《竜》の満ちる世界   作:UNKNOWNと戦いたい

48 / 78
37―鳴神狂奔

 雷光を纏う尖爪が大地を抉り、強靭な尻尾がその質量に速度を乗せ振り抜かれる。

 

「ぐ、うううう!」

「こいつ、重い………!」

 

 モモンガが軽々吹き飛び、アルベドが構えた盾が支えきれずに弾かれる。

 無双とすら謳われる、起伏の激しい地形を好む狩人は、理性を失おうとも強敵に違いは無し。極限状態へと至った事で底上げされた身体能力から、寧ろこちらの方が凶悪まであった。縦横無尽にして、一撃一撃が砦蟹に次ぐほどに重く、そこに蒼雷が加わることで、()()()を持つ者たちは、攻勢に回ることに難儀させられている。

 

「はああああああッ!」

「ルゥッ、ガルアアアアアアアッ!!!」

 

 空を取るシャルティアが放つ『清浄投擲槍』は、悍ましく反響する咆哮と共に解き放つ、過剰な雷光が掻き消す。大地が焼け焦げ、耳をつんざく轟音を伴う程の攻撃から、すかさず身を翻し跳躍。紅の戦乙女が舞う空へと踏み込んだ牙竜は、不安定な姿勢の中で大きく前足を振りかぶり、シャルティアを捉えんと雷光を纏い振り下ろす。

 飛行能力を持つ吸血鬼が余裕を以て回避すれば、雷狼竜はそのまま落下の加速を乗せ地上に前足を叩きつけ、強靭な肉体と落下の加速、莫大な電力の解放とを合わせた高範囲攻撃を実行。大地が捲れ、雷音が空気を引き裂き、漆黒のナニカが散るように広がる中、戦力足り得る地上の二人は完全に逃れることは叶わず、その身を電流に晒す事となった。

 

「があああああああッ!?」

「ぐ、あああああ………ッ!」

 

 高い電気耐性を持つモモンガですら苦悶の声を上げ、三層鎧『ヘルメス・トリスメギストス』へとダメージを逃しても尚、アルベドが苦悶を隠せぬ程に増大した電流は、本来ならばジンオウガ自身の肉体も焼いていただろう。だが不気味な赤の輝きを纏う紫黒に染まった肉体は、この場の殆どの者たちからの攻撃を完全に遮断している上、自身の肉体にかかる負荷すらも完全に相殺している。

 

 そう、殆どの者たち。この中で、極限状態となった竜に対抗できているのは、ごく僅かだ。

 

魔法最強化(マキシマイズマジック)、《隕石落下(メテオフォール)》ッ!」

 

 デミウルゴスが放つ魔法の隕石を、雷狼竜は真っ向から粉砕。受け止めるのではなく、破壊することによる無力化を選んだ相手の、その僅かな間にデミウルゴスはより高高度へと脱し、常に流れる冷や汗を拭う。戦闘能力が低い部類である彼には、一挙手一投足が尋常でない破壊力を秘める牙竜の存在は大敵そのもの。

 その上、空に居ても安心できない事に―――

 

「っ、また来ますか!」

 

 飛来するのは、赤い雷光を纏うナニカ。高速で飛翔するソレから逃れるべく、空中を複雑な軌道を描き飛び回れば、そうしている内に雷光が爆ぜ、余波だけでも肉体が痛みにも似た微かな痺れを訴える程の電撃を解き放つ。完全耐性が無ければ、或いは直撃していれば、ただでは済まなかっただろうことは確実だ。

 シャルティア程豊富な防御手段もない彼では、援護一つすら命懸けだ。

 

「お願いしますよ、パンドラズ・アクター………!」

 

 小さな竜をナザリックに送り、その足で他国に赴いている二人を迎えに行った者の名を口にし、忌々しいという感情を隠さず地上を睨む。一部の攻撃と共に地上に生じ、時間と共に霧散する黒いナニカは、幸か不幸か二人に悪影響を及ぼしてはいない様子だが、その存在が悪影響を及ぼす可能性と併せて心身に負荷を与えていく。正確な情報が不足しているせいで、迂闊に動くことも出来ない。

 

「クソッ!あれ以上近付けさせるな!」

「バリスタ、撃てええええええッ!」

「天使隊、突撃準備!一瞬でもいい、時間を稼ぐんだ!」

 

 そんな中、出来ることをやろうとするのが、現地の者たちだ。

 バリスタが速度の乗った矢を放ち、一撃で容易く滅ぼされるだけの天使が、二人に生じる致命的な隙をカバー。矢は雷狼竜に直撃すると共に、呆気なく砕け散る程に脆いものであり、注意を逸らす程度の効果しか無いが、それでも攻撃の手を緩めさせる、或いは二人が立て直す隙を作るには充分。

