隣には反骨メッシュ   作:外道堕落

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なんか頭痛い。


文化祭始まるってよ。

今日は待ちに待った文化祭。ここまで来るのに調理室が何度も爆発したりメイドを見て逝きかけたりとまぁ色々あったがようやくここまで来ることが出来た…。

 

 

「渡辺君ー!ホットケーキ2つよろしく!」

 

「こっちオムライス追加で!」

 

「はいよー。よし、オムライス1つとホットケーキ2つだてめぇら!!」

 

「「「「Oui Chef!!《ウィ・シェフ》」」」」

 

 

あ〜(感動)、料理するだけで何かが爆散してたあの子達がこんなに立派になってぇ〜、、、大きくなったねぇ〜、おばちゃん今すっごい報われてるよォ(; ;)

 

 

「なに、このプロみたいな連携…。」

 

「蓮のやつこの短期間で何しやがったんだ…?」

 

「みんなに『食〇のソーマ』でも見せたんか???」

 

おいそこ、こっちが働いてんのにサボってんじゃないよ。仕事を見つけなさい仕事を。

 

「渡辺君、そろそろ休憩入っていいよー!」

 

「はいよー!」

 

 

あ〜疲れたぁ。てかうちの店賑わいすぎだろ。まぁメイドのレベルが高いからだろうけど。

 

少しダラっと休憩していると頬に何やら冷たいものが当たった。

 

「うおっ!何!?なんだ美竹かよ。」

 

「お疲れ。はい、これ」

 

冷たいもの正体は美竹が持ってきた飲み物でした。

 

「センキュー。いくらだった?」

 

「いや、別にこれくらいいいよ。」

 

「いやそう言う訳にも「いいの。」…はぁい。そんじゃ、ありがたく。」

 

飲み物を受け取ると美竹は隣に腰掛けた。ちょっと近くない?とか思ったけど気のせいだと信じて貰った飲み物を1口飲む。うむ、疲れた体に染み渡る…。

 

「なんか、渡辺とこうやって話すの久々な感じがする。」

 

「まぁ文化祭の準備で色々忙しかったからなァ。」

 

「渡辺の所は特に大変だったしね…。」

 

「やめろ、言わないでくれ…。」

 

うぅ、思い出すだけで、頭が、痛い!!

 

「ねぇ渡辺、休憩ってあとどれくらい?」

「ん?もうしばらくあるけど?」

 

「じゃあさ、文化祭一緒にまわらない?」

 

「…、俺は別にいいけどそっちはいいのかよ…?」

 

「??」

 

「いや、美竹の好きな人誘わなくていいのかなって思ってだな…。」

 

「…この前も言ったじゃん。渡辺は変に気を使わなくていいって…。」

 

いや、そうだけれどもさ…?え、いいの?好きな人そっちのけでこんなゲーオタと文化祭まわっちゃって…。

 

「…、それとも…行きたくなかったりするの……?」

 

、、そんな悲しそうな顔で見るな…。

 

「…んなこたぁ一言も言ってない。そんじゃあ行きますか?」

 

「うん…。(良かった…。)じゃあ最初はどこ行く?」

 

「どこに行こ〜かね〜?」

 

 

こうして休憩時間中に美竹と文化祭をまわることになりやした。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「え、何このクレープ、美味っ。」ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”

 

「文化祭のレベルじゃない…。」ŧ‹”ŧ‹”

 

現在美竹と一緒に文化祭をエンジョイしております。

 

「学年が上がるとクオリティも上がるんだな。」

 

「あ、渡辺。お化け屋敷だって。」

 

「ははw文化祭のお化け屋敷なら大した事ないし余裕だなww」

 

「ふーん、じゃ行ってみようよ。」

 

こうして偶然通りかかったお化け屋敷に入ってみることにした。

 

 

中に入ってみるとやはりそこまでクオリティは高くなく、少し不気味な装飾がされているだけのようだった。

 

