戦闘中 ~忍島Z~   作:ハルカン

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ミッションクリア

 

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Wii Fit トレーナー

「忍欲しいですね……そのためには撃破しなきゃいけないのですか。 他の人たちどこにいるんでしょう?」

 

 

ラフィーナ

「どこよ……いないわ、全然。 皆、避けてるのかしら? みんな情けないわね……」

 

 

ヤングリンク

「これ戦闘を誘発してるようなもんだから、もっと周りと出会ってもいいはずだけどな……忍を罠と思っているやからもいるってことじゃねえの?」

 

 

ロックマン

「このゲームじゃ同盟関係組むの難しそうだから……無条件で一人のプレイヤーと戦う際は2対1で戦えるわけでしょ? その忍ってのを手に入れれば。 いやでも自分から仕掛けに行くの怖いな……どうしよう」

 

 

エス

「いざ探すと他の人たち全然見当たらないじゃないの……」

 

忍を手に入れるために隠れるのをやめ、プレイヤーを探し始めたエス

 

エス

「……あ。 いたわ、何よアレ……アイの親戚?」

 

エスの視線の先にいるのは……

 

 

 

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ゲッコウガ

「忍って何だ? あまり自ら戦闘を仕掛けるのも自分の身を滅ぼす可能性があるかもしれんな。 様子を見ておくかな……このミッション」

 

忍ではなく、しのびポケモン……

 

 

エス

「狙うわ! 狙うわよ!」

 

エスがゲッコウガの撃破を狙う……

 

ゲッコウガ

「うおっ!? 誰か来た! 誰か来たぞ!」

 

思わず逃げるゲッコウガ

 

エス

「待ちなさーい! アンタを撃破してやるわ!」

 

ゲッコウガ

「血の気の多い女の子だな……うわ、まだ追ってくるか!」

 

 

ルルー

「あら…? あれ狙えそうかしら?」

 

 

マック

「あそこ女性いるぞ……」

 

 

ルルー

「こっちから近付いてやるわよ……」

 

マック

「参ったな……さっきも言ったが俺はレディーには基本的に手を出さない主義なんだよ。 今回はゲームだから仕方ないが……それでもレディーと一戦交えるのは避けたい」

 

この男は、かなりフェミニストのようだ

 

ルルーとリトル・マックも、戦闘の予感……

 

 

一方、エスとゲッコウガは……

 

エス

「そろそろ疲れたんじゃないの……?」

 

ゲッコウガ

「このまま逃げててもいずれ追い詰められるか……? だったら正面からぶつかった方がいいかもしれん」

 

逃げ続けるゲッコウガ。 遂にバトルの覚悟を決めたか……?

 

 

ルルー

「行くわよ……観念しなさい!」

 

ルルーがリトル・マックに牙を向ける!

 

 

マック

「こっちとしてはあまり気が乗らないんだ! すまないお嬢さん!」

 

気乗りしないマックは逃げ出した……

 

 

ルルー

「ダメね……あの男。 だらしないわ。 今、逃げる敵を追うのは効率が悪いわ」

 

 

マック

「まあいずれは一戦交えなければならないのは分かっているんだけどな……とりあえずここは退くのが男ってもんだろ」

 

 

ルルー

「早くしないと、ミッションの先を越されるわね……んもう! とっとと探さないと」

 

 

むらびと

「ミッションが来たけど、今はやめとこうか……でも誰かが近くに来たら戦おう。 こういうスタンスで行こう」

 

ゲッコウガ

「何なんだ……うわあ。 挟まれた……」

 

エス

「あら……?」

 

むらびと

「お? 誰か来たよ……あれ、ゲッコウガだ! ゲッコウガ!」

 

エスから逃げるゲッコウガの先に……むらびと

 

むらびと

「思わぬチャンス……これ思わぬチャンス。 狙えたらいけそう……」

 

 

ゲッコウガ

「開始すぐから危機一髪か…」

 

もうゲッコウガは……戦うしかない

 

エス

「えいっ!」

 

エスの放った一投!

 

ゲッコウガ

「うおっ!」

 

しかし、脅威の反射神経でかわした!

