あの子のスカートをめくりたい。   作:ヴィルティ

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※恋を知らぬ少女のスカートをめくりたい。

「ふぁ~」

 

欠伸をしながら歩く少女。

黒くおかっぱな髪型をしてる少女はそれでも形になる。

そんな彼女に男子生徒の目は釘付けとなっている。

 

だけども、少女は恋を知らない。

この世界は、16になると結婚相手が政府から決められる。

それゆえ、恋をするという感覚がないのだ。

 

そんな少女だが、見た目の良さから男子人気は高い。

それに性格も悪くはないため女子からの受けもよい。

人との関係性が友達付き合いしかない少女である彼女に性的な悪戯をしたら、どんな反応をするのだろうか。

 

彼女の名は『高崎 美咲』。

今回のスカートめくりのターゲットだ。

 

 

「先輩~」

 

本日も会社で仕事三昧。

そんな俺に後輩の女子社員が話しかけてきた。

一切面識がない人で、俺の頭の中に『誰?』という言葉以外浮かんでこなかった。

 

「あの……申し訳ないけど、君は?」

「あ、すみません」

 

彼女は簡潔に自己紹介を済ませ、改めて俺に向き直る。

 

「実はお願い事があるんですけど」

「仕事で分からないところでもあったか? それだったら俺よりも他の先輩に聞いた方がいいと思う」

 

事実、俺は別に中間管理職にいるわけでもないただの平社員だ。

色々な仕事のサポートに回って結構な部署の仕事のやり方は覚えている。

だが、それはあくまでサポートできる範囲。

簡単に言うなら『器用貧乏』が正しい範囲でしか仕事が出来ないのだ。

 

「おや?」

 

そしてアイドル好きの同僚が面白そうに俺の方を見てくる。

いやまぁ見てるだけじゃなくて助け舟を……いや、ややこしくなる可能性があるからやっぱ見てるだけでいいよ。

そんな俺の願いが通じたのか、彼は何もしゃべらずただ俺の方を見ている。

後輩女子はそんな同僚の目線を気にせず俺に話しかける。

 

「いや、あの、その。実は……合コンに付き合ってほしいんです」

「それこそますますなんで俺?」

 

自慢ではないが、飲み会では当たり障りのない会話しかしていない。

合コンなどという見知らぬ男女同士でお酒を飲んでお喋りする。

大学の軽音サークルで飲み会などはやったが、それはあくまで見知った先輩後輩同士で飲み会をするから楽しかったのだ。

下心満載の男女と飲み食いを行うなど、いくらおごると言われても断る気だ。

 

「だって、アイドル談義とか色んなお話を社内でしてるって噂ですよ。だから、合コンでもそのトーク力で場を盛り上げてくれるんじゃないかって」

 

なるほど、つまりはトーク力で合コンを盛り上げるための、いわば引き立て役になってほしいと。

そもそもそのアイドル談義に関しては気が合う同僚とするからまだ楽しさを感じるのであって、見知らぬ男女とそんな会話をするのは絶対にお断りだ。

もっとも、そんな感じの人付き合いしかできないから女性ともせいぜい友達関係で終わるのだろう。

 

「悪いけど、俺合コンとか苦手だから。他のノリのいい社員か、それこそ知り合いでも誘いなよ」

「え~。でも」

「はいはい、悪いけどお喋りはそこまで。この仕事お願いね」

 

女子の上司が俺に資料を数枚渡してきた。

仕事中にいきなり合コンのお誘いをする女子など、この上司にとっては目に余る存在だったのだろう。

 

「はい、分かりました」

 

だけど、渡りに船ではあった。

資料を手に俺は席を離れ、適当な場所へと向かう。

 

「良かったんすか?」

 

そして離れた際に同僚が俺に話しかけてくる。

そりゃまあ面白そうに話を聞いてたんだからお断りしたのも分かるか。

 

「ああ、別にいいさ。友達と飲み食いするのはいいんだが、見知らぬ男女、しかも合コンだから下心満載で何考えてるか分かりもしない相手との飲み食いなんてノーサンキューだ」

