ガールズバンドとシチュ別で関わっていく話   作:れのあ♪♪

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 うーん。割と最初の部分で迷走して、迷走したまま書き上がってしまった。

 コレジャナイ感というか、不完全燃焼感というか、手応えが無いというか・・・

 自己満足で書いてるやつなので投稿はするのですが。


5.市ヶ谷有咲が新聞部に顔を出しに来るシチュ

 活動の内容が内容なので、新聞部には客人がよく来る。校内でイベントをやるから詳細を記事にして欲しいだとか、近いうちにライブをやるから宣伝を記事に書いて欲しいだとか、次の薫様の記事を早く書けだとか、そんな用事で新聞部に依頼をしに来るのだ。

 薫先輩の記事は先週にも書いただろうが。薫先輩のモーニングルーティンの紹介書いただけで掲示板に人だかり作りやがって・・・。

 

「さてと、そろそろ来る頃合いか?」

 

 作業の手をいったん止めて時計を見上げると、ちょうど扉がノックされた。

 今回の客人は朝のうちに自分が来ることを伝えてくれる、かなり良心的な客人だ。しかも入る時にノックまでしてくれる。こころには是非とも見習ってほしい。

 

「おいレン。今、大丈夫か?」

「ああ、どうぞ」

「失礼しまーす」

「ああ、好きなところに座ってくれ。今からお茶出すから」

 

 そうして入ってきたのはクラスメイトの市ヶ谷有咲。相変わらずツインテールが良く似合っている。

 俺は早速PCの画面を見ながら正面に座る有咲に話しかけた。

 

「まぁ、来てない奴らがいることも気になるが、お前が来たってことは、またライブの告知だろ?で、次はどんなドでかいことをやるつもりなんだ?」

 

 有咲が来たことによって俺は少し興奮していた。ポピパのライブはいつも驚きと楽しさが入り混じっていて評判がいい。ハロハピとは違った変則性があってライブの翌日は学園中がポピパの話題で持ちきりだ。ただでさえ自分達の先輩が出演するライブに乱入して『きらきら星』を決め込むようなやつがリーダーをやっているようなバンドだ。今回も何かドでかいことをしてくれるに決まってる。

 ・・・いい記事を書けそうだ。

 

「いやレン。いい表情してるところ大変申し訳ないけど、今回は告知の依頼に来たわけじゃないぞ?」

「・・・はぁ?」

 

 その一言で自分の興奮が一気に冷めるのがわかる。何だよこいつ。「放課後、新聞部に顔出すから」とか言っといて本当に顔出しに来ただけかよ。

 

「おい有咲、出口なら向こうだぞ?」

「露骨に嫌な顔してんじゃねえぞ。そもそも依頼なんて一言も言ってないだろうが」

「うるせえ。依頼じゃないならお前なんてただの良心的なこころだ」

「おいそれどうゆうことだコラ。」

 

 いや、勝手に期待のハードル上げまくったのは俺だし、こいつがこんな対応されるのは明らかにおかしいんだけど。でも、そっか。依頼じゃないのか・・・。

 

「まぁ依頼は無いけど用事はちゃんとあるんだよ。大事な用事」

 

さっきまでとは打って変わって真剣な雰囲気になる。そして有咲が口を開いた。

 

 

 

「最近、私のこと避けてたりしないか?」

 

 

「・・・!いや、そんなことは無いけど」

「そんなことあるだろ。最近そっちから全然話しかけてこないし、こっちから話しかけてもすぐに適当な理由付けて切り上げる。今のやり取りだってそうだ。喋り方は普段通りのくせにPCの画面ばっか見てさっきから全然目も合わせてくれないじゃねえか。・・・ほかの子とは普通に喋ってるくせに。」

「それは・・・」

「なあ、レン。もし私が何かしちゃったとかなら理由ぐらい教えてくれ。理由も分からず避けられるのって、結構ダメージくるんだぞ?」

「違うんだ。有咲は何も悪くない。悪いのは俺だ」

「・・・私のこと嫌いになっちゃったのか?」

「待ってくれ。それは本当に違う!有咲のことは大事だと思ってる!」

「じゃあちゃんと説明してくれよ。嫌いになってないならなおさら」

 

 避けていたつもりはないが、確かに有咲とのコミュニケーションは上手く取れてなかった気がする。元はと言えば有咲の気分を害さないようにと心掛けてのことだったんだが、本人からここまで言われてしまった以上は仕方ない。

 嫌われる覚悟ぐらいはするとしよう。

 

「理由は・・・ある。」

「なんだよ」

 

 女子の前でこれ言うのにはそれなりの抵抗があるが仕方ない。

 

「・・・有咲の胸だ」

「は?」

「有咲の胸部だ」

「うん?」

「有咲のおっぱいだ」

「何回も言いなおさなくたって分かってるよ。そこじゃねえ!えっ、・・・いやマジでなんで?」

 

 そういいながら有咲は腕をクロスして胸を隠すような動きをする。表情もなんか引いてるのがわかる。

 

「いや、この前こころに言われたんだよ。なんか、俺が女の子と話す時に胸をちらちら見てる、みたいな」

「ああ、確かに見てるな」

「待って。そんなサラッと納得されるレベルでガン見してたのかよ俺!」

「いや、ガン見ってほどじゃねえよ。レンは寧ろ見て無い方だと思う。でも、目を逸らす時の顔とか表情が申し訳なさそうなのは分かりやすいな。たまにそれで「見てたんだな」って気づく時もある」

