誰が見ても眩しい笑顔を浮かべ、彼女は道を歩く。
ブレザーとミニスカートの制服の組み合わせは、彼女の可愛らしさという魅力を増大させている。
「~♪」
そんな彼女は一人歩き、道行く通行人が彼女の笑顔を見て自然と笑顔になる。
歩くたびに揺れる長い茶色い髪の毛も彼女の魅力の1つだ。
彼女の名は『島村 卯月』。
今回の『スカートめくり』のターゲットだ。
「……ったく」
数日前、後輩に勧められてアイドルのステージを見に行った俺。
そして彼は俺にアイドルが好きになる素質があると断言し、それから事あるごとに俺と後輩の友達と一緒にライブに行こうと誘われる。
「まあせっかくだし見るとするか」
今日はそんな後輩から前回見に行ったアイドルのライブコンサートのDVDを数巻渡された。
「これを見終わったころには先輩はきっとアイドルに大はまりしてると思いますよ」
後輩が気持ちのいい笑顔とサムズアップをしながら俺にDVDを渡した。
実際悪い物ではないとは思っているが、何度もプッシュされるとちょっと気後れする。
好きな物でも毎日3食ずっと食べてると飽きる。
それにお酒の飲み会も、無理やり飲まされるような形だといくらお酒が好きでも気が滅入る。
趣味というのは、基本的には自分がやりたい時にやればいいものなのだ。
とはいってもDVDを見ておいて、感想は持たなければならない。
「絶対に感想を聞かせてくださいね」
後輩がそう念を押していたからだ。
かといって適当な感想だと明らかに見てないだろと指摘されそうだし。
まあ物とアイドルたちに罪はないことだし、たまには歌や音楽鑑賞も悪くはない。
早速DVDを起動させる。
ちなみに年を取ると新しい物にあんまり興味がなくなってくるのか、未だにブルーレイに買い替えようという気はない。
「……♪」
DVDを数巻見終わり、思わずアイドルが歌っていた歌のメロディをつい口笛で吹いていた。
やはり一気見するとメロディも覚えてしまうものなのだろうか。
それに振付なども目を奪われ、印象に残るものだ。
そして何よりも、楽しそうにしてる笑顔に心を惹かれた。
そういや、そんな風にいつも笑顔でアイドル活動をしてる子の本があったっけ。
アイドル関連の漫画本も買いあさるようになり、ここ最近はそれらの世界にも出向くようになった。
ライブなども漫画の世界ではお金を払ってチケットを買えば行くことが出来る。
漫画の中では声がないのでどんな声なのか想像するしかないが、この能力のおかげで実際に歌ってどんな声なのかも聴くことが出来る。
「えっと、あったこれだ」
俺が取り出した漫画本には眩しい笑顔でアイドル活動をしている女の子の姿があった。
「さてと……」
漫画の世界に潜り込み、可愛い女の子のスカートめくりを行ってる時点で、Sの素質があるのだろう。
こういう笑顔を浮かべてる女の子のスカートをめくると、どういう反応をするのかが気になってしまう。
「さてと、行くとしますか」
後輩に勧められたアイドルのDVDも見終わったことだし、次は自分の趣味に没頭することにしよう。
そしてやってきた世界でターゲットである卯月さんは一人道を歩いていた。
アイドルとはいえ、高校2年生である彼女。
アイドル活動もしつつちゃんと学校にも出向いているのだ。
そういったひたむきさもまた人気が出るポイントなのだろう。
さて、早速『スカートめくり』を行いたいところだが……通行人が何人かいる。
自分の能力上、意識を落とせば現実世界に戻れるのだが、なんとなくこの場でスカートめくりをするのは憚られる。
一種の独占欲とでもいうのだろうか。
可愛い女の子のスカートをめくり、その反応を楽しむのは俺だけでいい、みたいな考えがあるのだろう。
じゃなけりゃ『スカートめくり』の様子をスマホで録画し、一人で楽しむなんてことはしない。
そんなことを考えながら彼女の後をついていくが……これ、下手したらストーカーとして通報されそうだな。
別に逃げること自体は出来るのだが……現実世界ではないとはいえ、警察のお世話になるのはごめんこうむりたいところだ。
さて、どうしたものかと考え適当にコンビニに入る。
そしてコンビニの中で彼女の行く先を見届け、少し時間が経ってから後を追いかけることにした。
焦らされれば焦らすほど、興奮というものは高鳴るものだ。
そしてある程度時間が経ち、コンビニでドリンクを飲み干す。
興奮して喉を乾いていたのだろう。
そして彼女が歩いていった方向を歩いていくことにした。
そしてある程度歩いたところで再び彼女の後姿をとらえた。
どこか楽し気にメロディを口ずさみながら歩いている。
そして周りには誰もいない。
不意を突けばスカートをめくることは簡単だが、それではリアクションが楽しめない。
というわけで、作戦を決行することにした。
スマホを起動させ、少し早足で歩き、彼女を追い抜いていく。
さて……彼女の性格を利用せざるを得ないが、上手いこと行くだろうか?
