ガールズバンドとシチュ別で関わっていく話   作:れのあ♪♪

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 ストレスに支配されて一筆。お目汚し失礼致します。

 今回は短編形式。



68.ガールズバンドと色々なシチュ2

【突如、街中に仕掛けられた31個の爆弾を解除をすることになったCiRCLEのスタッフ達とパスパレのメンバー達(パロディ回)】

 

 CiRCLEのロビー

 

「まりなさん!」

「彩ちゃん!爆弾の方はどうなった?」

「日菜ちゃんや麻弥ちゃんが活躍したお陰で、30個は解除できました。今、最後の1つを、千聖ちゃんとレン君が解除してます」

「レン君と千聖ちゃんが……!?」

 

 ・・・・・・・・・

 

 ・・・・・・

 

 ・・・

 

【とある建物の中】

 

 pi……pi……pi……pi……

 

「……」

 

 着々と迫るタイムリミットに急かされつつ、俺は汗だくになりながら千聖さんの指示を待つ。

 俺の傍で眉間に人差し指の指先を当て、小声で唸りながら、千聖さんが頭を働かせている。

 

「赤よ!」

「はい」

 

 1つでも順番を間違えば死ぬという恐怖をなんとか抑え込み、俺はペンチで指定のコードを切る。

 

「……!」

 

 パチンッ

 

 pi……pi……

 

「ふぅ……」

 

 爆発の様子を見せない爆弾を確認し、千聖さんは再び眉間に人差し指の指先を当て、瞳を閉じて考える。

 

「次は……青ね」

「は、はい!」

 

 恐怖の瞬間、そして──

 

 ……パチンッ

 

 pi……pi……

 

「ふぅぅぅぅぅぅ……」

 

 首の皮一枚で繋がり続ける命を実感し、思わず強いため息が漏れる。

 

「何?お腹の具合でも悪いの?」

「い、いや……家に残してきた姉さんのことを思い出してしまって……」

「なんであなたのお姉さんと爆弾が関係あるのよ!?」

「いや……姉さん、他人の悲しみも理解っちゃう人だから、俺にもしものことがあったら……」

「だからこうして解除してるんじゃない!」

「で、でも千聖さん」

 

 さっきから俺に指示を飛ばすために千聖さんが繰り返している、眉間に人差し指の指先を当てる行為。

 やはりそれがどうしても気になる。

 

「あの動きで、この配線を解読できるんですか?」

「バカ。私がこんなゴチャゴチャしたもの、分かるはずないでしょうが。でも、やらなきゃ仕方ないから、こうやってカンを働かせているんじゃない!」

 

 ・・・えっ

 

「カン!?勘なんすか!?」

「何よあなた……私のこと信用してないって言うの?」

「い、いや……そんなことは!」

「それなら早くやりなさいよ!」

「は、はいぃ……」

 

 急かされて爆弾に向き直ると、今までに切ってきたコード、残るは──

 

「あ、千聖さん……。最後の2本です」

「ん?」

 

 ・・・

 

「ふぅむ……」

 

 ・・・

 

「うーん」

 

 悩み、迷い、そして──

 

「ああもう面倒よ!ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り……」

 

 白鷺千聖、今世紀最高峰のイケボで呟く。

 

「決まった。赤よ……!」

「千聖さん!!生きるか死ぬかの選択なんです!もうちょっと真面目にやってくださいよ!」

「うるさい!もう赤に決まったのよ!いいから貸しなさい!」

 

 千聖さんは俺の説得にも応じず、ペンチをひったくって最後のコードを手にかける。

 

「ひぃぃぃぃ……!!」

「うふっ♪」

 

 パチンッ!

 

 

 

 

 バゴアアァァァァァァン!!!!