「最悪だ。普通に気づいてた上で許されてただけだったのか・・・。こころの感覚がたまたま超人的だったわけじゃなかったのか・・・。」

「男が思ってる以上に女子ってその手の視線には敏感だからな。胸が大きい人は特に。」

「いや、あの、有咲さん。ほんっとすいませんでした・・・。」

「何?お前まさか、普段私の胸見てるのが後ろめたくて、それで避けてたのか?」

「仕方ないだろ。嫌われたくなかったんだ。」

「別に嫌ったりしねえよ。その程度のことで」

「いやちょっとは嫌えよ。胸見られてんたぞ!」

「どっちだよ・・・」

 

 待て。俺がおかしいのか?女子ってこうゆうの嫌がるもんなんじゃねえのか?最初こそ引いた表情してたのになんだこのサラッとした反応。こっちは絶交の覚悟すらしてたと言うのに。

 

「別に嫌じゃないって訳でもないけど、その辺はちゃんと割り切ってるよ。男にとっちゃ仕方ないもんなんだろ?それにさっきも言ったけどレンはそんなに見てない方だから安心しろ。下心抜きで仲良くしてくれてるのは分かってるから」

「有咲・・・」

「自分で言うのもなんだけど、中学の頃から結構大きかったし、そうゆう目で見てくるやつは大人も含めて山ほどいたからな。今更お前に見られた程度で揺さぶられるわけないだろ。何年巨乳やってると思ってんだ」

「そうか、・・・お前の気も知らずに避けたりして悪かったよ。有咲のことをあんな目で見てしまう自分がどうしてもどうしても許せなかったんだ。」

「とか言いつつ今も許せてないだろ。まだ目逸らしてるし」

「いや、それは後でどうにかするよ」

「はぁ、しょうがねえな」

 

 そう言うと有咲は席を立ち、俺の隣まで歩み寄った。

 

「よかったら、その、・・・見せてやろうか?」

「え?有咲の胸を?」

「そうゆうこと。あ、勘違いすんなよ?脱いだり触らせたりとかはしないからな?この状態で見るだけ!この際だから、今だけはいくらガン見しても許す」

「待て落ち着け有咲。一体こんなことしてどうする気だ?」

「どうもこうもない。こうすればお前に見られても気にならないって証明できるし、ここでお前が飽きるほど見まくったら、ちょっとは胸に目移りするのも減るだろうと思ったんだ。」

「・・・本当にいいのか?」

「いいって言ってんだろ。ほら、見せなくてもいいのか?」

「・・・見たい」

「素直な奴だな」

 

 

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 隣に座る有咲の胸を見続けて10分が経過したが、全くと言っていいほど飽きない。

 

「なぁ、レン。まだ飽きないのか」

「あぁ。正直自分でもびっくりしてる」

「嫌だとまでは言わないけどさ。流石に恥ずかしいぞ」

 

 有咲の胸は制服の上からでも分かるほど大きい。そして綺麗だ。大きいだけじゃない、このふっくらとして柔らかそうな感じ、意図的に見ないようにしてたせいか、かなりじっくりと見てしまう。

 

「なぁ有咲、横から見てもいいか?」

「ちょまっ、なんでそんな・・・ああもう!わかったよ。今回だけだぞ?」

 

 そう言って有咲は手を後ろで組んだ。その影響でさらに胸の主張が強くなる。横から見ると有咲の胸を大きさはさらによく分かる。しかもこの大きさで垂れてすらいない。ヤバい。横乳ってこんな破壊力強いのか・・・。

 

「あ、ありがとう有咲。結構堪能した」

「やっとかよ・・・」

 

 有咲の顔はかなり赤くなっている。本当は腕で胸を持ち上げたりしてもらおうという考えが浮き上がったりもしたが、あれ以上は理性が保たないと判断してやめた。

 

「で、これで次からは元通りに絡んでくれるんだな?」

「ああ。もうあんな態度は取らない」

「ならよし」

 

 こうして俺は有咲の胸をガン見することによって仲直り?を果たした。本当なら仲直りついでに雑談の一つでもしたいが、そろそろ帰る時間になったので、俺たちは荷物をまとめて部室を出たのだった。

 

 

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「そういえば有咲」

「どうした?」

「いや、今度の取材、ちょっと人手がいるんだけど、よかったら一緒に行かないか?香澄とかも連れてさ」

「それはいいけど。なんで?」

「深い理由なんかねえ。・・・『友達』だろ?」

 

 『友達』、この言葉を聞くと、有咲は嬉しそうにため息をついた。

 

「・・・そうだなっ」

 

 

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 翌日、俺が避けてたことで有咲が泣く一歩手前ぐらいまで思い詰めてたことを香澄から聞かされた。新聞部に顔を出したのも、ポピパのメンバー内で相談した後に勇気を振り絞って来てくれたらしい。

 

「有咲、そこまで俺のことを考えてくれるほど大事にしてくれてただなんて嬉しいよ。今度一緒に飯でも食いに行こうぜ」

「うるせぇし行かねえー!!!!!!」

 




 「読みにくい」や「良かった」などの感想や意見、また「このキャラを出してほしい」などのリクエストがあれば感想にお願いします。

 
 感想、一言でも書いてくれたら嬉しいです。待ってます。





 女の子のおっぱいって視線限定の重力があると思うんです。

 質量が大きいものほど物体を引き寄せる力が強くなるように、サイズが大きくなるほど視線を惹きつける力は強くなる。この比例関係、つまりそうゆうことなんです。

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