色とりどりの玉が台に並べられていた。
その球を、非常に真剣な目つきで見てる女の子が一人。
そして、狙いを定め。
「えいっ」
軽い掛け声とともに手にしたキューで球をつく。
突かれた球は反射角度も見事に合わさり、他の玉とぶつかっていく。
ぶつかっていった球は台に設置された穴に入っていき、そして突かれた球は綺麗に台の上に残った。
彼女が行っているのはビリヤードであり、文句なしの大成功だ。
その結果に満足したのか、緑色の髪の毛が肩までかかる彼女は息をつく。
「さすがは忍ちゃん、すごい」
そしてそんな彼女の成功を拍手で称えるオレンジ色よりの茶髪の子。
「もう、麗巳ちゃん」
褒められたことでまんざらでもなさそうな笑顔を浮かべる、忍ちゃんと呼ばれた女の子。
彼女らの名前は『九重 忍』と『玉井 麗巳』。
九重さんはビリヤードを得意とし、玉井さんはゴルフを得意としている。
どちらも球を使う種目で、真剣にそれらに打ち込んでいるという共通点がある。
そしてそんな彼女たちが、俺の今回の『スカートめくり』のターゲットになったわけである。
「はぁ、コンペゴルフか」
いつも俺をアイドル趣味に誘ってくる同僚が気乗りしないように溜息をつく。
「大変だな」
「そう思うなら変わってくださいよ。俺、ゴルフなんてやったことないんですから」
「だからこそ接待ゴルフとしては丁度いいんだよ」
接待ゴルフというのは基本的に相手の機嫌を良くさせるために行うものだ。
だからこそ、相手を立てなければいけない。
そんな中で熟練者を連れていき相手よりも上手ければ当然相手の機嫌を損ねてしまうだろう。
だが、初心者相手なら接待相手よりも上になることなんてほぼないし、接待相手が親切心を見せて初心者にゴルフを教え親密になるのならしめたものだ。
そういう点を含めて、彼に白羽の矢が立ったのだろう。
他の社員たちも彼とその上司がコンペゴルフに出向くことに反対していない。
「それに、今回のコンペゴルフの相手は……アイドル趣味、というものを隠し持ってるというのもあるぞ」
それを聞き、同僚は目を輝かせる。
……単純な奴だ。
「それはいいっすね。なら、やっぱり一緒に付いてきて」
「残念だが俺はその日、先輩のプロジェクトの手伝いに駆り出されてるんだよ」
ちなみに今もPCに入力作業を行ってる仕事も先輩のプロジェクトの手伝いの一環だ。
なんでもこの会社のとある部署の一大事業らしく、これが成功すれば色々な会社から一目置かれるような会社になれる、それほどの大プロジェクトだ。
だからこそ気は抜けないし、一生懸命やっているというわけだ。
「そうっすか」
「まあ……終わったら、いくらでもアイドル談義に付き合ってやるって」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、だからお互い一生懸命頑張ろうぜ」
「はい!」
アイドルに対する話に付き合うだけでやる気を出してくれるものなら安い物だ。
そしてこの同僚は情熱に対しては俺含め他の社員よりも数倍上だ。
その情熱に関しては素直に尊敬している。
「ふぃー、疲れた」
アパートに帰ってきた俺は一息つき、ベッドに寝っ転がる。
夕食は牛丼屋で大盛の牛丼とサラダのセットを食べてきた。
肉と野菜を食べてるから健康的には問題ないだろうと己を誤魔化しつつ。
「食欲が満足したら、次は別の欲だな」
睡眠欲に関しては、他の欲も満たされ最後に満たすものだと考えている。
故に食欲を満足させて頭が体力を回復させたと認識したのなら、別のやることがある。
「さてと……そういや」
今日は同僚がゴルフの話をしていたっけ。
何かに打ち込んでいる女の子は動揺すると可愛らしいリアクションを取ることを知っている。
今回は動的な物事に打ち込んでる女の子のスカートをめくり、その様子を撮影するとしよう。
というわけで今回潜入したのは『聖櫻学園』。
そしてビリヤードに打ち込んでいる『九重 忍』さんとその様子を見てる『玉井 麗巳』さんが今回のターゲットになったわけだ。
さて、俺はこの『聖櫻学園』では女の子のスカートをめくる最要注意人物として扱われている。
なぜわざわざそんなところに潜り込んだかと言われると……スカートめくりを警戒してる女の子のスカートをめくったときほど、達成感があるからか?
やってることはSっ気しかないのに、チャレンジ精神はMよりか。
SとMは表裏一体というけども……そういうものなのだろうか。
さて、そんなことはどうでもよくて。
俺はすでに要注意人物として扱われている。
故に単純に前に出れば、警戒されスカートめくりなど夢のまた夢だ。
そして辺りを見渡すが……うん、今回は望月さんはいない。
前回小日向さんのスカートをめくったとき、彼女に発見され報告されたことで、他の生徒たちに追いかけまわされる羽目になった。
女の子を撮る趣味は共通しているが、さすがにセクハラは見逃さない真面目な所がある。
故に望月さんに見つからないようにしつつ、あの2人のスカートをめくる。
となるとまごまごしてる暇はない。
なんとかしてスカートをめくるスキを見つけるか、上手いことスカートをめくれるよう誘導しなければいけない。
今現在彼女たちはこの場所でビリヤードを楽しんでる。
変装道具を使っても、さすがに情報が出回って、見たことがない男子生徒には警戒するようにと言われてるだろうし。
にしても、凄い集中力だなぁ……ん?
