あの子のスカートをめくりたい。   作:ヴィルティ

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※妄想癖のある子のスカートをめくりたい。

「ふふふ~」

 

俺は今、とある女子に物陰からじっと見られている。

眼鏡の奥に秘められた目からは強い……いや、強すぎる意志を感じる。

いつもなら俺がターゲットに決めた女の子をじっと見つめてるはずなんだが、今回は勝手が違う。

 

彼女の名は『掛井 園美』。

今回のスカートめくりのターゲットなんだが……うん、この見つめられてる立場だと俺が何かのターゲットにされてるみたいだ。

 

 

「ねぇねぇ、最近気になってたんだけどさ」

「ん?」

 

俺が空き部屋でこっそりと休憩していると、外から女性社員の話が聞こえてくる。

声が弾んでおり、楽しそうで何よりだ。

 

「あの部署で有名なアイドル好きな同僚君といつも一緒に話してる2人、怪しくない?」

「え、ただ単にアイドル好きの同志ってだけでしょ?」

「ううん、それだけなら別に一緒に遊びに出たりすることもないでしょ? だからもしかしたらきっと」

 

だからもしかしたらきっと、なんだ。

なんかすっげぇ怪しい会話をしているのを聞いてる気分しかしないぞ。

 

 

「きっとBL関係じゃないかなって睨んでるの!」

「はー、出た出たあんたの妄想」

 

やっぱりそういう関連の話かー。

まぁ、確かにあれだけ仲良くしてりゃそういう噂も経つか。

しかし、アイドル好きの同僚はその名の通り女の子のアイドルが好きなんだし、少なくともあの同僚から男を恋愛対象としてみることはないだろうに。

 

ってことは、俺が男を好きだと思われてる!?

おいおいおい待て待て。

俺は漫画の世界に行って可愛い女の子のスカートをめくることを趣味としてる男なんだぞ!

熱弁するにはあまりにもマズすぎる内容な気もするが、俺にそんな気は一切ないぞ。

 

いやいや、落ち着け、まだ慌てる時間ではない。

そもそも他人のうわさ話に振り回されてても良いことなど一切ない。

いくら他人が俺のことを好き勝手言おうが、俺が何も感じなければそれで問題は何一つないはずだ。

 

そう、俺がそういう趣味を持ってると思ってることであの女子社員の心に彩を与えてるんだ。

そう思えば、案外どうだっていいことに思えてきたぞ。

 

「今度、こっそりと話聞いてみようか」

「やめときなよ。あんまりいい顔しないと思うよ?」

 

もう片方の女子社員、いいことを言うじゃないか。

しかしもう片方の女子社員はまだノリノリであり、どうやら話を聞く気はさらさらないような残念な声を出し、やがて声が遠くなっていきこの部屋から完全に遠い場所へと歩いていったようだ。

 

 

しかしまぁ、変な噂を立てられたもんだ。

しばらくの間、同僚とはあまりにも仲良くしすぎるのも考え物だな。

 

そう思い、空き部屋から出ていき、いつも仕事をしてる部署の部屋へと戻っていく。

 

 

それ以降は何も起こることなく仕事も終わり、いつものように趣味に没頭することにした。

そうだ、こうやって可愛い女の子のスカートをめくりに行ってるのだから、俺が男に恋愛感情を抱くなど、有り得るはずがない。

 

そう思い、漫画の世界へと飛び込んでいった。

 

 

今回のターゲットは眼鏡をかけた茶髪の可愛い女の子『掛井 園美』さん。

×印の髪飾りも付けててワンポイントなおしゃれもしている。

聖櫻学園の生徒は基本的にかわいい子が多くレベルが高い。

そんな中で眼鏡をかけた茶髪の子というところで心が惹かれたともいう。

 

だが、彼女の姿を発見したのだが、彼女も俺を少し前から発見していたのか、じっと見つめていた。

しかも物陰から強い意志を感じる目で見られてる。

 

まさか俺のことをすでにスカートめくり犯として目星をつけ、いつ捕まえようかと企んでいるのか?

