おじさんがズレた原作知識で宇宙世紀を生き残るお話 作:ファットン
〜実録!宇宙の裏社会!よりサイド3マフィアへのインタビュー〜
いつからだろうか?サイド3の裏社会ではチキンハートと言われる人物が話題になるようにまったのは。
様々な風俗店の経営、薬物取引への介入、マネーロンダリング、暗殺、多くの裏社会ビジネスを手がけ、一向に姿を見せない、取引は電話や電子メッセージ、または仲介人を通してだ、臆病者なので人前に出れないからだ、と言うのが周りの人間、そして電話や仲介人越しに聞くチキンハート本人の言だ。
その名の通りの臆病者、そう考えていたのは皆最初だけ、何処から手に入れたのか、裏社会の有力者のスキャンダルや行動日程と言った情報を武器に脅迫や暗殺、商売の襲撃ーそれも極めて統率された練度の高い、まるで特殊部隊のような人員で行うものーにより瞬く間に、裏社会を牛耳りチキンハートとは、どんな相手も鶏のように屠殺してしまうからだと恐れられ、嘗てメキシコとアメリカで活躍し、コカイン入りのチキンで一大帝国を築いたボスシェフ(※1)の再来だと言われた。
「ギレン殿、これが今回手に入れた政治家の醜聞と、それを嗅ぎ回る奴らのリストです。」
「よくやったチキンハート、いやデラーズ、上々の結果だ。」
「このような活動でもギレン殿の役に立てばこそ、このデラーズ例え畜生道に堕ちようともギレン殿の覇業の礎となりましょう。」
そう答えたのはギレンの側近の一人であるエギーユ・デラーズである。
彼はギレンの懐刀として、キシリアやサロスに比して謀略が苦手※2なギレンを支える立場であった。
事ジオン・ズム・ダイクンが死去し、その権力と民衆からの支持の空白を埋めようとザビ家とラル家、所謂ダイクン派との権力闘争が激化している状況においては、デラーズがもたらす各種情報と富はギレンの政治的な立場を守り、強化しておく上で重要なものとなっていた。
「情報の収集と脅迫については現状ラル派のみになっていますが、ご兄弟の一派にはよろしいので?」
「現状として兄弟間の内紛は奴らに付け入る隙を与えかねん、今はラル派の切り崩しと中立派の取り込みに集中せよ。」
「わかりました閣下。」
サスロとドズルの行動によりザビ家内の兄弟間紛争は小康状態となっており、それぞれの派閥への干渉は“必要最小限”となっていた。
「兄弟仲良くとは素晴らしいことです、しかしキシリア殿はそうではないようですが。」
「奴に大したことはできん、そもそも今はする気もないだろう」
ギレンは優秀な男であったが、それゆえに他者の能力を低く見積る傾向があった。
(ならば私がその分警戒すれば良い)
そう心に決めるとデラーズはその場を後にした。
※1 Netflixのアニメのネタ
※2 オリジンでそう言うのが比較的苦手ぽい描写あったので
うちのデラーズさんはリベリオンデラーズなので平然と汚いことをします、大義の為に汚い事をするのは正しい事で、寧ろ自分が率先して暗部を背負い込む事がギレンへの忠誠の証だと考えてそうだなと考えてこのキャラ付けにしてます
仕事とお馬が理由で更新滞ってましたね、まぁ私がこの手の泥沼描くのが苦手なのもあるんですが