「なるほどねー、そんなことする奴がいたなんて」
とある女子生徒の話を聞き、可愛らしい女の子がご立腹になっている。
髪につけているヒマワリの髪飾り、そして話をしている女子生徒と同じく大きな胸が目を引く。
「よく話してくれたね。私がそいつを見つけて成敗してあげる」
「ありがと」
成敗とは物騒な単語だ。
しかし、俺はそれを受けるにふさわしい行いをした。
話をしている女の子は一之瀬帆波。
そして、その話を聞きある決意を固めているのは『朝比奈なずな』。
その『朝比奈なずな』こそが、俺の今回のスカートめくりのターゲットである。
「友達っていいものっすよねー」
昼休み。
アイドルが好きな同僚といつものようにアイドル談義をしていると、彼がふぅと息をつきながら俺に話しかける。
「おいおいおい、俺は友達じゃないのかよ」
少しイジワルをするように言うと、俺の想定していた通り慌てた様子で手を振り否定する。
「いやいやいや、そういうことじゃなくて。君も当然アイドルのことを一緒に話が出来る同志かつ親友という、ある意味では友達以上のカテゴリに入ってるっすよ」
すごいカテゴリに入れられたものだ。
でもまぁ嫌われるよりは遥かにマシか。
漫画の世界の中で、俺は可愛い女の子に対してスカートめくりを行い、スマホでその子のパンティとリアクションを撮影している。
裏を返せば、そのかわいい子たちには最終的に怒りと恥ずかしさが混じった顔しか向けられないということだ。
今まで出会ってきた可愛い女の子の中に極度のドMがいたとしても、スカートめくりをしたからといって好意的な目で見られるとは到底思えない。
だからこそこうやって現実世界で楽しく話をできる友達がいるというのはいいものだ。
「まぁ実際友達がいるというのは幅が広がるというものだ。で、何か相談事でもあるのか?」
この同僚がそんなタイプの話をしてくるということは、十中八九何かしらの頼み事がある時だ。
やはり俺の予想は当たりだったらしく、彼は申し訳なさげに話を切り出す。
「実は……他のアイドル好きのグループと一緒に合流してアイドルのライブに行くという話がネットで出てきたんすけど、その時に俺1人だとなんかさみしそうな人に見られそうで……他の友人たちにも声は掛けたんすけど、その時に限って都合が悪いって断られて。だから、一緒にそのライブに付いてきてほしいなーって」
同僚はスマホのカレンダーを開き、俺に日程を聞いてくる。
その日は……特に用事もないし。
「いいよ、一緒に行く」
「ありがとう。恩に着るっす」
わー、満面の笑顔。
なんというか、この同僚は感情を素直に表現するから一緒にいて楽しいんだよなぁ。
まぁ、そこもこの同僚と一緒にいる理由の一つなんだけど。
「どういたしまして。じゃ、話もまとまったところで午後の仕事、頑張るとするか」
「そうっすね」
決意を新たにし、午後の仕事に取り組むことにした。
やはり友達関係という者は良い。
仲が良ければ良いほど、見てて微笑ましくもなるというものだ。
となると、俺にスカートをめくられた女の子が友達にそのことを相談し、相談した友達がめくられた時、どういう反応をするのだろうか。
そもそも普通、見知らぬ男にスカートをめくられたなんて話、まず警察に通報する以外には誰にも言わないだろう。
辱められた、なんて親しかろうが同性、ましてや異性相手には言えないだろう。
だが、それをちゃんと伝えられるのなら、それは間違いなく友達の関係と言えるだろう。
そんな思いやりがある子たちのスカートをめくったとき、どんな反応をするか。
ついこの間、双子の姉妹をめくったときもお互いがお互いを思っている反応をしていたし。
さて、となるとターゲットは……ここ最近新しく訪れた世界の、この子の友達にするか。
俺は新たな目標を胸に抱き、漫画の世界へと飛び込むことにした。
そして俺がある学園の世界にたどり着き、一之瀬さんの友達であるなずなさんを探すことにした。
そして誰も使ってない場所に彼女たち2人は話をしており、一之瀬さんはなずなさんにスカートをとある男、というか俺にめくられたことを報告していた。
「で、格好はこの学園の制服を着ていたんだよね?」
「うん。でもね」
すると、一之瀬さんはタブレットを机の上に置く。
「このアプリの中のデータにね、その男子生徒の存在がなかったんだ」
「え?」
それは俺も寝耳に水だ。
今までの世界ではそもそも異物混入のような形になってはいたが、ちゃんと世界の住人たちに認識はされていた。
しかし、あのタブレットの中に俺の存在はなかった。
つまり、あのタブレットの中にはこの学園の全生徒のデータが入ってるのではなかろうか?