「そっすか」

「まあ……君とアイドル談義するのはやぶさかじゃないけどね」

 

事実、別にアイドルに関しては熱くなりすぎて時折仕事が鈍くなる以外にこの同僚に欠点はない。

話してみるとわかるがアイドルが好きなのは分かるが、その好きを他人に無理に押し付けはしない。

アイドルの良さを語りつつも、その人の好みを決して否定はせず、むしろその好みから新たな良き点を発見していくといういい才能の持ち主だ。

 

「あざっす」

「それにそもそも休憩中でもないのに合コンのお誘いをしてくる常識のない女子社員だ、どうせ集まる面子もロクな連中はいないだろうしな。じゃ、俺はこの資料コピーしてくるから」

 

俺はそう言い、手を振りながら部屋を後にする。

 

 

仕事も終わり、ベッドで横になりながらはっと声を漏らす。

下心満載とか言うが、漫画の世界に潜り込んで可愛い女の子にスカートをめくりをする俺の方がよっぽど下心満載、いや、下心通り越して変態だ。

それなのにあんなことを良く言えたな、と少し自虐したくなった。

 

でもまぁそれは性分だから変えられない。

 

というわけで自虐も終わらせて、スマホを手に漫画を開く。

同僚から借りた漫画も結構あるし、感想も求められてるし。

漫画の世界に潜り込むことで深くその世界にはまり込むことが出来るから、そういった意味でもこの力はありがたい。

 

今日読んだ漫画に、今日あった出来事と少し関係ありそうな単語が出てきた。

恋すらも政府が決める世界か。

そんな世界だと女の子はピュアな心を持ってるのだろうか。

少なくとも、状況を読まずに合コンに誘ってくる変な性格はしてないだろう。

 

そんなピュアな女の子にエッチないたずらを仕掛けたらどんな反応をするか。

 

そんな好奇心が俺を漫画の世界に旅立たせたのだった。

 

そしてターゲットである高崎さんはあっさりと見つかる。

男子生徒の憧れな的なだけあり、やっぱり目立つ子ではある。

実際胸も出てるところは出てるし、スタイルが良くて可愛い子は目を惹かれる要素満載なのだろう。

 

そんな彼女のスカートをめくるわけだが、男子生徒がそれを見たらどう思うだろうか。

よくも憧れの女の子のスカートをめくったな、と俺に対して襲い掛かってくるか。

それとも憧れの女の子のパンティを見れて興奮し内心俺に感謝するのか。

 

……どちらも面白くないな。

やっぱり可愛い子の可愛らしい反応(まだどういう反応するかは分からないけど)は俺一人で独り占めしたいものだ。

 

となれば、ちゃんと彼女を誰もいない場所へと誘い出す必要がある。

 

 

「あの、すみません」

「ん?」

 

俺は高崎さんに話しかけ、高崎さんはきょとんとしつつも俺の目をまっすぐ見る。

ここ最近特定の世界にばかり行ってたから忘れかけていたが、本来俺はこの世界においては不純物のような物だ。

だからこのように誰あなた、みたいな反応をされるのが普通なのだ。

 

「ちょっと理科準備室の方で道具の整理を頼まれたんだけど、手伝ってくれないかな?」

「うん、私でよければ大丈夫だよ」

 

見知らぬ男子生徒からの頼みごとをあっさりと受諾する。

それが彼女のいいところであり、俺にとっても別の意味でいい性格だった。

 

 

理科室にたどり着き、鍵を開けて理科準備室の扉を開く。

中にはいろんな薬品や人体模型などが置かれており、少し散らばっていた。

 

「結構汚れてるね」

 

高崎さんはそんなことを呟きつつ、理科準備室の中を歩く。

 

「そういや薬品の瓶ってなんで床に置かれてるんだろ?」

「危険な薬品とかが入ってる瓶を高いところに置いておいたら、割れて中身が飛び出たときに体にかかる可能性があるからね。床に置いておけば蹴っ飛ばして割ったとしても液体がかかるのはせいぜい靴程度だからね」

「ふーん」

 

