ブラッククローバー with 聖刃   作:競馬好き

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ページ5 魔法帝への道 入団

俺達の戦いの後、貴族による圧倒的な魔力による戦いが行われており、アスタはそれを見て羨ましそうに見ていた。そして、俺はいまなぜか、一人の貴族の女の子に絡まれてる。

 

「ごきげんよう、私はミモザ・ヴァーミリオンですわ。よろしくお願い致します」

「え、えっと、こちらこそ、よろしくお願い致します。トウマです。俺になにかようでしょうか?」

 

貴族の令嬢が、一体俺になんのようだろうか?

 

「はい!先ほどの戦闘で使っていたその剣、名前はなんというのでしょうか?それに、その小さなグリモワールは?あと、そこまでかしこまらなくてもよろしいですわ」

「そんなわけにはいきませんよ、あなたは貴族、俺は平民なんですから。「チッ!これだから貴族として振る舞うのは嫌なんですわ」えっと、なにか言いましたか?」

「いいえ何も?」

「そ、そうですか。この剣でしたよね?この剣は火炎剣烈火といいまして、この赤いグリモワールと一緒に俺の前に現れた剣なんです。この小さな本は、このグリモワールの中から出てきたもので、たぶんですけど、俺が強くなればなるほど、この中から出てくるんだと思います」

「へー、とても良い剣裁きでしたが、魔法は使わないのですか?」

「俺には魔力が、生まれつきなかったので、魔法が使えないんです」

「っ!そうでしたか、すみません余計なことを」

「いえいえ、気にしてませんよ」

 

ミモザさんと話していると、周りがざわざわとし始めた。見ると、ユノが前に出ている。どうやら、彼の出番が来たようだ。

 

「あ、あれって!」

「サリム、じゃないか?」

「あの名門!ハプシャス家の!?」

 

相手は貴族か。だけど、アイツなら。

 

「では、はじめ!!」

「この、サリムド・ハプシャスと戦えるだけで、名誉なことなのだよ。村に帰ったら、一生語り継げるだろう」

 

挑発するように、髪をいじりながら、言うユノの相手。だが、ユノは表情一つ変えず、冷静に相手を見ている。

 

「せめてもの土産に!貴族の必殺技、雷神の、ライジングサリムをお見舞いしてあげよう!!」

 

そう言って、グリモワールを開き、空中にものすごい電撃の玉作り出す相手。

必殺技に自分の名前いれるかな?

ユノも、グリモワールを開く。すると、相手は作り出した玉を飛ばしてくる。

必殺技って言うから派手なのかと思えばそこまでなんだなぁ。だけど、威力は強いのだろう。

そして、ユノは玉が直撃する寸前に、魔法を発動。

 

「風魔法、暴乱の塔!!」

 

ドでかい竜巻が起こり、玉を受け止める。そして押し返していき、ついには玉を巻き込み、相手は吹き飛ばされていった。

 

「すごいですわ・・・」

「でしょ、あれ、俺の友達なんだ。俺とあそこにいるアホ面のアスタ。そして、ユノは同じ村の出身なんです」

「そうだったのですか!?それはすごいお友達をお持ちで」

「アイツ、そこまですごくないですよ。小さい頃は泣き虫でー」

 

すると、俺の横を風の玉が通っていった。見ると、こちらを睨み付けてくるユノがいた。

 

「言っちゃダメだったみたいです」

「ふふ、そのようですわね」

 

そして、試験は進んでいった。

 

 

 

 

 

 

夕方

 

 

試験は終了し、遂に、入団だ。

 

 

「以上で試験は終わりだ!それでは、番号を呼ばれたから受験生は前に出てきてくれ!」

「その受験生の入団を望む騎士団長が、挙手をする。挙手した団に入団するか否か、そして挙手した団が複数の場合に、どこの団を選ぶかは、受験生の自由だ!」

「ただし!挙手する団がない場合、魔法騎士団には入れない!!」

「早々に立ち去るが良い」

 

俺に、手をあげてくれる団はあるだろうか?魔力がない俺を必要としてくれる団が、居てくれるといいな。

 

「一番の受験生!前へ!」

「あ、はいぃいい!!」

 

 

 

次々に呼ばれていき、入団したもの、入団できず、涙を流した者がいた。そして、遂にユノの番になった。

 

「つぎ、164番!」

「はい!」

 

ユノが前に出ていき、胸を張って立つ。

 

「希望者は挙手を」

 

 

すると、全団が手をあげた。周りは騒然。だが、妥当な結果だ。さて、ユノはどこを選ぶのだろうか?