「何度探しても、私のす、スカートをめくった男子生徒のデータはなかったんだ」
「そうなんだ。となると、男子生徒を装った不審者の可能性があるね」
……マズい。
学生として装い、さりげなく接触しスカートをめくるという作戦はもう取れない。
しかも時間を置いてしまうと、スパッツを履くなどといった対策を取られかねない。
となると、スマートではないがもはや実力行使しかない。
「だとしたら、報告するしかないね」
「うん」
一之瀬さんと朝比奈さんは意を決し、部屋から出ていこうとする。
部屋の外で話を聞いていた俺はスマホを慌てて起動させる。
そして部屋から出てきた瞬間。
「じゃ、まずは俺から今の一之瀬さんのパンティの色を報告させてもらおうかな」
バサッ!
一之瀬さんが部屋から出てきた瞬間に彼女のスカートの裾を掴み、一気にめくりあげる。
彼女の白のミニスカートが一瞬でめくりあがり、中のパンティが露になる。
おお、サテン生地の水色。
黒色のレースという少し背伸びをした大人パンティもなかなかのものだったが、この水色パンティもなかなか素晴らしいパンティだ。
彼女のパンティを映えさせる白い太ももも相変わらず眩しい物だ。
「きゃああああっ!?」
まさか部屋から出るなりスカートをめくられるなんて思っていなかったのだろう。
意を決した表情はみるみるうちに赤く染まっていき、慌ててスカートを抑えた。
「き、君! いきなり何をしてるのかな!?」
なずなさんは心配した顔で一之瀬さんをちらりと見た後、俺を睨みつける。
可愛らしい子にこうやって睨まれるというのはつらいが、その後に待っている顔を見ることで俺の中の心が満たされるから今は許容しよう。
「スカートめくり。俺の行いをチクったんだから、その罰としてもう一度パンティを見せてもらった、というわけだ」
「この変態!」
なずなさんは即座にビンタしてきたが、それを避けてすっと屈みこむ。
「ああ、変態だな。だからこそ、今から行うのも当然変態の所業だ」
ピラッ。
なずなさんのスカートのひだを掴み、そのまま上へと持ち上げる。
彼女のスカートもさっきの一之瀬さんと同じようにめくりあがり、彼女の健康そうな太ももがまずは露となる。
さて、その上のパンティは……ほぅ、黄色のチェックパンティ。
中々珍しい色合いと柄だが、友達を思うような元気のある子に似合っているから良い。
「きゃああっ!」
なずなは睨みつけていた顔から一転、恥ずかしがった顔になりスカートを抑えた。
「うんうん、良いパンティだったね。さてと、俺はこれで失礼する」
「あ、ちょ、ちょっと」
「待ちなさい、この変態!」
俺がその場から走っていくと、彼女たち2人は去っていく俺の背に罵声を浴びせかけた。
……うん、まぁスカートめくりという行いの代償は、可愛い子たちに罵られること。
まぁ必要な犠牲と割り切るしかない。
罵声を浴びつつ、元の世界に戻ってこれた。
さて、早速スマホで戦利品を拝むとしよう。
部屋から出てきていきなり不意打ちという形で一之瀬さんのスカートをめくりあげる。
彼女の城のミニスカートが一瞬で翻り、水色のサテン生地パンティが露となる。
白い太ももと水色のグラデーションが眩しく、それぞれの良さを引き立てていた。
そして友達であり一之瀬さんがまた辱められたことでなずなさんは怒りの感情を強め、俺を罵りつつビンタをしてきた。
その隙をつき、なずなさんのミニスカートもめくりあげ、黄色のチェックパンティをあらわにした。
彼女の太ももは一之瀬さんと比べて少しむっちりしており、そのむっちりさがパンティの良さを引き立てていた。
やはりお互いが思い合ってる子たちのスカートをめくるというのはいいなぁ。
片方の子が被害に遭ったのを見て怒りを強めているところに自分もエッチな目に遭い、一気に恥ずかしがる様子は絵になる。
そんな得になる素晴らしい光景をスマホで再生しつつ、俺はいつもの行為に励むのであった。