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・

 

 ・・・・・・

 

 ・・・

 

 

【レンの寝室】

 

「はっ!?」

 

 ・・・

 

「……いやな夢だな」

 

 今日もこの街は平和そのもの。

 

 

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【倉田ましろと密会するシチュ】

 

 ライブハウスCiRCLEの裏側。人気の無い場所での逢瀬。

 

「レンさん、誰にも見つかってませんよね?」

「あぁ。ちゃんと気を付けてたから間違いない」

「じゃあ、早速始めましょうか」

「そうだな。あんまり見られていいものじゃないし、さっさと終わらせよう」

 

 これは誰にも知られてはいけない、甘いヒミツ。

 

「レンさん……」

「あぁ」

「では、どうぞ」

 

 ましろは俺の前に詰め寄る。

 そして、一枚の生写真が手渡された。

 

「これが、誕生日にモニカのみんなでつくしちゃんのヘアアレンジした時の写真です。ツインテールをお団子にして、三つ編みも取り入れてるんです」

「……ほう。悪くない」

「そして2枚目が、練習の休憩中にレムレムしてそのままお昼寝タイムに移行しちゃったつくしちゃんの寝顔です」

「なるほど」

「それで、レンさん」

「急かさなくても分かってるよ。ましろは欲しがりさんだな」

 

 虚空から取り出した茶封筒に愛しの天使の知られざる姿を収めながら、ましろの要求に応じる。

 

「ましろ、上着の右ポケット見てみな。お前の望むブツはそこにある」

「……相変わらずトンチキな能力ですね。いつ入れたんですか?」

「別にどうってことねえよ。ただ虚空から発現させただけだ」

「それがトンチキだって言ってるんですけど」

「そうか?うちの姉さんも虚空からクッキーと飴ちゃん出せるぞ」

「まさかの能力者一家!?」

 

 なんてことを言いつつも、ましろはしっかりと茶封筒の中身を確認している。

 

「さて、ましろ。『昼休みにテンション上がって何の前触れも無く教室でライブを始めちゃう戸山香澄』から始まる香澄のオフショット生写真は気に入って頂けたか?」

「はい。それにしても香澄さん、教室でもこんな感じなんですね」

「まぁ、あいつは裏表とか無いしな」

「本当に助かりますよレンさん。特にこの『ライブ終わりのステージに1人で黄昏て物想いに耽る香澄さん』なんて、最高でしかありません。これでまた寿命が延びました」

「大好きな絵師さんに推しキャラ書いてもらった時のオタクみたいな返事やめろ」

「それにしても、レンさんも悪い人ですね。私なんかに、自分の友人の無防備な姿を渡してしまうなんて」

「それはお互い様だろ。お前だって自分のバンドのリーダーの無防備な姿を俺なんかに」

「だって、推しであり妹なんでしょ?」

「まぁな」

「ふふ……」

「ははっ……」

 

 ・・・

 

「ふふふっ……」

「ははははっ……」

 

 ギュッ(握手)

 

 トンッ(グータッチ)

 

 パァン!(ハイタッチ)

 

【今井レンのヒミツ】

 それなりの頻度でこういうことしてる。

 

 

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【上原ひまりの相談に乗るシチュ】

 

 羽沢珈琲店に1人で訪れると、知り合いと相席になることも多い。特にこの店の常連の人やAfterglowの連中とはよく遭遇し、そうなると雑談したり相談に乗ったり、といった具合の過ごし方になる。

 幸運なことに、今回もバッタリひまりと遭遇し、今はそのままこいつの相談に乗っているところだ。

 

「なるほど。またお腹周りが」

「そうなの。それで最近、また体重が気になってきてさ……」

「難儀だなぁ。お前も」

「はぁ……。なんでいつもこうなるんだろ」

 

 正直、パッと見ただけだと太っているようには見えないが、ひまりは本気で悩んでいるように思う。どうして最近になって体重が増えてしまったのか。

 

「ひまり。もしかして最近、よくこの店に来てるか?」

「え、うん。確かにつぐに話聞いて貰ったりしてるけど、なんで分かったの?」

「そうか。なら、もう1つ聞かせろ」

「うん……」

「お前は今、この店で何を食べている?」

「え?つぐの特製ケーキだけど」

「お前アホなのか?」

 

