「火炎剣烈火か、よろしくな!」
変身したトウマは、待っている剣を見てそう言った。
「おいおい!なんなんだよお前ら!!何で魔力もないのにグリモワールを授かってるんだよ!!」
「簡単だ!」
トウマはそう言い、切先を男に向けながら言った。
「俺たちが諦めなかったからだ!行くぞ!!」
「何をしようと、私が勝つ!」
「いいや、物語の結末は、俺が決める!!」
剣を振りかぶりながら、メギドへ向かっていくトウマ。
「はっ!ハァッ!!」
メギドを切り裂くと、火花が散り、切られた部分を抑えながら後ろへ下がる。
「効いてる、効いてるぞトウマ!!」
アクロバティックにメギド攻撃を避けながら、的確にメギドを攻撃するトウマ。
「すごい、戦えてる」
トウマ自身も驚いているようだ。
「くそぉ!調子にのりよって!」
「まだまだ行くぞ!ハァッ!!」
剣に炎を纏わせて、メギドに更なる攻撃を加える。
「グァッ!クソ、こうなれば、奥の手だ!うおおおおおお!!!」
すると、メギドが巨大化し、先ほどの倍以上の大きさとなる。
「うおおおお!!デケェ!!」
「これで貴様らも終わりだぁ!!」
「いいや、さっきも言ったが、物語の結末は、俺が決める!!」
火炎剣烈火を腰の鞘に戻すと、トリガーを引く。
『必殺読破!烈火、抜刀!!』
そしてもう一度引き抜く。すると、高熱の炎が剣に纏っていく。
『ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!!』
「火炎、十字斬!!」
トウマは飛び上がると、炎の道が現れ、そこを走りながら、巨大化メギドを切り裂いていく。
「ハー、ハァアアア!!」
最後の一撃を加えると、巨大化メギドは爆散していった。
すると、ワンダーワールドが消滅していき、元の場所へ戻った。
「う、嘘だろ・・・、俺の、奥の手が」
「これでお前の悪行も終わりだ」
剣を男に向けながらトウマは言った。
「クソッ!」
男は、拳を打ち付けながら、悔しがる男。
「さ、帰ろう、アスタ、ユノ」
変身を解きながらアスタとユノのもとへ戻るトウマ。
「ああ!!」
「うん」
男を縛り上げ、グリモワールを届かない場所に置いた後、後は自警団の人たちに任せて教会へ帰ることにしたトウマ達。
この日、魔力を持たぬ少年二人が、手にいれることのないグリモワールを手にした。そのうちの一つは、悪魔が宿るもの、そしてもう一つが、さまざまな物語、さまざまな伝説が記されたものである。この二つのグリモワールを中心に、さまざまな戦いが繰り広げられる。悪魔付きと伝説の剣士、二人はどのような戦いを繰り広げるのだろうか?