のページを開くと、私の体が漫画の中へと吸い込まれていく。
「よいしょっと」
そんなことを言いながら私は別世界に立つ。
格好はこの学校……聖櫻学園の女の子の制服姿になっている。
本来私が通っている学校の制服の数倍デザインが良い。
本来の私の世界では、家から近いという理由で今の高校を選んだが、女の子としてはこういうデザインが良い制服を着たいからという理由で高校を選んだりするのだろう。
まぁ、こうやって色々な格好を楽しめるのもこの漫画世界へと出向ける私の特権というものだろう。
その分現実世界でのお洒落が少しおざなりになってるが……今日、冨和子の都合が良かったら一緒に服でも買いに行こうかな。
そんなことを考えてると、後ろからどんっと押される。
何事かと振り替えると、そこには青い髪と……何その巨乳。
「おっと、ごめんごめん。急いでいたもんだからさ」
「あっ」
「ほら、急がなきゃお互い遅刻しちゃうよ」
そう言い残しながら青い髪の毛の巨乳っ子はさっさと校内へと向かっていく。
よし、決めた。
あの子のスカートをめくって辱めてやる。
そうと決めればまずは情報収集だ。
学校内へと入り、手あたり次第いろんな生徒に声をかける。
「青い髪の毛で胸が大きい女の子?……ああ、多分春宮さんだね」
男子生徒の一人に尋ねると、あっさりと私の知りたかったことを答えてくれた。
彼女の名は『春宮 つぐみ』
私がスカートめくりのターゲットに定めた子はそういう名前らしい。
「どんな子?」
更なる情報を得るために質問を重ねると、少しだけ考え込んだ表情を目の前の男子生徒は浮かべる。
「この学校の陸上部で頑張ってる子だね。走り高跳びしてるみたい」
「そーそー。ただ、あのおっぱいでどうやって飛んでんだよなってハナシ」
真面目に答えてくれる男子生徒の肩をぽんっと叩きながら別の男子生徒が声をかけてくる。
確かにあんなすごい胸しておきながら走り高跳びなんてどうやってるんだ。
この少しいやらしい思考をしてる男子生徒にシンパシーを感じてしまう。
「こらこら」
「このむっつりめ、取り繕わなくてもいいんだぜ、男は皆おっぱいが大好きな生き物なんだからな」
「おい」
男子生徒がムキになって怒鳴り返すと、からかってきた男子生徒の方はわりーわりーと謝りつつも笑顔だ。
現実世界での私には男友達はおらずもっぱら冨和子や他の女の子数人と友達だが、こんなあけすけな会話はしたことがない。
「っと、急がねーと俺たちも移動教室だろ」
「あ、そうだった。じゃ」
男子生徒2人が慌ててその場から去っていったのを見届け、私も知りたかった情報を脳に入れ、廊下から去っていく。
そしてほかの生徒にも聞き込みをして彼女の情報は大方仕入れ終わった。
そうと決まれば早速行動は急げ、だ。
春宮さんを探しながら彼女の教室近くでこっそりと彼女が出てくるのを待つ。
そして待つこと数分。
春宮さんはんーっと背を伸ばしながら教室から出てきた。
まぁ学校の授業が必要だけども退屈なのはよくわかる。
だけども、意趣返しはきっちりとさせてもらう。
廊下を歩いてる春宮さんを見ながらスマホの録画モードを始動させる。
にしても、陸上部員ということで体幹がしっかりしてるのだろう。
背筋がピンっと張っており、意図的な物ではないのであろう綺麗な歩きを見せる。
それがまた格好良さにつながるのだろうかと思いつつ、私はこっそりと春宮さんに近づいていく。
春宮さんは後ろにいる私に気付くことはない。
そして結構至近距離に来たところで春宮さんのスカートに両手を伸ばし。
「それーっ!」
バサッ!
春宮さんのスカートは勢いよくめくりあがり、私の視界にピンクと白色の縞々パンツ、そしてそれでも形がくっきりとしてる春宮さんのお尻が入ってきた。
運動で程よく鍛えられしまってる肉付きは目を奪われる。
「へっ!?」
春宮さんは慌てて後ろ手でスカートを抑え顔を赤くしてこちらに振り向く。
いきなりスカートめくりされてパンツを晒されるなんて思ってもみなかったのだろうから当然だ。
「キミは朝の」
「そーそー。朝、遅刻しそうで急いでたとはいえいきなり後ろからぶつかられたから、仕返しだよ」
私はぺろっと舌を出していたずらっ子のように微笑む。
春宮さんの方もパンツを見られつつも非はあると感じてるのか、強く言い返すことはしなかった。
「それはごめんって」
「まぁ春宮さんの可愛いパンツを見せてもらったからこれでおあいこってことで」
「まったくもう」
春宮さんは恥ずかしながらもこれ以上言及するつもりはないらしく、再びふり返り本来行くべきところへと向かっていった。
「まったく、元気いっぱいだね。まさか辱められてる様子を撮影されてることなんて、夢にも思ってなかったんだろうな」
現実世界に戻ってきた私。
スマホで春宮さんのスカートを後ろから思いっきりめくり、きれいな下半身とお尻を隠すピンクと白の縞々パンティが晒されるところを再生しながらそう呟いていた。
さて、もうそろそろしたら朝ごはんの時間だ。
その前にいいおかずをゲットできるとは、これは『早起きは三文の徳』という奴だろうか。
そんなことを思いつつ、もう一度春宮さんのスカートめくりの様子を再生するのだった。