 原因究明。

 

 

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【昼休みに奥沢美咲と雑談に興じる今井レン】

 

「『チー牛』なんて単語を初めに世間へ広めた奴は、ちゃんと地獄に落ちたんだろうか?」

「地獄どころか、まだこの世にご健在だと思うけど」

「気に入らねぇ」

「こらこら」

「だっておかしいだろ。そいつのせいで牛丼屋でチーズ牛丼頼む時に毎回抵抗生まれるんだぞ。先週の休日に行った時も、一瞬だけだけど確かにあのイメージが脳内を過ったんだ」

「だったら最初からチーズ牛丼なんて頼まなきゃいいじゃん」

「それだとなんか負けた感じがして嫌なんだよ!チーズ牛丼を頼めばそいつの負け組理論に俺の存在が組み込まれるし、ムキになってチーズ牛丼を頼まなかったら俺がそいつにチーズ牛丼を頼む自由を奪われたみたいになる!俺はどうしたらいいんだ!?」

「面倒なこと言い始めたなぁ……」

 

 そりゃあ、美咲のいうことは正しい。

 気にしなければいいと言ってしまえばそれまでではあるのだが、人間は思考までコントロールできる訳じゃない。考えないようにすればするほど考えてしまうものだ。

 

「負けた感じ、ねぇ。別に気にしなくてもいいと思うよ。少なくともレンに限っては」

「俺に限っては?なんで?」

「だってさ……」

 

 紙パックのストローからジュースを飲んでから、美咲が口を開く。

 

「『先週の休日に行った時』って言ってたでしょ?」

「そうだな」

 

 ・・・

 

「レンはその時、『誰』と牛丼屋に行ったの?」

「え?千聖さんだけど」

「勝ち組じゃん」

「なんならその時は千聖さんが奢ってくれた」

「もっと勝ち組じゃん」

「…………ホントだ」

 

 女装して麻弥さんとデートすることになった時(36.37話参照)に千聖さんからお礼として奢り1回の契約を結んでいたが、もしかしたらお礼として機能していたのは奢られた牛丼ではなく、千聖さんの存在だったのかもしれない。

 ちなみに千聖さんの牛丼の食べ方は凄く上品だった。

 

 

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【氷川紗夜との勉強会の休憩でふと思った今井レン】

 

「そういえば紗夜さん」

「はい。どうかしましたか?」

「大したことじゃないんですけど、日菜さんって、たまに『るんっ♪』って言葉使うじゃないですか」

「えぇ。昔からの口癖みたいなものだし、詳しい意味や定義は分からないけど……それがどうかしましたか?」

「日菜さんの『るんっ♪』って、『ルンルン気分』の『るん』から来てるのかなって。ほら、『ルンルン気分』って、高揚した感情や楽しい気分を表す言葉でしょ?『るんっ♪』を使う時の日菜さんは楽しそうにしてるし。パスパレの『Wonderland Girl』や『るんっ♪てぃてぃー!』も、曲調や雰囲気がルンルン気分に該当すると思うんです。あの2曲に出てくる『るん』のフレーズの後の歌詞は、日菜さんが『面白い』って感じたり、『楽しい』と思えるような内容が含まれてます」

「……!」

「だから、意味としての直結はしてなかったとしても、何かしらの繋がりはあると思うんですよね」

「…………」

「あれ、紗夜さん?」

 

「(盲点ッ!!)」

 

 

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【市ヶ谷有咲の弁当の評判を聞いたレンと有咲の教室での会話】

 

「香澄をはじめとするポピパの連中からよく聞くんだけどさ。有咲んとこばーさんが作る卵焼きってそんなに美味いのか?」

「何言ってんだ。卵焼き以外も美味いに決まってんだろ。ばあちゃんのご飯舐めんなよ」

「なるほど。やっぱすげえよなぁ。料理できる人って」

「そうだ。うちのばあちゃんの卵焼きは世界一だからな」

「ほーぅ。そうかそうか」

 

