美竹にら呼ばれしばらく歩き、羽沢珈琲店に到着した。したはいいんだけどさ…
「な、なぁ美竹?なんでそんなに機嫌悪いんだ?」
「はぁ?別に?悪くないけど?」
いや、めっちゃ悪いですやん…俺なんか悪いことしたか?
(れー君、ちょっとこっち来て〜)
(え?なに、)
ご機嫌ななめな美竹に困っていると青葉から呼ばれてついて行く。ついて行った先には青葉だけじゃなくて美竹以外のメンバーが全員いた。
「蓮くん、なんで蘭が怒ってるかわかる?」
腕を組んで何故か説教モードの上原。いや、なんでって言われても。こっちが聞きてぇよ…
「さっぱり分からん。どしたのあいつ?」
「蓮、蘭からのLINE、いつから来てたか分かるか?」
美竹からのLINE?…それは確か、
「えーと、9時すぎぐらいか?」
「じゃあ蘭ちゃんのメッセージに既読つけたのは何時ぐらいかな?」
「え〜、ついさっき確認したから…11時半ぐらいか?」
それがなんの関係が?
「つまり、蓮くんは2時間半蘭からのLINEを無視してたことになるんだよ!」
「まぁ…そうなるの、かな?……え?それだけであんな機嫌悪いの?」
LINE見てなくてメッセージに気づかないなんてよくあるだろ。
「も〜、れー君は分かってないな〜。」
「……どういうこと?」
「蘭がクラスでれー君以外と話してるところ、見た事ある〜?」
「いや、ないね。美竹も話そうとしないし他の奴らも怖がって近づいて来ないね。」
(((…あぁ、やっぱりないんだ、、)))
「つまり、クラスで唯一の話せる友達はれー君だけってことになるよねぇ?」
「まぁ…そうなんのかな?」
「そんなれー君とは最近LINEを交換してそっちでも少しずつ会話をするようになりました〜。」
「おう。」
「それがある日、いつもなら早く既読が着くのにその日はこっちから何回LINEを送っても一向に既読が着きませ〜ん。」
「お、おう。」
「もしれー君がその立場だったらどう思う?」
どう思う、か…
「そりゃまぁ、多少は不安になるかもな…。あぁ、なるほどね…」
「そ〜なのです。蘭はれー君に実は嫌われてるんじゃないかって思ってとてもとても不安だったのです〜。」
「あんな絶望的な蘭初めて見たんだからね!」
「そんなにかよ…」
そう考えると確かに美竹には悪いことをしたかもな…
「だかられー君はちゃんと蘭に謝って来なければいけないので〜す。」
「…了解。そんじゃちょっくら行ってきますわ。」
「うむ、健闘を祈ってるよ〜。」
そして美竹の元へ向かう。ちょっとは機嫌戻ってるかなとか思ってたけどバリバリ今も悪いっすね、あれは。
「なぁ美竹?」
「…何?」
「その、LINEの件なんだけど…」
「…うん、」
「なんだ、…ずっと無視してたみたいなことになってて悪かった。俺も他のゲームしてたし、ヘッドホンもしてたから気づかなかったんだよ…」
「……」
「別に美竹の事が嫌いで無視してたって訳じゃないかな?むしろちゃんと良い奴だって思ってるし、その、何?まぁそこらへんは心配しなくていいっつーか…」
「……う、うん。…//」
「まぁ…今後はゲーム中もマメにスマホ確認するようにするから…どうか許してはくれないでしょうか…」ペコリ
正面の席に座り、頭を下げる。
「蘭〜。れー君もこうして反省してるし、もういいんじゃない?」
「……うん、その、あたしも少し考えすぎてたところもあるし、ごめん…」
「お、おう。」
(((何この付き合いたてのカップル見たいなやり取り……)))
「これで一件落着〜。」
「はぁー、ほんと焦ったわマジで。……そんで?そろそろ俺が呼ばれた理由聞いてもおk?」
「あー!忘れてた!」
忘れないで?俺ただ謝りに来ただけになるとこだったじゃん。
「前に渡辺が自分の家に色んな種類のゲームがあるって言ってたよね?」
「あー、言ったな。そんなこと。」
「それで今日みんなでれー君の家におじゃましてゲームでもしたいな〜って事になってね〜?」
「あー、そゆこと。まぁ別にウチなら大丈夫だぞ?」
「え?行ってもいいの!?」
「ああ、弟が家にいるけどそれでもいいか?」
「全然!じゃあそうと決まれば早速行こー!」
そう言ってハイテンション上原は店から出ていった。俺の案内なしにどうやってたどり着く気なんですかね?バカ原さん。
「そんじゃ、案内するから行くか。」
「ひまりの事はスルーなんだね…」
「…まぁそのうち合流出来んだろ、」
そして案の定1人で困っていたバカ原を回収し、俺の家にみんなを案内した。あ、コーヒー飲ませてもらうの忘れてた。
「ここだな。」
我が家に無事到着。
「お〜、以外とご近所ですな〜。」
「うん、あたしの家と方向が同じなのは知ってたけどこんなに近いとは思わなかった…」
そう、俺の家は美竹の家からしばらく道なりに歩いたところにある。
「ちょっと弟に一声かけてくるから待っててくれ。」
「りよーかーい」
そしてとりあえず俺だけ家に入り弟の部屋へ向かう。
「おーい翔。」
「ああ?なに?」
翔、俺の1つ下の弟。今年受験生だと言うのに俺と同じで年がら年中ゲームをしているヤバいやつ。(ブーメラン)
「ちょっと今から俺の友達きてゲームするからそのへんよろしくな〜。」
「はいよ〜。大人しくしてますよーっと。」
弟にも言ったし、みんなを呼びに行きますか。
「おーい、みんな入っていいぞー。って、何やってんだ?」
「べっ、別に!ほら、みんなもはやく入ろうよ!」
そうして美竹は先に行ってしまった。まったく…今度はどうした、、
「も〜蘭ってば〜。」
「まぁもうなんでもいいや。んじゃ、みんなも入ってくれ。」
「「「「おじゃましま〜す。」」」」
ここからは蘭視点
蓮が先に家に入ってる間のAfterglow
初めて男子の家に入るから少し緊張するかも…
「良かったね〜蘭。これでいつでもれー君の家に遊びに来れるよ〜。」
「そんなことしないし…」
でも……たまになら遊びに来てみたいかも、、」
「蘭ー、心の声漏れてるよー?」
えっ、ウソ!?
