死屍累々の丘に立つ   作:半睡趣味友

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第二章『凶兆暗翳』
第十一話:本家にて


 生物が本能的に忌避する(にお)いが二つあると言う。

 

 一つ目は、自分を捕食対象とする動物のフンや尿の臭いだそうだ。自分より食物連鎖の上に立つ生物の縄張りに入らないようにするためだろう。こちらは余り人間には馴染みのない話だ。人間を捕食する生物などそういない。

 

 二つ目は、同種の死体の死臭だ。自らと同じ種が死んでいるということは、自らも死ぬ可能性がそこにはあるということだかららしい。もしくは、自分の死を想起させるからか。こちらは人間にも多少縁のある話だ。孤独死や他殺で亡くなった人の遺体を、知人が連絡が途絶した事を不審に思い見つける事もある。だが、異様な臭いがするからと死体が見つかることもまた多い。数少ない、まだ残る人間の本能的な部分だ。

 

 そんな死臭が、もはや壁に染み付き取れない肌寒い工房に俺はいた。いつまで経っても慣れないその臭いを、出来るだけ嗅がないようにしながら作業を進める。しゃりしゃりと、本来は仏像彫刻を彫り出す為の彫刻刀が、くすんだ白色の素材を削っていく。その白色の素材は象牙などではない。人間の大腿骨だ。削られ、槍の穂先のような形状となっている。表面には崩した文字のような紋様が彫られていた。

 

「……よし」

 

 削り出しと紋様彫りまではあらかた終わり、少し目を離して彫りが甘い所を探す。見つけた余計な所を削り取り、紋様の形を整えた。これでもうほとんど呪具は完成。最後に仕上げの段階に入る。

 

 近くの桶に入った汲み上げてきた地下水で一度手を注ぎ、そこからほんの少し水を掬って、手元の硯の陸に水滴を垂らした。彫刻刀ではなく鋭く研がれた小刀を取り出して、ライターでその刃を軽く炙る。十分に刃を加熱殺菌したあと、手のひらをアルコールで消毒した。

 

「……っ」

 

 その刃で右の手のひらを真一文字に切り裂く。呪術師とはいえ、やはり自分の身体を傷つけるのは慣れない。手のひらの傷から、つぅと血が流れ出した。手のひらに走る鋭い痛みに耐えながら、固形墨を手にとって墨をする。

 

「……」

 

 固形墨を俺の手のひらから流れ出る血が伝い、硯の陸で混ざり合って赤黒い墨となっていく。余計な水は最小限で、自分から流れ出る血を水差しの水代わりにし、血に呪力を込めながら無心で墨をする。墨の何とも言えない匂いと、血の鉄(くさ)(にお)いが混ざり合う。数分もするとその赤黒い墨は十分な量となっていた。固形墨から手を離し、手のひらに意識を集中させる。

 

「……ふぅ」

 

 手のひらの傷が、グチュグチュと音を立てながらゆっくり治っていく。反転させた呪力で傷を修復しているのだ。家入さんのように上手ではないし、自分にしか使えないちゃっちい反転術式。戦闘中に使えるような上等な技量は俺にはない。集中力と時間が必要だ。血墨を作った数倍以上の時間をかけて、ようやくわずかな痕を残して傷が癒えた。

 だが、それでも今日はいつもより治るのが少し早い。反転呪力の扱いが上手くなっているわけでは無いだろう。『没薬』の影響だ。おそらく、身体が死屍に近づいている。身体を一時的に仮死状態にし、自分を呪物として扱う為の劇薬など、副作用が無い方が有り得ない。だが、あの場では『没薬』を使う事しか生き残るための選択肢はなかった。多少寿命が縮まる程度の事は甘んじて受け入れよう。もとより、天寿を全うできるとは思っていない。

 

「『汝、魔を祓う槍、その鋭き穂先と成れ』」

 