「あのー、すみません」
そしてある程度歩いたところで後ろから彼女に声をかけられる。
「?」
俺が振り返りきょとん顔をすると、卯月さんが青色のハンカチを持ってこっちへとやってくる。
「これ、落としましたよ」
うん、分かってる。
だって、こうやって足を止めさせるために敢えて落としたんだもん。
「ありがとう」
俺がそう言いながらハンカチを受け取ると、彼女はとびっきりの笑顔で俺を見てくる。
この笑顔で、数多くのファンを魅了してきたのだろう。
「どういたしまして」
そして今からその笑顔が、どんな風になるのか楽しみだ。
「あ、やべ」
俺は靴ひもがほどけてることに気づいたふりをして、その場でしゃがみ込む。
卯月さんは頭を下げ、その場を歩き去ろうとする。
そしてしゃがんでいた俺を追い抜き、再び歩いていく。
そんな彼女の後ろに徐々に近づいていき――
「隙あり」
ぽつりと呟きながら両手を万歳させ、卯月さんのスカートを豪快にめくりあげた。
勢いよく振り上げられた俺の両手により、卯月さんのスカートはあっさりと翻り、彼女の下着を露にする。
おお、薄いピンク!
やっぱり可愛い女の子は可愛いパンツを履いているんだなぁ。
しかも彼女はお尻が大きく、パンツ越しでもヒップラインがくっきりとしている。
それがまた興奮をそそる。
「~~~~~っ!?」
彼女は声にならない叫びを上げ顔を赤くし、慌てて後ろ手でスカートを抑える。
もうちょっとパンツを見ていたかったが……どんな顔をしてるんだろうか。
「な、何をするんですかぁ!?」
スカートを後ろ手で抑えつつ、顔を赤くし少しぷくっと頬を膨らませて俺を睨みつけてきた。
可愛いアイドルというのは怒ってるときも可愛いんだなぁ。
それはさておき、何をするのかと聞かれたのなら答えねば。
「何って、スカートめくりだよ」
そして間髪入れず卯月さんのスカートの下に手を滑り込ませ、勢いよく振り上げた。
後ろ手でスカートを抑えていたから前からのスカートめくりの防御が出来ず、再びスカートが翻る。
今度は前からパンツが丸見えとなり、パンツのフロントには白いリボンが付けられていたのが分かった。
うーん、可愛らしさがますます引き立っているなぁ。
「やああああっ!」
慌てて卯月さんがスカートを抑え、その隙に俺はその場から急いで走り去っていった。
そしてアパートの一室に戻ってきており、早速ベッドで横になりスマホを起動させる。
満面の笑み。
これだけでもファンからしてみたらお宝映像なのかもしれないが、ここからだ。
歩いている彼女の後ろからスカートをめくりあげ、薄ピンク色のパンツを露にした。
彼女のお尻の大きさも合わさり、パンツとパンツ越しのいいお尻がアップとなる。
そして振り返った彼女は当然怒っていたが、可愛らしさが抜け切れていない顔だった。
そんな彼女のスカートを今度は前からめくり、再びパンツを露にする。
彼女が可愛い悲鳴を上げスカートを抑えた隙に俺は走り去っていった。
「可愛い子は怒ってもどこか可愛い、っと。いい報酬だったな」
俺はスカートめくりの映像を見直す前に、卯月さんのとびっきりの笑顔を見直していた。
今回はスカートめくりも良かったが、とびっきりの笑顔に魅了されていた。
後輩から押し付けられたアイドルのDVDなんかよりも、アイドルがどうして魅力的なのかがよーく分かる笑顔だった。
俺は満足し、卯月さんのとびっきりの笑顔とスカートめくりされる様子を交互に再生し、楽しんでいた。