奇跡の2日連続投稿!!
今回は会話多めです。というか本当は普段から会話多めにしたいんですけどね。一応ラノベ?ということでおまけ程度の地の分でご勘弁。
以上
「久しぶりだなー、この景色を見るのも。」
「随分と懐かしそうに眺めていますね。」
「はい、ここ地元なんです。
学校帰りによくこの河川敷に来ていて、見た目はちょっと変わったかも知れませんけど、この景色だけはいつまでも変わらないなーって。
いつの間にか景色に浸ってました。
ベタですけどね。」
「ベタ、ですかーー。」
落合桜は、自身の地元でもある秋野市の河川敷の隣の土手に座り込みながら、話しかけてきた人物ーー鹿野剛にそう答える。
「私もこの地にはゆかりがありましてね。
妻の故郷だったんです。」
「奥さんの故郷ですか。
なんだか素敵ですね!
最近いらっしゃったのはいつなんですか?」
何気ない質問を落合は鹿野に投げかける。
「そうですね。
随分と前になりますよ。
土の下で眠っている妻に娘と会いに来たのは。」
すると、予想外の回答に落合は戸惑う。
「えーー? あーー? あ、すみません。デリカシーの無いことを聞いてしまって。奥さんーー亡くなられていたんですね。」
「はは、冗談ですよ。
妻はおそらく存命です。
ただ、長らくあっていないのは事実でしてね。」
「おそらくって。。
からかわないでくださいよ!
はぁ、でもあってないんですねーー。」
少しの間、昼間の賑やかな河川敷の土手に
似つかない沈黙が訪れる。
「鹿野さんは、どうしてこのゲームに参加したんですか? 」
「妻の心が知りたいーー。ですかね。
この頃の私は、仕事に身が入り過ぎていました。それが故に妻の真意には全く気付けずーー。そんな状況が続いてしまい、いつの日か私が家に帰ると、妻の姿はなく娘の紅葉だけが家で1人私を出迎えてくれました。」
鹿野は嫌がることもなく、落合の質問に答える。
「紅葉ちゃんかー。
お幾つなんですか?」
「今年で21になりますね。学業は苦手らしく、高校を卒業してすぐ職に就いたのですが、中々周りと馴染めなくてねーーー。
会社を転々としていますよ。あぁ、今日の朝、そういえば次の職場が決まったとかで、ものすごく張り切っていましたね。」
「へぇーー。そうなんですね。
いつか会えますかね?」
そんな未来の話をする。
「いつかといわず、これが終わったら紹介させてください。
あなたの様なおしとやかな女性と話でもできれば、紅葉ももっと成長できると思います。」
「分かりました! ではこのおしとやかな女性が紅葉ちゃんを更生差し上げましょうーーー!!」
落合は昼間の河川敷にて、声を上げ、そう宣言するーーー。
「でもその前に終わらせなくちゃいけない事がありますねーーー。」
「ええ、現実殺し。。チェスターさんはそうおっしゃっていましたね。
過去に記されている悪人を探し、存在を更生する。正直言ってまだ半信半疑ではありますが、職業柄、現在に居座る悪をそのままにしておくわけにはいきません。」
「そうと決まれば早速悪人探しに行きましょうか。おそらく他の参加者達も私たちと同じように過去に飛ばされているはずなので、まずはあの場にいた参加者の過去に接触すべきだと思います。」
「えぇ、それは同意見です。
それでーーーえーーー。」
鹿野は落合の提案に賛同するが、何処か悩ましい顔をしている。
すると、落合はハッ と気が付いた様に鹿野のその悩ましい顔になる理由を思い出す。
「落合桜です! 普段は看護師してます!」
「落合ーーー。そうですか。
では改めて落合さん。あの場で面識のある人物は居ましたか? 」
「いえ、特には。おそらくあの場にいる全員がわたしにとって初対面だったと思います。」
「分かりました。では私の方からもお伝えします。あの場に私の知る人物が2人居ました。」
鹿野はあの場に自身の知る人物が2人居ると断言した。
「1人は白髪の男です。名は茨総司ーーー。
3年前に殺人事件を犯し、その後捕まったはずなのですか、刑期がまだ先のはずなのに既に外に出ていたのが気掛かりですーーー。
そして2人目はーーー。」
鹿野は白髪の男性が殺人を犯した殺人鬼だと言う。そして2人目の名を口にする。
「名を日比谷司。被害者数は数多。
数多くの善人達を絶望に叩き落とした正真正銘の極悪詐欺師です。」
読んで頂きありがとうございます。
今回は改行後のスペースとか少し気にしてみました。少し読みやすくなったのかな?
あと茨総司(いばらそうじ)ってめちゃくちゃイケメンそうな名前ですよね。
あと、ちょっと刺々しくクールな印象を与えてくれそう。
完璧です。
※文書いてる途中に名前浮かびました。
以上
キャラクターの身なりや声、性格などイメージはできますか?
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すごくできる
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まぁまぁできる
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どちらでもない
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あまりできない
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全くできない