とある昼休み……
蓮「なぁおいてめぇら知ってたかぁ!!!??!!美竹のやつ好きな人がいるらしいんだ!!!!!!!!」(迫真)
鈴「ほ、ほう…」←何も知らない
佐「まぁ、とりあえず鈴木にも説明してやれや
( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”」←把握してる
だいたい説明中……
鈴「なるほど…、その流れで美竹に好きな人がいる、と知った…ね。なぁ佐藤…。」
佐「んん?」
鈴「こいつ、ほんっっっっっっとおもしれぇなwwwww」
佐「せやろぉ〜(^^)」
蓮「( •᷄ὤ•᷅)アアン???」
なんだコイツらの反応…。こんなビックニュースだと言うのに毛ほども驚いちゃいねぇ。
蓮「まさかてめぇら知ってるクチか…、おい相手は誰なんだ!?教えろぉ!?このままじゃ気になって夜しか寝れねぇ!」
佐「はははははははは。それは出来ねぇ相談だな!あと夜寝れるんなら問題は無い。」
鈴「まぁ、でも美竹の好きなやつはめちゃくちゃ身近にいるけどな
wwww」
蓮「身近ぁ!?ってことはクラスのやつなのか??あいつ全く話さねぇクセに…!」
温厚な性格の山田か?それともスポーツ万能の後藤か??それともガンダム勢の長田君か???(おっす!オラ長田〜!)ダメださっぱりわからん!!
佐「気になるのか?美竹の好きな相手の事が。」
蓮「いや、別に気になるって訳じゃなくて…、なんだ?意外っつーか驚きっつーか…。」
まぁ確かに聞いた時は驚いた。あの美竹がはっきりと好きな人がいると口にしたんだ。そりゃあ考えて見れば別にいてもおかしくはないかもしれない。むしろ俺らの年頃だとできて当たり前なのかもしれない。あいつにはバンドがあるからこんな事は考えた事もなかったけど。
いや待て、意外とか驚きとか以前に…何故俺はこんなにも''動揺''している…?
鈴「おやおや?うかない顔してますぜ旦那ァ。」
佐「誰なんだろ〜な〜美竹の好きな人って〜?めちゃくちゃ身近にいらっしゃるんだけどなぁ〜?」
蓮「身近ってことはバンド関係っていう線はないし…。クラスにもそれっぽいやつは皆無、、」
((どうしてこうも自分を可能性の中に入れないかなぁ…。))
佐「はぁ〜、そろそろ真面目に考えてみたらどうだ、蓮。」
鈴「考えればすぐ分かることだろ。」
…………
………この時俺の中である可能性を見つけた…。美竹が好きになるってことはその相手はありのままの自分を見ても受け入れてくれる、つまり変な気を使わず''いつも通り''にしていられるからなんじゃないかと…。
(あいつがいつも通りに振る舞える相手なんて限られてる…、真面目に考えればわかるじゃねぇかよ…。美竹が好きかもしれない相手…それは、、)
蓮「青葉…??」
・幼馴染だから変な気は使わないしいつも通りいられる。
・ある可能性=実はレズだった。
「「お前それまじで言ってる…????」」
真面目に考えたけど違ったみたい☆
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(ちくしょう…なんなんだこのそわそわする感じ…。別に美竹に好きな人ができても俺には全く関係ないってのに…。どうして俺がこんな……)
「あ、渡辺〜。」
ッ!?こ、この声は…。
「お、おう美竹…。」
昼休みの帰り、飲み物を買いに行く途中で後ろから声をかけられて振り向くと、美竹が…。
「渡辺、朝飲み物買うの忘れたって言ってたよね?あたし今から自販機行くけど一緒に……、、、え、どうしたの…そんなに凝視して。あたしの顔になんかついてる?」
「え!?いやいやいや!べべべ別に!?」(やべぇさすがに見すぎた!)
「?まぁいいや。自販機行くけど渡辺も一緒行く?」
「あ、あ〜ね…、、、いや、実はさ、俺昼休みに飲み物買っちゃってさ、ていうか買いすぎて飲みすぎで困っちゃうぐらいでさぁ…、、」
「わ、渡辺…?」
「つ、つ〜訳で、1人で行ってきてくれぇ〜〜〜〜!!!」ダダダダ
「え、えぇ!?」
渡辺は逃げ出した!!!
(あたし、なんかしちゃったかな…?)
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(ちくしょう何故俺がこんなにも美竹の事を意識しなければならんのだ…。)
現在教室で寝たフリをしながら悶絶中…。
(オーケーオーケー、ちょっと1回冷静になろう。……。よし、落ち着いた。まぁこれはあれだ''寂しい''ってやつなのかもしれない。美竹とはなんだかんだあったけどそれなりに仲良くなってライブにも見に行くようになったし、俺の中では佐藤達と同じぐらい気の許せる友達だと思ってる。そんな美竹が誰かのものになる事が寂しく思えて今みたいな感じになってるに違いない。)ウンウン
クラスメイトA(なぁ、あいつさっきから変じゃね?)