 

エス

「嘘! 外れた!」

 

 

むらびと

「あ! ボールが、ボールが、ボールが!」

 

 

ゲッコウガ

「行くぞ!」

 

バン!

 

 

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ゲッコウガ

「よし! 仕留めた!」

 

エス

「嘘、嘘、嘘……嘘よ! 嘘よ! 嘘よ!」

 

ゲッコウガ

「危なかった……」

 

強気に攻めてきたエスの投球を見事にかわし、返り討ちにした!

 

先制攻撃は戦闘の常套手段。 しかし外せば即、命取りとなる……

 

エス

「もーう……エスが忍を手に入れるハズだったのにぃ……」

 

惜しくも敗れた……

 

ゲッコウガ

「悪いがこれはルールだ。 さあ……」

 

エス

「はーあ…しょうがないわね……これがエスの所持金よ」

 

 

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これによりエスの所持金30万円が、ゲッコウガのものとなりゲッコウガの所持金は60万円となった

 

ゲッコウガ

「よし……」

 

 

むらびと

「ボール手に入れとこう……」

 

その間にエスの投げたボールを拾うむらびと

 

むらびと

「うわぁ~目の前で女の子が撃破される瞬間見ちゃった……。 撃破しちゃったよ……ゲッコウガ。 多分ゲッコウガがこれで忍を獲得しました……これこっからゲッコウガの流れになるよ」

 

 

 

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ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

そして最初に撃破したゲッコウガに、忍の場所が伝えられた

 

ゲッコウガ

「『西の洞窟の中に忍を用意した』 オーケーだ!」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ブルース

「ん? メールが来たな……撃破情報。 うわ、撃破したか誰か?」

 

情報はメールで通知

 

 

Wii Fit トレーナー

「あ……先越されました。 ゲッコウガがエスを撃破。 ちょっとのんびりしすぎましたかね……」

 

他のプレイヤー達にも、誰が忍を獲得することが出来たか伝えられた

 

 

りんご

「イコール忍がこのお方のもとに入る。 この解釈で正しい? これで目に見える形で、戦力差がついてしまったということか……」

 

 

ロックマン

「単純に考えて忍連れた人と戦うってことは2対1だよ……だからここでパートナー手に入れるのは大事だったんだ。 なのに何で僕はボーッとしてたんだよ……! だらしないなあ」

 

 

むらびと

「元々忍みたいなポケモンに何で忍が付いちゃうんだよ……いらないっしょ、分類しのびポケモンっつってんのに」

 

 

ゲッコウガ

「おっ……ここか」

 

メールで通知された場所にやって来たゲッコウガ。 そこにいたのは……

 

ゲッコウガ

「誰だお前は?」

 

アンドロイドのクロウだ……

 

ゲッコウガ

「何だこれは? ……腕輪? ん? 説明書……『この契約の腕輪を自分の腕と忍の腕につければ、忍と契約成立となる』 おおう」

 

説明書を読ませたクロウが、ゲッコウガの腕に腕輪を装着させる

 

ゲッコウガ

「……かたじけない。 これで開けると……」

 

遂に忍の、お披露目だ……!

 

 

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ゲッコウガ

「おおう……これがアンドロイド忍か? まあ……ひとつよろしく頼む」

 

開放された忍、ゲッコウガに向かってサムズアップ

 

ゲッコウガ

「……このポーズが意思疎通か?」

 

 

忍を味方に付け、圧倒的な攻撃力を持つゲッコウガ

 

他の16人はどう対応するのか……!?

 

 

ゲッコウガ

「忍よ……とりあえず先を見てくれ。 この場所を感づかれてるかもしれないからな」

 

忍は契約を結んだプレイヤーの、命令に従う

 

ゲッコウガ

「余裕を見せている状況じゃ無いが……やはり嬉しいもんだ。 頼むぞ」

 

 

ロックマン

「まず先に投げさせて……それをかわして、かわした後に丸腰のところをボールぶつける。 このやり方が鉄板だと思う。 理想だけど。 理想、あくまで。 実際にはどう転ぶか分からない。 そんなもん」

 

 

ガノンドロフ

「とりあえず一発……狙いに行くか?」

 

ガノンドロフが、獲物を探す……

 

