ブラッククローバー with 聖刃   作:競馬好き

4 / 15
ページ2 少年の誓い 剣士覚醒

(そうだ、アスタは、いつも諦めず、最後まで全力で向かっていく。どんな困難にも。十年前もそうだ!)

 

十年前

 

ユノがお使いの時はぐれて、しまった。探していると、ユノが酔っぱらいに大事なペンダントを盗られそうになっていた。俺は、それを助けようとしてが、足がすくんで動かなかった。そのせいで、ユノは怪我をしてしまった。そこに、アスタが来て、男につかみかかった。殴られて、怪我をした。だがアスタは何度も何度も、諦めずに男につかみかかっていった。そのお陰で、ペンダントを取り戻すことが出来た。その日から、アスタは特訓もとい、筋トレを始めた。魔法が使えるようになるために。

 

アスタは地面から大剣を引き抜き、男が放つ鎖を全て切ってしまった。

(アスタは、諦めなかった、今も、あのときも。だからそれが実ったんだ!それが、あのグリモワールだ!) 

アスタは、筋肉に力を混め、地面を蹴ると、ものすごいスピードで男へと向かっていった。

「魔力がなくても、俺は魔法帝になる!」

アスタは大剣を振りかぶり。

「諦めないのが、俺の魔法だぁああああああああ!!!!」

そう言って、アスタは振りかぶった剣を振り抜き、男を吹き飛ばした。男は壁に激突し、気を失った。

「はぁ、はぁ、はぁ、魔法が使えないなら、せめて肉体でもと、思って鍛えていた筋肉が役に立ったぜ!」

大剣を持ちながらそう言うアスタ。魔法が解けたユノは、アスタへと近づいていく。トウマもそれに続く。

「アスタ」

「おっ、ユノ!見ろ見ろ俺のグリモワール!とてつもなくボロボロだけど一生大事にするぜ!!よーしよしよし」

「また、助けられちまったな」

ユノがそう言い、アスタの横を過ぎていく。

(俺は、また役に立てなかったな)

「この借りは、いつか必ず返す、アスタ!約束、覚えてるか?」

アスタに振り向きながらそう言う。

「ユノこそ覚えてたのかよ、俺、てっきりバカにされてるのかと思って」

アスタがユノの横へ行きながらそう言った。

「俺もだ、あの時のあり得ねぇ、アスタをバカにしてるのかと」

「ライバルと仲良くやる趣味はないからな。俺に希望をくれたのは、お前だ、アスタ」

ユノは、あのときのことを思い返すようにユノは言う。

「貧しくても捨て子でも、俺たちでも!この世界で誰よりもすごくなれるって証明するために」

「シスターやみんなを幸せにするために!」

アスタとユノは、あの時のように拳をつき合わせると、改めて宣言した。

「「どっちが魔法帝になるか、勝負だ!!」」

トウマはそれを見て、やはり、自分とは住む世界が違うのだなと思った。だが、

「だからトウマ!お前も諦めるな!!」

「えっ?」

「ああ、アスタが貰えたんだ、トウマだって貰えるはずだ、きっと」

予想外の言葉に、トウマは驚いた。

(そうかもな、俺はずっと諦めてた。だけど、アスタが手にいれた。だったら俺も!)