クラスメイトB(きっと悪夢にうなされてんだよ。ほっとき。)
1部クラスの人達から心配の眼差しを向けられているがそんな事に気づく余裕はなかった。
(そうさ!こんな時友達なら応援してやるべきだろ!あんな目付き悪くてパッと見不良で素直じゃない美竹だけど好きな人ができたんだ!まぁあいつの事だから上手くいかないかもしれないけど無事恋が実った時は祝福してやらんとな!)
……
…………
………………。
(なんなのこのモヤモヤ!!!!!!!!!)ズドン!!
A(おい、あいつ今度は机に頭突きしだしたぞ…。)
B(見るな、あれは見てはいけないものだ。)
「なぜ俺の心はこんなにも乱れてるんだ…。」
「大丈夫?渡辺…。」
っ!?いつの間に戻ってきた!?
「お、おう。え?いつから帰ってきた?」
「いや、今だけど…。」
「そ、そうか。良かった…。」
「…なんか変だよ?どうかしたの?」ズイ
「だ、ダイジョフデス…。」ススス
近い、お願い、やめて!今の俺に近ずかれるのは非常にまずい!
「ならいいんだけど…。」
(なんだろう…、なんか避けられてるみたい…、)
……そもそもだ、美竹は好きな人がいるなら俺なんかにかまわずそいつに猛アピールしてれば良くないか?さっきの自販機のくだりだって俺じゃなくてその人を誘えばよかろうに…。
まぁいいか…。とりあえず今日はもうひっそりとしてよう。このままだとどうにかなっちまう…。
その後もあまり美竹とは会話をしないように残りの授業をやり過ごした。
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放課後…
蓮「佐藤に鈴木、帰ろ〜ぜ、そしてゲーセン行くぞぉ。」
鈴「え〜っとぉ…。」
佐「……。」
授業が終わった瞬間、2人の元へ行ったのだがなんだものすごくよそよそしい…。
蓮「なに、どしたん??」
鈴「き、今日は遠慮しとこう…。」
蓮「はい?」
なんだ、明らかに雰囲気がおかしい…。
佐「貴様には分からんのか?あの視線が。」
そういい佐藤は後ろを指さす。視線とな?なんぞや?
佐藤の言う方向を見てみる。
「…………。」ジーーーーー
0.1秒。え?なんの時間かって?佐藤の言うそれを見てから目を逸らすまでの時間だよ。
簡潔に説明するとクソがつくほど機嫌が悪そうな美竹が頬ずえをしながらこちらを観察しておりました…。
鈴「……、やつは覇王色の覚醒者だったのか…。」
佐「シャ○クスが可愛く見えてくるな…。」
蓮「んなこたァどうでもいいわ!なんであんなにキレてんだよ美竹のやつ!?」
今までの中でいっちゃん怖い!
佐「いやだってお前明らかに美竹の事避けてたじゃん…。」
鈴「クラス中のヤツらが知ってるぞ?ちなみに。」
蓮「いや、そ、そんな事は…。」
ないこともないから否定できない…。
佐「お前に相手にされなかったから寂しいがってんだよきっと…。」
え?あれ寂しがってるように見える??明らかに違うよね?だってなんかこう…、後ろの方に『ゴゴゴゴゴゴ!!!』って見えるもん!よく少年漫画で強キャラの後ろに着いてるエフェクトみたいなの見えてるもん!!
「……。」ガタッ
すると今度は無言で立ち上がりゆっくりとこっちに向かってくる…。ちなみに強キャラのエフェクトはそのままで。
鈴「やっべ逃げるぞ佐藤!」ダダダダ
佐「強く生きろよ!蓮!」ダダダダ
蓮「や、ヤダ!!!俺まだ死にたくないよォォォオオ!!!!!!!!」
それを確認した2人はありえない速度で荷物をまとめ教室から出ていき、俺だけが取り残された…。
「渡辺。」
あ、もうすぐ後ろにいらっしゃるん♪
「お、おう!」
「ちょっと今日モカたち先に帰ったみたいだから一緒に帰ろ?」
「ぇエト、ソノアノ…」
「か、え、ろ?」(圧)
「はい。」
それしか言えなかったとだけ言っておこう。
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帰り道…
「……。」
「……。」
えーただいま2人で帰宅中でございますがお互いリアルでミュートの状態が続いております。''2人きりの帰り道''で、です。こんな事経験したことありますかぁ?しかも誘ったのは美竹なのに中々話題を振ってきてくれません。ちなみに私は振る勇気がありません。
「ねぇ渡辺。」
ようやく口を開いた美竹、
「な、なに…?」
「今日ずっとあたしの事避けてたでしょ…。」
「……、、」
(やばい、肯定も否定もしたくない話題が来てしもうた…。)
俺はなんと答えたらいいのか分からず、沈黙で答えることしか出来なかった…。
「…、あたし渡辺になんかしちゃったかな…?」
「み、美竹、?」
「…、もしあたしが渡辺に何かしちゃってたなら謝る…。でもずっと黙ったままだとあたしも分からない…。だから、何か言ってよ…。」