 

 無論、そんな真似をしていれば、相応の報復として雷球が撃ち込まれもする。だが

 

「させぬでござる!」

「早いけど、それだけッ!」

 

 森の賢王、及び番外席次の二人の前では、無意味。そして、あちら以上に前線の四人の方が脅威であると判断した雷狼竜は、そちらに直接手を下すことをせず、戦い続ける。否、彼の竜にとって、これは戦いではない。狂気にも似た闘争心に塗り潰された本能の残滓が訴える、己を明確に脅かし得る存在を亡ぼす為の、蹂躙だ。

 

「グギャルアアアアアアアッ!!!」

「どんな喉してるんだよ、その声ッ!」

 

 悍ましく反響する咆哮と共に飛び掛かる巨躯を回避し、覚束ない狙いで弓を引く。

 その叫びに大分素が混じっていたのは、気を張る余裕が消えてきたからか。

 

(俺も援護に回りたいけど、そうすれば確実に………!)

 

 実のところ、モモンガのHPはとうに半分を切るどころか、三分の一にまで食い込んでいる。

 桁外れの膂力から繰り出される猛攻は、己が身を焼き壊す程の激雷が、防御の上からも彼を傷付けているのだ。電気への完全耐性こそ持たないながら、純粋な防御能力においてはモモンガを超えるアルベドでさえ、これまでの戦いで最外層である黒鎧を喪っており、その身に叩き込まれ続けた攻撃の苛烈さを物語っている。

 

「本当に………とんでもないな、こいつはッ!」

 

 爆炎が甲殻を、その下の肉を焼く。それでも尚、狂える竜は止まらない。

 

 肉体に適応した狂竜の力を、『世界の守り』を有する者は貫ける。だが、狂気に飲まれ失われた肉体機能にまでは、その力が及ぶことは無い。肉体を焼かれる痛みに竦むことは無く、その違和は激情と殺意を燃やす燃料にしかなり得ず、心臓を握ろうが、持ち前の状態異常系魔法を幾ら叩き込もうが、それが力を発揮することは無いのだ。

 それでいて、相手の攻撃は鍛え抜かれた肉体と、それに付随する蒼雷。どちらも、極限化の恩恵を十全に享受している上、相手は起伏の激しい地形で活発に活動し、その肉体と雷光を以て名だたる竜たちに並ぶ『無双の狩人』。最大の武器を伸ばしている上、それと真正面から相対せざるを得ないからには、苦戦は必至であった。

 

「このままでは、少々不味いですね………」

 

 攻撃は苛烈で、反撃の隙に乏しい。激化した雷鳴は余波だけでもその身を焼き、その膂力を防ごうとすれば、その上から肉体が軋むような衝撃が襲い、着実に体力を奪われる。彼女たちが弱いのではなく、この雷狼竜が強かったのが、極限化で更に強化された結果であり、通常の雷狼竜ではあり得ない、通常なら肉体が自壊する程の高出力を継続して発揮でき、更には本来弱点でもある、そう強固でない堅殻が狂竜の力で補強されているからこそ、だ。

 

 デミウルゴスは割り込めない。シャルティアは、強みを最大限生かすためにも、空を捨てることが出来ない。アルベド単独では、恐らく空からの攻撃を完全に無視して潰しにかかられ、そこで終わるだろう。モモンガもかなり厳しい状況ではあるが、豊富な手札で強引に踏み止まり、注意を奪うことは出来ている。最悪、外部に出ている三人を呼び戻せれば、劣勢を覆すくらいは叶うだろう。

 

「『中位アンデッド創造』―――頼むぞ、死の騎士(デス・ナイト)よ!」

(これで、今日使える分はラスト………!)

 

 耐久に優れるアンデッドといえど、怒涛の連撃を得意とする雷狼竜相手には、稼げる時間は一瞬が精々。剛腕により盾諸共半身を潰され、奔る雷光が残る命火を消し飛ばすが、中位アンデッドは自己のスキルでそれに耐える。反撃の雄叫びの瞬間、完全にその身を破壊されるが、その僅かに稼いだ時間で立て直せるくらいには、モモンガも熟練のプレイヤー(廃ゲーマー)だ。そもそも、その一瞬の時間稼ぎができるからこそ、このアンデッドは多くの死霊術師(ネクロマンサー)に使われてきたのだ。

 

魔法最強化(マキシマイズマジック)、《大致死(グレーターリーサル)》!」

 

