ネプ短編まとめ   作:烊々

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 全国7兆人のネプユニ推しの皆様お待たせしました、ネプユニの時間です。久しぶりすぎて短編の書き方を忘れてしまったので今回はかなり短めです。



振り回されるユニ ( ユニ ネプテューヌ )

 『四女神オンライン』の拠点街『ウィシュエル』。

 ユニ、ロム、ラムの三人は、今日はリアルではなくゲーム内で一緒にクエストをやろうということで、ボイスチャットを繋げ、ゲーム内で集まっていた。

 

「え……ネプギアちゃん来れないの……?」

「急な仕事が入ったからって」

「そっかー。じゃあわたしたち三人で行こっか」

「ネプギアちゃんのアイテムも集めてあげようよ……!」

「そうしましょ。でも、進めすぎてもネプギアに悪いからほどほどしないとね」

 

 ゲーム内のジョブだと、ユニは盗賊、ロムは侍、ラムは忍者と、パーティのバランスはあまり良くないため、いつも以上に慎重に戦う必要があるため装備やアイテムを整えるため街を練り歩いてた。

 

「回復はアイテムでなんとかなるけど、魔法攻撃ができないのは辛いわよね」

「わたしたち、現実だと魔法が使えるけどゲームだと使えないもんねー」

「あたしも剣を使うジョブにすれば良かったかしら」

 

 談笑しながらショップでアイテムを揃えるユニとラム。

 

(……あれ? あのアバター……)

 

 ロムは画面端にチラリと映ったあるアバターの姿に気づいた。

 

「……ねえラムちゃん、ユニちゃん。あそこにいるのって……」

 

 そう言ってロムがコントローラーでポイントを指定した先にいたのは、

 

「うーん……ベールもブランもノワールもオフラインかぁ。おっ、ユニちゃんとロムちゃんとラムちゃんはオンラインだ」

 

 ゲーム内のジョブ『聖騎士』の衣装を見にまとったネプテューヌだった。

 

「ネプテューヌちゃんだ」

「……ネプギアちゃんは仕事中って言ってたのに、ネプテューヌさん普通にログインしてる……」

「前もこんなことあったわよね。なんか、こうも多いとネプギアが少し可哀想じゃない?」

「うん……」

「……あたし、ネプテューヌさんに注意してくる!」

 

 ユニはネプテューヌのアバターの方に近付いていき、ボイスチャットのグループに招待する。そして数秒も経たないうちに承認され、ネプテューヌの声が入る。

 

「ユニちゃんにロムちゃんにラムちゃん! 良いところに来てくれたね!」

「ネプテューヌさん‼︎」

「ねぷっ⁉︎ なんか怒ってる⁉︎ ど、どうしたのユニちゃん⁉︎」

「どうしたの、じゃないですよ! ネプギアを誘ったら仕事が忙しいからログインできないって言われたのに、どうしてネプテューヌさんは普通にログインしてるんですか‼︎」

 

 ネプテューヌがグループに入った瞬間、ユニの怒号が飛ぶ。

 

「それは……」

「プラネテューヌ教会の事情に首を突っ込むのも良くないと思って今までは黙っていましたけど! 今日という今日は許しません! ネプテューヌさんは女神なんですから、ちゃんとお仕事してください! いくらなんでもネプギアが可哀想です!」

 

 リアルで顔を合わせていないゲーム画面越しというのもあり、ユニは遠慮なくネプテューヌに厳しい言葉をかける。

 

「だって……今日のお仕事はネプギアが詳しい機械系のお仕事で……わたしも手伝おうとしたんだけど機械のことなんて全然わかんないし……挙げ句の果てにネプギアといーすんにわたしは遊んでていいって厄介払いをされて……」

「そ、そうだったんですか……」

「しょうがないから四女神オンラインで遊んでたらログインしてたユニちゃんたちを見つけたから一緒に遊ぼうと思って声をかけたのに……」

「ネプテューヌさん……」

「でもユニちゃんが……! ユニちゃんが……! ……うわぁぁぁん!」

「ご、ごめんなさいネプテューヌさん!」

「びぇぇぇぇん! およよよよよ!」

「どうしよう……まさか泣き出しちゃうなんて……」

 

 モニター越しに聴こえてくるネプテューヌの泣き声にたじろぐユニ。どう考えても嘘泣きなのだが、ユニにはバレていない。

 

「その……言いすぎました……あたしが悪かったですから……」

「……じゃあ、ユニちゃんが遊んでくれる?」

「わかりました! ご一緒させていただきます!」

「……今から明日の朝まで一緒に遊んでくれる?」

「え⁉︎ それはちょっと……」

「……ぐすん」

「はい! 一緒に遊びましょう!」

 

 ユニは必要のない罪悪感でネプテューヌの頼みを引き受けてしまうのだった。

 

「ねぇロムちゃん」

「どうしたの……? ラムちゃん」

「あんな嘘泣きに引っかかっちゃうなんて、親友としてユニちゃんが心配になるわよね……」

「……そうだね」

「でも、ネプテューヌちゃんも一緒だともっと楽しいからいいか」

「うん……!」

 

 そんなこんなで候補生の三人とネプテューヌによるオンライン協力プレイが始まった。

 そしてユニだけは、ロムもラムが落ちた後、翌日の朝までネプテューヌに付き合わされた。なんだかんだで楽しかったらしい。

 

 

 

 

 それから数日後。その日は予定を空けることができたネプギアはユニと一緒に『四女神オンライン』をプレイしていた。

 

「ユニちゃん! 今日は行ったことのないクエスト行こうよ! 上位ランクのヴォルケリオスを倒すやつとか」

「それ前にネプテューヌさんと行っちゃったのよね」

「じゃあ、ミラジュエルは?」

「それもネプテューヌさんと行ったわ」

「じゃあ、カオスロイドは?」

「それも」

「……じゃあ、エルデメイツは?」

「それも……」

「……う」

「……?」

「うわぁぁぁん! お姉ちゃんにユニちゃんが取られちゃったし、ユニちゃんにお姉ちゃんが取られちゃったよぉ〜!」

「ちょっ、ネプギア⁉︎」

「もう知らないもん! 私ソロでクエストやる! さよならー!」

「ネプギアー⁉︎」

 

 その日、ユニはいじけてしまったネプギアを宥め続け、そしてその間にネプギアはちゃっかりプラネテューヌでのジャンクショップ巡りにユニにも同行してもらう約束を取り付けるのだった。

 

「わーい、ユニちゃんありがとう!」

「さっきまでいじけてたのが嘘みたいな笑顔ね……」

 

 こうして、ラステイションの女神候補生は、プラネテューヌ守護女神姉妹に振り回されるのだった。

 

 

 

 





 ちなみに四女神オンライントロコンしました。
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