「ははwまぁ学生が作るんだからこんなもんだよなぁww」

 

「…、ねぇ渡辺、」

 

「ん?」

 

ここで美竹がある事に気がつく。

 

「この教室、、なんか見覚えない…?」

 

「え?見覚え…?」

 

……、言われてみれば…なんか、、

 

「ほら、なんか…学校に閉じ込められた時の……、」

 

あっ、(察)

 

よみがえる忌まわしき記憶…。

 

「……、帰るぞ。」

 

「……、うん。」

 

とてつもなく嫌な予感がしたので急いで出口に向かう。が、出口に差し掛かった時、明らかに後ろに人の気配を感じた。

 

「わ、渡辺…、、うう、後ろ、、」

 

「ふ、ふ振り返るな…、さっさとここから出るぞ、、」

 

 

アソボー、アソボーヨー、

 

 

「「ああああああああああああ!!!」」

 

聞きたくもない声が聞こえ、俺と美竹は全力ダッシュで教室から出ていった。

 

はい、というわけでまさかの2度目の登場のクソガキ幽霊でした。あいつほんとに生前どんな教育受けてたんだよ…。もう場所覚えたから二度とここには近ずかないからな!!!!

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「まさか、あの教室だったなんて…。」

 

「なんで文化祭なのにこんな怖い思いしなきゃいけねんだよ…。てかもう幽霊のシーズン終わってるだろ…。」

 

「いや、あれにシーズンなんてあるの?」

 

「え?ないの?」

 

年中出てきてたらたまったもんじゃないんだけど。

 

とぼとぼと廊下を歩きながらそんな会話をしているとある掲示物が目に入った。

 

「なになに?『演劇部によるロミオとジュリエット、体育館にて公演!!』へぇ、こんなのあるのか。」

 

「うん。毎年演劇部の公演は大賑わいだってつぐみが言ってたよ。たしか、薫さんも演劇部だし出るんじゃないかな?」

 

「薫さんて誰??」

 

「ほら、ハロハピの。」

 

「ハロハピ??…、ああ!あの儚い人か!」

 

「うん、だいたいあってるかな…。どうする?見に行く?」

 

「いや、時間的に厳しいだろうな…。そろそろ休憩終わると思うし…。」

 

「え、もうそんなに時間経ってたの…!?」

 

美竹はスマホで時間を確認しておどろく。まぁ楽しんでれば時間の流れなんて早く感じるもんだしな。

 

「しゃーない、そろそろクラスに戻るか。」

 

「…うん、そうだね。」

 

 

プルルルル

 

「ん?誰だ?佐藤から?」

 

クラスに戻ろうと思った矢先、なぜか佐藤から電話が。なに?まさか料理係またなにか爆発させたか?

 

「悪い、ちょっと佐藤から電話きた。」

 

「うん。分かった。」

 

 

美竹にそう告げて電話に出る。

 

 

(あれ?安達さんからLINE来てる…。)

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

side蘭

 

 

渡辺が電話で話している時、あたしのスマホにもLINEが来ていた。確認するとどうやら安達さんからだった。

 

「どうしたんだろ?」

 

『美竹さん!こっちは人手全然足りてるから今日は渡辺君とデート楽しんでていいよ!!頑張って渡辺君を落としてね!!』

 

「っちょ//安達さんってば//」

 

そもそもデートじゃないし、まだ付き合えてないんだからデートなんかじゃないし…。

 

「『ありがとう。』っと。」

 

一応お礼を言ってスマホを閉じる。ちょうどそのタイミングで渡辺も電話が終わったらしい。

 

「電話、なんて?」

 

「いや、なんか『お前は今日は働かなくていい』って言われてさ…。え?俺クビになった?」

 

「…多分そうじゃないと思うよ。」

 

おそらくこれも安達さんの策略なのかな…?まさかここまでしてくれるなんて…。

 

「あたしもさ、似たようなことLINEで来てさ。」

 