 

「金色の夜明け団でお願いします!!」

 

やっぱりそうなるよね。魔法帝になるための一番の近道だ。

 

「つぎ、165番!」

 

んで、アスタだけど。大丈夫かなぁ?

 

「お願いしまーす!!」

 

気合いを入れて出ていく。だが、アスタに手をあげてくれる団はなかった。すると、一番の恥にいるムキムキの団長さん。ヤミ団長が声をあげた。

 

「そりゃぁそうだろうなぁ!たとえ高い戦闘能力を持っていようが、それが得たいの知れねぇ力じゃあ、誰も手ぇ出さねーわ」

 

確かに、アスタの力は、得たいの知るないものだ。魔法を斬っているんだもんな。だけど、あそこまで言わなくてもいいじゃないか。

 

俺は右手に持つ火炎剣の柄を強く握りしめた。

 

 

その時、火炎剣の刃が、薄く、紅の光を放った。だが、それに気づいたのは、隣にいた、ミモザ・ヴァーミリオンのみであった。

 

「光った・・・」

 

 

ヤミ団長は話を続けた。

 

「なんやかんやで、結局魔法騎士に求められるのは、魔力だ!」

 

すると、ものすごい量の重圧が、周囲に放たれ始めた。だが、それはすぐになくなった。だが、周りは苦しんでいる。なんでだ?

 

「もしかして、火炎剣、君が止めてくれているのかい?」

 

俺がそう言うと、そうだと言わんばかりにキラリと刀身が光った。

気づくと、ヤミ団長は降りてきており、アスタに近づいていた。もしものことがあれば、と、俺はブレイブドラゴンのワンダーライドブックを取り出し、ソードライバーに火炎剣を納めた。

 

「魔力のないお前なんざ、誰も欲しがらねぇ。これが現実だ!お前さっき、魔法帝目指してるとか言ってたなぁ?つまり、俺達九つの騎士団の団長を越えるってことだよなぁ?いま、俺の目の前でもまだ、魔力もない分際で、魔法帝になるとかほざけるか?」

 

俺は、徐々に徐々にブックを装填スロットに近づけていく。

 

「トウマさん、あなたでは・・・」

「でも、もしも何かのことがあれば、誰かが助けないと」

「そうですが」

「こ、ここで」

 

すると、アスタがヤミ団長に言い始めた。

 

「魔法騎士団に入れなくても、何度転けても、誰に、何を言われようと。俺はいつか、魔法帝になって見せます!!」

 

覚悟を決めたように宣言したアスタ。この宣言が、ヤミ団長にはどう聞こえたのだろうか・・・。もし、気に入らなかった場合は、どうなるのか。それが気がかりだ。

 

すると、重圧がなくなっていき、皆の顔色ももとに戻る。そして、ヤミ団長は大声で笑い始めた。

 

「アッハッハッハッハ!!お前、面白い!!うちの団に来い!」

「え?」

 

どうやら、好印象にとられたようだ。それに、アスタが魔法騎士団に入れたようだ。

俺は笑みをつくりながら、ブックをグリモワールにしまった。

 

「黒の暴牛団に入れてやるって言ってんだ!ちなみにお前に拒否権はない」

「えー・・・」

「黒の暴牛で、くそぼろになるまでさんざんな目に合わせてやるから、覚悟しろ!フッハッハッハッハ!!」

「ええええええええええ!?」

「そして、いつか、魔法帝になって見せろ」

「はい!!」

 

よかった。これで、心配ごとが一つ減った。それじゃ、次は俺の番だ。本当は、人の心配なんてしてる場合じゃなかったんだけどな。

 

「それではつぎ、166番!」

 

俺は覚悟を決めて前に出ていった。

 

「先ほどのアスタと同じく、魔力がない者ですが、よろしくお願いします!!」

 

俺は目をつむり、結果が出るのを待った。すると、周りがざわざわと騒ぎ始めた。目を開けてみると、そこには、驚くべき光景が広がっていた。

 

 

 

 

「な、なんで?」

 

すべての団長が自分に手をあげていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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