隣には反骨メッシュ   作:外道堕落

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あれ?なんか今日長くね?




唐突に積極的になるのって全然嫌いじゃない

冬休みも過ぎ去り、再び学校生活が始まった。夏休みの時と同様蓮は休みが終わったことを隣で嘆いていた。まぁ今回は3日ぐらいで収まったからいい方かな。

 

そして今日は金曜日。今日という日を乗り越えたら明日明後日とまた休みという日に、それは突然起こった。

 

 

「なぁ蘭。」

 

「ん?何?」

 

「今日は待ちに待った金曜日ですが明日はどのように過ごされるご予定か?」

 

「えーっと、特に決まってないかな。日曜日は練習あるけど。どこか出かけるの?」

 

「まぁだいたいそんな感じ。」

 

あたしと蓮は恋人同士だけど付き合ってからあんまり2人で出かけたことないし…

 

「うん、良いよ。あたしも蓮とどこか行きたいと思ってたし、どこ行く?」

 

またゲーセンとかだったりして…。まぁあたしは一緒なら別にどこでも良いんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、今日俺ん家泊まりで。」

 

「…………え?」

 

予想外の言葉にあたしはフリーズした。

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

昼休み……

 

 

あたしはさっきの蓮の言葉がずっと引っかかっていた…。

 

(え?『泊まり』ってことはそれはつまり…、え!?''そういう事''!?ちょっと待って!''そういう事''なの!?)

 

あの蓮がこんなに大胆で積極的なことを言うなんて思思わずとてつもなく混乱している…。

 

 

「美竹さーん?どうしたのー?なんかすごい顔してるけど?」

 

「あ、安達さん…。」

 

ふと、隣から声をかけられたので誰かと思い見てみると安達さんだった。

 

「なになに〜?悩み事〜?渡辺君がらみ〜?」

 

そう言って空いている蓮の席に座って話しかけてくる。

 

「ま、まぁそんな感じ…。」

 

安達さんに相談してみよっかな…?なんかどことなくこういうの詳しそうだし…。

 

「も〜、はやく渡辺君と付き合っちゃいなよ〜。そして教室でイチャイチャしてよ〜。」

 

「え?」

 

「ん?」

 

あっ、そっか、、安達さんはまだ知らないんだった。

 

「えぇっと安達さん?その…、実はもうあたし、蓮と付き合ってるんだ…。クリスマスの時に…色々あって//」

 

「…エエ!?そうなの!?おめでとーーー!!!」ギュウ

 

「ちょっ!あ、ありがと…。」

 

いきなり抱きついてきてびっくりした…。

 

「えー!じゃあ何にそんな悩んでたの??」

 

「えぇっと…それは…」

 

あたしは今日の蓮とのやり取りを安達さんに話した。

 

「…っていうことがあって、、これってやっぱり…そういう事なのかな…?」

 

「美竹さん…、」

 

「…はい。」

 

「それはもう間違いないよ!!!確定演出だよ!!!」

 

「や、やっぱり…そう思う、よね……//」

 

「今日お風呂に入ったら念入りに体洗うんだよ?分かった?あと、絶対勝負下着つけてくんだよ!?」

 

「…、、はい…。」(そんな下着持ってないけど…)

 

「あ!あと美竹さん!美竹さんも負けずに大胆に攻めた方が相手も多分喜ぶよ!!!例えばいきなりキスするとか!!!」

 

「ちょっと1回落ち着いて!声が大きいから!!///」

 

 

 

 

変なスイッチが入った安達さんを止めるのに昼休みの大半を費やした。

 

 

 

 

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放課後…

 

あたしは教室で蓮を待っていた。

 

「あれ?蘭、」

 

「…遅い、早く行こうよ…。」

 

「え?直で来るの?荷物とかどうすんの?」

 

……忘れてた。←めっちゃ緊張してる

 

 

それからあたしは一旦家に戻り、荷物をまとめて蓮の家に向かった。

ちなみに家を出る時、なぜか両親から暖かい目で見送られた…。

 

 

 

「お、おじゃまします…。」

 

「おー、きたきた。先に部屋行っててくれ。飲み物持ってくから〜。」

 

「う、うん。」

 

そしてあたしは一足先に蓮の部屋に向かい、テーブルの近くにちょこんと腰を下ろす。

 

「…相変わらず広い…。」

 

ドアガチャ「よっこらしょっと、おまた〜。ほい、ココア〜。」

 

「あ、ありがと。」ズズ

 

蓮からココアを貰う。うん、甘い。

 

「………………。」

 

(どうしよう…なんか、緊張してやばい…。何を喋れば…。)

 

「な、なんかさぁ…」

 

「ん?」

 

「その、蓮の部屋ってなんか落ち着く匂いするよね…」

(何言ってんのあたし……!?)

