嘘の道導 <英雄 日比谷司>   作:もみじん

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深夜残業後のオーバータイム深夜テンションで書きました。

超お久しぶりです。

あと実は話の色んな設定をまとめていたりして、放置してました。

一応今回で第一章は完結でございます。

次何やろうかななんて考えていて、
一旦第二章はやらず、別の物語を進めることにしました。

まぁクロスオーバーなんでね。

以上


第十一話 回想の記憶

嘘の道導 第十一話

 

 

過去の日比谷は置かれた状況に混乱し、

無我夢中に後ろの先がない柵を飛び越え、

その場にいた一部の除いた全員の視界から消えようとしていた。

 

「止めろ────!」

 

日比谷は自身を静止させようと、叫ぶ。

 

しかしその叫びはあまりにも遅すぎた。

 

(ま、まずい、俺がこの場から居なくなっちまう────。 力が抜けていくみたいだ。

視界も暗くなっていく。。)

 

日比谷は屋上のアスファルトに魂が抜けた様に倒れて行く直前、逆に魂が入り込んでくる様な感覚になり、倒れかけた自身の体をアスファルトに手をつき、受け止める。

 

「な、なんだ────。」

 

「あ? なんで何にも起こらねーんだ?」

 

倒れかけた日比谷を嘲笑っていた茨は呆気にとられる。

 

「一体、何が起こったんだ────。」

 

過去の自身が身を投げ出し、死亡する。

過去の自身が死ねば今の自身は消えてなくなり、そもそもこの場にいたことさえも無かったことになる。

 

そのはずハズだった。

 

だから日比谷も茨も含めてこの場にいた全員は日比谷司の消滅が起こりうると思っていたが、それは起こらなかった。

 

「その先で何が待っていたんだ!」

 

日比谷は驚き、立ち上がろうとすると、突然この先の光景が目に見える様に頭の中に入ってくる。

 

「そうだ。あの時俺は身を投げ出して、それで、、、」

 

「あ? なに知った様な口ぶりで喋ってんだよ。」

 

「早く下に行かないと。」

 

日比谷は突如何かを思い出したかの様に、飛び越えた柵の下は見ずに、先ほどやってきた校舎内へ戻る入り口へ向かう。

 

「行かせるかよ!!」

 

「邪魔するなよ。殺すぞ。」

 

日比谷は茨に脅しではなく本物の殺意をぶつけると、茨は身を一歩引く。

 

(なんだよ、、この殺意はよ。。。

本気で殺されるんじゃねーかと思っちまうじゃーねーかよ。)

 

日比谷は再び校舎内へ向かう────。

 

「なんなんだよ、あの野郎。あんな険しい顔しやがってよ。。なぜか知らねーが殺す気も失せるぜ。しかし、何があったらこの高さから飛び降りて死なねーんだよ。」

 

茨は校舎内へ向かう日比谷の背中を眺めてから、振り返り先程過去の日比谷が飛び越えた柵の方へと向かい、柵の下を眺める。

 

「なに────!?!!」

 

茨は驚愕した。

 

飛び降りた過去の日比谷は勿論校舎の一階まで落ちている。が、しかしその過去の日比谷の下には下敷きになっている何かがあるのだ。

 

(まさかな、そんな偶然落ちた先にクッションなんてあるわけねーだろうがよ。

クッションがあったとはいえ、この高さなら意味がねーはずだ。

まじで、訳がわからねーぜ。とにかく俺も下へ向かうか。)

 

 

********************************

 

日比谷は急ぎ、自身が落下した場所へ向かう為、屋上から一階へ階段を降りている途中、黒のスーツを着た見慣れない男性とすれ違う。

 

「あれ? 生きてんじゃん。」

 

男は日比谷へ向かって何か言ったようだが、

今の日比谷には何も聞こえなかった。

 

「は────だるいな。」

 

また、一言。

 

「は────めんどくせぇ。」

 

そしてもう一言。

 

それから先はおそらく日比谷の耳にも届いていないだろう。

 

黒スーツの男は日比谷が降りてきた階段を登っていく────。

 

********************************

 

日比谷は一階へと到着すると自身が落下した場所へと迷うことなく向かっていく。

 

「落合さんだったのか────。

この時名前は知らないけど、必ずいつか会うはずだと思ってたよ。」

 

日比谷は過去の自身を落下から庇った様に下敷きになっている人物を見てそう呟く。

 

「なんで、俺を助けられたんだ。」

 

落合はもう何も返事はしない。

どうやら過去の日比谷を抱いた様に落ちていった様で、2階の窓ガラスが割れているのを日比谷は確認し、落合の上で気絶している自身を横に振り飛ばすと、すでに死体である落合の身体も確認する。

 

「切り傷があるな────。」

 

落合の身体には、深い切り傷が無数にあり、それは死因の一つにもなりうる地面に滴る大量の血を生み出した原因の様にも見える。

 

それをやったのは誰か。

今の日比谷が考えられる人物の中には、もう1人の白髪の男しか浮かばざるおえなかった。

 

「なんなんだよ、コレはよ────。どういう状況だ!? 」

 

ちょうど日比谷がそう思った時、その白髪の男である茨も過去の日比谷司の落下地点及び、落合桜の死に場所に少し遅れて到着する。

 

「茨総司────。だっけか────。」

 

日比谷は先程まで確実に知らなかったであろう自身の命を狙う白髪の男の名前を今フラッシュバックしたかの様に呟く。

そしてそれを聞いた茨は動揺する。

 

(こいつ、なんで俺の名前を知ってんだよ────。

ここまでで名乗った覚えはないし、今は知られる状況でもねーだろうがよ────。)

 

「今のお前の動揺の仕方だと、まだ起こってないみたいだな。フラッシュバックは・・・」

 

日比谷は先程までの陽気な性格とは程遠い闇に埋もれた様な雰囲気を身に纏わせながら、

茨に話しかける。

 

「お前────。どこまで知ってやがるんだよ。」

 

「今の俺はまだ知らない。

 ただ、この事がきっかけで少しだがこの頃の事が急に思い出せてきた。そして────。」

 

日比谷は茨の質問に回答をし────、

 

「茨、お前を殺さなくちゃならない事も思い出せたよ────。」

 

茨に向かって殺気だった声でそう言った。

 

「今から俺はお前を探しに行く。 死にたくなかったら全力で止めに来い────。」




此処まで読んで頂きありがとうございます。

前書きでも触れましたが、一旦嘘の道導は一章で休憩します。
あと色々設定がまとまってきたので、それも踏まえてこの嘘の道導は
かなり大幅にリメイクされる予定です。

次の話はSFっぽいやつですね。
何故かというと少し出てきた心意という能力は宇宙人の能力だからです。

その宇宙人の能力がなぜ人間に備わっていくのかという道導と言いますか、もう私の作品のプロローグの様なものを書く予定です。

では、嘘の道導および日比谷司<タイム・ストリッパー>の話は一旦休憩です!

以上



キャラクターの身なりや声、性格などイメージはできますか?

  • すごくできる
  • まぁまぁできる
  • どちらでもない
  • あまりできない
  • 全くできない
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