「ああ!!もちろんだ!」

そして、三人は教会へと帰ろうとした、だが。

「おい、なに終わった気になってやがる!」

先ほどアスタが倒した男が起き上がり、小さな本を取り出した。

「それ、俺が五年前に拾ったこれと似てる!!」

すると、トウマは赤いドラゴンの絵が書かれた男が持っているのとは少し違う本を取り出した。

「これをテメェらに使うのは癪だが、ぶっ殺せればそれでいい!!」

『ゴーレム』

男が本を開くと、中から怪物が現れた。本の力を持つ怪物、メギドである。その中で力が強いゴーレムメギドだ。

「お、おい、なんだよあれ!」

「魔物、か?」

「わからない」

三人とも困惑していると、メギドは攻撃を仕掛けてきた。

「なんにしても、倒さないと!」

アスタはグリモワールから大剣をもう一度取り出し、ユノもグリモワールを開き、手に風を集める。

アスタがメギドへ突っ込んでいき、ユノが風で遠距離から攻撃する。だが、アスタが振るった大剣では傷一つつかず、ユノの風攻撃も意味をなしていない。

「ま、魔法が」

「き、効いてない!?」

アスタとユノは驚愕し、隙を見せてしまう。そこをメギドは攻撃し、アスタ達は吹き飛ばされる。

「ぐあっ!!」

「うぐっ!」

「アスタ!!ユノ!!」

アスタとユノのもとへかけより、傷を確かめる。まだ浅いようだ。だが、先ほど怪物を出した男との戦いでおった傷のせいで出欠がひどい。

「グハハハ、久しぶりの現実世界だ、今日こそワンダーワールドへ飲み込んでやる!!」

そう言うと、一帯に巨大な本が現れ、光の壁によって分断された。すると、青空に虹がかかる奇妙な世界に連れてこられた。

「ここは、なんだ?」

 

 

 

ここはワンダーワールド。本の中にある広大な異空間である。果てしない自然があり、空想上の生物が飛び交い、闊歩する奇妙な世界である。

 

 

 

「グハハハ!!」

メギドは笑いながら、こちらへ近づいてくる。

(アスタとユノのために隙を作らないと、でも、魔法が効かないんじゃどうしようもない。でも!二人が逃げる隙くらいは作れる!!)

「うおおおおおお!!!」

トウマは勇気を振り絞り、メギドに向かって突っ込んでいき、つかみかかった。

「アスタ!ユノ!逃げろ!!」

「「トウマ!!」」

「二人はなんとかここから出てみんなを逃がすんだ!!」

「トウマはどうするんだよ!!」

「俺は、こいつをなんとか抑える!!」

「魔法も使えないのにどうやって抑えるんだ!!」

「二人が後で助けに来てくれるだろ?」

そう言うトウマ。

「もちろんだ!!」

「なら、それまでの辛抱だ!!」

(どうせここで死んでしまうなら、せめてこれくらいは!!)

最後くらいはと、トウマは必死にメギドを抑える、だが。

「邪魔だ!!」

メギドに吹き飛ばされてしまう。

「ぐわぁっ!!」

地面に激突し、膝をつく。だが、トウマはまた立ち上がり、向かっていこうとする。その時!

「あっ!」

トウマのポケットから、先ほど出した赤いドラゴンの絵が書かれた小さな本が飛び出してきた。それは赤く輝き、何かに反応していた。

すると、本から赤いドラゴンが飛び出し、空でさらにいっそう輝くと炎に包まれた一本の剣と赤く輝くグリモワールが現れた。 

「これは・・・」

「なんだよあれ!」

「あり得ねぇ」

赤のグリモワールはトウマの手に収まるとひとりでに開いた。

そこにはこう書かれていた。

 

魔力が持たぬ少年、この剣掴む。

 

「魔力を持たぬ少年・・・俺のことか」

トウマはそれを読むと、剣のもとへ歩き出した。炎を掻き分けながら、剣の柄をつかみ、引き抜いた。

『聖剣、ソードライバー!!』

剣は炎の竜巻を作り出しながら、ベルトのバックルのような形の鞘に収まった剣。

「わかる、このグリモワールが、これの使い方を教えてくれる!」

ソードライバーを腰につけ、浮かんでいる赤の本を手に取る。

グリモワールが光るとトウマの頭に、このベルトの使い方が流れ込んでくる。

「これを使うんだな」

『ブレイブドラゴン!!』

トウマが本を開くと、本のあらすじが読まれた。

『かつて全てを滅ぼすほどの、偉大な力を手にした、神獣がいた・・・』

本を閉じ、ベルトの装填部分に本を装填すると、トウマの背後に巨大化したブレイブドラゴンの本が現れる。

トウマは、鞘に収まると剣の柄をつかみ、力強く引き抜いた!

『烈火、抜刀!!』

後ろのブレイブドラゴンの本が開き、勇気を司る赤龍、ブレイブドラゴンが飛び出してくる。

「変身!!」 

『ウォウウォウウォー!ブゥレイーブドラゴッーン!!』

剣をX字に振り斬撃を飛ばすと、アーマーがトウマに装着され、ブレイブドラゴンが右半身に張り付き、アーマーとなる。そして、先ほど飛ばした斬撃が頭の仮面に張り付くと、炎のいたくがある複眼がついた。

『烈火、一冊。勇気の龍と、火炎剣烈火が交わるとき、真紅の剣が悪を貫く!火炎剣烈火!』

「トウマ、それって!」

「あり得ねぇ」

伝説の剣士、仮面ライダーセイバーが今復活した!

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。