 治った手で細筆を取り、血墨を筆先につけた。祝詞を唱えるように声を張り上げながら、彫り刻まれた紋様に血墨を入れる。間違えぬよう丁寧に、しかし力強く。

 

「『汝、馴れにしは我が手、我が戎具と成れ』」

 

 呪力を筆先に込めながら、言霊を刻み込むように筆を動かす。呪力を込められた血墨は、塗られた端からその場に定着していく。赤黒い輝きを放ちながら。

 

「『汝、輝く刻は一度、夜這星の如くに成れ』」

 

 全ての紋様に墨を入れ終わる。一度強く輝いて、紋様から光が消えた。術式の付与、縛りの付与は成功だ。血墨も十分に定着していた。これならば二級程度の呪霊は楽に祓えるだろう。

 

 ちらと外しておいた時計を見ると、針は十一時四十五分ごろを指していた。正午には昼餉ができるから来てくださいと、当主様に言われていた事を思い出す。テキパキと片付けをして、山に横穴を掘り作られた工房を出て一度風呂へと向かう。

 遺体を解体して素材を取り出したり等の下準備を今日はしておらず、あくまで紋様と形状の彫り出ししかしていない。しかし、流石に遺体に触れた手で食事を食べられるほど、術師とはいえ感覚は麻痺していない。それに、死臭が身体に多少は付いてしまっているだろう。何日も出し忘れた生ゴミのような、海の潮の独特な匂いを数十倍に濃縮したようなそれは、食事の場に相応しくない。

 

 誰もいない司條家の北殿、元々は断絶した四仗一門の住む場所。そこでシャワーを浴びて身体を清めた俺は、急いで当主様のいる南殿へと向かう。だが、北殿は他の一門の住む場所に比べてかなり離れている。屍を扱う家だ。あまり近づきたく無いのも分かるが。

 百年ほど前に四仗一門が滅亡したのも、呪術師同士の戦いだとかではなく、流行病で全員亡くなったらしい。他の一門に疎まれて毒を盛られた可能性もなくはないが、おそらくは病で亡くなった遺体から呪具を作ろうとしたからだろう。衛生観念がしっかりした今だからこそ、それが原因だと分かる。しかし、昔は急に一門全員亡くなったのを、今まで屍を弄んできた祟りがきたのだときみ悪がったそうだ。

 

 それにしても遠い。早足で石畳を歩く。やっとの事で本殿までたどり着いた。ここから南殿までは数分もかからない。少し遅れるぐらいで済みそうだと思っていたところ、本殿から出てきた人影がこちらを捉えた。

 

「穢れた術師が、何故ここにいる?」

 

 五十代後半の男性。醜いものを見るような目で、俺をジロリと睨め付けた。西殿に住む一門、詞諚(しじょう)一門の現頭目である司條義導(ぎどう)さんだ。出来るだけ刺激しないように、丁寧な言葉を意識して口を開く。

 

「……申し訳ありません。当主様に呼びつけられまして」

「あの女当主め。……逃げ出した分家の末裔を養子にしたと思ったら、当主に据えると言い出すとは、気でも狂ったのか」

「……私には当主様のお考えは分かりません」

「ふん。だろうな」

「……」

 

 言いたいことは言い終わったのか、一度強く俺を睨んでから西殿の方へと歩いていく。その姿が消えてから、再び当主様の待つ南殿へ向かおうとした時、今度は若い女性の声で背後から話しかけられた。

 

「あらあら、次期当主様は大変でございますね」

「……当主になりたいなら代わってやるぞ」

 

 にやにやと少しからかうような声で話しかけてきた本人の顔も、やはりにやにやとしていた。だが、そこに悪意は全くない。いつものネタでからかっちゃえ、とでも表現すべき気楽さがあった。

 