「っ!?、ちがっ、今のはっ…」
「正直に行ってみたまえよ〜♪」
「いやっ、ほんとに違くて//!」
「おーい、入っていいぞー。って何やってんだ?」
ナイスタイミング渡辺!
「べっ、別に!ほら、みんなも早く入ろうよ!」
そしてあたしは逃げるように玄関に向かった。
少し玄関で待っていると渡辺達が入ってきた。
「俺の部屋2階だから早速行来ますか。」
「お〜、女の子5人を部屋に入れるなんてれー君大胆〜。」
「しょうがねぇだろほとんどのゲーム機は俺の部屋にあるんだから…」
そして渡辺の部屋の前まで案内される。
「先入ってくつろいでてくれ。お茶とか持ってくるから。」
そう言って渡辺は1度下に戻って行った。
「おじゃましま〜す。」
「わぁ!すごい!ひろーい!」
「モニターが沢山…」
「あ!このゲームあこもやってたやつだ!」
みんな渡辺の部屋を色々見て回ってた。それにしても広い…少し羨ましいかも。
「ねぇねぇみんな〜、せっかく男子の部屋に入れたんだし、あれを探してみようよ〜。」
あれって?
「あー!わかった!男子の部屋に絶対あるっていうHな本でしょ!」
「ひーちゃん正解〜。」
「いや、そんなのあるわけないじゃん…」
「というか、仮に見つけたとしてもどうしたらいいのか分からないぞ…」
「見つけたられー君の好みのタイプがわかるかも知れないじゃ〜ん。」
「蘭も気にならない?蓮くんがどういう人が好みなのか?」
渡辺の好み……考えた事ない…
「別に…気にならない…こともないかも…」
「それじゃみんな!探索開始!」
「まったく…怒られても知らないからな?」
そしていざ探そうとしていた時、
「飲み物持ってきたぞ〜。っておい、くつろいでてとは言ったがなにやってんの?Afterglow特有のくつろぎ方なのそれ?」
ちょうどいい所で渡辺が飲み物を持って戻ってきた。
「も〜蓮くんタイミング考えてよ〜。」
「いや、そっちこそ人の部屋でなに漁ってんだよ…」
「それはあたし達の口からは言えないかな…。」
「なんだそりゃ…」
するとモカがストレートにこんな質問をした。
「ね〜、れー君はどんな女の子が好き〜?」
「は?いきなりどした…怖っ。」
「まぁまぁいいからいいから〜。」
よくこんなにストレートに質問できるよね…あたしも少し気になるけどさ…
「いや、特に考えたことないから分からん…」
「なんでも良いんだよ〜。例えば性格とか髪型とか〜。」
「ん〜、そうだな…話してて楽しいやつとか?かな?あと髪型とかはよくわかんないけど少し長めの方がいいかもな。」
「なるほどなるほど〜カキカキ」
「そんなことメモ帳に記すな…てかどこから出したそれ。」
(髪は長い方が良いんだって〜蘭♪)
(ふーん…そうなんだ……)
少しだけ髪伸ばしてみようかな……なんて…
「そんなことよりゲームするんだろ?結構人数いるし、ス〇ブラなんてどうだ?」
「あっ、これモカの家でやった事あるよ!」
「ならちょうどいいな。今準備するわ。」
そしてみんなにコントローラーを配り、ゲームを起動させた。
「さて、5人ともボコボコにしてやりますか……」
「あっ、スイッチ入った。」
ほんとゲームの時だけ目が変わるんだよね…
「のぞむところだー!」
「天才モカちゃんの腕前を披露してやりますか〜。」
「が、頑張ろう!」
「それじゃあ!ゲーム大会スタートォ!」
こんな感じで色々あったけど楽しくゲームが始まった。それにしてもいつから大会になったんだろう…