「1+4は?」
「5~」
とある教室。
綺麗な女性教師の問に対して1人の女子小学生がちゃんと答える。
(ははは……さすがに小学生のころまで遡るとまったく覚えてないなぁ)
そんな中、1人だけ授業の集中できていない生徒がいた。
その生徒は見た目は小学生、中身は大人、しかも下心持ちなのだから。
そんな彼の目線は、今授業を行っている女性教師に向けられていた。
綺麗な黒髪で胸も大きく、ワンピースタイプの黒スカートから覗く生足が綺麗だった。
事の始まりは数時間前。
「あー、美味しかった」
いつものように漫画の中に潜り込む能力を使い、寿司を取り扱っている漫画の中に入っていた。
普段の財布の事情でまったく縁がないカウンタータイプの寿司も、この能力があれば味わうことが出来る。
色々なネタを堪能し、舌とお腹を満足させてきたところだった。
「さてと、次はっと」
そして今回も『スカートめくり』のターゲットを決めることにした。
食欲と睡眠欲が満足しないと性欲が湧かないというのはどうも本当らしい。
疲れてるときはエッチなことを考えずに眠り込むし、お腹が空いてたらどうにかして腹を満たすことを考える。
人間の三大欲の中で2強なのが食欲と睡眠欲であり、性欲はそれほどでもないのかと思う。
そんなことを考えつつ、1冊の漫画を開く。
学習タイプの漫画で、小学生に対して1人の女性教師が色々な事を教えていくというスタイルだ。
この本を買ってきた時、若干訝し気な目で見られたが元々少女漫画を買うときに変な眼で見られることもあるのだから今さら気にしていない。
というか『スカートめくり』をした時に女性から向けられる軽蔑の眼に比べればなんてことはない。
そして今回のターゲットは女性教師だ。
有名な漫画家が書いているからこそ美人であり、なかなかそそられる見た目をしていた。
「では、早速向かいますか」
スマホを手に漫画の世界の中へと飛び込んでいく。
漫画の世界の中へと飛び込み、まずは姿を確認する。
「うわ……小学生のころの姿だ」
胸ポケットが着いた上着と半ズボン。
まさに小学生のころ、自分が着ていた服装だ。
確か実家のアルバムにこんな姿をしていた時の写真が残っていたはずだ。
(小学生という設定か……これはなかなかラッキーだ)
まあ小学生に対して物事を教えていく学習漫画なのだからある意味必然なのかもしれないが。
だが、スカートをめくる立場からしてみたらなかなかいい立場だ。
なんせ小学生というのは元よりスカートめくりとか、そういった悪戯を行う立場にある。
だから今までの姿に比べると何の気兼ねもなくスカートめくりをすることが出来るというわけだ。
子供が純粋だと思っているのは人間だけだ、というのは誰の言葉だっただろうか。
今回の立場を思う存分利用させてもらうとしよう。
「あのー、君。もう授業始まるよ?」
後ろから声を掛けられ、振り返ると今回のターゲットである女性教師、『五島 京』がこちらを見ていた。
「あ、ごめんなさい」
「さ、入って入って」
さすがにスマホも起動させていないのに事を始めるのはダメだ。
おとなしく京さんの指示に従い、教室へと入っていった。
「……さて、結構な誤算があったな」
授業が終わり、教室の中で一人考える。
周りの小学生が無邪気に騒いでいる中、一人だけ考え事にふける様子は違和感があるが、そんなことを気にしないのもまた小学生という生き物だ。
「先生は授業が終わるとすぐに教室から出ていくんだよなぁ」
そう。
授業が終わると先生は職員室へと戻っていく。
だからスカートめくりをするタイミングが掴めないのだ。
「さて、どうするか」
当初、京先生に質問された時、黒板に向かって答えを書きに行くときにスマホを起動させ、堂々とスカートをめくるという計画を立てていた。
だが、京先生はその場で生徒に答えさせるというシステムを取っていた。
これではスカートめくりをしに行くことが出来ない。
それが完全な誤算だった。
「考えててもしょうがないか」
とりあえず席を立ち、教室から出ていく。
京先生は職員室で資料を見て忙しそうにしている。
これもまた当たり前なのだが、授業がなければ先生は職員室で働いている。
だからこそスカートをめくりに行くというのは相当リスクがある行為だ。
高校生ぐらいなら授業で分からない事があれば聞きに行ける。
だが、さすがに小学生が分からないところがあるからということで聞くというのは違和感しかないのだ。
いっそのこと、全てを投げ捨て堂々とスカートめくりをするか。
いや、それじゃさすがに警戒されまくって失敗する可能性が高い。
うーん……どうしたものか。
とりあえず教室に帰ってまた策を練るとしよう。
教室に帰り、今度は違う先生が授業を行う。
立派な男性教師であり、子供に対しても真摯に向き合い授業をしている。
小学生のころ、こんな立派な先生がいたらこんな風に性癖も歪むことがなかったのだろうかと少しだけ自嘲する。
「おや、神崎君は?」
「今、保健室で寝込んでます」
ふと隣の教室からそんな声が聞こえてきた。
声がでかいなと思いつつ、小学生って元気いっぱいだからそんなものかと思う。
「そっか……後でちょっと様子を見に行ってくるね」
……ん?
