輝る源氏   作:真銅一白

1 / 2
公家

あ、あれは公家だ!

時は令和、誰もが平穏に過ごしていたここエレロパゴスに公家が現れた。

「わたくし、公家のSAWABEと言うます。今日からこのエレロパゴスは我が陣地となる。」

そういうとSAWABEは自らの身体を七色に光らせ、空中へと飛び立った。その瞬間だった。森は枯れはて、海は荒れ、人々は互いを憎み合うようになり争いがおこった。なんというカオス・・・!だがSAWABEはその争いを瞬時に止め、森を蘇らせ、海を鎮めた。SAWABEはこういった。「わたくしはこのように天変地異を操ります。あなたたちのいかなる抵抗もなすすべがありません。わたくしが支配すればこの国はよりよく未来をつくる。」人々はSAWABEに恐れをなして降伏し、エレロパゴスはSAWABEが支配した。

エレロパゴスが支配されてから数10年の月日が流れた。今やエレロパゴスにはSAWABEを崇拝するものしか残っていなかった。たった一人を除いては・・・

彼の名はエレク。エレロパゴスの古代語で英雄を意味する名前を持っている。彼は祖父とともにエレロパゴスで過ごしていた。だがある日、エレクはSAWABEの元へ貢物を持っていくときに恐ろしい光景を見てしまった。「ふむ・・・この偏狭な島国に公家の反応があったがもう数10年は探しているのに微弱な公家反応であって本当にいるのかがわからないな・・・こうなればこの島国ごと滅ぼしてしまえばいいか・・・」SAWABEがそう言っていた。エレクはこのことを祖父に伝えるために家に戻ったがSAWABEに見つかってしまった。SAWABEはエレクを捕まえるように自らの配下に指示をした。エレクはどうにか逃げ切った。そして祖父にSAWABEのことを伝えた。すると祖父は「エレク、隠していたのじゃがお前は俺の孫ではない。お前は公家になる運命にあるのだ。」と言った。エレクは動揺を隠せなかった。「俺が公家ってどういうことだよ?公家は1000年に1度地球のエレメントから誕生する11人の戦士で1000年に1度、たった一人の公家になるまで戦って最後に生き残った公家がこの世界を調停するために新たな地球となるんだろ?それが何で俺のような子供なんだよ?」エレクはそういうと祖父は「確かに不思議な話だ。俺にもなぜ公家がこんな子供の姿でエレロパゴスに現れたのかはわからない。だが、SAWABEはお前を探している。だから・・・ぐわっ!」祖父の身体を背後から弾丸が貫いた。SAWABEの配下だ。「クゲクゲクゲ・・・お前がSAWABE陛下の探していた公家だったのか・・・!ならばお前の首を手土産とするとしようかクゲクゲクゲ・・・」不気味な笑い声をあげると配下は銃剣を振り上げた。するとエレクの身体が黄金に光った。「これは・・もしかして・・・!」次の瞬間、12の装甲が重なる重厚な鎧と公家のみしか持つことができないしゃく状の剣を持った姿へと変わった。「なにぃ!?公家の力に覚醒したのか・・・!?」エレクは、いや源氏名『HIKAKEIN』は、自らの力を確信した。そして光を超える速さで素早く動くと配下の身体を12等分にした。HIKAKEINは祖父の元へ駆けつけたがもう息はほとんどなかった。最後にこう言い残した。「HIKAKEIN・・・お前はこれから多くの苦難が待ち受けてるだろう・・・だが・・・公家であったとしてもなんであったとしてもお前は俺の孫だ・・・」そういうと祖父は息を引き取った。

公家の力に目覚めたHIKAKEINは、SAWABEの元へ向かい、打倒SAWABEを心に固く誓った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。