にしては、それとはまた違う意志の強さだし……うーん。

 

まさかこの俺がターゲットを前にして、ターゲットの視界から外れるべく歩き出すことになるとは。

そんな中、たまたまこの学園において珍しい男子生徒とすれ違う。

茶色のフワフワとした髪の毛で、男でここまでふわっとした髪の毛は珍しいなと思う。

 

「あっ、こんにちは」

「おう、こんにちは」

 

そんな男子生徒が見も知らないはずの俺に挨拶をしてきたので、俺も挨拶を返す。

 

 

「はぁ……可愛らしいタイプの男の子と少し不愛想な男の子……いい」

 

 

……どうやら、今日会社で話をしていた女子社員と同系列の子だったらしい。

漫画を見て見た目でターゲットを決めた俺だったが、さすがに漫画の中であの趣味を隠していたのだろう。

まぁそれはおいておいて。

フワフワの髪の毛の男子生徒が去っていき、俺は廊下を歩く。

しかし掛井さんからこのまま逃げるわけにもいかない。

このまま歩いてて、もし俺が今までスカートをめくってきた被害者の女の子たちに俺がいると気づかれたら、間違いなく騒ぎになる。

特にこの間、櫻井さんに対してスカートめくりだけじゃなくて疑似的にTバックにもした。

それのせいで櫻井さんの被害状況を顧みて、警戒が強くなっていてもおかしくはない。

 

「……よし」

 

幸い、ちょっと歩けば曲がり角だ。

そこでいったん立ち止まって、待ち伏せしよう。

 

廊下を曲がり、そこで立ち止まりスマホを起動させる。

さて、今日の女子社員と言い掛井さんと言い、人に男が好きな疑惑を押し付けてきて。

そんな疑惑を、今から晴らすとしよう。

 

「ひゃっ!?」

 

少しすると掛井さんがやってきて廊下で待っていた俺を見てびっくりした顔を浮かべる。

そりゃまさか様子を伺っていた男が曲がり角辺りで止まってるなんて夢にも思わないだろうし。

 

「なんかさっきからずっと付けてきてたけど、何の用?」

「あ、偶然じゃないですか?」

 

俺が尋ねるが、掛井さんは当然はぐらかす。

 

「いやいや、さっきふわふわな髪の毛の奴とあいさつした際、なんか俺とあいつの組み合わせがいい、みたいなことを言ってただろう」

「聞こえてたの!?」

 

うん、少しぼそっと呟いた程度だったかもしれないが、俺は耳は良い方だ。

だからあの時のあの呟きが聞こえた時点で俺は掛井さんが腐女子だと確信を持った。

 

「まったく、人で変な妄想をするとは……俺が男好きではないと認識もしてもらえるし、ちょうどいいかもな」

「え、何が?」

 

掛井さんは俺の言葉から若干怒ってるとは気づきつつも、真意は理解できていなかったみたいだ。

 

「このお仕置きで、俺が可愛い女の子の方に興味があるってことを分かってもらうんだよ!」

 

ガバッ!

掛井さんのスカートを前から掴み、豪快にめくりあげる。

スカートが激しくめくれ上がったことでパンティはもちろん、ブラウスの裾とおへそまで見えた。

パンティは……水色のチェック柄か。

変な妄想趣味がある子でも。パンティは可愛らしいもんだ。

 

「へっ、あ、あうっ?」

 

豪快にスカートをめくられたことで反射的にスカートを抑えてパンティを隠したものの、何をされたか理解できても整理が出来てないのか、顔を赤くして目をぱちくりさせていた。

おそらく漫画的表現だったら、きっと瞳の中にぐるぐるが描写されてるのだろう。

 

「これに懲りたら変な妄想はなるべく控えなよ。じゃあね」

 

俺はそう言い残し、まだ混乱してる掛井さんをその場に置き去っていった。

 

 

ふぅ。

調子を狂わされたけども、結果的にスカートめくりは成功し、パンティと混乱してるリアクションという良い物が撮影できた。

 

待ち構えられていたという不意打ちで少し困惑しつつも、ちゃんと誤魔化そうとはする。

だが、話を聞かれていたことで腐女子ということがバレて、更に困惑する。

そこで俺が豪快に掛井さんのスカートをめくり、パンティどころかブラウスの裾とおへそまで露にした。

水色のチェックパンティで可愛らしいパンティであり、変なことを考えてても女の子らしい可愛さはやはりあったんだなと確信できた。

スカートを慌てて抑えこそするものの、何をされたか理解出来ても整理できず終始混乱してる彼女の赤い顔は可愛いと言えるものだった。

 

今日は一日、変な妄想に振り回されてたなぁ。

だけどもまぁ、こうやって掛井さんのスカートめくりとパンティを何度も再生し、いつも行為に励むことで俺は可愛い女の子が好きなんだと改めて自覚できたのであった。

 

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