ガールズバンドとシチュ別で関わっていく話   作:れのあ♪♪

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 クリスマスイブに恋人や友人とも過ごさず、ぼっちだった可哀想な皆さん。
 そんな聖なる夜にレイド戦でスルト君を狩るしかなかった可哀想な皆さん。
 クリスマス当日、朝起きてもプレゼントなど置かれてない可哀想な皆さん。
 こんな聖なる日に外にも行かずに部屋で二次創作を見てる可哀想な皆さん。

 安心してください。私もです。

 という訳で、今回はリクエストのリサ姉。
 恋人はサンタクロースじゃないどころか、そもそも恋人そのものがいないし、雨は夜更け過ぎに雪へとは変わりませんでしたし、皆さんの心には今も雨が降っているかもしれませんが、そんな皆さんの心を少しでも温められたら幸いです。

 敢えてクリスマスとは一切関係ない話を組みましたが、普段やらないような、かなり攻めた内容を書きました。

 まぁ、れのあサンタからの遅めのプレゼントってことで。


49.今井リサにお邪魔されるシチュ

 行きしなでは晴れているくせに、帰る時には土砂降りってパターン、これが一番困ると思う。神のイタズラならぬ、神の嫌がらせのような何かをついつい考えてしまう。

 そんなことを考えてしまっているということはつまり・・・

 

「びしょ濡れだよ。風邪引いたらどうしてくれるんだ」

 

 当然傘など持っている筈もなく、俺は雨にがっつり降られながら下校を決め込んだのだった。

 

 

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 帰宅直後は速攻で風呂を沸かした。最近は気温が低いこともあり、そんな状態で土砂降りの雨に野ざらしだった俺は寒さの限界に達していた。

 冷え切った俺の体は、シャワーの温度すら分からないぐらいだったが、段々その温かさを享受できるようになり、体を洗った俺は早々に湯舟へ飛び込んだ。

 

 シャワーとは比べ物にならない、圧倒的な温もりが、俺の全身をじんわりと包み込む。

 

「あったけぇ~・・・」

 

 大雨による冷え込みは体の中に残っているが、だからこそ感じられる愉悦。それを肩まで浸かって味わう。

 望むらくは、このままいつまでも・・・と思っていた矢先、玄関の扉が開く音と同時に、聞き慣れた声が遠くから届いてきた。

 

「ホント最悪だよ~。なんでこんな時に折り畳み忘れちゃうかな・・・」

 

 ・・・どうやら、この天候の犠牲者は俺だけじゃなかったらしい。そして、声の主はさっきの俺と同じことを考えたのか、玄関から直接こちらへ向かってきているようだった。

 そしてすぐに、風呂場の扉越しに声が届く。

 

「あれ?もしかして先客って感じ?」

「ってことは姉さんも降られたのか」

「そうそう。下着も靴下も全滅」

「お互い災難だったみたいだな。すぐに上がるから待っててくれ」

「いやいや、いいって。あんたも降られたんなら、ちゃんと温まらないと」

「そしたら姉さんが冷えたままだろ。風邪引いたらどうすんだ」

「え?だからレンと一緒に入れば解決じゃん」

「は?おい。ちょっと待―」

 

 バタンッ

 

「お邪魔しまーす」

「待てっつったろうがテメェ!!」

 

 結論から言う。全部見た。

 入ってきた瞬間に目を逸らしはしたが、あまりにも恥じらいなく入ってきたので、その一瞬で姉の全裸はしっかりと目に入った。

 しかし、そうやって背を向ける俺に対しても、うちの姉は本当になんとも思っていないらしい。そのまま呑気にシャワーを浴び始めた。

 

「も~。なんで背中向けてんの?もしかして思春期だから見られたくないのかぁ?別にあんたの裸なんて興味ないって」

「隠そうとしないどころか恥じらう素振りすら見せずに突撃してきたことはもう100歩譲ってスルーするけど、せめて自分が見られる心配してくれません?しかもこのシチュで恥ずかしがってんのが俺の方って発想も無茶苦茶だからな?」

「見られる心配~?」

「年頃の女子高生の危機感がそれでいいのか・・・?」

「危機感ねぇ・・・よし、弟。ちょっとこっち向いてみ」

「・・・一応聞くけど、向いていいんだな?」

「大丈夫だって。ほら早く」

「仕方ないな」

 

 狭い浴槽で、俺は体の正面を姉に向ける。本人が「大丈夫」と言ってる以上は大丈夫なんだろう。

 そう思った束の間、目に飛び込んできたのは―

 

「ほれ」

 

 姉の胸。

 

「頭おかしいのかお前ぇ!?」

 

 また急いで目を逸らすことになった。やっぱり危機感無さ過ぎると思う。

 

「見てよ」

「気は確かか?」

「確かだから、こっち向いてって」

「・・・目を見て話せって?」

「体も」

「えぇ・・・」

 

 生まれてこの方、姉とは10年以上の付き合いになるが、今はまるで姉の意図が掴めない。でも、目を逸らしたままじゃ何も解決しないのは分かる。

 

「まったく・・・」

 

 姉さんは浴槽に身を乗り出し、自分の育った上半身を見せつけていた。

 シャワーを浴びた姉さんの髪と細い肢体は濡れ、無数の水滴が滴っている。腹部はくびれて、どの部位を見ても、肌は透き通るように綺麗で、顔は風呂場の湯気に当てられてか、少し火照っている。

 

「結構いい体してるっしょ?」

「バカ言え」

 

 姉の前で認めたくはないが、スタイルもいい方だと思う。

 そんな姉さんのいたずらっぽい表情は、美人な印象も可愛らしい印象も持ち合わせている。「顔が良い」とはこんなのに対して言うのだろうと思う。

 そして何より・・・

 