この時の美竹の顔を見た瞬間、ふと青葉が言ってた事を思い出した…。
『蘭はれー君に実は嫌われてるんじゃないかって思ってとてもとても不安だったので〜す。』
これはいつだったっけ…、確か俺が美竹のLINEを無視してしまった時だったような…?まぁその時は結果的にそうなってしまった感じだったけど…。
でも今回は、、違う…。俺は徹底して美竹と関わらないようにずっと避けていた。話しかけられても適当に流して。時折見せる不安そうな顔も見て見ぬふり…。なんだこれ…前よりも数倍タチが悪い…。
そうだよな…、美竹からしたらめちゃくちゃ意味わかんねぇよな、自分が何かしてしまったんじゃないかって不安になっても何もおかしくない。
……最低かよ、、俺…。
「渡辺…?」
「…美竹、悪かった…。美竹の言う通り、ずっと避けた…。」
「…、やっぱり、そうだったんだ…。」
「いや、でも美竹が何かしたって訳じゃない、なんなら今回美竹は何一つ悪くなくて、悪いのは全部俺で…。」
「…え?そう、なの?あたしが何かしたとかじゃなくて…?」
「ああ、そんな事全然これっぽっちもないからその辺は大丈夫だ。」
「じゃあ、なんであたしの事避けてたの…?」
…理由を言わないと納得なんてするわけないよな…。仕方ない…言うしかねぇのか……。
「…美竹さ、この前好きの人がいるって言ってただろ…?」
「う、うん…。」(ま、まさか、バレてたとか!?!!)
「それでその…、ちょっと色々考え込んじゃってな…。相手ってどんな人なんだとか、何時からなのかとか、……好きな人がいるのに、俺なんかと話ちゃってて良いのか…とか。ずっとそんな感じでモヤモヤしてたからまともに顔も見れなかったし、なんて話したら良いのかも分からなくなってたんだよ…。」
「……それがずっと避けてた理由…?」
「…」コク
「……、」
あああもういいよぉぉ。もういっそ56せよ!!こんなよく分からん理由で困らせたアホの俺を誰かブチ56してくれぇぇぇぇぇえ!!
「…フッフフフフッ…」
「え、美竹さん??」
な、なんで笑ってるんでしょうか…?
「ご、ごめん…理由が思ってたのと全然ちがくて…」
「お、俺はてっきり怒られるものだと…、」
「あたしの事なんだと思ってるの?そんなすぐ怒ったりしないって。」
あれ?さっき教室でブチ切れてたような気がするんですが…、、まぁもういいさ。それでいいならどうぞ、気が済むまでこのアホを笑ってくれ。
美竹がひとしきり笑い、それからは徐々に気まずい空気も消えて俺達にようやくいつも通りが戻ってきた。
「…でもよかった、また嫌われたかと思った。」(それに、こんなに色々考えてたって事はしっかりあたしの事も意識してるって事…だよね?)
「いや、そもそも嫌う理由が見つからん。」
「そ、そう//」(また渡辺はそういう事を…、)
あ、そういえば気になることが…、
「なぁ美竹。」
「何?」
「お前、好きな人いるのに俺なんかと帰ってて大丈夫なのか?自販機の時もそいつ誘えば良かっただろうに、もっとアピールとかしなくていいのか?」
こればかりは授業中も気になってた事だしな…。
「…、うーん。」
「???」
「まぁ、その辺は大丈夫かな…。」
「え、大丈夫なの!?もっとそいつにグイグイ行った方が効果的じゃない??」
「うん、大丈夫。…というか、これが1番''効果的''だから。」
??????また謎が深まった…。
「そ、それならいいか…。まぁなんだ、無事美竹の恋が実ったら祝福してやんよ。」
「フフ、それは無理かな…。」
「えぇ!?」
(だってその場合、渡辺は祝福する側じゃなくて''される側''だしね…//)
またまた謎が深まり、そして気がつけば美竹の家まで来ていた。道のことなんか頭になくてなんかワープした気分だ。
「それじゃあね、渡辺。……あ、そうだ。」
「ん?」
家に入る寸前で美竹がこちらに振り向いた。どうやらまだ何か話があるらしい。
「渡辺、確かにあたしには好きな人がいるけど、別に変な気は使わなくて良いから!いつも通りでいいから!それだけ!」
「お、おう…。」
それだけ言って美竹は家に入っていった。
「…とりあえず、帰るか…。我が家へ。」
それから俺も家を目指して歩き始めた。
今日は色々考えたりぶっちゃけたりと大変な1日だった…。美竹の好きな相手も気になるし、て言うか気にし過ぎな俺もキモいし。
でもまぁ、美竹への誤解も解けたし本人もいつも通りに接していいと言ってたし…。ひとまず良しとしておこう…。
「はぁ〜、ゴチャゴチャし過ぎて頭痛い…。帰って風呂はいろ…。まとめんのはそれからだ…。」
SSって難しぃねぇ〜。( ゚ρ゚ )
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