 シャルティアの放つ負属性魔法が、モモンガを癒す。防壁際にて立て直しているアルベドには、決死の覚悟でギリギリまで前に出た神官たちが回復魔法を放ち、傷を癒している。一回一回は微量であるが、多数の人間が、使える限界まで魔法を行使し続けたことで、十分な量を回復。無意識レベルで人間への評価をプラスに傾けながら、こちらに疾駆する牙竜を目掛け、アルベドも跳びだした。

 

「ギュガルアアアアアアアアッ!!!」

「ぅお、らぁッ!」

 

 剛腕をすり抜け、激雷に身を焼かれながらも、渾身の力で頭を攻撃。攻撃能力にこそ乏しい得物を用いた一撃であるが、その剛腕と破壊不可の強度から繰り出されるだけでも、一撃の重さは充分。その尖角から鈍い音が響けば、さしもの狂狼とて危険を察知し、大きく身を翻す。

 

「ルグッ、グルガァアアアッ!!!」

 

 耳をつんざく雷鳴を轟かせ、背負う蒼光が激化する。絶えず空気を裂く音を轟かせ、禍々しい紫黒に、赤い金属質な光沢を纏う碧の肉体が蒼く照らされ、不気味な姿を一層悍ましく演出する中、悍ましい竜は四肢で大地を踏み締め、大きく息を吸い込み、雄々しく吼えた。

 

「ルォオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!」

 

 そこに在るは、『森の王』とも称される『無双の狩人』。狂気に囚われ、その威厳が損なわれようとも、実力を支える身体能力は向上。それが、激化した雷光により更に活性化し、たえず空気を軋ませる。その一撃を受ければ、どうなるか―――アルベドの、モモンガの背を、冷たいものが伝う、ような錯覚が襲った、次の瞬間。

 

「グルガアアアアアアアッ!!!」

「っ、しま」

 

 轟音と共に大地が弾け、アルベドが宙を舞う。赤く染まったその目に、宙を舞う全身鎧の淫魔の姿が収まるや否や、激烈な猛攻が始まる。鮮烈なる蒼光が空を奔る度、地上が大きく変形し、スーツアーマーを纏う体がボールの如く軽々吹き飛び、転がり、打ち上げられる。盾を構えたところで、その上から剛力により叩き伏せられ、物理耐性に特化した鎧がダメージを抑制しても尚、凶悪無比なる痛打がその身を襲うのだ。

 

「が、ぐ、舐めるなアアアアアアアアッ!!!!」

 

 遂に限界を目前にした第二層を脱ぎ捨て、アルベドが姿を変える。

 全身毛むくじゃらの、巨大な異形はその体躯に合わせサイズが変わった【真なる無(ギンヌンガガプ)】を叩き込む。凶悪無比、語るも悍ましい姿ながら、相対するは人類、ほぼ全ての生物の天敵となり得る怪物であり、その姿に反した勇ましさを示している。より高まったステータス補正を受けても尚、その膂力に及ばないながら、巨大となった体躯を強引に使い、その暴威を抑え込む。

 

「ぐ………モモンガ様!シャルティア!今よ!」

「………ッ、クソが!」

 

 最適解と判り、モモンガは激情を隠せず、その命を奪うべく、奥の手を使おうとし―――

 

「ルォオオオオオオ―――――」

 

 雷狼竜が吼える。瞬間、悟る。

 

(間に、合わない………なら!)

 

 モモンガは奥の手を中断し、即断する。シャルティアは、強引に阻止すべく飛翔。

 

「そいつを捨てて逃げなさい!」

 

 デミウルゴスが叫ぶが、一瞬遅かった。庇いに走ろうにも、間に合わず

 

「ルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!」

「間に合えええええええええええええええええッ!!!」

 

 空のシャルティアを、組み付いたアルベドを纏めて飲み込む、絶大なる雷光が爆ぜる。

 荒れ狂う暴雷に対し、モモンガの力を喰らった紅玉から奔る、莫大なエネルギーが拮抗。荒れ狂う蒼雷を相殺し、圧倒し、その先に立つ竜を襲う。指向を持たぬ雷光を上回る、明確な指向性を持つ竜殺しと似て非なるエネルギーが狂える竜を飲み込み、アルベドの体を吹き飛ばし、破壊の暴威を振り撒く。

 

「グルッ、ギュアアアアアアアアアアッ!?!?!!?」

 

 竜の肉体を飲み込む、ドラゴン殺しの奔流。己が身すら潰さん雷撃を放った牙竜の外殻を焼き、砕いたソレが、過剰な電流により傷付いた体内を駆け巡り、破壊していく。狂竜の力、即ち龍の力と対等な、世界(ワールドアイテム)の力、その最大出力を受けた竜は、文字通りの致命傷をその身に刻み込まれることとなった。

