かったるい授業を終えて迎えた放課後。今日は教員たちの会議があるらしく5限で授業が終了した。それによっていつもより長く残された放課後の時間…、遊ばねぇ訳にはいかねぇでしょお…。
と言う訳で早速ゲーセンに向おう。ついでに佐藤と鈴木の二人も誘うか。
「鈴木〜、佐藤〜ゲーセン行こーぜぇ」
「わり、急遽部活が入った」
「左に同じ」
「それはしゃーなしかな…」
そう言えば2人は運動部に所属していたな…。
「行きたいのは山々なんだけどすまねぇな」
「俺もマウンテンマウンテンなんだがよ…」
普通に''山々''って行った方楽じゃない?佐藤さんよぉ…
「了解。まぁ、また今度行こうぜ」
「「はいよ〜」」
2人が来れないのは少し残念だが仕方ない。今日は1人で行くとするか…。そして俺は手早く荷物をまとめてゲーセンへ向かうのだった。
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※ただいま我らが渡辺くんは対戦ゲームの真っ最中です。そして、設定通り主人公はゲーム中は精神年齢が約5歳程下がります。その辺を踏まえた上でご覧下さい。
「おいあのエピ〇ン今シャゲダンしやがったな!!絶対56す!」
現在稼働したばかりのE〇VSシリーズのク〇スブーストをプレイ中。
そんでなぜキレてるかと言うと対戦相手から目の前でシャゲダン(自分の操作する機体を細く左右に揺らし相手を挑発するマナー違反の行為)をされ、ここまでキレています。
ちなみに使ってる機体はエク〇ア。覚醒もF覚醒でキマってます。
「ほらほら!!シャゲダンしてこの実力ですかぁ???きみ、弱いねぇ??www」
エク〇アの覚醒コンで忌まわしきエピ〇ンを消し去る。
「はい!舐めプザコ乙www」
しかし、相手を消し去った事で気持ちよくなりそのせいでもう1人の相手に気付かずその相手、マ〇ターガン〇厶の新武装の後ろ特格(人の動体視力ではかわすことができない理不尽な武装)に轢き殺されました。
「あ''ん''な''の''どう''や''っ''て''避''け''ろ''っ''て''ん''だよ''!!」
まじで判定と伸びが気色悪いわ。F覚醒中だとなおさらキショイ、とっとと下方しろバ〇ナム…
SAN値チェック入ります…
「ふぅ〜( ◜ω◝ )」
ほんの少しだけチンパンしてしまったが現在は落ち着きを取り戻しその辺のベンチに腰を下ろしております。
あの光景を見て『気持ち悪っ』とか、『民度低っ』とか思うかもしれないけど、済まないがガン○ム勢はあれが平常運転なんだ…。
ま、俺なんてまだましな部類だ。世の中には自分が殺られるたびに『ア゙ア゙1''9''ゥ〜〜!!(高音)』って叫ぶヤツも入れば自暴自棄になって相方の隣でひたすら自爆を繰り返し大量の100円をドブに捨てる強者もいる。
それと比べればね、俺なんてまだ可愛い方だろう…?そうは思わないかい?(圧)
さて、そこそこ休憩もしたし次はチュ〇ニズムでもしますか。
そう思いベンチから腰をあげると前方にあるクレーンゲームのコーナーで見覚えのある人物を見つけた。
「あれは…美竹か?」
美竹蘭、現代文の授業以来少しづつ話せるようになってきた見た目ちょっと怖めのJKである。周りからは不良疑惑が持たれているがおそらく何か誤解されているのだろう。
「美竹が1人でゲーセン来るなんて意外だな…」
あ、今目が合った。あ、逸らされた…。そんでどっか行っちゃった…。
ん〜、まぁ…。話せるようにはなったけど『仲良くなった』なんて誰も言ってないからね?だから別に無視されてショック!!みたいなのもないから。そもそもそう言うのって仲良い人にやられるからショック受けちゃうの。仲良くない人からされても別に何ともないの。分かる??だからこの心臓の側面を爪で引っ掻き回されたみたいな変な痛みはきっと気のせい。いやもしくは病気の可能性が高い…明日の放課後は通院決定かな?
