2人での組み立てが前提の家具を買って、「余裕っしょ!!」と言ってなんとか組み立てたんですけども、その代償は腰の痛みでした。
以上!
脳裏にヒビが入る感覚が茨を襲う。
「なんだ! これはっ!!」
日比谷の目の前で胴体を貫こうとするナイフを手に持つ茨の勢いは急激に減速した。
「見えてるのか。やっぱ初対面だけあって効果は五分五分って所だな。」
茨の思考にはヒビが入った目の前の床が今にも崩れ落ちてしまうのではないかというイメージが焼き付けられようとしている。
(もう一歩なんだ。。。 あと一歩で奴を殺せる────。 それなのに、足が踏み出せない。)
「ほら、一日中突っ立ってる気か? 戦うのか!? 」
目の前で脳の処理に追いつかない茨に対して、日比谷は一歩左足を踏み出し、その足を軸に腰を回転させ、右足で勢いよく茨の胴体に蹴りを叩き込む。
「いくら体の鍛え方や作りが違くたってよ、棒立ちの人間なら手段を問わなければ問答無用で叩きのめせるぞ! 」
蹴りで一歩後退した茨に追撃をするかのように、蹴り切った足を戻す時のバネをそのまま利用し、腰を切りながら左拳を茨の顔面へ葬る。
「調子に乗るんじゃねーぞ!!!」
茨は吹っ飛んだ身体を廊下の床で綺麗に受け身し、放課後の校舎内で咆哮を上げながら再び日比谷に向かっていく。
茨のその行動は今の日比谷に対して、失策である事は目に見えていた。
しかし茨自身の考えは違かったのだ。
茨は自身の持つナイフをダーツの要領で日比谷へ向かって投擲する。
「そのイメージだか、幻想だか、なんだか知らねーが、それを受ける前に行動出来ればよ────。なにも俺を妨げるものはねーわけだな!! 」
茨の行動は正しかった────。
しかし投擲したナイフは空を切り、廊下の床に傷を付ける。
「なに?! やつは何処だ?!!」
「こっちだよ!! 」
茨はナイフを避けられた事に強く動揺した衝動で日比谷の声に呼ばれ、自身の向く逆方向に反射的に振り向いてしまう。
「信じたな!! 俺の言葉を!」
その瞬間、日比谷目線で茨の上には10本の線で区切られたゲージのようなものが現れ、左から右へ一気に上昇する────。
(これで1回目中1回────!信頼度100パーセント────!!)
茨の上部のゲージがマックスになったと思うと、今度は一気に左へ減少していく───。
「偽りの信頼(ウェイルライン) ────!」
すると突如、日比谷は手のひらを茨へ向け、
何かを放出する構えをとる。
(なんだなんだなんなんだ。、まずい。絶対にまずい。何かわからんがそれを食らったら間違いなく死ぬ。。。)
一歩後退する茨。
それに遠慮なく何かを打ち込もうとする日比谷。
しかしそれは既に何かを打ち込んだ後である事に茨は気がつきもしない。
「おぉ────!!おぉぉうぅぅ・・・」
「・・・」
両者の間に沈黙が走る。
「だぁー!もうクッソ!やっぱコレは決め手に欠けるな。さっさとチビって逃げてくれよ。。。」
偽りの信頼(ウェイルライン) ────。
相手からの信頼度を全て使用し、強制で自身の想像を相手に植え付ける。
日比谷は今回、茨に対して『食らったら間違いなく死ぬ』と思わせる想像を植え付けたのだったが、茨の本心が思ったよりも強かった為、あまり効果が生まれなかったのだ。
「ハッタリか────。」
「・・・」
茨は日比谷の答えを聞く前に、先程投擲したナイフを取りに駆け始める。
「お、おい!その先は地獄だぞ?」
「・・・」
沈黙の回答。
「コッチヲ見ロォ〜」
「・・・・・・」
また沈黙。
「テメーのカラクリはわかったぜ。
もう何吹いても無駄なんだよ、無駄無駄」
嘘────。
一度ついてバレたらもう二度と信用を勝ち取ることはできない。
たとえこの先、日比谷が茨にどれだけ尽くそうとしても、信用を得ることは恐らくないだろう。
信用とは狭く深くをもっとも追求した人間同士の財産である。
しかしその積み上げた信用は一度の裏切りで簡単に倒れてしまう。
まるで信用を積み上げた過程がもともと無かったかのように簡単に────。
日比谷司はそれを理解している。
理解した上で日比谷司は信用を新たに積み上げる事はしない。
何故なら信用が崩れればそれまでなのだから────。
「もう、テメーの時間は終わりだ。
随分と短かったじゃねーかよ、スターの無敵時間はよ────。
スターってのはよ、たまにしか出てこねーじゃん? それのくせしてよ効果時間は短いしよ、本当割に合わねーよな。」
茨は先程投擲したナイフを拾い上げており、日比谷へと少しずつ近づいていく。
「あばよ、日比谷司────。
あの世で冬島さんに謝罪しろ。
あ、つってもあの人は天国だろうからな、テメーと会うこともねーな。」
茨はナイフを逆手に持ち、日比谷へ向け振り下ろそうとする時だった────。
「キーンコーンカーンコーン・・・」
針が17時を回る前であるが、突然とチャイムの音がした。
茨は自身の腕時計で現在時刻を確認する。がしかし時計は過去に飛ぶ前の時間を示しているので、全く当てにならなかったので真横の教室の壁にかけてある時計を確認しにいく。
「なんだ? なんでこんな中途半端な時間にチャイムがなるんだよ。
17時前じゃねーかよ、なんのチャイムだってんだよ────。」
茨が時計を確認し、日比谷の前に戻ろうとすると廊下に話し声が響いていた。
「おい! 逃げるぞ!
お前も殺されるんだよ! さっき見てただろ? もうあいつはとにかくやばいんだって!」
「それはもう身をもって分かったけど、あんた誰なんだよ! 何組だよ! 」
「お前と同じD組だよ! 良かったな一年間宜しくな!! 分かったらさっさといくぞ!」
「よう、テメーら何こそこそしてんだ?
逃がすわけねーだろうよ!」
どうやら廊下に響く会話は日比谷と過去の日比谷のものだったらしく、茨はそれに気付き再度日比谷へと近づく。すると────。
「なんだ?! また頭になにか入ってきやがる!!」
茨は突如頭を抱え、歩んでいた足が立ち止まる。
「コレで貸し借りなしだからねー!! 」
何処からともなく女性の声が聞こえて来る。
「「へ、サンキュー! 彩芽ちゃん!」」
2人の日比谷はもう姿の見えない菊乃に向かって礼をいい、茨のいる場所とは逆方向へと向かって走り出すのだった。
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放送室にたどり着いた。
もうそろそろ時間だ。
私は時間のあっている時計を確認しながら、
放送室にある機器のボタンに手をかける。
3・・・2・・・1・・よし。
「キーンコーンカーンコーン・・・」
コレでひとまず安心かな。
「ガチャッ」
「誰?」
今誰かいたような。
まぁ、特に問題は無さそうだし、私も上に向かおうかな────。。。
読んで頂きありがとうございました。
次で一章完結です!
何事も三日坊主だった私ですが一ヶ月くらい続いているのが奇跡でしかないです。
質はともあれ、この奇跡に感謝を!
以上
キャラクターの身なりや声、性格などイメージはできますか?
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すごくできる
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まぁまぁできる
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どちらでもない
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あまりできない
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全くできない