 

ゲッコウガ

「おい……忍。 あそこ見てみろ」

 

そのガノンドロフの近くに……忍を獲得したゲッコウガ

 

 

ガノンドロフ

「ん……? 来たか?」

 

 

ゲッコウガ

「おーいガノン! 戦うか私と!?」

 

 

ガノンドロフ

「忍連れてるぞあいつ……性格悪いなあの野郎!」

 

バトルはしたいが、忍とだけは避けたい……

 

 

ゲッコウガ

「あの大魔王が逃げていくほどの存在感だな。 忍というのは」

 

 

ガノンドロフ

「たかがポケモンに俺が何で尻尾巻いて逃げ出さなきゃならんのだ……」

 

 

 

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マルス

「僕はね……忍はまだ別にいらないんです」

 

ゲームを有利に進めたいマルスは、策を巡らせる

 

マルス

「1対1で戦うような、リスクの高いことはしませんよ。 だから誰かと……他のプレイヤーと同盟関係を結んで、撃破を狙いたいと思います。 全員敵のこのゲームでは簡単に同盟が組めるとも思わないけど。 とりあえず組む人は選ぶ」

 

 

スタッフ

「怖い人は誰ですか?」

 

マリオ

「僕ね……マルス怖いと思うんだ。 逃走中でもそうだったけど相当な策士なんだよなあ、マルスって……自分の手を汚したがらないというか」

 

 

マルス

「出来ればね……その組んだ人だけに戦わせて。 その人がやられるなりバトルボール消費するなりの後にそこへ踏み込もうかと」

 

 

カリンカ

「戦闘中は本当に怖い。 恐ろしいな……。 誰、考えたゲームなんだろ? 逃走中より怖い……」

 

戦闘中というゲームに恐怖を感じるもの

 

 

ルルー

「とても戦闘本能を刺激されるわ……素晴らしいゲームよこれは」

 

戦闘中というゲームに悦楽を感じるもの

 

プレイヤーは人それぞれ……

 

 

ヤングリンク

「ビーチ……こんなとこ誰も来ねえかな……」

 

 

マルス

「お……リンクがいる」

 

パートナーを探すマルスが、ヤングリンクを発見

 

 

ヤングリンク

「ん……あれ誰だ?」

 

しかし、ヤングリンクが目撃したのは別のプレイヤー

 

 

ゲッコウガ

「ガノンドロフは今立場が有利なうちに撃破をしておきたいんだがな……」

 

 

ヤングリンク

「おお……!! あれ忍? 連れてんじゃんかゲッコウガの奴……。 やばいやばいやばい」

 

 

マルス

「おい……リンク! リンク!」

 

 

ヤングリンク

「ん……マルス? 何だ? 何だ? そっちからも? あっち忍いるぜ、今……」

 

マルス

「ゲッコウガがいるの? でも考えようによっては忍使い潰させるチャンスかもしれないよ。 ここのビーチに誘い込めば、袋小路になるんじゃない?」

 

 

ゲッコウガ

「ビーチに行けば誰かいるかもしれないぞ……」

 

 

ヤングリンク

「どうすんだ? 組むか……?」

 

マルス

「どうする? やっちゃう?」

 

ヤングリンク

「よし……やってやるよ。 頭数が揃ってるから何とかなるだろ」

 

マルスとヤングリンクが同盟関係を結ぶ。 果たして……?

 

 

ゲッコウガ

「いるな……リンクだな。 あれは。 やっつけられるかもしれないぞ」

 

 

マルス

「あ……僕も見えた。 気付いてるのかな、僕のことは? 誘い込んじゃおう」

 

ヤングリンク

「俺が……じゃあビーチに出るよ」

 

 

ティ

「シッ……あそこ2人いる」

 

更にゲッコウガの反対側からは、ティがやって来た

 

ティ

「2人か……あれ組んでたらヤバイな。 しかし、チャンスかもしれない。 行ってみるか」

 

しかし、ティは忍を連れたゲッコウガの存在には気付いていない……

 

 

ゲッコウガ、マルス、ヤングリンク、ティ。 4人のプレイヤーが集結。 戦闘の予感……

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