俺が説明すると高崎さんは納得したように薬品の瓶をそっと床に置きなおす。

説明しなかったらきっと棚に置いていたのだろう。

危ないところだった。

さて、それはさておき。

ターゲットをおびき寄せたのだから、後はスカートをめくるだけだ。

 

しかし少々薄暗い。

これじゃスカートをめくってもパンティがちゃんと見えない可能性もある……いや、待てよ。

 

「にしても薄暗いよね」

 

高崎さんは再び俺にそんなことを話しかけてきた。

渡りに船だと思いつつ、ちゃんと答えてあげることにした。

 

「日の光に弱い薬品とかもあるからね。だから少しばかり薄暗くして日の光が当たらないようにしてるんだよ」

 

実際、窓ガラスのところには薄いカーテンがあり。日の光はほんの少ししかこぼれない。

おかげで部屋の電気を付けるほどではないが、少し見えづらい場所が完成してるのだ。

そしてこの理科準備室には電灯がない。

 

俺はスマホを起動させ、撮影準備に取り掛かる。

そしてこの部屋に入ったときに真っ先に見つけたものに手を伸ばす。

 

「あ、懐中電灯見つけたよ」

「え、本当?」

 

俺が懐中電灯の灯りをぱっと付け、部屋を照らす。

高崎さんは安心した顔を浮かべ、懐中電灯の光を見つめていた。

 

「これで暗いところもちゃんと見えるね」

「うん、良かった良かった」

「例えば……」

 

俺はそういったところで懐中電灯を片手に高崎さんに近づいていき。

 

「君のスカートの中とかね!」

 

ピラッ!

片手でスカートをめくりあげ、パンティの部分を懐中電灯で照らす。

水色の花柄パンティが露となり、それが懐中電灯で照らされてることでなおはっきりと視認できる。

薄暗いところで見るパンティもなかなか良い物だ。

 

「きゃああああああっ!?」

 

そして高崎さんが悲鳴を上げ、慌ててスカートを手で抑える。

 

「いやー、パンティがよく見えたね。水色の花柄縞々パンティなんて可愛いの履いてるね」

 

俺がそう言うと、高崎さんが俺を睨みつける。

 

「何するの、エッチ」

「いや、男なんて皆こんなもんだよ」

「ううん、きっとあの人はそんなことしないもん」

 

あの人?

確かこの子、とある男の子の事に興味があったはずだが……

ああ、なるほど。

相手が決まってる世界だったとしても、人を想う気持ちは変わりないのか。

だとしたら、スカートをめくったときの反応も頷ける。

俺は懐中電灯を落とし床に転がしていく。

彼女がそれに目を奪われた瞬間に俺は理科準備室から飛び出しその場で意識を飛ばした。

 

 

今回は無事に戻ってこれた。

さて、今回はパンティの部分は懐中電灯で照らせたけど、ちゃんと撮影できただろうか。

 

 

高崎さんは懐中電灯の光を見て安心したような顔をしている。

懐中電灯で照らしてるから表情は分かりやすいけど、下に下げたときその表情は少し視認しづらい物となった。

そして俺が懐中電灯を高崎さんのスカートに向け、光を照らしてそのままスカートをめくりあげた。

片手でめくりあげたからあんまり勢いはないが、それでもちゃんとパンティは露となった。

懐中電灯の光で水色の花柄パンティは照らされ、周りが暗いだけにパンティが強調されていた。

そして彼女は慌ててスカートを抑え、こちらを睨みつけている。

懐中電灯は床を照らしていたから薄暗い部屋の中で表情が分かりづらいが、信じられないと批難したげな顔をしていたのは分かる。

赤くなってるのかどうかはちょっと分かりづらいけど……

とある男の子に思いを寄せてるだけに、見知らぬ男にパンティを見られればやっぱり怒りの感情の方が強く出ていた。

 

政府によって恋をする相手を決められても、心までは政府に縛られない、っと。

難しい世界だが、少なくとも俺はそんな世界に産まれなくて良かったと思う。

だって、俺の心は自由でありたいのだから。

 

いつか恋を知ることになるであろう高崎さんのスカートめくりの様子を見ながら、心の赴くままに性欲をぶちまけていた。

 

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