 まぁ、世界一美味しい卵焼きを作れるのはうちの姉なのだが、何を信じるかは人の自由だ。有咲は本当にお婆さんが好きなのだろ──

 

「おいレン。お前今、失礼なこと考えなかったか?」

「何のことだよ」

「いやいや、気のせいならいいんだけどよ。もしかしたらリサさんの卵焼きの方が世界一だとかいう妄言を浮かべてたりしてるかもと思ってよ」

「何言ってんだよ。うちの姉さんの卵焼きが世界一なのは妄言じゃなくて事実だろうが」

「は?なんで世界一が既に提示された状態でそっちまで世界一持ち出してくるんだよ。自分で破綻してることも分からねえのか?」

「そっちこそ世界一の卵焼きは2つも要らないんだが?」

 

 険悪

 

「そもそもばあちゃんの料理は卵焼き以外でも美味いんだからな?」

「いいのかよ、卵焼き以外でも勝負なんて挑みやがって。うちの姉さんの筑前煮が火を吹くぜ?」

 

 沈黙

 

「レンの頭は確かに悪いかもしれないけどさ。それでもお前は理解のある人間だって信じてたんだぜ?私は」

「そっちこそ、なんで頭は良いくせにそういうところでバカなのかね……」

 

 沈黙。

 

「ふぅん……」

「ほぅ……」

 

 沈黙

 

「ははっ……」

「はははっ……」

「「はははははっ……」」

 

 バンッ!

 

「「表出ろやテメェこの野郎!!なます斬りにしてやらぁ!!」」

 

 香澄と美咲が2人を羽交い絞めにして戦闘を仲裁するまで、あと20秒。

 ちなみにこの日の晩に香澄から話を聞きつけた姉さんにこのことについて質問されたのは、また別のお話。

 

「レンってばそんなにアタシの卵焼き好きだったの~?今晩作ってあげよっか?」

「うるせぇな!卵焼きなんてどれも一緒だっての!」

「照れるなよ~☆」

「ちょっ、離せ!くっつくな!抱き着くな~~~ッ!」

 

 

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【バイト帰りにチュチュを発見するシチュ】

 

「Zzz……」

 

 ラウンジの長椅子で、チュチュが寝ている。

 

「Zzz……」

 

 新時代の革命的な音楽で人々を魅了し、反骨心に溢れたラップパートの煽りで人々に勇気をもたらし、その影で誰よりも頑張っていて、誰よりも泥くさくて、誰よりも輝く人。

 仄暗かった世界から俺を連れ出してくれた、俺の憧れで、尊敬の眼差しを向けずにはいられない、明星のような存在。

 

「Zzz……」

 

 ──そんな少女が、寝ている。

 

「まったく。風邪引いたらどうすんだよ」

 

 彼女のことだ。どうせまた、誰にも知られない場所でたくさん何かを頑張ったのだろう。

 そう思うと起こす気にもなれず、気付けば着ていた上着をチュチュの肩にかけてやっていた。

 

「Zzz……」

「応援してるし、尊敬してるぜ。スーパースター」

 

 バイト終わりで日が落ちた外の空気は、半袖で歩くには肌寒いものだったが、今はそれすらも心地よい。

 彼女が元気でやっていけそうなら、俺はそれでいい。

 

 

 ──チュチュは、俺にとってのヒーローなのだ。

 





 最初のふざけた話を書くためだけに書いた。流石にあれだけ出すのはヤバいので各バンドから1人ずつ即興で一筆。
 誰かを可愛く書くってのは、多分もう出来そうにないな。出来そうなら書くけど。
  
 就活は終わってません。終わってないのに限界が来て書きました。
 赦されよ 赦されよ 我の罪を赦されよ。

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