あ、そうか。
なるほど、この手があったか。
だが、これもまた上手くいくかどうか分からない。
とりあえずやれるだけのことをやる、それだけだ。
授業が終わり、俺は教室から出ていく。
(確か京先生は俺の存在をちゃんと認知してくれた)
この世界では部外者である俺は訝し気な眼で見られ、存在しないキャラとして扱われる。
だが、京先生は俺の姿を見て小学生の姿であるということで自分のクラスの生徒だと勘違いした。
それをうまいことやれば。
授業開始のチャイムが廊下に鳴り響く。
だが、俺は教室に帰らず別の場所で待機していた。
(うまいこといけば……)
チャイムが鳴って少ししてからうずくまったふりをする。
「あ、こんなところにいた」
少し遠い場所から京先生の声が聞こえてきた。
うずくまったふりをしながら胸ポケットに仕込んだスマホをこっそりと操作し、動画撮影の準備に入った。
保健室に行きました、とかちゃんと場所を指摘されれば安心して先生はわざわざ探しには来ない。
だが、行先も分からず行方不明だと生徒が先生に伝えれば、先生は何かあったのではないかと探しに来る。
そもそも来てるはずの生徒が欠けてるのに授業をしたらそれは問題になるのだから。
計画通りだと内心ほくそ笑む。
「大丈夫?」
京先生は心配した顔つきで俺を見てくる。
生徒思いの教師の鑑だ。
「ごめんなさい。でも、ドキドキが治まらないんです」
とりあえずうずくまるのを止め、ゆっくりと立ち上がる。
そして胸の当たりを抑え、異常があるのだと思わせる。
「そうなの? とりあえず保健室に行く?」
そしてどうやら信じ込んだようだ。
その隙が命取りですよ、先生。
「ううん、大丈夫です。だって」
俺は先生のスカートの下に両手を滑り込ませる。
「先生のスカートをめくれば治まりますから!」
ピラッ!
両手を思いっきり上げ、先生のスカートを跳ね上げた。
いくら小学生の力とは言え、スカートは所詮薄い布。
あっさりとスカートが捲り上がり、太ももから上の隠れていた部分が露となる。
おお、水色の……少し透けてるパンツだ。
水色で清楚な感じを醸し出してるように見せつつ、透けてることでセクシーさも際立たせている。
まさか小学生の教師がこんなエッチな下着をつけてるなんて……想定外、だがそれがいい!
「きゃああああっ!」
京先生は慌ててスカートを手で押さえ下着を隠す。
その隙に俺は全力ダッシュでその場から逃げていった。
なんせ体は小学生。
脚力も小学生相当になってるのだから、全力で逃げなければ追いつかれてしまうからだ。
「こらー、なんてことするのー!」
京先生が怒鳴る声が聞こえてたが、振り返ることもなく校舎の外へと出るべく全力で走っていった。
「はぁ……はぁ」
なんとか全力ダッシュで校舎の外へと出た後、能力を使い終わり現実世界へと戻ってきた。
現実世界に戻ってきても疲れが残ってるのは初めての経験だ。
だが、その経験に見合った素晴らしい物が撮れたのだ。
「さてと、早速拝ませてもらうとするかな」
動画を再生し、あの時の様子を見直す。
うずくまっていた時から顔を上げ、京先生の心配そうな顔が映る。
そして俺がスカートをめくりあげた瞬間、あのエッチな水色の下着が露になる。
先生は一瞬何をされたか分からずキョトンとしていたが、すぐに状況に気づきみるみると顔を赤くしていきスカートを抑えていた。
そして俺はここで振り替えり全力ダッシュで廊下を駆け抜けていった。
今までのスカートめくりと比べて少し忙しないけども、それでもなかなかいい物が撮影できた。
早速いつもの行為に励みたいのだが……疲れてそれどころじゃない。
どうやら、性欲というのは肉体が疲れてるとあんまり働かない物らしい。
そんなことを学びつつ、息を落ち着かせるのであった。
……教師って、『子』って呼べるのだろうか?