「この家の当主とか面倒くさそうだからヤダー。そういうのはお兄ちゃんがやってよ」

「仮にも現当主様の娘が、そういう事を言うな」

「お兄ちゃんもママの息子じゃん」

「俺は養子だろうが。香那(かな)みたいに直系じゃない」

「えー、そんなに血筋って大事? 血なんか繋がってなくても私達家族じゃんか」

「……そう言ってくれるのは嬉しいが、何より血は重要だ。何百年も呪いを継ぐ家ではな」

 

 何百年も続く家の直系の血を引く者としては、少しばかり緩すぎるんじゃないかと心配になってしまうのが、目の前で少し不服そうな顔をしている和服を着た妹の香那だ。個人的にその緩さは、人間性的には好ましいものではあるが、やはりそれなりの意識は必要だろう。この家(司條家)よりももっと歴史ある大家(五条家)のくせに、ちゃらんぽらんの目隠し(五条悟)がいるのだ。妹にはああはなってほしくない。

 

「ほーら、やっぱ面倒くさい。もっと気楽にいこうよ」

「あんまりそう言う事外でいうなよ。身内だけにしておけ」

「分かってるって、だからお兄ちゃんに言ってるんじゃん。……あ、言い忘れてた。おかえり、特級と戦ったんでしょ? 身体は大丈夫?」

「ああ、ただいま。身体は……まぁ、ぼちぼちだ」

 

 正直あまり調子は良くないが、それを香那に言って心配させる必要もないだろうと口を開く。香那は、ふーんと小さく相槌をして、南殿の方へと歩き出す。遅い俺を当主様に言われて呼びに来たらしい。俺もそれに続く。

 

「ねね、お土産って買ってきてくれた?」

「悪いが服だとかは買ってきてない。時間がなかったからな」

「えー、けちー」

「その代わりに……ほら、開けてみろ」

「わ、何これ。ブレスレット?」

 

 報告だとか呪具の納品だとかのごたごたで、こちらに来るまであまり時間が取れなかった。その代わりに呪物を一つ創り、渡すことにした。久々に会った妹に渡すのが、呪いが込められた物というのは我ながらどうかと思うが、実用的ではあると思う。

 

「霊璽『修祓死禊』。誕生日に何も渡せなかったからな、それにもう高専も卒業だろ? 卒業祝いも含めての贈り物だ。ブレスレットにするなり、ペンダントトップにするなり好きにしてくれ」

「え、ちょ、お兄ちゃんが創ったやつ? 高いんじゃないの?」

「散々服だとか買わせる癖に遠慮してんのか? 遠慮しなくていい。お守りみたいなもんだ。お前の術式は俺と同じで術者が弱点だからな」

「……そっか、なら貰うね。ありがとう」

 

 香那は、桐箱から取り出したリングを右手首に通した。ブレスレットとして使うことにしたのだろう。シンプルな銀の輪だ。中身はともかく、ガワは若者に人気らしいブランドのデザインを拝借した。俺には武器としての機能美はある程度理解できても、デザインセンスはからっきしだ。少し不安だったが、妹は手首に通した後呪具をしげしげと見て、そして満足そうな顔をした。どうやら、お気に召してくれたらしい。

 

「……ね。ちょっとお願いがあるんだけどさ」

 

 ちらりとこちらの様子を伺いながら、少ししおらしい声で香那は声を上げる。女性は生来の役者であるというが、妹も類に漏れないらしい。だが、赤ん坊の頃から面倒を見ている俺も、妹が次に何を言い出すのかぐらいは分かっている。

 

「悪いが、一級推薦なら俺はしないぞ」

「な、まだ何も言ってないじゃん!」

「何だ、違うのか?」

「違わないけど!」

 

 流石に会う度に推薦を強請(ねだ)られていると、いつその話をしてくるかぐらい分かる。香那は二級にしては十分やる方だ。家族ゆえ、あまり危険な目にあって欲しくないという思いもあるが、それでも準一級ぐらいならなんとかなるだろう。一級はまだキツイとは思うが。

