ふんわりとしたピンク色の髪の毛。
のんびりとした顔つきだが、年相応の可愛らしさというものだ。
だが、そういった子には裏の顔というものがある。
のんびりとしている子だが、裏では魔法少女と呼ばれ、害をなす何かと闘っている。
そんな二面性があるからこそ、表ではのんびりとした性格になっているのだろう。
彼女の名は『環いろは』。
今回の俺のスカートめくりのターゲットである。
「初めまして」
今日は同僚に誘われ、他の部署の飲み会に参加することになった。
本来、断るつもりでいたがどうしても、と言われてしまうと俺は弱い。
俺の飲み食いする分は同僚持ちということで来た。
アイドル好きの同僚はこういう時は要領がよく。
「すみませーん、アイドルのライブの生中継の撮り貯めがあって、それらで今夜はオールっすよ」
と言い上手いこと回避した、というよりは付き合いきれないという感情を他の同僚に抱かせたのだろう。
そういう時『漫画の世界の女の子のスカートをめくりに行くので、今日はこれで失礼します』なんて正直に言えやしない。
もしそんなことを堂々と言えるのは勇者を通り越し、この世に未練のない自殺願望者ぐらいだろう。
俺自身は結婚とかにはあんまり興味はないが、世間的にまだ死にたいと思うほどこの世に未練がありまくりである。
美味しい物も食べたいし。
たまには同僚とくだらないことで話をしたり。
そんなことも楽しいと思えるからこそ、そんなに乗り気ではなくてもこの飲み会に参加はした。
もしかしたら、別の意味で話が合いそうな人間に遭遇できるかもしれない。
そう思っていたが、他の部署の一人に金髪の外国人がいた。
今まで何人か漫画の世界でスカートをめくった女の子に金髪の子はいたが、外国人は初めて見た。
やっぱり地毛なんだなと思いつつ、外国人の女性の飲みっぷりを見ていた。
まるでお酒がザルで貫通していくかの如くごくごく飲んでいる。
それでいて他の上司にも酌をしたりして笑顔を浮かべてる。
髪の色で目立つ上に、他の人に対する気配りも忘れない。
それでいて他の女性社員とも仲良く話をしたりしている。
嫌われることもなく、ただその場の空気に合わせて行動している。
やっぱり現実世界はまだまだ広い。
俺が想像も付かないような性格と見た目の人間に出会える。
それに今回の飲み会の他の部署の人はウチの部署の飲み会とは違う店を利用している。
お酒の質も違うし、料理も洋風と和風が入り混じったカジュアルな店だ。
こんなタイプの居酒屋もあるのかと、目から鱗な気分だった。
身近な所でも世界の広さを感じられる。
それが分かっただけでも今回の飲み会は悪い物ではないと思えた。
だけども、やっぱり世界を広げるのはこの能力だ。
漫画の世界は舞台が違えば、世界観も違う。
普通の女子高もあれば魔法使いもいたりするし、巨乳な女忍者が多い世界もある。
古今東西色々な世界を見て回れるこの力。
そんな世界での可愛い女の子のスカートをめくるのに使うのは人によっては無駄な使い方かもしれないが、俺にとっては素晴らしい力だ。
というわけで今回は珍しい髪の毛の色をした女の子のスカートをめくろうと思う。
せっかくだし……へぇ、ピンク色の髪の毛とは珍しい。
魔法少女となり闘う……ああ、普通の生まれではなさそうだ。
物語の方にも興味は湧いてきたが、それだと色眼鏡で見てしまってスカートめくりをするのに躊躇いが出てしまいそうだ。
というわけで、敢えて深い調査はせずその漫画の世界へと飛び込んでいった。
そしてターゲットである『環いろは』をすぐに見つけたのだが、様子が少しおかしい。
辺りをきょろきょろと見渡し、その足取りはおぼつかない。
もしかしたらこの世界に紛れ込んだ俺を異物として感じ取ったのだろうか。
それが魔法少女としての彼女の力か……。
いかんいかん、魔法なんてある世界に飛び込んだせいで変な思考に染まってしまっている。
でも、実際どうしてあんな風に辺りを見渡してるのだろうか。
「……ここ、どこ~?」
……どうやら、ただ単に迷子になっていたらしい。
土地勘がない人は大人になっても迷子になったりするらしい。
酷いときには地図があっても方角がどこか分からないという理由で迷子になるらしい。
どうやら彼女もその口みたいだ。
……んで、さっきの俺の想像が馬鹿みたいに思えてきた。
俺の存在が異物って、事実だけど何をわけのわからんことを考えてんだ俺は。
……大人げない八つ当たりみたいに思えてきたが、やはり彼女のスカートをめくるという決意が強く固まる。
「あの、どうかしたの?」
俺が話しかけるといろはさんはびくっと肩を震わせ俺を見る。
そりゃまあいきなり見知らぬ男に話しかけられればそんな反応もするよな。
だけども困ってるところに声を掛けられたので、しょうがないかみたいな反応もしてる。
「な、何でもないです。大丈夫です」
笑顔を浮かべたけども、取り繕ったような笑顔だ。
見る人が見ればすぐに嘘だとわかる笑顔だ。
俺の場合迷子になってるらしき言葉を聞いたから分かったのだが。
