私は、教室から出た後に職員室に向かって歩いた。そしてついて私は部屋をノックして入った。
コンコン
「失礼します、茶柱先生はいらっしゃいますか?」
「どうした?雪ノ下。私に何か用か?」
「はい。先生に質問したいことがあります」
「そうか、聞こう」
「先生は朝にこの学校はポイントで何でも買えると仰っていましたが、テストの解答も買えるのでしょうか?」
「それを私に聞いてどうするつもりだ?まさか出来たらやろうとでも思ったのか?」
「いえ、気になっただけです。でも、出来ないとは言わないのですね」
「まぁ、今言えることは何もないということだけだ。それだけか?」
「それとこれは質問ではないので聞き流してかまいませんが、先生はこの学校はいじめに敏感と仰っていましたが、それにしては監視カメラの量が多くないですか?何か、私たちを監視しているみたいな」
私が言うと茶柱先生の眉毛が少しピクついた。本当に私たちを監視しているという事?一体何のために。今はまだわからないけど時期にわかってくるはず。
「どうだろうな。以上か?」
「えぇ、そうですね。それでは失礼しました」
そう言って私は職員室をあとにした。その際何人かの先生に見られていたが気にせずにその場をあとにした。
職員室内side
「あれが陽乃ちゃんの妹の雪乃ちゃん?」
「そうだ」
「良い線いってたけど完全にSシステムについてはわからなかったね。陽乃のちゃんは初日でわかってたけどね」
「まぁ、そうだな。だがもしかしたらわかっていたが確信までには至らなかったのかもな」
「どうして?」
「私と喋っている時私のことを観察していたからな」
「そうなんだぁ~」
そんなことを話していた。
私は職員室をあとにしてから日用品を買うためにコンビニに行くことにした。
コンビニに着いた私はある程度のものを買って他に買うものがないか確認していたら無料の商品があるのを目にした。
無料?毎月10万ポイントが振り込まれるからこれは明らかにおかしいわね。ちょっと待って。確か、茶柱先生は毎月一日ポイントが支給されるとは言っていたけど、10万とは言ってない。そして無料の商品があることからポイントは10万ではなくその月で変動するという事になるわ。
だけど、その変動の基準が分からなければ意味がないわ。それでもこれは大きな収穫を得ることができたかもしれない。
これをクラスの人に言うかと聞かれたら言わないわ。何故なら、そもそもこの話を信用するかもわからないし、それにこのことをきっかけにクラスの中心みたいになってしまって目立つのは嫌だわ。だから、ゆっくりと学園生活を満喫して無事に卒業しましょう。
私は、買い物を終えて寮に帰ることにした。寮について私は管理人の人からルームキーをもらい自分の部屋の階までエレベーターで行った。
そして私の部屋の前について鍵を開けドアを開けて中に入った。中は、8畳くらいのワンルーム、なかなかに広いのね。
部屋に到着してすぐに私は買ってきたものを配置していったり、冷蔵庫の中に入れた。マニュアルによれば電気代、ガス代、水道代まで無料と書かれていた。これらもポイントで支払っていたら一ヶ月持たないのでありがたいわ。そして、防音らしい。
今日は疲れたので軽いものを食べてシャワーを浴びて寝ることにした。
次の日
いつも通り朝五時に目が覚めた。何故こんなに早起きをするのかというと、入学する前からいつも欠かさずにランニングをしているのでここにきてもしようと思っているから早く起きたの。
ジャージに着替えて外に出てランニングスタートした。五時だけど流石に寒いわね。
そんなことを思いながら一時間近くランニングをしていた。
部屋に戻ってシャワーを浴びて朝食を食べて、少し授業の予習してから私は学校に行くことにした。
寮を出てすぐの所で杖を突きながら登校している生徒がいた。こういう生徒も入学しているのね。そんなことを思っていたところでいきなりその少女がつまずきそうになっていたので私はその少女を倒れないようにした。
「大丈夫かしら?」
「これはどうも。お陰で転ばずに済みました」
「そうね。それはよかったわ」
「はい。よければ一緒に登校しませんか?」
「えぇ、いいわよ」
「そう言えば、自己紹介がまだでしたね。私はAクラス所属の坂柳有栖と申します」
「私はDクラス所属の雪ノ下雪乃よ」
「Dでしたか。道理で見なかった顔です」
「そうね。私もあなたのことをクラスで見なかったわ。それよりも、カバン持ちましょうか?杖を突きながらでは歩きずらいでしょ?」
「そうでしょうか?私は大丈夫と言いたいところですが先ほど転びかけましたから、お言葉に甘えて」
そう言って坂柳さんは私にカバンを預けた。
「雪ノ下さんは優しいのですね」
「そんなことないわ。私は優しくなんかない」
私は優しくなんかない。優しかったらあんなことにはならなかった。
「私は昔の雪ノ下さんを知りません。過去に何があったのかも知りませんが、私は今の雪ノ下さんはお優しい方だとおもいますよ?」
「それはどうも//」
なんだか少し恥ずかしい気がするわ。
「突然、ですが。雪ノ下さんはこの学校のことについてどう思われますか?」
「そうね。とても素晴らしいところとは思うわ」
「私もそう思います。では聞き方を変えましょう。Sシステムについてどう思いますか?」
さっきとは何かが違う感じがした。でも、私は焦ることなく答えた。
「あまり詳しいことはわからないけど。月にもらえるポイントは変動するのではないかしら」
「それは何故?」
「これは、あくまでも仮設なのだけれども。コンビニにの中に無料と書いてある所があったわ。それに昨日は月の初め先輩方はポイントをもらっているはずなのにそこで買っている人もいた。そして先生が入学式の前に説明していた、月の初めにポイントを支給するといっていたが昨日貰った10万ポイント確定でもらえるとは言っていないわ。このことから、ポイントは何らかの形で変動するという事がわかるわ」
私が説明し終わると、坂柳さんは少し驚いた表情をしていた。
「私以外にしかもDクラスの人にSシステムを理解している人がいるなんて。でも完全回答ではありません」
しかもDクラスとはどういう事かしら?
「あっていたのね。完全回答にするにはどのような基準でポイントが変動するのかという話ね」
「そうですね。それが分かれば完璧です」
「それよりも、さっきあなたが言った、しかもDクラスでとはどういうことなの?」
私は先程から疑問に思っていたことを彼女に聞いた。そして彼女は微笑みながら。
「それは時期にわかります。それではさようなら、雪ノ下さん」
そう言って彼女は自分の教室に入っていこうとした。でも戻ってきた。何故ならカバンを忘れたから。
「坂柳さんにもこういうのはあるのね。それでは、さようなら」
私は先程、坂柳さんがしたような感じで別れの言葉を言った。その際彼女は耳を赤くしていた。