 

「え?そう?」スンスン

 

(ほら蓮もなんか困ってるじゃん!)

 

「な、なんて言うか…。ほら、友達の家とかに行くとたまにこういう匂いしない?いい匂いがする家ってあるじゃん?」(ひまり情報)

 

「そうなのか?…いや待てよ?俺そもそも高校来るまで仲良い友達あんま出来なかったからそういうの分かんないわ。友達の家なんて無縁だったわ。」

 

(やばい、初手から地雷踏み抜いた…。まだ来たばっかりなのに最悪…。)

 

「あ、ビターチョコあるけど食う?」

 

「う、うん…。食べる…。…あの、蓮、その、、」

 

「ん?いや別に気にしてないけど?ほい、どーぞ。」

 

「ありがと…」

(ダメだ…。緊張しすぎていつも通りの会話が出来ない…。て言うかいつも何の話してたっけ?)

 

「て言うか蘭さー、」

 

「?」

 

「脱がないの?」

 

「…え!!!??…も、もう?////」

 

そ、そんな//いくらなんでも//

 

「いや、上着着たままだと暑くない?さすがに。」

 

「…………。そうだね。」

 

(1回落ち着こう…。うん。大丈夫、相手は蓮だし。そんないきなり大胆なことが出来る男じゃないことは十分わかってるし。うん。蓮はヘタレだから大丈夫。)

 

「……」ズイ

 

「…え//」

 

と思っていたらいつの間にか隣に蓮が座っており、そしていきなり距離を詰めてきた。

 

「え//ちょ//ちょっと待って///」

 

「…。」

 

無言でどんどん近づいて、やがて距離がほぼゼロになる。

 

(待って//待って//待って//まだ心の準備とか全然出来てないから//て言うかなんでそんなに積極的なの//あーもうダメだ、もうきっとこのまま…///)

 

あたしは覚悟を決めて目を閉じ、その時を待った…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっこらしょ。ん?なんで目なんか瞑ってんの??」

 

「…え?」

 

なんか思ってたのと違う気がして目を開けてみると、蓮の手にはゲームのコントローラーが…。

 

「…………。」

 

まさかと思って後ろを見てみるとそこにはゲームのコントローラーが沢山置いてある棚があった…。へー、普段ここに置いてるんだ…。

 

「…………、あ、ゲーム、やるの…?」

 

「え?しないの?」

 

「……やる」

 

「マリカーでおk?」

 

「…うん。」

 

 

あのさ……あたしの覚悟、、返してもらってもいい??

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

「あれ?ここのコースこんなに難しかったか??」

 

「ちょっ!上からなんか降ってきたんだけど!」

 

最初はなんかあれだったけど今は2人でゲームをたのしんでる。いつの間にか緊張もしなくなったし、まぁいっか…。

 

 

ピロン「っお、そろそろ来るみたいだな。」

 

スマホを見ながらゲームをしている蓮がそうつぶやく。

 

「え?何が『ピンポーン』え?」

 

「お、きたきた。」

 

そう言って蓮は立ち上がって部屋を出る。なんだろうと思い、あたしもあとを付けていくと、、

 

 

「あ!蘭〜おまたせ〜。」

 

「おじゃましマース!」

 

そこにはなんと、モカとひまり、つぐみに巴の4人の姿が

 

「………え?」

 

「いやー、みんなでまたゲーム大会なんてなんかワクワクするな〜」

 

「フフッそうだね巴ちゃん。」

 

「もう俺と蘭で先マリカーやってるぞ〜?」

 

 

 

…………え?ちょっとまって???

 

 

「ゲーム、大会?」

 

「あれ?言ってなかったっけ??今日集まってゲームやるって、」

 

 

いや初耳なんだけど!?!?!?

