マイシスター マイブラザー   作:月島柊

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今回の登場人物
倉田柊
倉田ましろ
以上2名


ましろ編 第3話 幻覚?

 「お兄ちゃん、ごめんってぇ……」

 

お兄ちゃんは口を聞いてくれなかった。お兄ちゃんはいつもより早歩きでスタスタと歩く。

 

「ましろ、しちゃいけないことはある」

「ごめん……」

 

お兄ちゃんは自分の部屋に入って閉じ籠ってしまった。

 

「お兄ちゃん……出てきてよ~」

 

お兄ちゃんは静にしていて、まったく出てこなかった。お兄ちゃんに嫌われちゃったかな……

 

「お兄ちゃん!」

「どうした?俺はここにいる」

「え?」

 

私が振り返ると、部屋に閉じ籠ったはずのお兄ちゃんが私の後ろに立っていた。

 

「え?じゃあ、中入ったのは?」

「へ?誰も入ってないじゃないか。ずっと後ろにいたけど」

 

後ろにいたなんて、気付かなかったし……え?じゃあ、幻覚?

 

「とりあえず、部屋の中入ってみる?」

「……うん……」

 

 

私はお兄ちゃんと一緒に部屋の中に入った。言われた通り、中には誰もいなかった。

 

「誰と話してたの、私……」

「ましろ……」

 

私は鳥肌が立った。謎の寒気がして、ますます怖くなっていく。

 

「大丈夫、俺はずっとましろの近くにいるから」

 

私はお兄ちゃんからかけられた、安心するような言葉と、今の状況が入り交じって複雑だった。

 

「お兄ちゃん……なんか、気持ち悪い……複雑……」

「……」

 

お兄ちゃんは考えているのか、なにも言わなかった。

 

「寝よっか、自分の部屋で」

 

お兄ちゃんは急にそう言い出した。確かに夜っていえば夜だけど、まだ20:00にもなっていない。

 

「どうして……?」

「気分転換」

 

お兄ちゃんは私をお姫様抱っこで、私の部屋まで連れていく。

私の部屋に着くと、私をベットの上に寝かせて言った。

 

「俺は外に出てるから、自分のしたいことしてていい」

「あ、うん……」

 

お兄ちゃんは部屋から出ていった。

 

(幻覚なんて……本当にあるのかな……?)

 

私は目を擦ってみた。なにも起こるはずない。

 

(ここ、私の部屋。そう、幻じゃない)

 

私は枕に顔を埋める。ふかっと柔らかいものが私の顔を包む。

 

(なんか物足りない……)

 

私は自分の股を触ってみた。

 

「ん……」

 

自分で触ってるのに、くすぐったいような感触が伝わってくる。

 

「なんか、ネチョネチョしてる……」

 

手に糸のような何かが指と指の間に垂れる。私は引き続き弄った。

 

「ひゃうぅっ!」

 

刺激が来た気分になる。それにしても、この液体、なんだろう。もしかして、愛液とかいうやつ?

 

(え?あの、イった時に出る?)

 

あの刺激って、イったってこと?自分だけで?えっと……こういうの、何て言うんだっけ……?お……おな……おな……なんだっけ、思い出せない。

 

(自慰ってことだよね?)

 

あぁ、なんでしちゃったの……現実逃避したかったの?

 

「寝よ……」

 

私は自分に後悔して眠りについた。

 

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