「えっと…渡辺も来てたんだね…。」
自分に言い聞かせるように心の中で言い訳を並べていると美竹がスタスタとこちらに向かって来た。手には自販機で買ったであろう飲み物が1つ…なるほど、それ買うために颯爽と姿を消したんすね…。……どうやら俺の優先順位は飲み物の二の次らしい、なんてちょっとメンヘラちっくな事思ってみたり。
「おう、美竹も1人か?」
「まぁ、うん、」
ん?なんか態度がよそよそしい…。目線も全く合わない…、
「どうかしたか?」
「いや、、その、間違ってたら悪いんだけど、さっきロボットのゲームしてたのって渡辺…?」
「ロボット…。あぁガン○ムね。おう、やってたけど――」
( ◜ω◝ )ん!?
ちょっと待ってくれないかちょっと!!
普通に流しそうになったけど美竹にあのチンパンモード見られてたの!?
「スゥゥゥ↑、、み、見ちゃいました?」
「……う、うん。」
「ゴホッ...ヴ、、え〜、ちなみにいつから?」
「なんか、しゃ、シャゲダン?がどうとか言ってたあたり?」
いやほぼ全部やん、
「いるなら声かけてくれよ…」
「いや、あれに話しかけるのはちょっと…」
そりゃそうか…。誰も好んで野生動物にちょっかい出すやつなんていないっすよね…。
「すまん、ゲームに熱中するとたまにああなるんだ,,」
「ほんと、教室でもゲームしてるから好きなのかなって思ってたけど…、あそこまでとは思ってなくて、びっくりした。」
美竹さん、その目はびっくりと言うよりドン引きしてる時の目でございます。ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙見られたのまじかァ辛いよオ゛オ゛オ゛
「そ、それを言えば美竹こそ1人で来てることに驚きだが。」
これ以上触れないでくださいと言わんばかりに話題をそらす。
「あたしは家に帰っても暇だし、たまにはいいかなって」
「あーそー、まぁ何だ、なんかゲームやるか?」
「またあんなふうに荒ぶらないなら…」
「気をつけます…」
その後は太鼓を叩いたりチュ〇ニズムやったりと音ゲーを中心に遊んだ。
やはり音ゲーは良い。フルコンした時の達成感がたまらん。
美竹の方から「オールパーフェクトって…」とか聞こえたけどまぁ、
プロですから。
そして今は帰り、家の方向が同じということが発覚し途中まで一緒に歩くことに。すると…
「ミャー」
子猫と遭遇
「おや?こんなところで何をしてるんだいぼくちゃぁん(´-ω-`)۶"ナデナデ」
「ミャー♪」
あらヤダこの猫ったらその場で横になりもっと撫でろと言わんばかりにお腹を広げるという猫好きの心をわしずかみにする仕草を既に習得しているわ、おそろい子!
「oh、ここがいいのかい?どれどれ(´-ω-`)۶"ナデナデ」
「ゴロゴロゴロ」
「…渡辺って、猫も好きなんだね、」
「あぁ、まじで好きだな。」
なんなら好きすぎてたまに猫の動画鑑賞とかしちゃうまである。
「もしかして、飼ってたりしてんの?」
「弟がアレルギー持ってて,,」
「弟いるんだ…」
そうなんだよなぁなんであいつアレルギー持ってんねん…
「なんか今日は渡辺の意外な面ばっかり見てるような…」
「まぁ、確かに、でも美竹も意外とゲームできるのな。その辺は俺も驚いてたな。」
「まぁたまに友達と来てたし何回かやった事もあるし。」
ん?友達?
「美竹って、友達いたんだな、」
やべ、口にでた。
「はぁ?何言ってんの?いるし。クラスが違うだけだから!」
「わ、わかった!すまん!今のは俺が悪かった!」
やっぱり怒った時の目つき鋭すぎて怖い…
「まぁ、別にいいけど、」
「ミャァ〜」
あぁ美竹の威嚇で猫が逃げてしまった。もうちょいモフりたかった…
「はぁ〜猫も逃げたしもう帰ろうぜ。」
「……」
「美竹?」
何だ?そんなに空を見て、ラ〇ュタでもあった?
「あぁ、いや、なんでも。」
「もしかして夕焼けか?」
「…うん、綺麗だったから。」
「ほーん、好きなのか?」
「うん。」
これまた意外。てか美竹もそんな穏やかな顔するんだな。普段からその表情でいりゃいいのに。
それにしても夕焼けをこんなまじまじと見るのも久しぶりだな。なんつーか普通にいいじゃん。悪くない。
渡辺蓮
音ゲーから格ゲーまでなんでもござれ。猫は飼いたいけど弟がアレルギーもち…
美竹蘭
蓮の意外な面を見て驚いている。というかチンパンしてる所を見た時は普通にドン引きしてた。
今回ガン〇厶知らない人分かりにくいかも、その点ご容赦ください。
あ〜、猫が欲しい。