 

魔法三重(トリプレット)最強化(マキシマイズマジック)現断(リアリティ・スラッシュ)》」

 

 静かな憎悪と憤怒を湛えた三つの斬撃が、残された命火を刈り取る。

 

 かくして、狂竜の極致に至った牙竜は討たれた。だが、代償はあまりに重い。

 

「………っ」

「モモンガ、さま………!」

 

 歯を食い縛り苦痛に耐え、シャルティアがモモンガの体を支える。先の雷光に巻き込まれただけのシャルティアはまだマシだが、地上で奮戦していた二人は重傷もいいところ。モモンガは貴重な蘇生アイテムをまた一つ消費し、アルベドに至っては生きているのが不思議な程であった。

 

「俺はいい。それより、アルベドを」

 

 ぴくりとも動かないアルベドを指さし、モモンガは素の声色で告げる。目を剥くシャルティアであるが、それも一瞬ですぐに頷き、彼女のもとへと駆け、その治療にあたる。遅れて到着したデミウルゴスの肩を借り起き上がった彼は、自身の手を見下ろし、沈黙。

 

(レベル消費、最大でも仕留め切れなかった………かなり効いてたが、辛いなぁ)

 

 現在、モモンガのレベルは95………先のワールドアイテムで、限界まで経験値を注ぎ込みその力を最大限解き放った、代償だった。それが意味するのは、彼が抱えていた最大の切札の喪失であり、職業獲得条件は満たしていても、それに必要な最後の一手、獲得クエストが存在しないこの世界では、もう二度とエクリプスの力を振うことが出来ないのだ。

 虫の息という事もあり、先の三発で仕損じていれば、そこで終わりであったギリギリの綱渡り。被害は甚大極まりなく、対策は不可欠を通り越し急務であるが、ワールドアイテムが無ければ攻撃自体がほぼ通らないと、どこからどうすればいいのかも不明瞭と、その思考を延々ネガティブなものが黒く染め上げていく。

 

「貴方たちは一端戻りなさい」

「次は、某らが頑張る番にござる。貴殿らは今一度、療養なされよ」

 

 そこに降り立った番外席次、森の賢王が声をかける一方、冒険者たちが別口から雪崩れ込む。

 

「モモンガ殿、こちらへ!」

「アルベド殿に意識は?………ポーション持ってこい!ありったけ使うぞ!」

「ここは我らにお任せを。少々荒っぽくなりますが、浮遊板(フローティング・ボード)を使います」

「ならば、我々はこちらを警戒する。頼んだぞ」

「モモンガ様たちをお願いします。申し訳ございません、私はこちらに残らせて頂きます」

 

 皆が最大の功労者たちの為尽力し、その身を戦場跡から移動させる。デミウルゴスは、彼らなら主と仲間を任せるに足ると判断し、殿を買って出た者たちに助力するべく残留を宣言。その成長を喜ぶように笑みを浮かべ、優しい声で任せる、と言い残し、彼は部下たちと共に広場を後にした。




★設定

・極限状態

狂竜化したモンスターが、生存競争の中で適応、致死の病を超克した姿。
最大の脅威となるのは、生物は疎か、存在として異常なその肉体。ごく一部を除く物理、魔法攻撃をほぼ完全に無効化する他、その身でねじ伏せた力により状態異常すらも無効と化し、強靭な膂力を以て罠も搦め手も、全てを凶暴化した本能のまま破壊する暴虐の化身と化している。

対抗手段には、狂竜の力を抑制するモノを用いる、或いは龍の力と同等の『世界の守り』を得ている者、始原の魔法を使える者が攻撃するというものがあるが、前者は現在全く研究されておらず、後者はハードルが非常に高いと、出現した場合ほぼ詰みの、怪物中の怪物。

弱点らしい弱点に乏しいが、実のところ【ヒュギエイアの杯】等の状態異常回復系ワールドアイテムを使えば、根本から無効化が可能。また、生物である為、酸素系攻撃により酸欠を起こすことが出来れば、実現の難易度に目を瞑れば十分な勝算がある。

今回、ナザリック側が総力で無かったことに加え、後に控える大敵の存在、雷狼竜の高い機動力と膂力による隙の無さ、最初に戦士装備で飛び出してしまったことが重なり、モモンガの切札たるスキル『The goal of all life is death(あらゆる生ある者の目指すところは死である)』を使う暇がなく被害が拡大したが、初手でこれを使えていれば、被害は最小限で納めることが出来た。
が、その場合、もれなく古龍たちが警戒から殲滅へと移行する為、結果オーライである。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。