……あ、いやさすがに少し無理があるかもしれないが……やってみる価値はあるか。
九重 忍は真剣な目でビリヤードのキューを手にし、並べなおした球を見る。
球をどの角度で突けば上手いこと行くか。
集中力を張り巡らせる。
「ん」
それだけいい、再びキューを突く。
球は上手いこと反射していき、突いた球以外は全て台の穴に入る。
「ふぅ」
一突きするたびに集中力を使う。
それだけに終わると思わず息をつく。
「これで3連続成功。忍ちゃん、見られてプレッシャー掛けられてる中でも決められるなてすごいよ」
「そ、そうかな? なら、もっと見てもらった方がいいかな」
「なら、こっちも見てもらいなよ」
ガバァ!
何をされたのか分からず、九重の思考は一瞬フリーズする。
そして思考を取り戻したとき。
後ろから見知らぬ男子生徒に履いていたスカートをめくりあげられていた。
しかも後ろで屈んでいた男子生徒、そして前にいる麗巳にもパンティが見えるような形で。
今日九重が履いていたパンティはフリルがついた可愛らしいピンクのパンティ。
少々子供っぽいかなと思いつつ、お気に入りの下着だった。
「見ないでぇ麗巳ちゃん!」
それが男子生徒にも麗巳にも丸見えにされてしまい、九重はそう叫びながら慌てて前も後ろも手を抑える。
キューを持っていた手は前に持ってこられ、なんとかパンティを隠すことには成功する。
「不用心ですよ。ドアを開けておくなんて」
少し暑くなりそうだからということで入口の戸は全開にしていた。
そして九重も麗巳もビリヤードの玉の動きに目を奪われ、男がこっそりと侵入し、九重の後ろで屈んでいたことに気づかなかったのだ。
「まさか噂のスカートめくり犯!?」
麗巳が反射的に九重のパンティを見て反応が少し遅れたのが運の尽きだった。
すでに男は九重の後ろから飛び出し、麗巳のスカートの裾を掴んでいた。
「そのまさか。さて、友達が見せてくれたんだから君も見せてあげなきゃ」
ピラッ!
麗巳が慌ててスカートを抑えようとしたが、時すでに遅し。
男が麗巳のスカートを容赦なくめくりあげ、無慈悲にも麗巳のパンティも露にされる。
今日の麗巳のパンティはピンク色のチェックのパンティだった。
「きゃああああっ!」
あんまり格好などは気にしない麗巳でも、男にスカートをめくられパンティを丸見えにされれば話は別だ。
顔を赤くしスカートを手で抑え込み、思わず九重を見た。
「ふむ、2人ともピンク色とは……さすがは友達同士、といったところかな」
男に指摘され、九重も麗巳も顔を今以上に赤くしていった。
「さて、お互いの隠してる物も見せあったし、俺もいい物を見れた。俺の被害者ということで更に仲良くなれるんじゃないかな」
「あ、ああ……」
「ちょっと待ちなさい、この変態!」
九重はスカートを抑えたまま恥ずかしさのあまり思考をフリーズさせ、麗巳は恥じらいで顔を赤くしつつ、スカートをめくった男を捕まえるべく追いかけた。
だが、過去に何度もスカートめくりを行い逃げつづけた男の逃げ足は、今まで以上に早くなっており麗巳が彼を捕らえることは叶わなかった。
「はーっ、疲れた」
気づかれないように音を立てずに開いてる戸から入り、そして麗巳さんに見つからないように音を立てずに屈みながら移動した。
考える時間もほとんどなく、一気に行動したから精神的な疲れもかなりのものだった。
だが、おかげで中々いいスカートめくりを撮影できた。
キューを突く形で机に向かい合っている忍さんの後ろにこっそりと近づいていく。
そして成功したことで麗巳さんが九重さんに近づき彼女の腕を褒め、九重さんの声からも照れてるのが分かる。
後ろからだから顔までは分からなかったが、そんな彼女のスカートを両手を使い、前からも後ろからもパンティが丸見えになるようにスカートをめくりあげた。
スマホには彼女のフリル付きのピンク色のパンティ、そしてそれに包み込まれた彼女のお尻がアップで映し出される。
もし痴漢がいたとしたのなら、これほどの極上のお尻、触るなと言ったら痴漢はきっと世界で一番不幸なのは自分だと言わんばかりの顔をするだろう。
そして九重さんの顔を見ることは出来ず、九重さんのパンティを見てほんのり顔を赤くしつつあっけにとられていた麗巳さんの元へ急いで近づく。
そして彼女が気づいたときにはすでに俺の手は麗巳さんのスカートを掴み、めくりあげていた。
もはや勢いでどうにかしてるからかスカートはブラウスの裾どころかおへそまで丸見えになる勢いでめくりあがり、ピンクのチェックパンティが露となっていた。
そして麗巳さんが悲鳴を上げスカートを抑え込み、俺が恥ずかしさを煽る言葉を述べる。
九重さんも麗巳さんも顔を赤くしていったが、九重さんは耐性がないのか涙目となり、そして麗巳さんは恥ずかしさと同時に怒りも込めた表情となった。
そして麗巳さんが俺を捕まえようと追いかけてきたが、無事に逃げ切れたというわけだ。
ふぅ……なんとか上手いことスカートめくりが出来た。
しかし、さすがに色々と考えながらスカートめくりをしてるからか記憶が少しとびとびになっている。
だからこそ、こうやってスマホで撮影しておくことで改めてリアクションもパンティも堪能できるというわけだ。
スカートをめくられ望まない形でパンティを見せあった2人のスカートめくりされる様子を見ながら、いつもの行為に励み欲を満足させるのであった。