「あ、やっと胸見た」

「仕方ないだろ。こんなに近づけられたら・・・」

 

 姉さんの胸だ。

 規格外とまではいかないにしても、年相応か、それよりも少し膨らんでいる、大きいけれど、大きすぎない、いかにも体に見合った乳房。

 

 ・・・俺はそれを、何にも隠されていない状態で直視している。女性的な膨らみも、その中心部にある、つんと上向いた桃色の突起まで。

 目の前にいる女性が、裸だから。

 

「で、なんで俺は見たくもない姉の生乳を拝まないといけないんだ?」

「そりゃあ、あんたが言ってた危機感云々の本題がコレだからだよ」

 

 そう言いながら、姉さんは自分の胸を揉む。本人の細指によってぷにぷにと形を変えるソレをよそ目に、俺は目を見て聞き返す。

 

「男の前で揉むなよ・・・。で、本題って?」

「自慢じゃないけど、アタシは結構モテる方です」

「はぁ」

「顔もスタイルも良く、「可愛い」「綺麗」とよく言われます」

「実際そうだとは思うけど自分で言うなよ」

「で、キミはそんな女の子のおっぱいをこんなにも間近で見てるわけだ」

「見せられてんだよ」

「狭い密室で、お互い裸を見せ合ってるわけだ」

「あんたが乱入したんだろうが」

「そこで質問」

「聞けよ」

「レンは今、エッチな気持ちになった?」

「はぁ?」

 

 何を言ってるんだコイツ。

 

「アタシの裸とか、おっぱい見て、やらしい気持ちになった?」

「・・・?」

「アタシのおっぱい触りたいって思った?」

「・・・??」

「エッチしたくなった?」

「・・・・・・」

「裸のアタシを押し倒して、めちゃくちゃにしたい?」

「そんな訳ないだろ自分の姉相手に。何言ってんだお前。引くわ・・・」

「ま、そういうことだよね」

「そういうこと?」

「弟相手に危機感とか何言ってんだって話」

「・・・なるほど」

 

 その、「弟だからいいだろ」みたいなのがどうかと思うって話なのだが、多分言っても聞かないのは分かった。

 

「取り敢えず、体洗えよ」

 

 

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 この後は何事も無く、体を洗い終えた姉さんはそのまま湯船に入ってきた。浴槽から溢れ出す湯舟を見ながら、示し合わせることもなく、姉さんと背中合わせで温まる。

 ・・・それにしても女子が髪洗う時って、あんなにも時間かかるのか。

 

「それにしても、レンとこうしてお風呂に入るのも久しぶりだよね~。何年ぶり?」

「どうだろ。多分10年ぶりとかだよな?」

「この浴槽も2人だと狭いね」

「確かに」

 

 最初は嫌だったが、背中越しに姉さんと体重を預けあっていると、やっぱり安心する。

 

「レンって、本当に優しいよね」

「どこが?」

「文句言いつつ、アタシとお風呂に入ってくれるところ?」

「普通だろ・・・いや、普通ではないけどさ」

「ははっ。まぁ、たまにはいいじゃん」

「この年で?」

「この年で」

「ふぅん・・・」

 

 ・・・

 

「レン」

「何?」

「このままバックハグしていい?」

「嫌だ」

「答えは聞いてない☆」

「聞けよ」

 

 拒否してもやるつもりだったのか、俺は早々に姉からのホールドを味わうことになった。

 裸になった姉さんの胸の膨らみが、俺の背中に押し当てられる。

 

「・・・積極的すぎるぞ」

「いいじゃん。姉弟なんだし」

「じゃあ聞くけど、もし俺が変な気を起こして襲ったりしたらどうするんだ?さっきも言ってたけど、こんな狭い空間で、男女がお互い裸で2人きりなんだぞ?」

「そんなことは万に一つも無いから大丈夫」

「俺のこと信用しすぎだろ」

「そりゃ信じてるよ。お姉ちゃんだもん」

「・・・」

「アタシの弟はね、女の子を泣かせるようなことはしないんだよ。絶対にね」

「そりゃあ、大事にしようとは思ってるけど・・・」

「多分、今ここに居るのがアタシ以外の女の子でも、レンは襲わないと思うよ。おっぱいだって触らないし、一瞬たりとも女の子の体は見ないように努める筈だ」

「流石に無理があると思う」

「でもちゃんと頑張ると思うよ。レンは」

 

 抱き着いたままの姉さんは、空いた片手で俺の頭を撫でてくる。恥ずかしいが、何となく認められたような気がして少し嬉しかったのは、黙っておこう。

 

「姉さん、そろそろ上がるよ」

「え、もう?」

「暑い。のぼせる。離せ」

「あぁ、そっか。ずっと浸かってたのか。ごめんごめん」

 

 そのまま姉さんから解放された俺は、そのまま立ち上がって息を整える。予定外の長風呂になってしまったが、こうして姉さんとゆっくり話すことができたのは良かったかもしれない。

 

「あ、レン。アタシ、もうちょっと入ってるんだけどさ」

「おう」

「そう言えば、今のうちに言っとこうと思ってさ」

「なんか、大事な話?」

「まぁ、重要って程でもないけど、それなりに大事なことかな」

「なんだよ」

 

 姉さんはこちらを上目遣いで見つめ、はにかんだ表情で言ってくる。

 

 

「好きだぞ」

「ばーか」

 

 

 俺は姉への悪口を最後に、風呂場から離脱したのだった。

 




 私と同じくクリぼっち決め込んだ皆さん、よかったら感想もどうぞ。作品の感想と一緒に世間への愚痴を書いていただいても構いません。
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