でもまぁ、そんな風に自分を隠す女の子の、スカートの下に隠してるパンティを露sにするのもそれはそれで良い物だ。
「いやいや、さすがに辺りをずっと見渡して、ほとんど進んでなかったら何事かと思うよ。困ってるときは助け合いだし」
「……すみません」
いろはさんは少しばかりしょぼんとしつつも、素直に迷子になって困ってると報告した。
少し前は自分が迷子のふりをして道案内してもらい、その道が間違っていたということを理由付けにして女の子のスカートをめくったこともあったっけ。
つまり、今回は逆パターンになるというわけか。
「で、どこへ向かおうとしてたの?」
「あ、ここです」
いろはさんはおずおずとスマホで地図を差し出した。
さすがは今どきの子。
ただスマホで道を探してると、時折電気が切れて開きなおし、そしてそれを繰り返しながら歩くことで迷子になるというパターンがある。
まさにそのパターンなのかもしれない。
まあ、こういう時はチャンスとして受け取っておくけども。
「そっか……じゃ、行こうか」
「はい」
見知らぬ男の後を付いていく、中学3年生の女の子。
時折彼女に話しかけ、地図と現在地を見比べることを繰り返してる。
もしこの繰り返し作業がなければ俺は今頃通報されていそうだ。
まあ実際これから通報まったなしの行いを彼女にするんだけど。
そしておあつらえ向きに目的地近くに公園がある。
俺にとっての目的地はその公園になった。
そして内心そんなことを考えてることに気づかず彼女は俺の後を付いてくる。
そして近くの公園にたどり着き、ふぅと一息つく。
「もうちょっとだけども、少し喉乾いたし飲み物買ってくるね。欲しい?」
俺が尋ねると、彼女は首を横に振る拒否する。
俺自身、内心抑えてた下心からくる興奮で喉が乾いてる。
ある意味、これから行う行為のために心を落ち着けるという意味もある。
適当に缶ジュースを買い……炭酸を選んだのはミスチョイスだった。
すぐに飲み干そうとすると泡が……咳しそう。
それでもなんとか飲み干すと、いろはさんが少しだけ心配そうに俺を見てきた。
「あの、大丈夫ですか?」
「うん、なんとかね」
炭酸を選んだ俺のミスチョイスを心配してくれたのだろう。
そんな優しい心を今から俺は裏切るわけだ。
もし彼女の身の上とかを知っていたら同情してスカートをめくる気も失せていたかもしれない。
そう考えれば、やはり深い下調べはしないことに限ると実感する。
俺がスマホを起動させると、いろはさんは慌ててスマホを見せる。
「あの、私の使って大丈夫ですよ」
「ああ、大丈夫、ただ単にメールが来ただけだから」
無論、嘘である。
そしてスマホを胸ポケットにしまい、撮影準備は完了だ。
「じゃ、行こうか」
「はい」
「あ、その前に」
俺は彼女のスマホを受け取り、地図を確認するふりをする。
そして時間を見計らい。
「よし、OK」
「良かったです」
「じゃ」
俺がいろはさんに片手でスマホを差し出すと、いろはさんはそれを受け取ろうとする。
「まずは俺の目的地に到着しないとね!」
バサッ!
俺の空いていたもう片方の手でいろはさんのスカートを盛大にめくる。
スマホを受け取ろうと手を差し出していたいろはさんが俺のスカートめくりを止める術はなく。
スカートの下に隠れていた空間があっさりと白日の下にさらされた。
さて、パンティは。
ふむ、白いリボンがついた薄いピンク色のパンティか。
もう1年もすれば華の高校デビューを迎えるだろうに、その少し子供らしいパンティは……可愛いからよしとしておこう。
「ひゃああああっ!?」
いろはさんは顔を赤くし、慌ててスカートを抑える。
今さら隠したところで、もう俺のスマホが君の可愛いパンティを撮っているよ。
「いやー、目的地のピンク色の三角形のある場所に無事到着。あ、君の目的地は君が立ってる場所の右手側にもう見えてるから、迷子になりようがないよね。じゃ」
スカートを抑えむーっと睨みつけてる彼女にそう言い残し、俺はその場から去っていった。
今回は追いかけられることもなく悠々と帰ってこれた。
追いかけられて逃げるのも悪くはないが、疲れていてはターゲットがスカートめくりされた様子をじっくりと楽しめないからな。
では、早速閲覧といきますか。
俺がスマホを差し出し、何の疑いもなくそのスマホを受け取ろうとする彼女。
その疑いのなさを利用し、俺のもう片方の手がいろはさんの赤いチェックのミニスカートをめくる。
ミニスカートがパンティを隠すという役割を無理やり放棄させられたことで、いろはさんの白いリボンが付いた薄ピンク色のパンティが露になる。
パンティが露になったことで一瞬きょとんとしていた顔がみるみる赤くなっていき、羞恥に染まる。
そしてスカートを抑え、反撃することなくむーっと言わんばかりのふくれっ面で俺を睨みつけていた。
いやぁ、いい物を見れた。
髪の毛の色が普通の人と違っていたり裏の顔が人並みから外れていても、可愛い女の子は可愛いパンティを履いているものなんだなぁ。
そう結論付け、いろはさんのスカートをめくるという俺の魔法で俺自身の心を昂らせ、いつも以上の行為に励んだ。