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

「ああああ!!誰!?アイテムボックスの前にバナナ置いたのー!!」

 

「ねーねーともちーん?どこ〜?今すぐ会いたーい。」

 

「やめろモカァ!!スター音聞こえてるんだよ!あっ、バカこっち来、あああああ!」

 

「あはは…じゃあみんなお先にゴールしてるね。」

 

 

 

 

すごい…、一気に賑やかになった…。

 

 

「ちょっとなんかお菓子とか持ってくるわ。」

 

「…あたしも行く。」

 

「え?いや、みんなといていいんだぞ?」

 

「ちょっと話したいこともあるし。」

 

少し軽めに説教でもしないと気が済まない…。

 

「り、りょ。」(え?なんか機嫌悪くね?)

 

 

そしてあたし達は部屋を後にする。

 

 

「いや〜にしても、やっぱりみんなでゲームすんのは良いな〜」

 

いや何が『良いな〜』なの…。こっちの気も知らないで…。どれだけあたしが緊張してたと思ってるの、、蓮のバカ。もう許さない。

 

「ふーん、そう?良かったね?」

 

「初めてみんなで集まってゲームした時も思ったけど、今まで友達が家に来てゲームするなんて経験無かったから…今すげー嬉しいし、楽しい。」

 

 

 

「…………許した……」ポロリ

 

 

「え?何を?」

 

「別に…なんでもない…。あたし達の事はいつでも呼んで良いから……寂しくなったらすぐ駆けつけるから……」

 

「ん?え?お、おう。ありがと…な…?うん。……で、話したいことって…?」

 

「もう無くなった…。」

 

「あ、そうなの?」(いったいなんだったんだ?)

 

 

あんなに喜んでる顔されて説教なんて出来るわけないじゃん……

 

 

この後適当なお菓子を持って部屋に戻り、あたし達もみんなと一緒にゲームを楽しんだ。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「あ!?もうこんなに時間経ってる!!!」

 

「お〜、時間が過ぎるのはあっという間ですなぁ〜。」

 

「確かにそうだね。」

 

この後はみんなどうする?と聞こうとした時だった。

 

 

 

 

「それじゃああたし達は''そろそろ帰るか''!」

 

 

………( 。ω。)ン????????

 

この巴は何を言ってるの???

 

 

「そっか、まぁそこそこ遅い時間帯だしな。」

 

いや蓮も何言ってんの???

 

疑問に思ってるあたしを他所に、モカたちは帰るために荷物をまとめ始めた。

 

いやいやいやちょっとまって?

 

「……れ、蓮?」ヒソヒソ

 

「ん?」

 

「その、モカたちは泊まりに来たわけじゃないの?」ヒソヒソ

 

「え?そんな事一言も言ってないぞ?''ゲーム''はみんながやりたいって言っただけで泊まりに誘ったのは蘭だけだ。そもそも女子5人を自分の家に泊まりに誘う方がおかしいだろ…?」

 

「……あ、へぇ〜…そう、なんだ…。」

 

今日何回蓮に振り回されるんだろうあたしは…。いい加減疲れたんだけど…。

 

「よいしょっと、ではではれー君、蘭の事は頼んだよ〜?」

 

「おーう。青葉達も気をつけてなぁ〜」( ・ω・)/

 

 

ちょっと軽くフリーズしてる間に蓮はモカたちを見送った。そして、再びあたしと蓮の2人きりになった…。

 

それから蓮はゲームやお菓子の片付けをし始める。

 

「あ、蘭。風呂はもう湧いてあるから、先に入っていいぞ〜?」

 

「……うん。じゃあちょっと行ってくる……。」

 

一旦心の休憩が必要だと思い、あたしはお言葉に甘えてお風呂に向かった…。

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

一通り体を洗い、湯船に浸かる。

 

「……はぁ〜。」

 

思わず声が出てしまう。

 

「結局…蓮と2人きり…か。」

 

別に嫌という訳ではない。むしろ2人きりの方が良いんだろうけどまた緊張してきて上手く話せそうにないのが良くない…。

 

 

「まさかあの蓮が泊まりに誘うなんて…。今考えたらちょっとありえないかも…。」

 

 

多分…蓮はもっとあたしとの距離をつめたいって思ってたのかな…?冬休み中もあんまり2人で出かけられなかったし…。蓮だって男だし…。

 

ふと、今日で安達さんに言われた事を思い出す。

 

 

 

 

「も、もう1回…念入りに体洗っとこ…////」

 

 