「そうなのか…。」

 

「…お互い暇になったし、演劇、見にいかない?」

 

「…行きたいです。」

 

「それじゃ、体育館行こっか。」

 

 

こうして安達さんのおかげで今日はずっと渡辺と文化祭を回れるようになった。今日で少しでも進展出来ればいいんだけどな…。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「ん?あれは…?」

 

演劇を見ることが決まり、体育館に向かう途中、渡辺が何かを発見した。

 

「どうしたの?」

 

「いや、あれ…迷子じゃね?」

 

渡辺が言う方向を見ると幼い女の子が涙目で廊下を歩いているのが見えた。おそらく一般の人と一緒に来てはぐれてしまったのだろう。

 

「ほんとだ…。」

 

「ちょっと行ってくるわ。」

 

渡辺はそういうとその子の元へかけよった。あたしもそれについて行く。

 

「うぅ、、おかぁさぁん…」

 

「どうした〜?迷子か?」

 

「…ぅん…」グス

 

「美竹、悪いけど演劇行くのはこの子を何とかしてからでいいか?」

 

「うん。あたしもほっとけないしそうしよう。」

 

 

こうして体育館に行く前にこの子を何とかするべく、とりあえず職員室に連れて行って放送で呼びかけてもらうことにした。

 

「よーし、それじゃあ、お兄さん達が何とかしてあげるから安心してねぇ〜(´。・ω・)ノ゙」ヨシヨシ

 

「…ぅん。ありがとぉ…」

 

「お!偉いねぇ、ちゃんとお礼言えて。そんじゃ行こっか!」

 

「うん!」

 

渡辺の対応がすごい。…もしかして渡辺って年下好きだったりするのかな…。

 

「おい、美竹、そんな不審者を見る目で見ないでくれ…。」

 

「…渡辺って年下好きだったりするの…??」

 

「え?なに急に…?まぁ子供は嫌いじゃないけど…。」

 

渡辺ロリコン説が出てきそうな中、職員室に向かうべく出発した。

 

 

「わぁ!!」パァア

 

職員室に向かう途中、女の子がお店に並んでる食べ物を見て目を光らせていた。

 

「ん?何か食べたいものでもあるの?」

 

「んんっと…あれ!」

 

そう言って指さしたのはチョコバナナを売っている店だった。

 

「よし、ならお兄さんが買ってあげよう!」

 

「え!?いいの!?」

 

「もちろん!」

 

「でも、、ママにあんまり人にメイワクかけちゃダメって言われてて、、」

 

「あーもー、子供が気を使うんじゃないよ!好きなの買ってあげるから!」

 

「やったー!!」

 

そう言って渡辺は女の子にチョコバナナを買ってあげた。なんだろう。なんか、なごむ。

 

「んーっ!おいしぃー!」

 

渡辺から買ってもらったチョコバナナを美味しそうに頬張っているけど口の周りにチョコがすごいついてる…。

 

「…ちょっとこっち向いて。チョコ着いてるよ?」

 

「んー?」フキフキ

 

仕方なく、ティッシュでチョコを拭き取ってあげる。わぁ、すごい顔ぷにぷにする…!

 

「おねーちゃんありがとぉー。」ニコッ

 

え、笑顔が眩しい…

 

「…渡辺、あたし何かに目覚めそうかも…。」

 

「奇遇だな。俺もだよ…。」

 

「うーん…」

 

「ん?どした?」

 

「なんかパパとママといるみたい!!」

 

「パパ!?」

 

「ま、ママ!?//」

 

「うん!だってお兄ちゃん達すごくなかよしだもん!パパもママもなかよしなんだよ!」

 

「そ、そうなんだ//」

 

そんな会話をしながら職員室の前まで来ると…

 

「あ!ママだ!!」トテトテトテ

 