 術式も司條家の相伝術式を継いでいて、俺の死屍創術よりも戦闘面で言えば圧倒的に強い。本人もいわゆる天才派というやつで、呪力を操るセンスも身体能力も高い。

 一級推薦の話自体は、二年の頃にもう来ていたらしい。だが、その話を当主様が握り潰している。それが不服なのだろう。さっきまでのしおらしさは何処へやら、むくれた様子で言葉を紡ぐ。

 

「歳下の子たちが一級推薦貰ってるのに、私が貰えないのおかしいでしょ! 京都校では私結構強いんだよ!」

「そうなのか」

「細目の加茂くんとだって本気でやり合えば勝てると思うし!」

「そりゃすごい」

「メカの究極(アルティメット)くんにも勝てると思うし!」

「それ本名なのか?」

「ムキムキの東堂くんにもめっちゃ頑張れば、頑張れば……か、勝てるビジョンが今はちょっとわかないけど、諦めなきゃいつか勝てるし!」

「諦めないのは大事だな」

「ねぇ! ちゃんと聞いてるの!」

「聞いてる。聞いてる」

 

 色々鬱憤が溜まっているのだろう。その吐き出し口にぐらいなら、なってもいい。それで多少の溜飲が下がってくれるならば。

 適度に相槌を打ちながら、妹の話に耳を傾けた。言いたいことは分かるが、当主様の心配も分かる。ただでさえ旧態依然の男社会の呪術界。危険な目から遠ざけるだけでなく、香那が一級に上がりもっと深い闇に触れるのを避けてあげたいのだろう。あの人は少し優しすぎる。俺も、香那の術師としては珍しい程の純真さが、人間のドス黒い悪意に触れることで擦れてしまうのは避けたい。

 

「……そういえば、俺が頼んでいたのは出来たか?」

「な、何の事?」

「おい、だいぶ前に頼んだやつだよ」

「あと少しで完成するから! 他人と契約する子なんて創った事ないんだもん!」

「……そうか、ならいいが」

 

 俺の戦闘面での最大の課題点を解決するために、香那にあるものを頼んでいたのだがまだ出来ていないらしい。まぁ、今は四年生時のモラトリアム期間とはいえ、高専に通って普通に任務をこなしているから仕方ないか。

 

「そんな事より、お願いお兄ちゃん! ママを説得してよ!」

「……黒閃が出せたら説得してやるよ」

 

 そんな事よりと、なかなか俺にとっては死活問題に関わる言葉が聞こえたが、そこは聞き流す。実際の話、一級になるには黒閃経験が欲しい。確かに香那は強いとは思うが、黒閃の経験はない。術式的に仕方ないかもしれないが、二級と一級の壁……いや、準一級と一級の壁はそこだ。自分の知り合いの一級は大抵黒閃を経験している。俺も伸び悩んでいた頃、黒閃を経験したのが一級になる一つの契機となった。

 

「な、ひどいよ! 術式的に私が近接することなんかないのに!」

「そもそも、当主様をあまり困らせてやるな。あの人も色々心労が絶えないんだ」

「ふん! あんな頭の固いママのことなんて知らないし」

「……私がどうかしましたか?」

「げ、マ……お、お母さま」

 

 いつの間にやら香那の背後にいた当主様、司條瑞希(みき)様が声をかけた。慌てて呼び方を変えた香那に、当主様は少し疲れたような顔をしながら口を開く。

 

「今は身内しかいませんから私を好きに呼んで構いませんが、外ではちゃんとしてくださいね」

「は、はい。お、お先に失礼します!」

 

 ビューンと擬音がつきそうな切り替えで、香那は南殿の方へ走って行ってしまった。少し緩めの香那は、固めの当主様が少し苦手らしい。

 

「……すぐ皆で昼餉を食べるというのに、あの子は」

「ちょっと愚痴っていたら、その相手が来たんです。居心地が悪かったんでしょう」

「……やはり、嫌われているのかしら」

 