その後もう一度体を洗い、あたしはお風呂を後にした。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

「れ、蓮、上がったよ…?」

 

「おー、そんじゃ俺も入ってくる〜。」

 

そう言って蓮もお風呂に向かって行った。

 

 

今、あたしは蓮の部屋に1人でいる。

 

…何となく暇だし…少し部屋を物色してみよっかな…。怒られない程度で…。

 

最初にあたしはフィギュアが置いてある棚の方に行った。その棚にはゲームのキャラクターなのか、結構な数のフィギュアが並んでいた。そしてふと、あたしはあることに気がつく。

 

 

「……全員胸大きすぎでしょ…。」

 

そう、みんなもれなく巨乳なのだ。確かに蓮は海に行った時ひまりの大きすぎる胸をガン見してたけど…。やっぱり大きい方が好きなのかな…。

 

いや、あたしだって小さい方じゃないし…。むしろ平均より上…なはず。

 

でもひまりとかこのフィギュア達と比べるとやっぱり小さく見えちゃう……。

 

「……とりあえず、このフィギュア達は後ろを向かせておこう。」

 

嫌がらせと言っちゃあれだけど、なるべく比べられないように…。

 

「…さて、次は…」

 

ドアガチャ「ふー、さっぱり。」

 

「え!?早くない!?」

 

ついさっきお風呂に向かった蓮がもう帰ってきてしまった。

 

「いや俺シャワー派なんで。」

 

にしてもまだ10分ぐらいしかたってないんだけど!?あとそんなことで軽くドヤ顔になるのやめて!?

 

 

「さてと、それじゃ…そろそろ寝るか?」

 

「…も、もう寝るの?//」

 

「いや、結構いい時間帯だし、明日も出かけるんだからちょうどいいだろ。」

 

「そう…だね。そうしよう。」

 

ついに来てしまったと思い、あたしは心の準備を済ませる。

 

(だ、大丈夫。蓮が優しいのはあたしが1番理解してる…。乱暴なことは絶対してこない。)

 

 

 

「ほい、そんじゃ布団敷いたから。」

 

「あ、ありがと//」

 

「そんじゃおやすみ〜。」

 

「うん。おやすみ//」

 

そして蓮は電気を消して自分のベットに入った。

 

 

「…………。」

 

「…………。」

 

「…………。」Zz…

 

 

 

いやいやいやいやいやいやいやいや

 

 

「ちょっと待って!?」

 

「んぇ?どうした?トイレか?」

 

そうじゃなくて!

 

「え、何もしてこない感じなの!?」

 

思わず口に出てしまう心の声。こうなったらもうやけだ。

 

「……え?まさか俺が寝込みを襲うとでも…??」

 

「いや、だってそうでしょ!急に泊まりに誘うんだから!そういう事だって思うじゃん!」

 

ここに来て、今日溜まりに溜まっていたものが爆発する。

 

「あぁ、だからなんか今日少し変だったのか…。」

 

「そうだよ!こっちなんてずっと緊張しっぱなしだったのにモカたちが来て少し安心してでも実はただゲームしに遊びに来ただけで結局2人きりになる事に変わりないしそれでも蓮ともっと深い関係になりたいと思ってお風呂で覚悟決めてここまで来たのにもう普通に布団敷いて寝るってこんなオチある!?」

 

「いや、ちょっ、落ち着け蘭!なんかキャラがおかしくなってるぞ!」

 

「うるさい!バカ!もう知らない!!!」

 

そう言ってあたしはもう話は終わりだと言わんばかりに布団を頭から被る。

 

そしてしばらく部屋に沈黙が訪れる。

 

 

 

 

「…えっと…ら、蘭?」

 

「……。」

 

「蘭さん…?」

 

「…なに?」

 

沈黙に耐えられなかったのか、再び蓮が話しかけてくる。

 

「その…、振り返ってみると確かに俺が紛らわしいことしちゃってるし、そのせいで蘭を困らせたのは悪かったと思ってるよ…。ご、ごめん。」

 

その後も蓮の言葉は続く。

 

「えっとだな…。実は今日は普通に2人で過ごしたいって思ってただけなんだよ…。それにその、そういった事はまだ俺たちには早いと言いますか…。蘭にも負担かけるし、あとそんな度胸今の俺にはまだない…。」

 

「…ふーん、」

 

一応、あたしのことも考えてはいたんだ…。

 