どうやら女の子の保護者さんは一足先に職員室に来ていたそうで、見つけた途端すごい勢いで走っていった。その後、あたし達は何度も女の子の保護者からお礼を言われた。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「良かったね。無事見つかって。」

 

「ああ、まさかチョコバナナのお代まで渡されるなんて思わなかったけどな。」

 

「それだけ感謝してたってことなんじゃない?」

 

「別にあれくらいどおってことないのにな…。あと、もうすぐで演劇終わっちゃうし、演劇が終われば文化祭ももう終わっちまうな…。」

 

そう、あたし達があの子と一緒にいる間にそれほどの時間がすぎていた。

 

「美竹は演劇見たかったか?」

 

「…正直見たかったけどあの子の方が心配だったし、別になんとも思ってないよ。」

 

「そっか、なら良かったわ。」

 

「…やっぱりさ、渡辺って優しいよね…。」

 

「いや、なんだよ急に…。」

 

「だってあの子を見つけた瞬間なんの躊躇もなく声をかけたじゃん。普通だったら『他の人が何とかしてくれる』みたいな感じになると思うし。」

 

「いやいや、あんなの普通ほっとけねェから。美竹だってそうだろ?」

 

「あたしは一瞬躊躇してたかもしれない。だから渡辺は他の人よりも優しいんだなって、」

 

「なんだよ全く…、そんなに褒めたところで何も出てこねぇぞ//」

 

「あれ?もしかして渡辺照れてる?顔赤いよ?」

 

「別に照れてねーし!ほらさっさとクラス戻って片付け手伝うぞ!」

 

「フフッ分かってるよ。あ、あとさ、」

 

「?今度は何?」

 

忘れる前にこれだけは言っておかないと…。

 

「あたしの噂のこと、その、ありがとね。」

 

「へぇ?、な、なんでそれを…?」

 

「安達さんから聞いた。あたしがクラスに馴染めるように頑張ってくれてたって。」

 

「……ま、まじかよ、」

 

「渡辺おかげでさ、あたしも少しずつクラスでも話せるようになってきて、安達さんとも仲良くなれた。だから、その、ほんとにありがとね。//」

 

「……ッ!?///」

 

「そ、それじゃ、クラス戻ろっか//」

 

 

顔があつい、多分赤くなってる。やっぱりお礼を言うのって苦手だな…。でも、渡辺が頑張ってくれてたって聞いた時、すごい嬉しかったしちゃんと言った方がいいよね。それが好きになった人ならなおさら…。

 

「…そりゃ、頑張るだろ…、」

 

「?渡辺…?」

 

「俺だって、お前の陰口聞いた時はいい気分しねぇんだから。頑張るに決まってんだろ、、」ボソボソ

 

「…ッ!?////」

 

 

彼はおそらく聞こえないようにボソボソと言ったつもりだろうけど、残念ながら全部聞こえてしまった。そして、さらに顔があつくなった…。

 

素直に嬉しかった。当たり前だ。好きな人が自分のためにあんな言葉を言ってくれたんだから。嬉しくないはずがない。

 

(…、あたし、どこまで好きになっちゃうんだろ…///)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

side蓮

 

 

文化祭も大成功に終わり、クラスの片付けも無事終了。今は何もかも終わり帰路に着いている。あ、ちなみに1人で帰ってます。

 

 

『ほんとにありがとね///』

 

 

「ッ~~~~~~~~////」

 

あっつい、もう全部あつい。あついしあの時の事が頭にこびりついて消えないしヤバい。

 

何がヤバいって、ただお礼を言われただけなのに俺''喜びすぎ''なんだよ。

心臓バクバクだったし。

 

「帰ってゲームして何とかしよう…。」

 

 

 

しかし、ゲームをしてもやっぱり忘れることができず、その時を思い出すとなんかこう、、叫びたくなって最終的に壁に頭突きする病にかかってしまった。

 

 

 

 

 

 







お気に入り200越えありがとうございます。いやほんと、びっくりしました。感謝しかないっす。
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