 男社会の業界で何百年も続く家を、女性当主として守るための処世術だろうか。当主様はあまり感情を外には出さない。だが、流石に実の娘に避けられるのは堪えるようで、珍しく弱音を吐いた。

 

「いえ、そんなことはないと思いますよ。色々愚痴られますけど、今まで香那は当主様を嫌いだと一度も言ったことはないですから」

「だと、良いんですが……」

 

 それは慰めではなく、本当のことだ。香那は当主様を嫌いだと本当に言ったことはない。今の今まで一度もだ。苦手ではあっても、やはり嫌いではないのだろう。

 だが、当主様の表情はあまり晴れた様子ではなかった。香那が走っていった方を見てため息をつき、こちらを見上げる。

 

「あの子のようにとは言いませんが、貴方は少し固すぎます。もう少し気楽になっても良いのですよ。ここは貴方の家でもあるんですから」

「……そうですね。俺のせいですみません。香那の事、俺が早く当主になれば済む話ですもんね」

「それについて責める気はありません。元は司條家に殆ど関係のない貴方を、無理やりに当主にする為の私たちの政治的な問題。貴方が謝る必要はありません。……それに、あの子ではまだ一級は早すぎる。貴方が彼女に負けることはないでしょう?」

「それには同意しますが……」

 

 俺があまり香那に強く出られないのは、その負い目のせいでもある。呪術界は血統が重要視されるが、それは血に強力な術式が発現する可能性があるという実益的な面も大きい。つまり、呪術界は血統主義であると同時に、実力主義でもあるという事だ。それは矛盾するようで確かに両立する。

 分家の分家が一般人に帰化した家の俺が、何だかんだ次期当主として認められているのは、相伝術式を持ち一級術師としてそこそこの実力があるからだ。しかし、香那が一級になってしまうと、相伝術式を持つ直系の一級が存在してしまう。そうなれば、無理やりにでも香那を当主として祭り上げようとする奴らが現れる。つまり、今香那が一級になる事は当主になる事と同義。当主様は呪術界の家の女当主として味わうだろう苦しみを、我が子からは遠ざけてやりたいのだ。……俺も、香那は準一級はともかく、まだ一級では力不足であることには同意している。

 

「……やはり、俺の我儘のせいです。俺は奴を殺すまで止まれない」

「ええ、知っています。ですが、貴方が気にやむ必要は本当に無いのです。それに、子の我儘の一つぐらい私は受け入れます。私は貴方の母ですから」

「……ありがとう。母さん」

 

 俺が相伝術式を持つ一級として当主になり、その後に断絶した四仗一門を再興する。俺一人だけの形ばかりの一門だろうが、一門は一門だ。俺が無理やりに直系の一門となる。それまで香那が一級になるのは待ってもらうしかない。その間に十分な実力もつくだろう。

 

「……特級と戦った際、『没薬』を使ったそうですね。身体は大丈夫ですか」

「問題ありません。……いえ、少し不調です」

 

 問題ないと答えたが、当主様の目は俺の嘘などお見通しらしい。鋭くなった目に負け、本当のことを言ってしまった。

 

「貴方は次期当主として、必ず生きてこの家の当主となってもらいます。復讐は許しますが、死ぬことは決して許しません。分かりましたね」

「……分かっています」

 

 当主様は本当に優しい方だ。呪術師でも稀に見るほどに情に深い。そして、それは実の子でない俺にさえ向けられている。それはありがたい事で、同時に俺の命を縛り付ける枷となって離さない。俺を無理にでも当主にしようとする理由はわかっている。香那の母として、香那をしがらみが多い当主にさせない為だけではない。司條家の当主として、一族をより盤石にする為だけでもない。

 俺の母として、俺を当主という役職に縛り付けることで、無理をさせないようにする為だ。

 

 だが、俺は、もし自分の命を捨て、能面の男を殺せるならばどうするかという問いに、はっきりと答えることは出来ないだろう。

 

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