・・・ここはどこだ?俺は既に死んだはずだ・・・
あぁ、思い出した。人質になった時『撃てよ臆病者!』と言うと、何も考えていない強盗犯に頭を撃たれて死んだんだ。だが、おかしい。なぜ五感がある。なぜ身体がある。これは夢か?ならば醒める筈だ。
(夢ではない)
「誰だ!」
「後ろにおる」
俺が振り返ると、そこには一人の老年の男がいた。
「アンタは何者だ?ここはどこだ?夢ではないとはどういうことだ?」
「説明してやろう。まず、貴様の記憶は正しい。そして、ここは貴様のいた場所ではない。所謂死後の世界と言われている空間じゃ。そして、私は貴様の世界の管理者の神じゃ。ようこそ、私の空間へ。歓迎しよう、盛大にな!」
どういうことだ?俺は頭がイカレたのか?だが、神が相手なら聞くしかない。
「死後の世界とは本当なら、死者は誰でもここに来るのか?それにしては誰もいないぞ。あとアンタは自動人形か?」
「私が認めた者しか来ん。ネタが通じるとは思わんかったぞ。」
認めた?どういうことだ?
「簡単に言うとだな、転生対象者がここに来ることになっている。それに貴様が選ばれたのじゃ。」
「転生?来世で罪滅ぼしでもしろと?」
「いや、貴様の犠牲で他の人質が助かったからじゃ。貴様が撃たれた後にすぐ警官隊が制圧したからの。それで死んだ貴様の生命を勿体無いと思ったからじゃ。貴様に特に悪行もなかったし、ここでは宗教も関係ないぞ。」
「で、転生とは?」
「あれ?疑わんのじゃな。転生では特典を貰って、二次元の世界に行ってもらう。転生先でも死ぬ時は死ぬから気をつけるのじゃぞ。」
そりゃ疑えんさ。だからこう言おう。
「俺が対処し切れないから認めざるを得ないからな。転生先と特典は?」
「転生先は『緋弾のアリア』じゃ。特典は自由に決められるぞ。王の財宝や学園都市第一位にでもするか?」
「了解だ。特典は・・・そうだな、BF4のマルチの兵士の技能や体質、人間の男であること、主人公と同じ年の生まれであること、そして記憶を引き継ぐことだ。」
「チートにするかと思ったが、えらく現実的じゃな。もう一つ特典を入れれるぞ?「じゃあ、容姿このままで。」いいのかそれで・・・」
「ああ、それで頼む。」
「そういえば、貴様の名を聞いておらんかったの。」
「死人に名など要らんさ。転生先で付けられた名で十分さ。」
「今までの中で一番の変人じゃ、貴様は。これで終わりじゃ。そこの扉を通ると転生じゃ。」
そこには、某質量保存の法則を無視した漫画に出てきた心の中の扉があった。
「真理の扉じゃないか。アンタ・・・サブカル好きか?」
「サブカル好きで何が可笑しいのじゃ?転生先でもうまくやるんじゃぞ。Good luck!」
扉を開けて中に入ると、白い光の奔流に包まれた。
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