「(やべぇ、許してくれそうにない…。)その、えぇっと…すまん。やっぱりダメだよな…。でも本当に悪かったと思ってる…。そこまで今日の俺が気に食わなかったら我慢しないで1発俺の事ぶん殴っても良いから…「分かった。」っえ?」

 

あたしは布団から出て蓮の隣に座り胸ぐらを割と強めに掴む。

 

ここまでされたんだ。あたしだってやり返したくなる。

 

「………………ッスーOKわかったよ…やるが良いよ…。し、しょせん蘭の一撃なんて蚊に刺される程度のもんだしな…、いやなんなら蚊の方が少し強いまであるし…」ガクブル

 

「ふーん、言うじゃん?」グィッ

 

この状況でも煽る蓮をグッと引き寄せ右手を振りかぶる。

 

「あっ!ちょっ!?っひ!!で、でもさぁ!?強く叩きすぎると自分の手も痛めるって言うしさ!?2割ぐらいの力でやった方いいんじゃないか!?バンドにも影響してくるだろうしさぁ!?「蓮?」はい!!!」

 

「口、閉じてた方良いよ?」

 

「はいっ!!!すみませんでしたァ!!!」

 

その言葉を最後に蓮は口だけでたく目も閉じ完全に覚悟を決めた表情になった。

 

 

そしてあたしは振りかぶった右手を思いっきり顔目掛けて━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

叩くのではなく、そっと添えて、強ばってる蓮に優しく''キス''をした。

 

 

 

 

「…………え?」

 

「……殴るわけないじゃん。ホント、バカ////」

 

まさか本当にやられると思ったんて…。

 

「な、なんで///」

 

みるみる蓮の顔が赤くなってくる。予想外すぎたのかな?まぁ多分あたしも赤くなってると思うけど…。

 

「…今までのお返しって言うのと、さっきの蓮の話を聞くと蓮からはやってくれなそうだと思ったから…あたしから行こうと…思って///」

 

それに安達さんもこうした方が喜ぶって言ってたし…//

 

「……お前さぁーー////」

 

耐えられなくなったのか、顔を隠しベッドにゴロンと転がる蓮。すごい、こんなに照れるなんて…。…少し可愛いかも…。

 

「蘭ってたまに積極的になるよな…。いつもはそんなんじゃないくせに…。」

 

「その言葉そのまま返す。……蓮はさっき『まだはやい』って言ってたけど…その、き、キスぐらいなら…別にって言うか…//」

 

「…正直どのくらいまでなら許されるのか分かんなかったんだよ…。体目当てとか思われたくないし…。」

 

「……思うわけないじゃん…。蓮からだったら…別に…、て言うか蓮はき、キスとかしたいとか思わなかったの…?」

 

「…………こっちだって男だぞ…。そんくらい思うわ…。」

 

「……。」

 

じゃあ我慢しなくても良いのに…。

 

「どした?」

 

「別に。そーだよねー。大きな胸が大好きなんだもんねー?」

 

「は?ちょっと待て?それなんの話?…っあ、なんで俺のフィギュア達全員後ろ向いてんの?」

 

ぶっきらぼうな声で返答すると蓮が戸惑い、ついでにフィギュアの件もばれる。

 

「…お前ぇ…。」

 

「そ、そろそろ寝ようよ。なんか今日疲れたし」(ごまかし)

 

「…はぁ〜、まぁいいや。そんじゃそっちの布団戻ってもろて。」

 

「……。」

 

「蘭?」

 

「…一緒に寝ちゃ…ダメかな///」

 

「…もう好きにしてくれ///」

 

そう言って蓮は部屋の明かりを消した。あたしも蓮の布団に潜り込み、ほとんど密着した状態になる。

 

蓮はずっと背中を向けたままだ。でも手を当ててみると心臓が早く動いてるのが分かり、多分すごい緊張してるんだと思う。うん、なんだかんだいい感じに仕返しができてる気がする。

 

「…ねぇ蓮?」

 

「…なに//」

 

あたしは蓮の名前を呼び耳元まで顔を近づけて…

 

「おやすみ。」

 

と、告げて目を閉じた。

 

「…おやすみ//」

 

相変わらず背を向けたままだけどちゃんと返事をしてくれるあたしの彼氏だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((ね、寝れない!!!))

しっかり明日仲良く寝坊しました。






今回なんか…適当な気が…
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